「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2016年4月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2016年版までの記録
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【 2016年 4月 発売 】
ペテロの葬列(上・下) / 宮部みゆき <<当ブログ感想記事>>
<< 2015年版 7位 >> ・「週刊文春ミステリーベスト10」 11位
・「ミステリが読みたい!」 13位
★ 「誰か」「名もなき毒」に続く
“杉村三郎シリーズ”の3作目
(2作目も2007年版6位にランクイン)
★ 今多コンツェルン会長室直属・
グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、
拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。
事件は3時間ほどで
あっけなく解決したかに見えたのだが―。
しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!
事件の真の動機の裏側には、日本という国、
そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!
あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?
息もつけない緊迫感の中、
物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!
『誰か』『名もなき毒』に続く
杉村三郎シリーズ待望の第3弾。
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<< 2014年版 12位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 17位
★ 孤独に暮らす老婆と出会った、
大学生の総司。
家族を失い、片方の目の視力を失い、
貧しい生活を送る老婆は、
将来を約束していた人と死に別れる
前日のことを語り始める。
残酷な運命によって引き裂かれた男との話には、
総司の人生をも変える、
ある秘密が隠されていた。
切なさ溢れる衝撃の結末が待ち受ける、
長編ミステリー。
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去年の冬、きみと別れ / 中村文則 <<当ブログ感想記事>>
<< 2014年版 15位 >> ・「週刊文春ミステリーベスト10」 8位
・「本屋大賞」 10位
★ ライターの「僕」は、
ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、
死刑判決を受けていた。
調べを進めるほど、
事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。
そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?
それは本当に殺人だったのか?
何かを隠し続ける被告、
男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、
大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。
それぞれの狂気が暴走し、
真相は迷宮入りするかに思われた。
だが―。
日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、
戦慄のミステリー!
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探偵・竹花 ボディ・ピアスの少女 / 藤田宜永
<< 1994年版 18位 >>
★ 新装版として再発売
★ “探偵・竹花シリーズ”の1作目
★ 夏の深夜、探偵・竹花は
男に襲われていたその娘、
ボディ・ピアスの少女を助けた。
翌朝少女は消えた。
…行方不明となった少女の祖父の依頼で、
竹花は捜査を開始。
入り乱れる刑事、ヤクザ、政治家、
旧東ドイツの元体操選手、そして殺人事件。
探偵は幾度となく痛い目に遭う、
平気で軽口をたたく、事件の謎を追う。
探偵・竹花颯爽と登場。
ハードボイルド小説の傑作。
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図書館の魔女(1・2) / 高田大介
<< 2014年版 27位 >> ・「メフィスト賞」 受賞作
★ “図書館の魔女シリーズ”の1作目
★ 鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、
王宮の命により、
史上最古の図書館に暮らす
「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。
古今の書物を繙き、
数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、
「魔女」と恐れられる彼女は、
自分の声をもたないうら若き少女だった―。
ファンタジー界を革新する大作、
第45回メフィスト賞受賞作。
★ 第三・四巻は2016年5月に発売
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はるひのの、はる / 加納朋子
<< 2014年版 28位 >>
★ 「ささら さや」「てるてるあした」に続く
“「ささら」シリーズ”の3作目
★ ある日、僕の前に
「はるひ」という女の子が現れる。
「未来を変えるために、助けてほしい」
と頼まれた僕は、
それから度々
彼女の不思議なお願いを聞くことになり…。
時を越えて明かされる、
温かな真実。
切なくも優しい連作ミステリー。
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スチームオペラ 蒸気都市探偵譚 / 芦辺拓 <<当ブログ感想記事>>
<< 2013年版 34位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 9位
★ 毎朝配達される幻灯新聞が食卓に話題を提供し、
港にはエーテル推進機を備えた空中船が着水・停泊。
歯車仕掛けの蒸気辻馬車が街路を疾駆する――
ここは蒸気を動力源とした偉大なる科学都市。
女学生エマ・ハートリーは、
父を迎えに港への道を急いでいた。
父が船長を勤める空中船〈極光号〉の船内で
不思議な少年・ユージンに遭遇したエマは、
彼と共に名探偵ムーリエに弟子入りし、
都市で起きる奇妙な事件の調査に携わることになる。
空想科学世界を舞台にした絢爛たる探偵譚。
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水の眠り 灰の夢 / 桐野夏生
<< 1996年版 39位 >>
★ 新装版として再発売
★ 「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」に続く
“村野ミロシリーズ”の3作目
★ 昭和38年9月、
地下鉄爆破に遭遇した週刊誌記者・村野は
連続爆弾魔・草加次郎事件を取材するうちに、
一人の女子高生の殺人事件の容疑者に。
東京オリンピック前夜の高度成長期を駆け抜ける
激動の東京を舞台に、
村野の執念が追いつめたおぞましい真実とは。
孤独なトップ屋の魂の遍歴を描く傑作ミステリー。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの4月文庫化作品 >>
夢幻花 / 東野圭吾 <<当ブログ感想記事>>
蛍の森 / 石井光太 <<当ブログ感想記事>>
名探偵登場! / アンソロジー <<当ブログ感想記事>>
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