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2016年3月 1日 (火)

「このミス2017年版」上半期のランクイン候補作品

 2015年11月~2016年4月に発売された作品を対象とした、「このミステリーがすごい!2017年版」上半期のランクイン候補作品を予想をしてみましょう

 ただ、まだ対象作品が下半期も含めて全て出揃う前の時点で順位まで予想してしまうのはさすがに無茶なので、今回は、自分がこれまで読み終えることが出来た作品の中から、「ベスト10入りが確実と予想される作品」「ベスト20入りする可能性が高いのではと予想される作品」などの項目ごとに該当する作品を入れてみたいと思います

 そして、11月の半ば頃に、「上半期~」「下半期~」を基に、最終的な“ランキング(順位)予想”の記事を書く予定です

 (後日追記:予定より早くなりましたが暫定版ながら予想記事を更新しました→【暫定】 「このミステリーがすごい!2017年版」ランキング(順位)予想


 対象となる上半期(2015年11月~2016年4月)に発売された中ですでに読み終えた作品は以下の通り(この対象作品は、読み終えるごとに追加していきます)

【 これまでに読んだ対象期間作品一覧(2017年版上半期) 】

 罪人よやすらかに眠れ / うそつき、うそつき / 人魚の眠る家 /
 新カラマーゾフの兄弟 / 真実の10メートル手前 / 95 キュウゴー /
 江ノ島西浦写真館 / アメリカ最後の実験 / ブロッケンの悪魔 /

 光陰の刃 / 怪奇探偵リジー&クリスタル / ガンルージュ /
 バッドカンパニー / 殊能将之 未発表短篇集 / 涙香迷宮 /
 くれなゐの紐 / 教場2 / バラカ / ミッドナイト・ジャーナル /

 ケムール・ミステリー / 現代詩人探偵 / 誰も僕を裁けない /
 真実の檻 / 彼女がエスパーだったころ / 屋上の道化たち /
 301号室の聖者 / リボルバー・リリー

 * このリストのみ、タイトル部分のリンク先は当ブログの感想記事


 なお、これはあくまで素人である当ブログ管理人が個人的に予想しているものです

 なので、「ベスト10入り確実」とした作品が実際には1票も入らなかったりとか、名前を挙げなかった作品が上位に入るなどの可能性は大いに有り得ますので、その点をご了承の上で参考にしていただければと思います

 ちなみに、過去のランクイン確率(%)ごとのまとめや予想結果に関しては、「このミス」上・下半期のランクイン候補作品・予想結果リストにて確認ください


 * 「ランクイン確率」は、(自分が予想する)ベスト20にランクインする可能性をパーセンテージで表したものです。つまり、100%に近いほど、ベスト20にランクインする可能性が高いと自分が予想している、ということです。なお、数字は適当なので、大体の目安程度に思ってください

 * 「予想順位帯」は、“この(順位の)枠内に入ってくるのではないかな~”という予想です
   一応確実にその(順位の)枠内に入るように余裕を持って幅設定をしていますが、その一方である程度は思い切って絞り込んでもいます

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * 下半期(16年5月~10月)に発売された作品に関しては、「このミス2017年版」下半期のランクイン候補作品をご覧ください

 * この記事は現時点で未完の状態なので、対象作品を読み終えてからしばらく後に、ランクインの可能性がありそうだと思ったら追加していく予定です(追加情報は「このミス」完全読破 説明&読破本リストの“更新情報”欄に書いていきます)


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【 ベスト10入りが確実と予想される作品 】

  ここでは、ベスト10入りが確実で、下半期のラインナップ次第では1位も狙えるのでは?と自分が予想した作品を挙げてみました。

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 今のところ該当作品なし


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【 ベスト20入りするのではないかと予想される作品 】

  ここでは、ベスト20にランクインする可能性が高そうな作品を挙げてみました。

  ただ、例年11~20位と21~30位辺りの作品の得票数というのはそれほど変わりはなくて、たった1人の投票者のさじ加減一つで大きく順位が変動してしまうほどの差しかないので、ここら辺になってくるとランクインするかどうかは運の要素も大きく関わってくるといってもよいでしょう。

  なので、この項目に挙げたのは、「30位以内には入ってくるのではないかと予想される作品」といった認識で参考にしてもらう感じでちょうど良いのではないでしょうか。

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 真実の10メートル手前 / 米澤穂信 ・・・ランクイン確率 : 75%
      * 予想順位帯 : 3位~25位

