「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2019年11月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います
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* シリーズ作品のランクイン実績は、2019年版までの記録
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【 2019年 11月 発売 】
アリバイ崩し承ります
/ 大山誠一郎
<< 2019年版 15位 >>
・「本格ミステリ大賞」 候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 1位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 11位
★ 美谷時計店には「時計修理承ります」とともに
「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。
難事件に頭を悩ませる新米刑事は
アリバイ崩しを依頼する。
ストーカーと化した元夫のアリバイ、
郵便ポストに投函された拳銃のアリバイ……
7つの事件や謎を、
店主の美谷時乃は解決できるのか!?
「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位の人気作、
待望の文庫化!
解説/乾くるみ
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天上の葦(上・下)
/ 太田愛
<< 2018年版 18位 >>
・「週刊文春ミステリーベスト10」 19位
★ 「犯罪者 クリミナル」「幻夏」に続く
“クライムサスペンスシリーズ”の3作目
★ 白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で
何もない空を指さして絶命した。
正光秀雄96歳。
死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。
それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。
興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。
そして老人が死んだ同じ日、
ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。
その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。
廃屋に残された夥しい血痕、
老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、
遠い過去から届いた一枚の葉書、
そして闇の中の孔雀……。
二つの事件がひとつに結ばれた先には、
社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!?
鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。
感動のクライムサスペンス巨編!
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破滅の王
/ 上田早夕里
<< 2019年版 19位 >>
・「直木三十五賞」 候補
・「ベストSF2018」 3位
・「ミステリが読みたい!」 15位
★ 1943年、魔都・上海。
ひとりの科学者の絶望が産みだした
治療法皆無の細菌兵器。
その論文は分割され、
英・仏・独・米・日の大使館に届けられた。
手を取り合わなければ、
人類に待っているのは、破滅。
世界大戦のさなかに突きつけられた究極の選択に、
答えはでるのか?
第159回直木賞候補作
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分かれ道ノストラダムス
/ 深緑野分
<< 2017年版 23位 >>
★ 中学時代に好きだった少年の三回忌で
彼の日記を譲り受けたあさぎ。
それを機に、
少年が死なずに済んだ可能性を探り始めるが、
協力者の級友とともに
宗教団体を巡る陰謀に巻きこまれてゆく。
度重なる窮地に立たされた二人が下す決断と、
その先に待つ未来。
十代のまっすぐな想いをのせて描く、
鮮やかなノンストップミステリー!
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沈黙法廷
/ 佐々木譲
<< 2018年版 24位 >>
★ 独り暮らしの初老男性が絞殺死体で発見された。
捜査線上に浮上したのは家事代行業の地味な女性。
女の周辺では、
複数の六十代男性の不審死が報じられ、
疑惑は濃厚になっていく。
女は、男たちから次々に金を引き出していたのか。
見え隠れする「中川綾子」という名前の謎とは。
逮捕後も一貫して無実を訴える彼女だが、
なぜか突如、黙秘に転じた……。
判決の先まで目が離せない法廷小説の傑作。
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遠い唇
/ 北村薫
<< 2017年版 25位 >>
・「週刊文春ミステリーベスト10」 15位
・「本格ミステリ・ベスト10」 22位
★ コーヒーの香りでふと思い出す学生時代。
今は亡き、慕っていた先輩から届いた葉書には
謎めいたアルファベットの羅列があった。
小さな謎を見つめれば、
大切な事が見えてくる。
北村薫からの7つの挑戦。
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教場0 刑事指導官・風間公親
/ 長岡弘樹
<< 2018年版 29位 >>
★ 「教場」「教場2」
に続く“教場シリーズ”の3作目
.(1作目が2014年版2位にランクイン)
・「週刊文春ミステリーベスト10」 6位
★ T県警では、
各署に所属するキャリア三か月の刑事の中から一名が選ばれ、
定期的に本部に送られる。
「風間道場」と呼ばれる刑事育成システムだ。
待ちうけるのは指導官・風間公親によるマンツーマン指導。
殺人事件の現場を風間とともに捜査しながら、
三か月間みっちり指導を受ける。
卒業生はエース級の刑事として活躍しているが、
見込みがなければ交番勤務に戻されると噂される。
後のない新米刑事たちは、
背水の陣で事件に臨む!
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<< 2019年版 30位 >>
・「本格ミステリ・ベスト10」 14位
★ 私の誇りを傷つけるなど、
万死に値する愚挙である。
絶対に許してはいけない。
学内で“皇帝”と称される稲見主任教授は、
来年に副学長選挙を控え、
恐喝者の排除を決意し実行に移す。
犯行計画は完璧なはずだった。そう確信していた。
あの男が現れるまでは。
全四編を収録した、
著者初の倒叙ミステリ・シリーズ、待望の文庫化。
〈刑事コロンボ〉〈古畑任三郎〉の衣鉢を継ぐ警察官が、
またひとり誕生する。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの11月文庫化作品 >>
脇坂副署長の長い一日
/ 真保裕一 <<感想記事はこちら!>>
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