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2020年12月13日 (日)

「このミス2021年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>


 前回は「このミス2021年版」ランキング(順位)予想の反省を<総論編><各論編>の2回に分けて書いてみましたが、今回は、“「このミス2021年版」にランクインしそうな対象作品を予測し事前に読むこと”自体の反省を行う“「このミス2021年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>”を書いてみたいと思います

 と、その前に説明を加えますと、「このミス」の予想をするにあたって、自分が読んだ作品のみをその対象としていました

 つまり、“ランクインしそうだな~”と思っていても読んでいなければ予想に入れていないので、“事前に読んだか読んでいないか”というのは、予想するのにとても重要になってくるわけなのですね

 なので、それに対する反省も、来年の予想の的中率を高めるためには、非常に重要となるのです

 ただ今年はコロナ禍の影響もあって対象作品をほとんど読むことが出来なかったため、例外的に未読作品も含めて予想しましたし、そのためやはり読み逃したランクイン作品も例年に比べ圧倒的に多かったです

 なので今年に限っては、反省の仕方が例年とはちょっと違くなりますね....

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 それではまず、「2021年版」で20位以内にランクインした21作品のうち、どのくらいの作品を事前に読んでいたのか、見てみましょう。

 ○:事前に読んでいた作品
 ●:チェックしていたけれど(時間がなくて)読めなかった作品
 ▲:チェックしていたけれど、入らないだろうと思って読まなかった作品
 ×:全くノーマークだった作品

 * タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページ

01位 : ● たかが殺人じゃないか / 辻真先 
02位 : ○ 透明人間は密室に潜む / 阿津川辰海
03位 : ● Another 2001 / 綾辻行人
03位 : ● 法廷遊戯 / 五十嵐律人
05位 : ● アンダードッグス / 長浦京

06位 : ● 楽園とは探偵の不在なり / 斜線堂有紀
07位 : ○ 欺瞞の殺意 / 深木章子 <感想記事はこちら>
08位 : ● 名探偵のはらわた / 白井智之
09位 : ○ 暗約領域 新宿鮫XI / 大沢在昌 <感想記事はこちら>
10位 : ○ 不穏な眠り / 若竹七海 <感想記事はこちら>

11位 : ● 蝉かえる / 櫻田智也
12位 : ● 死神の棋譜 / 奥泉光
12位 : ○ 抵抗都市 / 佐々木譲 <感想記事はこちら>
14位 : ● 鏡影劇場 / 逢坂剛
15位 : ○ 逆ソクラテス / 伊坂幸太郎

16位 : ● あの子の殺人計画 / 天祢涼
17位 : ● 煉獄の獅子たち / 深町秋生
18位 : ▲ 暗黒残酷監獄 / 城戸喜由
19位 : ○ 巴里マカロンの謎 / 米澤穂信 <感想記事はこちら>
20位 : ▲ 鶴屋南北の殺人 / 芦辺拓
20位 : ▲ 立待岬の鷗が見ていた / 平石貴樹

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 というわけで今年の読み逃しは14作品でした。

 2009年版が8作、2010年版が4作、2011年版が6作、2012年版が4作、2013年版が2作、2014年版が3作、2015年版が5作、2016年版が4作、2017年版が6作、2018年版が8作、2019年版が10作、そして昨年の2020年版が6作の読み逃しだったので、過去最低数を更新となりました....

 まあ今年は対象作品をほとんど読めなかったのでこの結果も仕方ないですが、来年以降もパーフェクトを目標とすることには変わりないので、読み逃した理由を一応検証して、来年の「このミステリーがすごい!2022年版」で“ランキング発表前にランクイン全作品読破済み”の達成に少しでも役立たせてみましょう

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 まず「●:チェックしていたけれど(時間がなくて)読めなかった作品」ですが、今年は11作もあるので個別に書くのは省略

 この11作に関しては例年であれば必ず読んでいたので(読む時間と買うお金があればですが)、例年なら読み逃しは3作のみとかなり優秀だったのですけどね...

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 次に「▲:チェックしていたけれど、入らないだろうと思って読まなかった作品」ですが、今年は「暗黒残酷監獄」(城戸喜由)、「鶴屋南北の殺人」(芦辺拓)、「立待岬の鷗が見ていた」(平石貴樹)の3作。


 「暗黒残酷監獄」は、あらすじを読んだ感じだとちょっと変わってて面白そうだったけれど、さすがに新人賞受賞作でいきなりランクインするほどではないだろうな~と思って、コロナがまだそこまで広まっていない頃に読む機会はあったのに読まなかったのですよね...


 「鶴屋南北の殺人」は、「このミス」の予想をするのであれば読んでおきたい芦辺作品ですし、未読ながら最初は30位以内に予想してはいたのですが、ネットの評判を見るとそれほどでもなさそうだったので、対象作品を多く読めていたとしても優先順位は低かったのでは....

 まあ芦辺作品はあまりネット上の評判が高くなくても評論家・作家やランキングでは高い評価を受けることが多いので、ネットでの評判頼りだった今年は仕方ない....


 「立待岬の鷗が見ていた」は、昨年発表のシリーズ前作「」が10位にランクインしていたので読まなければならない作品ではあるものの、やはりネットでの評判を見たら前作ほどではない感じで、それにシリーズ1作目がランクインしても2作目はほとんど票が入らないパターンも結構あるので、例年であっても積極的に読んでいたかどうか....

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 そして「×:全くノーマークだった作品」ですが、今年はありませんでした

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 以上の反省を踏まえたうえでの来年に向けた対策・秘策としては、まあ今年の場合は“対象作品をなるべく多く読む”というシンプルなものになりますね

 あとはいつも書いているように、“7月までに発売された有力候補作品はなるべく7月までに読み終え、8~10月は発売直後の候補作品をなるべく多く読み漁るべき”なのと、あとは他のランキングや書評などで評価が高めだけれど「このミス」では結果が出ていない作家を(“また今度も同じような結果になるのだろう”などと)軽視するのではなくしつこいくらいに追っていくべきだ、といったところでしょうか

 それと“「このミス」完全読破”全体の反省としては、ここ数年、感想記事の更新がかなり滞ってしまっていて、しかも今年の下半期は全く更新できなかったので、2022年版対象作品は“読んだらすぐに更新”を心がけていきたいと思います


 というわけで今年も3回に渡って反省してみましたが、この反省を活かして読む本を選ぶ精度を上げ、予想の方も的中率を上げたいですね

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