「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2019年4月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
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* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2019年版までの記録
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【 2019年 4月 発売 】
< 2014年版 4位 >
・「啓文堂大賞」 受賞
・「本格ミステリ・ベスト10」 6位
・「ミステリが読みたい!」 8位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 13位
★ “『アリス殺し』シリーズ”の1作目
★ 大学院生・栗栖川亜理は、
最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。
ある日ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後
大学に行ってみると、
玉子という綽名の男が屋上から転げ落ちていた。
次に見た夢の中で
グリフォンが生牡蠣で窒息死すると、
現実でも牡蠣を食べた教授が急死。
そして不思議の国では、
三月兎と頭のおかしい帽子屋が
犯人捜しに乗り出していたが、
なんとアリスが最重要容疑者に……。
悪夢的メルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ!
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望み / 雫井脩介
< 2017年版 13位 >
・「週刊文春ミステリーベスト10」 9位
・「ミステリが読みたい!」 20位
★ 年頃の息子と娘を育てながら
平穏に暮らしていた石川一登・貴代美夫妻。
9月のある週末、
息子の規士が帰宅せず連絡が途絶えてしまう。
警察に相談した矢先、
規士の友人が殺害されたと聞き、
一登は胸騒ぎを覚える。
逃走中の少年は二人だが、行方不明者は三人。
息子は犯人か、それとも……。
規士の無実を望む一登と、
犯人でも生きていて欲しいと願う貴代美。
揺れ動く父と母の思いーー。
心に深く突き刺さる衝撃のサスペンスミステリー。
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< 1991年版 17位 >
★ 「死者の輪舞」に続く
“海方・小湊シリーズ”の2作目
★ 鳴らないはずの病院の鐘楼の音が
聞こえたとき事件が起きたー
夢遊病者、自称億万長者、狂信者、
誰も見たことがない特別室の入院患者など、
怪しい人物が集う精神科病院で続発する
毒物混入事件。
そして遂に犠牲者が…
犯人は、使用された毒物は?
病棟に潜入した海方と小湊は
事件を解決できるか?
海方シリーズ第2弾!
★ 版元を変えて再文庫化
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泡坂妻夫引退公演(絡繰篇/手妻篇) / 泡坂妻夫 <<感想記事はこちら!>>
< 2013年版 20位 >
★ 緻密な伏線と論理展開の妙、
愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、
ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。
著者の生前、
単行本に収録されなかった
短編小説などを収めた作品集を、
二分冊にした文庫化でお届けする。
★ 「絡繰篇」「手妻篇」の2冊に分けて文庫化
★ 「手妻篇」には
初書籍化となる「酔象秘曲」を追加収録
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慈雨 / 柚月裕子
< 2017年版 33位 >
・「週刊文春ミステリーベスト10」 19位
★ 警察官を定年退職し、
妻と共に四国遍路の旅に出た神場。
旅先で知った少女誘拐事件は、
16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。
手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、
神場の胸には過去の事件への悔恨があった。
場所を隔て、時を経て、
世代をまたぎ、織り成される物語。
事件の真相、そして明らかになる事実とは。
安易なジャンル分けを許さない、
芳醇たる味わいのミステリー。
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サブマリン / 伊坂幸太郎
< 2017年版 37位 >
★ 「チルドレン」に続くシリーズの2作目
.(1作目が2005年版16位にランクイン)
★ 家裁調査官の武藤は
貧乏くじを引くタイプらしい。
無免許事故を起こした19歳は、
近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。
また15歳のパソコン少年は
「ネットの犯行予告の真偽を見破れる」と言い出す。
だが一番の問題は
傍迷惑な上司・陣内の存在だった!
読み終えた瞬間、
今よりも世界が輝いてみえる大切な物語。
伊坂ワールドでは、
どんなに孤独な魂にも光が注ぐ!!
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの4月文庫化作品 >>
喧嘩 / 黒川博行 <<感想記事はこちら!>>
コクーン / 葉真中顕
レゾンデートル / 知念実希人 <<感想記事はこちら!>>
* 『誰がための刃 レゾンデートル』を改題して文庫化
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