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2017年11月20日 (月)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2017年12月)


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 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 * シリーズ作品のランクイン実績は、2017年版までの記録

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 【 2017年 12月 発売 】


  頼子のために / 法月綸太郎  <<感想記事はこちら!>>

 << 1991年版 16位 >>

 ★ 「雪密室」「誰彼」に続く
   “法月綸太郎シリーズ”の3作目
   .(4作目「一の悲劇」も1992年版19位
    5作目「ふたたび赤い悪夢」も1993年版18位
    7作目「二の悲劇」も1995年版10位
    8作目「法月綸太郎の新冒険」も2000年版11位
    10作目「生首に聞いてみろ」も2005年版1位
    12作目「キングを探せ」も2013年版8位にランクイン)

 ★ 「頼子が死んだ」。
   17歳の愛娘を殺された父親は、
   通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、
   ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、
   自らは死を選ぶ──
   という手記を残していた。
   手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、
   事件の真相解明にのりだすと、
   やがて驚愕の展開が!
   精緻構成が冴える野心作。

 ★ 新装版として再文庫化

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  ずっとあなたが好きでした / 歌野晶午  <<感想記事はこちら!>>

 << 2015年版 27位 >>

 ★ バイト先の女子高生との淡い恋、
   転校してきた美少女へのときめき、
   年上劇団員との溺れるような日々、
   集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、
   そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。
   サプライズ・ミステリーの名手が綴る恋愛小説集は、
   一筋縄でいくはずがない!?
   企みに気づいた瞬間、
   読み返さずにはいられなくなる一冊。

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  勁草 / 黒川博行  <<感想記事はこちら!>>

 << 2016年版 35位 >>

 ★ 橋岡は「名簿屋」の高城に雇われていた。
   名簿屋とはオレ詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。
   橋岡は被害者から金を受け取る
   「受け子」の手配も任されていた。
   騙し取った金の大半は高城に入る仕組みで、
   銀行口座には金がうなっているのだ。
   賭場で借金をつくった橋岡と矢代は
   高城に金の融通を迫るが…。
   一方で府警特殊詐欺班の刑事たちも
   捜査に動き出していた。
   最新犯罪の手口を描き尽くす問題作!

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  名探偵の証明 / 市川哲也  <<感想記事はこちら!>>

 << 2014年版 35位 >>

   ・「鮎川哲也賞」 受賞
   ・「本格ミステリ・ベスト10」 17位

 ★ “名探偵の証明シリーズ”の1作目

 ★ そのめざましい活躍から、
   1980年代には推理小説界に
   「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。
   行く先々で事件に遭遇するものの、
   驚異的な解決率を誇っていた――。
   しかし時は過ぎて現代、
   ヒーローは過去の事件で傷を負い、
   ひっそりと暮らしていた。
   そんな彼を、元相棒が訪ねてくる。
   資産家一家に届いた脅迫状をめぐって
   若き名探偵・蜜柑花子と対決から、
   屋敷を現役復帰させようとの目論見だった。
   人里離れた別荘で巻き起こる密室殺人、
   さらにその後の名探偵たちの姿を描いた長編ミステリ。
   第23回鮎川哲也賞受賞作、
   待望の文庫化。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
       当ブログ読了済みの12月文庫化作品 >>

  愛に乱暴(上・下) / 吉田修一  <<感想記事はこちら!>>
  ダークゾーン(上・下) / 貴志祐介  <<感想記事はこちら!>>
      * 版元を変えて再文庫化
  メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 / 川瀬七緒  <<感想記事はこちら!>>
  教場2 / 長岡弘樹  <<感想記事はこちら!>>
  ミッドナイト・ジャーナル / 本城雅人  <<感想記事はこちら!>>

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 【 「このミス2018年版」で1~40位に入った文庫オリジナル作品 】


  探偵が早すぎる(上・下) / 井上真偽

 << 2018年版 22位 >>

   ・「本格ミステリ・ベスト10」 9位
   ・「ミステリが読みたい!」 16位

 ★ 父の死により莫大な遺産を相続した
   女子高生の一華。
   その遺産を狙い、
   一族は彼女を事故に見せかけ
   殺害しようと試みる。
   一華が唯一信頼する使用人の橋田は、
   命を救うためにある人物を雇った。
   それは事件が起こる前にトリックを看破、
   犯人(未遂)を特定してしまう究極の探偵!
   完全犯罪かと思われた計画はなぜ露見した!?
   史上最速で事件を解決、
   探偵が「人を殺させない」ミステリ誕生!

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  義経号、北溟を疾る / 辻真先

 << 2018年版 36位 >>

   ・「ミステリが読みたい!」 6位

 ★ 明治天皇が北海道に行幸し
   義経号に乗車することに。
   だが、北海道大開拓使・黒田清隆に恨みをもつ
   幕府同心上りの屯田兵達が、
   お召し列車妨害を企てているとの情報があった。
   警視総監樺山は勝海舟の言を容れ、
   西南戦争で軍巧を上げた元新撰組の藤田五郎に
   探索方を依頼する。
   札幌入りした藤田は、不平屯田兵の妻が、
   黒田に乱暴された後に首吊り死体で
   発見された事件を探る。
   不穏な空気が高まる中、
   天皇行幸は間近に迫る。
   書下し長篇歴史冒険ミステリー。

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  愚者の毒 / 宇佐美まこと

 << 2018年版 39位 >>

   ・「日本推理作家協会賞」 受賞

 ★ 一九八五年、
   上野の職安で出会った葉子と希美。
   互いに後ろ暗い過去を秘めながら、
   友情を深めてゆく。
   しかし、
   希美の紹介で葉子が家政婦として働き出した
   旧家の主の不審死をきっかけに、
   過去の因縁が二人に襲いかかる。
   全ての始まりは一九六五年、
   筑豊の廃坑集落で仕組まれた、
   陰惨な殺しだった…。
   絶望が招いた罪と転落。
   そして、裁きの形とは?
   衝撃の傑作!

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 “「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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