「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2017年11月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2017年版までの記録
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【 2017年 11月 発売 】
蒲生邸事件(上・下) / 宮部みゆき
<< 1997年版 4位 >>
・「日本SF大賞」 受賞
・「直木三十五賞」 候補
・「週刊文春ミステリーベスト10」 3位
★ 一九九四年、
予備校受験のために上京した
受験生の尾崎孝史だったが、
二月二十六日未明、
宿泊している古いホテルで火災に見舞われた。
間一髪、同宿の男に救われたものの、
避難した先はなんと昭和十一年の東京。
男は時間軸を自由に移動できる能力を持った
時間旅行者だったのだ。
雪降りしきる帝都では、
いままさに二・二六事件が起きようとしていた――。
大胆な着想で挑んだ
著者会心の日本SF大賞受賞長篇!
★ 新装版として再文庫化
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アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南 <<感想記事はこちら!>>
<< 2011年版 9位 >>
・「日本推理作家協会賞」 候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 5位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 11位
★ 「七つの海を照らす星」に続くシリーズ2作目
★ 児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の
保育士・北沢春菜は、
仕事に追われながらも、
学園の日常に起きる
不可思議な事件の解明に励んでいる。
そんな慌ただしい日々に、
学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、
校舎屋上からの転落事件が影を落とす。
これは単なる「不慮の事故」なのか?
だが、この件に先立つ
春から晩秋にかけて春菜が奔走した、
学園の子どもたちに関わる四つの事件に、
意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。
鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』に続く、
清新な本格ミステリ、待望の文庫化。
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<< 1989年 11位 >>
★ 「クリヴィツキー症候群」に続く
“岡坂神策シリーズ”の2作目
.(4作目「あでやかな落日」も
1998年版18位にランクイン)
★ 神保町に事務所を構える、
現代調査研究所の岡坂神策。
彼が親しくする古本屋店主の娘、みずえは
慢性の腎不全を患っており、
人工透析に通っていた。
移植を待ち望む彼女のもとに
不審な手術の話が舞い込む。
同じころ、
古書街に対して強引な地上げ攻勢が起き、
連続婦女暴行殺人の男が脱獄する。
岡坂と美しいスペイン研究家の理絵は
強く惹かれあうが、
これらは実は全て一つの線でつながっていた。
神田神保町界隈を舞台に錯綜する謎を追う、
岡坂神策シリーズの傑作長編!
★ 版元を変えて再文庫化
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キャプテンサンダーボルト(上・下) / 阿部和重 伊坂幸太郎 <<感想記事はこちら!>>
<< 2016年版 19位 >>
・「ミステリが読みたい!」 8位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 9位
★ 人生に大逆転はあるのか?
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、
一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、
世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、
東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。
そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、
動き始めたものとは――
現代を代表する人気作家ふたりが、
自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだ
エンターテイメント大作。
★ 上巻には本編の一時間前を描く書き下ろし掌編小説、
下巻には本編の後日譚となる書き下ろし掌編小説を収録
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの11月文庫化作品 >>
化石少女 / 麻耶雄嵩 <<感想記事はこちら!>>
淵の王 / 舞城王太郎 <<感想記事はこちら!>>
歌うエスカルゴ / 津原泰水
*『エスカルゴ兄弟』を改題して文庫化
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