「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2016年8月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2016年版までの記録
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【 2016年 8月 発売 】
<< 2015年版 3位 >> ・「江戸川乱歩賞」受賞
・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位
・「ミステリが読みたい!」 11位
・「本格ミステリ・ベスト10」 17位
★ 27年間兄だと信じていた男は何者なのか?
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、
検査の結果、適さないことが分かる。
和久は兄の竜彦に移植を頼むが、
検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に
違和感を覚える。
中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、
既に失明していた和久は
兄の顔を確認していない。
竜彦は偽者なのではないか?
全盲の和久が、
兄の正体に迫るべく真相を追う―。
第60回江戸川乱歩賞受賞。
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<< 2015年版 4位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 3位
・「ミステリが読みたい!」 4位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 4位
★ 高校二年生から三歳児まで、
八人の子供と母親からなる家族の元へ
かかってきた一本の脅迫電話。
「子供の命は俺が預かっている。三千万円を用意しろ」。
だが、家の中には子供全員が揃っていた。
果たして誘拐された子供とは誰なのか?
連城ミステリーのエッセンスが満載された、
最後のオリジナル短篇集。
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<< 2015年版 6位 >> ・「日本推理作家協会賞」受賞作
・「本屋大賞」 5位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 15位
★ ソマリアの国境付近で活動する
陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。
そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、
自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。
一人の女性を守ることは
自分達の誇りを取り戻すことでもあった。
極限状況での男達の確執と友情。
次々と試練が降りかかる中、
生きて帰ることはできるか?
一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!
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<< 2003年版 6位 >> ・「日本推理作家協会賞(短編部門)」受賞作収録
・「本格ミステリ・ベスト10」 11位
★ 大学受験に失敗し、
予備校に通う信也はある日、
河川敷で絵を描いていた紅美子と出会う。
やがて同じアパートに住むようになり、
信也は紅美子と親しくなるが、
信也は〝ある事情〟を抱えていたのだった……。
「恋しくて恋しくて、その分憎くて憎くて、
誰かを殺さなければとてもこの気持ち、
収まらないと思った」
切なすぎる結末が感動を呼ぶ物語。
第55回日本推理作家協会賞(短編部門)を
受賞した表題作を含む、珠玉の短編集。
★ 新装版として再文庫化
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蓬莱 / 今野敏
<< 1995年版 18位 >>
★ 「東京ベイエリア分署」「虚構の殺人者」
「硝子の殺人者」に続く“安積班シリーズ”の4作目
★ この中に「日本」が封印されている―。
ゲーム「蓬莱(ほうらい)」の
発売中止を迫る不可解な恫喝。
なぜ圧力がかかるのか、
ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!?
混乱の中、製作スタッフが変死する。
だが事件に関わる人々と安積警部補は
謎と苦闘し続ける。
今野敏警察小説の原型となった
不朽の傑作、新装版。
★ 新装版として再文庫化
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星読島に星は流れた / 久住四季 <<感想記事はこちら!>>
<< 2016年版 26位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 10位
・「ミステリが読みたい!」 17位
★ 天文学者ローウェル博士は、
自分の住む孤島で毎年、
天体観測の集いを開いていた。
ネット上の天文フォーラムで参加者を募り、
招待される客は毎年、
ほぼ異なる顔ぶれになるという。
この集いへの応募が毎回凄まじい倍率になるのには、
ある理由があった。
招待客たちのあいだに静かな緊張が走るなか、
滞在3日目、
ひとりが死体となって海に浮かぶ。
犯人は、この6人のなかにいる──。
奇蹟の島の殺人事件を、
俊英が満を持して描いた快作長編推理、
早くも文庫で登場!
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顔のない肖像画 / 連城三紀彦
<< 1994年版 34位 >>
★ 死後に注目された萩生仙太郎の絵画が、
30年ぶりにオークションへ出品されることになった。
そこには幻の傑作も出品されるらしい。
萩生の絵に魅せられた美大生の旗野康彦は
『顔のない肖像画』という絵を必ず競り落とすよう
未亡人から依頼される。
その肖像画は幻の傑作なのか、
それとも知られざる理由が……?(表題作)
究極の逆転ミステリー全7編。
★ 版元を変えて再文庫化
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水底の棘 法医昆虫学捜査官 / 川瀬七緒 <<感想記事はこちら!>>
<< 2015年版 36位 >>
★ 「147ヘルツの警鐘(法医昆虫学捜査官)」
「シンクロニシティ」に続く“法医昆虫学捜査官シリーズ”の3作目
★ 水死体の第一発見者は、
法医昆虫学者の赤堀涼子本人。
東京湾の荒川河口で
彼女が見つけた遺体は、
虫や動物による損傷が激しく、
身元特定は困難を極めた。
解剖医と鑑識は、
絞殺後に川に捨てられたものと推定するが、
赤堀は全く別の見解を打ち出す。
付着したウジと微物から割り出した、
思いもよらぬ真相とは?
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの8月文庫化作品 >>
GIVER 復讐の贈与者 / 日野草 <<感想記事はこちら!>>
* タイトルを変えて文庫化
武家屋敷の殺人 / 小島正樹 <<感想記事はこちら!>>
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