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2016年3月 8日 (火)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2016年4月)

 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います。


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 * シリーズ作品のランクイン実績は、2016年版までの記録

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 【 2016年 4月 発売 】


  ペテロの葬列(上・下) / 宮部みゆき  <<当ブログ感想記事>>

 << 2015年版 7位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 11位
                ・「ミステリが読みたい!」 13位

 ★ 「誰か」「名もなき毒」に続く
   “杉村三郎シリーズ”の3作目
   (2作目も2007年版6位にランクイン)

 ★ 今多コンツェルン会長室直属・
   グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、
   拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。
   事件は3時間ほどで
   あっけなく解決したかに見えたのだが―。
   しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!
   事件の真の動機の裏側には、日本という国、
   そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!
   あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?
   息もつけない緊迫感の中、
   物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!
   『誰か』『名もなき毒』に続く
   杉村三郎シリーズ待望の第3弾。

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  美人薄命 / 深水黎一郎  <<当ブログ感想記事>>

 << 2014年版 12位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 17位

 ★ 孤独に暮らす老婆と出会った、
   大学生の総司。
   家族を失い、片方の目の視力を失い、
   貧しい生活を送る老婆は、
   将来を約束していた人と死に別れる
   前日のことを語り始める。
   残酷な運命によって引き裂かれた男との話には、
   総司の人生をも変える、
   ある秘密が隠されていた。
   切なさ溢れる衝撃の結末が待ち受ける、
   長編ミステリー。

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  去年の冬、きみと別れ / 中村文則  <<当ブログ感想記事>>

 << 2014年版 15位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 8位
                 ・「本屋大賞」 10位

 ★ ライターの「僕」は、
   ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
   彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、
   死刑判決を受けていた。
   調べを進めるほど、
   事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。
   そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?
   それは本当に殺人だったのか?
   何かを隠し続ける被告、
   男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、
   大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。
   それぞれの狂気が暴走し、
   真相は迷宮入りするかに思われた。
   だが―。
   日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、
   戦慄のミステリー!

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  探偵・竹花 ボディ・ピアスの少女 / 藤田宜永

 << 1994年版 18位 >>

 ★ 新装版として再発売

 ★ “探偵・竹花シリーズ”の1作目

 ★ 夏の深夜、探偵・竹花は
   男に襲われていたその娘、
   ボディ・ピアスの少女を助けた。
   翌朝少女は消えた。
   …行方不明となった少女の祖父の依頼で、
   竹花は捜査を開始。
   入り乱れる刑事、ヤクザ、政治家、
   旧東ドイツの元体操選手、そして殺人事件。
   探偵は幾度となく痛い目に遭う、
   平気で軽口をたたく、事件の謎を追う。
   探偵・竹花颯爽と登場。
   ハードボイルド小説の傑作。

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  図書館の魔女(1・2) / 高田大介

 << 2014年版 27位 >>  ・「メフィスト賞」 受賞作

 ★ “図書館の魔女シリーズ”の1作目

 ★ 鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、
   王宮の命により、
   史上最古の図書館に暮らす
   「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。
   古今の書物を繙き、
   数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、
   「魔女」と恐れられる彼女は、
   自分の声をもたないうら若き少女だった―。
   ファンタジー界を革新する大作、
   第45回メフィスト賞受賞作。

 ★ 第三・四巻は2016年5月に発売

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  はるひのの、はる / 加納朋子

 << 2014年版 28位 >>

 ★ 「ささら さや」「てるてるあした」に続く
   “「ささら」シリーズ”の3作目

 ★ ある日、僕の前に
   「はるひ」という女の子が現れる。
   「未来を変えるために、助けてほしい」
   と頼まれた僕は、
   それから度々
   彼女の不思議なお願いを聞くことになり…。
   時を越えて明かされる、
   温かな真実。
   切なくも優しい連作ミステリー。

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  スチームオペラ 蒸気都市探偵譚 / 芦辺拓  <<当ブログ感想記事>>

 << 2013年版 34位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 9位

 ★ 毎朝配達される幻灯新聞が食卓に話題を提供し、
   港にはエーテル推進機を備えた空中船が着水・停泊。
   歯車仕掛けの蒸気辻馬車が街路を疾駆する――
   ここは蒸気を動力源とした偉大なる科学都市。
   女学生エマ・ハートリーは、
   父を迎えに港への道を急いでいた。
   父が船長を勤める空中船〈極光号〉の船内で
   不思議な少年・ユージンに遭遇したエマは、
   彼と共に名探偵ムーリエに弟子入りし、
   都市で起きる奇妙な事件の調査に携わることになる。
   空想科学世界を舞台にした絢爛たる探偵譚。

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  水の眠り 灰の夢 / 桐野夏生

 << 1996年版 39位 >>

 ★ 新装版として再発売

 ★ 「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」に続く
   “村野ミロシリーズ”の3作目

 ★ 昭和38年9月、
   地下鉄爆破に遭遇した週刊誌記者・村野は
   連続爆弾魔・草加次郎事件を取材するうちに、
   一人の女子高生の殺人事件の容疑者に。
   東京オリンピック前夜の高度成長期を駆け抜ける
   激動の東京を舞台に、
   村野の執念が追いつめたおぞましい真実とは。
   孤独なトップ屋の魂の遍歴を描く傑作ミステリー。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
       当ブログ読了済みの4月文庫化作品 >>

  夢幻花 / 東野圭吾  <<当ブログ感想記事>>
  蛍の森 / 石井光太  <<当ブログ感想記事>>
  名探偵登場! / アンソロジー  <<当ブログ感想記事>>

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 “「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


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