「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年1月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2020年版までの記録
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 2020年 1月 発売 】
奇術探偵 曾我佳城全集(上・下)
/ 泡坂妻夫 <<感想記事はこちら!>>
<< 2001年版 1位 >>
・「本格ミステリ大賞」 候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 1位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 6位
★ 若くして引退した、美貌の奇術師・曾我佳城。
普段は物静かな彼女だが、
不可思議な事件に遭遇する度に、
奇術の種明かしをするかのごとく、
鮮やかに謎を解く名探偵でもあった。
殺人事件の被害者が死の間際、
天井に貼りつけたトランプの意味を解き明かす
「天井のとらんぷ」。
少女歌劇団に附属する音楽学校の寮で起きた、
集団食中毒事件の真相を暴く「白いハンカチーフ」。
弾丸を受け止める奇術中、
本物の銃が使用された事件の謎を追う「消える銃弾」など、
珠玉の11編を収録する。(上巻)
★ 版元を変えて再文庫化
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いくさの底
/ 古処誠二
<< 2018年版 5位 >>
・「日本推理作家協会賞」 受賞
・「毎日出版文化賞」 受賞
・「ミステリが読みたい!」 2位
・「本格ミステリ・ベスト10」 11位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 12位
★ 「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」
第二次世界大戦のビルマ北部。
日本軍警備隊が駐屯することになったある山村で、
一人の将校が殺害される。
村人には死因を伏せたまま、
連隊本部から副官が派遣され事態収拾が始まるが、
第2の殺人が起きてしまう。
通訳を務める日本人商社員、依井の視点から描かれる
正体不明の殺人者と協力者とは?
第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作!
「戦場」という閉鎖空間の山村を舞台に、
重厚繊細に描かれた戦争ミステリの名作!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<< 2002年版 5位 >>
・「週刊文春ミステリーベスト10」 8位
・「本格ミステリ・ベスト10」 24位
★ 人気推理作家を悩ませるのは巨額の税金対策。
執筆経費を増やすため、
小説の舞台を北海道からハワイに変えたり、
ゴルフやカラオケの場面を強引に入れたり、
物語はおかしな方向へ――。
(「超・税金対策殺人事件」)
見切り発車で書き始めたが思いつかない結末、
うっかり使い回してしまったトリック、
褒めるところが見つからない書評の執筆。
作家たちの俗すぎる悩みを
ブラックユーモアたっぷりに描いた、
切れ味抜群の8つの作品集。
★ 版元を変えて再文庫化
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
探偵さえいなければ
/ 東川篤哉
<< 2018年版 31位 >>
・「日本推理作家協会賞」 候補作収録
・「本格ミステリ・ベスト10」 22位
★ 関東随一の犯罪都市と噂される
「烏賊の都・烏賊川市」では、
連日、奇妙な事件が巻き起こります。
時には、
私立探偵・鵜飼杜夫が駆けつけられないことも。
でも大丈夫。
この街では事件もたくさん起こるけど、
探偵もたくさんいるのです。
ひょっとしたら、
探偵がいなければ事件も起こらないのかも…。
日本推理作家協会賞にノミネートされた佳編
「ゆるキャラはなぜ殺される」など、
安定感抜群のユーモアミステリ5編を収録した傑作集!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ペニス
/ 津原泰水
<< 2002年版 38位 >>
・「週刊文春ミステリーベスト10」 24位
★ 富にも人望にも性交能力にも恵まれず、
チャイコフスキーを友とし
鬱蒼たる公園の管理人として生きる、
誰からも羨まれることなき50歳の“わたし”は、
ロッカーからまろび出てきた
見知らぬ遺体の投棄に失敗し、
その冷凍保存に踏み出す。
解き放たれた心的外傷が
次々に姿を成して管理所を訪れ、
恥辱の記憶は踊り、
煩悩の連鎖は矮小な舞台を
無限の煌めきへと砕き尽くす。
著者が20世紀に遺した、
文学史上有数に奇妙で、物悲しく、
諧謔に満ちた理想宮。
★ 版元を変えて再文庫化
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの1月文庫化作品 >>
ファミリーポートレイト
/ 桜庭一樹 <<感想記事はこちら!>>
* 版元を変えて再文庫化
ダークナンバー
/ 長沢樹 <<感想記事はこちら!>>
カブールの園
/ 宮内悠介
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
NEXT >>> 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年2月)
「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2019年12月) <<< PREV
“「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。
>>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<
« 「この邦楽ソングが(個人的に)すごい!2019年(YouTube埋め込み版)」 53位-60位 | トップページ | ◎勝島王冠(2019年)穴馬予想&結果 »
「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事
- 「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想(2021.02.03)
- 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年2月)(2021.01.31)
- 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2021年1月)(2021.01.21)
- 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年1月)(2021.01.09)
- 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年12月)(2020.12.20)