 米澤作品は、1作もランクインしていない“古典部シリーズ”を除けば発表した13作中12作が20位以内に入り、(古典部シリーズを除けば)11作連続ランクイン中&6作連続ベスト10入り中、しかも2010年版では3作同時ランクインをやってのけ、さらに一昨年のNo.748「満願」&昨年のNo.828「王とサーカス」で1位に輝き現在2連覇中ということで、(古典部シリーズ以外は)出せば必ず上位にランクインする状況です。

 そして本作は昨年1位の『王とサーカス』に続くシリーズ2作目(今回は短編集)ですし、このシリーズの派生元ともいえるNo.817「さよなら妖精」もランクインしているので、もちろん作品内容を考えてもランクインの可能性はかなり高いのでは。

 ただここ数年の「このミス」では、“長編作品のランクイン率&人気が高いシリーズ”の短編集はランクインするほど票が入らないジンクスというか傾向があるので(例:新宿鮫シリーズ、百鬼夜行(京極堂)シリーズ、学生アリスシリーズ、刀城言耶シリーズ、隠蔽捜査シリーズ、法月綸太郎シリーズ、機龍警察シリーズなど)、これが現在最強無敵の米澤作品にも当てはまるのかどうか注目ですね。

 それに、期間内に長編作品が発売された場合、(2作同時ランクインの可能性が高そうとはいえ)長編の方に多くの票が集まりそうだということで、「ベスト10入りが確実と予想される作品」欄ではなくこちらに載せてみました。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.872 『真実の10メートル手前』 米澤穂信


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 リボルバー・リリー / 長浦京 ・・・ランクイン確率 : 60%
      * 予想順位帯 : 3位~40位

 小説現代長編新人賞を受賞した『赤刃』で2012年にデビューした長浦京による4年ぶりに発売されたデビュー2作目です。

 とにかくド派手でド迫力なバトルアクションシーンは圧巻で、こういったアクション系冒険小説は(ランクインの常連となっている)月村了衛作品を見ても「このミス」で票を集めそうですし、評論家による高評価をいくつも目にしているので、ランクイン実績のない作家ということで“ベスト10入りが確実と予想される作品”欄に載せる勇気はなかったですが、上位もありえるほどに票を集める可能性があるかもしれませんね(でも“絶対にランクインする!!”と言えるほどの自信があるわけではないです)。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.899 『リボルバー・リリー』 長浦京


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 ミッドナイト・ジャーナル / 本城雅人 ・・・ランクイン確率 : 55%
      * 予想順位帯 : 3位~40位

 新聞社が舞台の作品ですが、殺人事件の真相を追う記者の行動や組織ドラマなど警察小説(特に横山秀夫作品)に近い読み応えがありましたし、“スクープ”と“誤報”との境界線ギリギリで闘い続ける新聞記者だからこその骨太なドラマもあり、一般的な評価も高いようなので、上位にランクインもあると思います。

 ただ「このミス」ではランクインどころか40位以内の実績もなく、「本ミス」「文春」「早ミス」でのランクインもない作家なので、(薬丸岳などのように)投票者との相性が良くなくて意外と票が伸びない可能性もないとはいえないでしょうか。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.888 『ミッドナイト・ジャーナル』 本城雅人


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 ガンルージュ / 月村了衛 ・・・ランクイン確率 : 45%
      * 予想順位帯 : 11位~35位

 「このミス」で月村作品といえば(長編に限れば)2作目以降3作連続ベスト10入り中の“機龍警察シリーズ”ですが、アクション系冒険小説もNo.782「土漠の花」が6位、No.821「槐(エンジュ)」が次点の23位(19位が4作品あったため)、No.844「影の中の影」が12位と、こちらの方でも「このミス」で高い評価を受けています。

 しかも、2015年版では2作同時ベスト6入りを果たし、昨年(2016年版)では『影の中の影』が12位、『槐(エンジュ)』が23位、『機龍警察 火宅』が32位と期間内に刊行した3作品全てに多くの票が入るなど、(対象となるジャンルの作品であれば)出せば必ずランクイン候補となるような状況なのですね。

 そして本作はアクション系冒険小説で、アクションシーンの迫力やスピード感は相変わらずの凄まじさでしたし、漫画的な(現実味のない)メインキャラクターが登場することや同系ジャンル作品の刊行が短期間で続いていることがマイナス(票の伸び悩み)に繋がらないのであれば、少なくともランクインするかどうかギリギリのところまではいくのではないでしょうか。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.880 『ガンルージュ』 月村了衛


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 誰も僕を裁けない / 早坂吝 ・・・ランクイン確率 : 45%
      * 予想順位帯 : 7位~30位

