「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2018年9月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
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* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2018年版までの記録
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【 2018年 9月 発売 】
<< 2017年版 4位 >>
・「日本推理作家協会賞」 候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 14位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 20位
★ 御家人から旗本に出世すべく、
仕事に励む若き徒目付の片岡直人。
だが上役から振られたのは、
不可解な事件にひそむ「真の動機」を
探り当てる御用だった。
職務に精勤してきた老侍が、
なぜ刃傷沙汰を起こしたのか。
歴とした家筋の侍が堪えきれなかった思いとは。
人生を支えていた名前とは。
意外な真相が浮上するとき、
人知れずもがきながら生きる男たちの姿が
照らし出される。
珠玉の武家小説。
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キッド・ピストルズの冒瀆
/ 山口雅也 <<感想記事はこちら!>>
<< 1993年版 8位 >>
・「本格ミステリ・ベスト100」 24位
★ “キッド・ピストルズシリーズ”の1作目
.(2作目「13人目の探偵士」も1994年版11位
3作目「キッド・ピストルズの妄想」も1994年版2位
4作目「キッド・ピストルズの慢心」も1996年版14位にランクイン)
★ 五十年間、
家から一歩も出なかった老婆は
いかにして毒殺された?
動物園園長が残した死に際の伝言の意味は?
他にも有栖川有栖氏絶賛の
シリーズ中の白眉「曲がった犯罪」、
レゲエ・バンドの見立て殺人
「パンキー・レゲエ殺人」を収録。
名探偵が実在するパラレル英国を舞台に、
パンク刑事キッド・ピストルズの推理が冴える
第一短編集が改訂新版で登場!
★ 版元を変えて新装改訂版として再文庫化
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赤い博物館
/ 大山誠一郎
<< 2016年版 19位 >>
・「本格ミステリ大賞」 候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 6位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 13位
★ 企みを、看破せよ―!
キャリアながら“警視庁付属犯罪資料館”の
館長に甘んじる謎多き美女と、
一刻も早く汚名を返上し
捜査一課に戻りたい巡査部長。
図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて
共闘することになった二人が挑む、難事件。
予測不能の神業トリックが冴え渡る、
著者初の本格警察小説!!
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<< 2017年版 20位 >>
・「本格ミステリ・ベスト10」 2位
★ 「体育館の殺人」 「水族館の殺人」
「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」に続く
“裏染天馬シリーズ”の4作目
★ 九月の朝、
風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。
被害者は常連利用者の男子大学生。
閉館中の館内に忍び込み、
山田風太郎の『人間臨終図巻』で
何者かに撲殺されたらしい。
現場にはなんと、
二つの奇妙なダイイングメッセージが残されていた!
警察に呼び出された裏染天馬は独自の捜査を進め、
一冊の本と一人の少女の存在に辿り着く。
一方、風ヶ丘高校では期末テストにまつわる騒動が勃発。
袴田柚乃たちは事件とテストの二つに
振り回されることになり……。
ロジカルな推理と、巧みなプロットで読者を魅了する
〈裏染天馬シリーズ〉第4弾。
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中野のお父さん
/ 北村薫
<< 2016年版 28位 >>
・「週刊文春ミステリーベスト10」 15位
・「本格ミステリ・ベスト10」 21位
★ 〈本の達人〉が贈る新名探偵シリーズ
体育会系な文芸編集者の娘&
定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、
出版界に秘められた《日常の謎》!
大手出版社の文宝出版を舞台に繰り広げられる
8つのミステリーの推理の結末やいかに……。
〈円紫さんと私〉〈覆面探偵〉〈ベッキーさん〉シリーズほか、
多くのファンを唸らせてきた名手による、
新たな名探偵コンビが誕生。
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陽気なギャングは三つ数えろ
/ 伊坂幸太郎
<< 2016年版 29位 >>
★ 「陽気なギャングが地球を回す」
「陽気なギャングの日常と襲撃」に続く
“陽気なギャングシリーズ”の3作目
.(1作目が2004年版6位にランクイン)
★ 陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、
ひょんなことから
ハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、
その正体に気づかれてしまう。
直後から、ギャングたちの身辺で、
当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。
蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、
人間嘘発見器成瀬ら面々は追いつめられた!
必死に火尻の急所を探る四人組だが、
やがて絶対絶命のカウントダウンが!
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カミカゼの邦
/ 神野オキナ
<< 2018年版 37位 >>
・「大藪春彦賞」 候補
★ 魚釣島で日本人が
中国人民解放軍に拘束されたことを機に
海自と中国軍が交戦状態に入った。
在日米軍もこれに呼応。
沖縄を舞台に“戦争”が勃発した。
米軍によって組織された
民間の自警軍――琉球義勇軍に参加した
沖縄生まれの渋谷賢雄は激戦を生き抜く。
そして突然の終戦。
東京に移った賢雄の周辺で暗躍する
中国の非合法工作員〈紙の虎〉の真の目的は――?
やがて賢雄のもとにかつての部下たちが集う。
国際謀略アクション小説、新たな傑作の誕生。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの9月文庫化作品 >>
QJKJQ
/ 佐藤究 <<感想記事はこちら!>>
聖母
/ 秋吉理香子
失踪者
/ 下村敦史
七月に流れる花
/ 恩田陸 <<感想記事はこちら!>>
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