「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2017年12月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2017年版までの記録
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【 2017年 12月 発売 】
<< 1991年版 16位 >>
★ 「雪密室」「誰彼」に続く
“法月綸太郎シリーズ”の3作目
.(4作目「一の悲劇」も1992年版19位
5作目「ふたたび赤い悪夢」も1993年版18位
7作目「二の悲劇」も1995年版10位
8作目「法月綸太郎の新冒険」も2000年版11位
10作目「生首に聞いてみろ」も2005年版1位
12作目「キングを探せ」も2013年版8位にランクイン)
★ 「頼子が死んだ」。
17歳の愛娘を殺された父親は、
通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、
ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、
自らは死を選ぶ──
という手記を残していた。
手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、
事件の真相解明にのりだすと、
やがて驚愕の展開が!
精緻構成が冴える野心作。
★ 新装版として再文庫化
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ずっとあなたが好きでした / 歌野晶午 <<感想記事はこちら!>>
<< 2015年版 27位 >>
★ バイト先の女子高生との淡い恋、
転校してきた美少女へのときめき、
年上劇団員との溺れるような日々、
集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、
そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。
サプライズ・ミステリーの名手が綴る恋愛小説集は、
一筋縄でいくはずがない!?
企みに気づいた瞬間、
読み返さずにはいられなくなる一冊。
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<< 2016年版 35位 >>
★ 橋岡は「名簿屋」の高城に雇われていた。
名簿屋とはオレ詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。
橋岡は被害者から金を受け取る
「受け子」の手配も任されていた。
騙し取った金の大半は高城に入る仕組みで、
銀行口座には金がうなっているのだ。
賭場で借金をつくった橋岡と矢代は
高城に金の融通を迫るが…。
一方で府警特殊詐欺班の刑事たちも
捜査に動き出していた。
最新犯罪の手口を描き尽くす問題作!
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<< 2014年版 35位 >>
・「鮎川哲也賞」 受賞
・「本格ミステリ・ベスト10」 17位
★ “名探偵の証明シリーズ”の1作目
★ そのめざましい活躍から、
1980年代には推理小説界に
「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。
行く先々で事件に遭遇するものの、
驚異的な解決率を誇っていた――。
しかし時は過ぎて現代、
ヒーローは過去の事件で傷を負い、
ひっそりと暮らしていた。
そんな彼を、元相棒が訪ねてくる。
資産家一家に届いた脅迫状をめぐって
若き名探偵・蜜柑花子と対決から、
屋敷を現役復帰させようとの目論見だった。
人里離れた別荘で巻き起こる密室殺人、
さらにその後の名探偵たちの姿を描いた長編ミステリ。
第23回鮎川哲也賞受賞作、
待望の文庫化。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの12月文庫化作品 >>
愛に乱暴(上・下) / 吉田修一 <<感想記事はこちら!>>
ダークゾーン(上・下) / 貴志祐介 <<感想記事はこちら!>>
* 版元を変えて再文庫化
メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 / 川瀬七緒 <<感想記事はこちら!>>
教場2 / 長岡弘樹 <<感想記事はこちら!>>
ミッドナイト・ジャーナル / 本城雅人 <<感想記事はこちら!>>
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【 「このミス2018年版」で1~40位に入った文庫オリジナル作品 】
探偵が早すぎる(上・下) / 井上真偽
<< 2018年版 22位 >>
・「本格ミステリ・ベスト10」 9位
・「ミステリが読みたい!」 16位
★ 父の死により莫大な遺産を相続した
女子高生の一華。
その遺産を狙い、
一族は彼女を事故に見せかけ
殺害しようと試みる。
一華が唯一信頼する使用人の橋田は、
命を救うためにある人物を雇った。
それは事件が起こる前にトリックを看破、
犯人(未遂)を特定してしまう究極の探偵!
完全犯罪かと思われた計画はなぜ露見した!?
史上最速で事件を解決、
探偵が「人を殺させない」ミステリ誕生!
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義経号、北溟を疾る / 辻真先
<< 2018年版 36位 >>
・「ミステリが読みたい!」 6位
★ 明治天皇が北海道に行幸し
義経号に乗車することに。
だが、北海道大開拓使・黒田清隆に恨みをもつ
幕府同心上りの屯田兵達が、
お召し列車妨害を企てているとの情報があった。
警視総監樺山は勝海舟の言を容れ、
西南戦争で軍巧を上げた元新撰組の藤田五郎に
探索方を依頼する。
札幌入りした藤田は、不平屯田兵の妻が、
黒田に乱暴された後に首吊り死体で
発見された事件を探る。
不穏な空気が高まる中、
天皇行幸は間近に迫る。
書下し長篇歴史冒険ミステリー。
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愚者の毒 / 宇佐美まこと
<< 2018年版 39位 >>
・「日本推理作家協会賞」 受賞
★ 一九八五年、
上野の職安で出会った葉子と希美。
互いに後ろ暗い過去を秘めながら、
友情を深めてゆく。
しかし、
希美の紹介で葉子が家政婦として働き出した
旧家の主の不審死をきっかけに、
過去の因縁が二人に襲いかかる。
全ての始まりは一九六五年、
筑豊の廃坑集落で仕組まれた、
陰惨な殺しだった…。
絶望が招いた罪と転落。
そして、裁きの形とは?
衝撃の傑作!
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