 メフィスト賞を受賞し「本ミス」6位・「早ミス」7位・「文春」17位にランクインしたデビュー作No.773「○○○○○○○○殺人事件」、「本ミス」11位にランクインのNo.823「虹の歯ブラシ 上木らいち発散」に続く、“上木らいちシリーズ”の3作目です。

 「このミス」ではまだランクインしていないものの、1作目が23位、2作目が35位とどちらもあと少しでランクインしそうなほどには票が入っていますし、社会派の要素が(バカミス的に)込められているのは前2作以上に「このミス」で好まれそうなので、本作で「このミス」初ランクインを果たす可能性はあるかもしれません。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.893 『誰も僕を裁けない』 早坂吝


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【 ベスト20入りする可能性もあるかもと予想される作品 】

  ここでは、ベスト20入り確実!とは言えなさそうだけれど、入らないとは強く言えないような、穴馬的な作品を挙げてみました。

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 新カラマーゾフの兄弟 / 亀山郁夫 ・・・ランクイン確率 : 35%
      * 予想順位帯 : 5位~60位

 世界的名著『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)の翻訳などで有名な亀山郁夫による小説デビュー作ですが、単行本上下巻合わせて1400ページ以上の超大作、さらに『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)の続編または完結編とでもいうべき物語ということで、小説デビュー作ということを考えればかなり破格な作品です。

 そして内容の方も、ミステリ的な軸はあるものの、原典である『カラマーゾフの兄弟』の解釈、宗教・哲学的なテーマ、幻想的な演出などが色濃く出た文学的な読み味があるので、ミステリ系ランキングでどのような評価をされるのか全く予測が付きません。

 なので予想はかなり難しいのですが、「このミス」では文学とエンタメの境界線を跨ぐような作品にも比較的票が入りやすいですし、『カラマーゾフの兄弟』の続編的作品としては江戸川乱歩賞を受賞したNo.566「カラマーゾフの妹」(高野史緒)がベスト10入りした前例があるので、本作も上位に入る可能性がもしかしたらあるかもしれませんね(全く票が入らない可能性もありそうですが)。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.871 『新カラマーゾフの兄弟』 亀山郁夫


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 涙香迷宮 / 竹本健治 ・・・ランクイン確率 : 30%
      * 予想順位帯 : 8位~50位

 暗号ミステリとしては“究極の境地”にまで到達した傑作なので、竹本作品20年ぶりの「このミス」ランクインの可能性はありそうですが、“「本ミス」では票が入るけど「このミス」では票が入らない”タイプの本格ミステリ作品のようにも思うので、予想が難しいですね。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.884 『涙香迷宮』 竹本健治


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 屋上の道化たち / 島田荘司 ・・・ランクイン確率 : 20%
      * 予想順位帯 : 15位~60位

 デビュー作でもあるシリーズ1作目から35年も経った今になって初ドラマ化&初映画化された影響もあり盛り上がっている“御手洗潔シリーズ”ですし、島田作品としてもここ数年は頻繁にランクインして(ランキングから名前を見なかった長い時期を思えば)復活を遂げているので、本作もランクインの候補となりそうです。

 ただ、シリーズ前作のNo.707「星籠の海」(9位)や昨年刊行の『新しい十五匹のネズミのフライ』(18位)と比べれば物語性(物語としての読み応え)は薄めなタイプの作品なので、「このミス」ではランクインまでいかないのではないかな~と予想しています。


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 教場2 / 長岡弘樹 ・・・ランクイン確率 : 20%
      * 予想順位帯 : 14位~60位

 「文春」で1位、「このミス」で2位など年間ベスト級の評価を受けたNo.667「教場」に続く待望のシリーズ2作目です。

 そんな前作と本作とを比較してみますと、前作は章ごとにクライマックスで結構ショッキングな展開が待ち受けていて、それを活かした連作ならではの構成となっていたのに対し、本作ではそこまで衝撃的で派手な展開はなく(前作と比べれば)地に足のついた物語が描かれていきますし、連作としての繋がりも前作ほど強くありませんでした。

 そのため、“前作の方が好き派”と“本作の方が好き派”で大きく分かれそうな感じなのですが、「このミス」的には前者の方が好まれるタイプだと思うので、今回は前作より順位を大きく下げる可能性が高いのでは。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.886 『教場2』 長岡弘樹


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 ブロッケンの悪魔 / 樋口明雄 ・・・ランクイン確率 : 20%
      * 予想順位帯 : 16位~60位

