「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2018年6月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2018年版までの記録
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【 2018年 6月 発売 】
セント・メリーのリボン
/ 稲見一良 <<感想記事はこちら!>>
<< 1994年版 3位 >>
・「日本冒険小説協会大賞」受賞
・「『このミス』20年のベスト・オブ・ベスト」 25位
★ 失踪した猟犬捜しを生業とする
アウトロー探偵・竜門卓の事務所に、
盲導犬の行方をつきとめる仕事が舞いこんだ。
相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、
薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが、
やがて…(表題作)。
限りなく優しい誇り高い男たちの人間模様を、
無駄のない文体とハードボイルド・タッチで描いた、
感動を呼ぶ珠玉の作品集。
★ 新装版として再文庫化
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生ける屍の死(上・下)
/ 山口雅也 <<感想記事はこちら!>>
<< 1989年 8位 >>
・「『このミス』が選ぶ過去10年のベスト20」 1位
・「本格ミステリ・ベスト100」 1位
・「『このミス』20年のベスト・オブ・ベスト」 2位
・「本格ミステリ・オールタイムベストアンケート」 12位
・「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 15位
・「二十世紀傑作ミステリーベスト10」 29位
★ ニューイングランドの片田舎で
死者が相次いで甦った!
この怪現象の中、
霊園経営者一族の上に
殺人者の魔手が伸びる。
死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される
殺人劇の必然性とは何なのか?
自らも死者となったことを隠しつつ
事件を追うパンク探偵グリンは、
果たして肉体が崩壊するまでに
真相を手に入れることができるか?
★ 版元を変えて再文庫化
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ミステリー・アリーナ
/ 深水黎一郎 <<感想記事はこちら!>>
<< 2016年版 6位 >>
・「本格ミステリ大賞」候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 1位
・「ミステリが読みたい!」 3位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 4位
★ 全編伏線ともいえる
「閉ざされた館の不可解な連続殺人」
の真相を見抜く。
早い者勝ち、
「真相」が分かればいつでも解答可能の争奪戦。
もちろん「あなた」も参加OK。
強豪たちがつぎつぎ退場していくなか、
その裏で、何かが始まっていた…
ベストセラー『最後のトリック』の著者が
あなたに挑む多重解決の極北!
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ウロボロスの純正音律(上・下)
/ 竹本健治
<< 2007年版 36位 >>
★ 「ウロボロスの偽書」「ウロボロスの基礎論」に続く
“ウロボロスシリーズ”の3作目
.(1作目が1992年版10位
2作目が1996年版18位にランクイン)
★ 長編マンガの描き下ろしの依頼を受けた竹本は、
“玲瓏館”の一室を借りて作業を開始した。
怪しげな使用人たち。アシスタント陣。
そして館に集まった錚々たるミステリ作家・評論家・
編集者たちの面前で、
突然『モルグ街の殺人』見立ての殺人事件発生!
一同は早速推理合戦を開始するが、
真相に辿り着けないまま、
第二の見立て殺人が起こってしまう。
彼らは果たして犯人をつきとめ、
新たな凶行を阻止できるのか?
―重層する暗合。舞い踊るペダントリー。
ミステリファン待望の「ウロボロス」シリーズ完結篇。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの6月文庫化作品 >>
ブラック・ドッグ
/ 葉真中顕
極悪専用
/ 大沢在昌
暗幕のゲルニカ
/ 原田マハ
営繕かるかや怪異譚
/ 小野不由美 <<感想記事はこちら!>>
水戸黄門 天下の副編集長
/ 月村了衛
江ノ島西浦写真館
/ 三上延 <<感想記事はこちら!>>
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