 山を舞台としたアクションサスペンス作品で、個人的にはランクインするには展開やエピソードなど直球(定番)過ぎだったかな?と思いましたが、アクション系冒険小説としての(評論家による)高い評価をいくつか見掛けましたし、「このミス」は山岳小説との相性が良いので、ランクインする可能性はあるのかもしれません。


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 殊能将之 未発表短篇集 / 殊能将之 ・・・ランクイン確率 : 20%
      * 予想順位帯 : 16位~投票数0

 2013年に逝去した殊能将之の未発表短編3作と手紙風作品を収録した未発表短篇集ですが、いずれもデビュー前に書かれたものですし、ミステリ要素はほとんどないので、内容的にはランクインするようなタイプではありません。

 ただ、No.16「ハサミ男」を始めとして高い評価とカルト的人気を得ていた作家ですし、ミステリ要素のほぼない(死去後に刊行された)未発表短篇集としてはNo.590「泡坂妻夫引退公演」が20位にランクインしているので、本作もランクインするほどの票を集める可能性を否定できないですかね。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.883 『殊能将之 未発表短篇集』 殊能将之


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 301号室の聖者 / 織守きょうや ・・・ランクイン確率 : 20%
      * 予想順位帯 : 18位~70位

 初の一般レーベルからの刊行ながらいきなり「このミス」にランクインした昨年刊行の「黒野葉月は鳥籠で眠らない」(19位)に続く“木村&高塚弁護士シリーズ”の2作目です。

 今回も法律の穴を突くミステリ的狙いや弁護士である主人公の成長物語など読み応えありましたが、前作のような連作形式の方がこのシリーズの魅力を活かしていたように思うので(今回は長編)、前作ほどは票が入らないような気がします。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.898 『301号室の聖者』 織守きょうや


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 彼女がエスパーだったころ / 宮内悠介 ・・・ランクイン確率 : 15%
      * 予想順位帯 : 15位~60位

 宮内悠介は、デビュー作のNo.611「盤上の夜」とデビュー2作目のNo.664「ヨハネスブルグの天使たち」にて2作連続で日本SF大賞(後者は特別賞)を受賞し「ベストSF」で2位にランクインしただけでなく、(2作連続で)直木賞候補となり「このミス」にランクインするなど、SFというジャンルの枠を超えた評価を受けました。

 初の長編(前2作は連作)となった昨年の「エクソダス症候群」は(ランキング等では)SFでのみの評価となりましたが、本作は『盤上の夜』と同じようなドキュメント風の連作形式でジャンルオーバーな内容だったので、個人的には「このミス」でランクインするには(『盤上の夜』と比べても)凄みや迫力が足りないかな?と思ったものの、ランクインした2作と同様の評価を(「このミス」でも)受ける可能性は否定できないですかね。


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 うそつき、うそつき / 清水杜氏彦 ・・・ランクイン確率 : 15%
      * 予想順位帯 : 18位~投票数0

 アガサ・クリスティー賞受賞作である本作は評判も良いようですし、閉塞感漂うディストピア的な雰囲気や嘘を付けない世界だからこその物語が評価されてある程度の票を集める可能性はあるかもしれませんが、ミステリやサスペンス的な要素はあまりないのでランクインするまではいかないのでは。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.870 『うそつき、うそつき』 清水杜氏彦


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 人魚の眠る家 / 東野圭吾 ・・・ランクイン確率 : 5%
      * 予想順位帯 : 50位~投票数0

 長きに渡り「このミス」の常連となっている東野作品ですが、本作は社会派なテーマをエンタメの枠の中で描いた物語としてはさすがの面白さだったものの、今回は犯罪サスペンスや刑事ミステリの要素はなかったので、「このミス」で票は入らなそうです(ただやはり東野作品ということで低い予想の理由も加えて一応ここに挙げてみました)。

 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
  >> No.873 『人魚の眠る家』 東野圭吾


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【 ランクインの可能性がありそうな未読作品 】

  ここでは、まだ読んでいない作品の中で、過去の実績や評判などからランクインする可能性があるかもしれないな~と思う作品を挙げてみました。

  なお、ここに挙げた作品は、読み終えた後には削除し、ランクインしそうだと思ったら上のいずれかの項目に追加する予定です。

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 クロコダイル路地 / 皆川博子

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 サブマリン / 伊坂幸太郎

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 暗幕のゲルニカ / 原田マハ

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 マルドゥック・アノニマス 1 / 冲方丁

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 倒叙の四季 破られたトリック / 深水黎一郎

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 図書館の殺人 / 青崎有吾

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 ガラパゴス(上・下) / 相場英雄

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 新任巡査 / 古野まほろ

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 【「このミステリーがすごい!2017年版」関連記事】

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