「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2015年9-10月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(2ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2015年版までの記録
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【 2015年 9月 発売 】
<< 2013年版 8位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 1位
・「ミステリが読みたい!」 2位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 5位
・「黄金の本格ミステリー」 選出
★ 「雪密室」「誰彼」「頼子のために」「一の悲劇」
「ふたたび赤い悪夢」「法月綸太郎の冒険」「二の悲劇」
「法月綸太郎の新冒険」「法月綸太郎の功績」
「生首に聞いてみろ」「犯罪ホロスコープI」に続く
“法月綸太郎シリーズ”の12作目
(3作目も1991年版16位、4作目も1992年版19位、
5作目も1993年版18位、7作目も1995年版10位、
8作目も2000年版11位、10作目も2005年版1位にランクイン)
★ 繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。
めいめいに殺意を抱えた彼らの、
今日は結団式だった。
目的は一つ、
動機から手繰られないよう
ターゲットを取り換えること。
トランプのカードが、
誰が誰を殺るか定めていく。
四重交換殺人を企む犯人たちと、
法月警視&綸太郎コンビの、
熾烈な頭脳戦をご堪能あれ!
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相棒に気をつけろ
/ 逢坂剛
<< 2002年版 10位 >>
★ “世間師シリーズ”の1作目
★ 世間師“せけんし”
―世情に通じて、巧みに世渡りする人。
世なれて悪賢い人。(「広辞苑」第六版)
訪問販売の傍らで、
あくどい商売人から金を掠め取る
“世間師”の男。
名前の数は仕事の数。
あるとき彼が出会った美形の女性、四面堂遙は
一筋縄ではいかない食わせ者だった!?
ひょんなことからコンビを組んだ二人は、
痴漢や地上げ屋を相手に罠を仕掛ける!
コン・ゲーム小説の金字塔。
* 版元を変えて再文庫化
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星を撃ち落とす
/ 友桐夏
<< 2013年版 33位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 12位
★ 世界に憧れる有騎、
いつも一緒の鮎子と茉歩。
三人の女子高生の友情は、
問題児の美雲と関わったことで変化していく。
四人の間に緊張が高まる中、悲劇が…。
後日、罪悪感に囚われ
思い悩む有騎がたどり着いたのは、
天体観測会が行われる廃園の館だった。
館の主にまつわる謎を追ううちに知った、
彼女たちの身に起きた悲劇の驚愕の真相とは。
多感な少女たちの心を描く青春ミステリ。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの9月文庫化作品 >>
河原町ルヴォワール
/ 円居挽 <<当ブログ感想記事>>
論理爆弾
/ 有栖川有栖 <<当ブログ感想記事>>
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【 2015年 10月 発売 】
<< 2013年版 28位 >> ・「週刊文春ミステリーベスト10」 19位
★ 理解できない犯罪が、一番怖い
エリート銀行員の仁藤俊実が、
「本が増えて家が手狭になった」
という理由で妻子を殺害。
小説家の「私」は
事件をノンフィクションにまとめるべく、
周辺の人々への取材を始めた。
「いい人」と評される仁藤だが、
過去に遡るとその周辺で、
不審な死を遂げている人物が
他にもいることが判明し……。
理解不能の事件の闇に挑んだ
小説家が見た真実とは!?
戦慄のラストに驚愕必至!
ミステリーの常識を超えた衝撃作、
待望の文庫化。
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<< 2014年版 33位 >>
★ 1955年。
頭に、双子の片割れの死体が埋まった
こぶを持って生まれ、
周りの人間を次々と死に追いやる
宿命を背負った男―ボズ。
異能の子供ばかりを集めた福祉施設
「白鳥塾」に収容され育つが、
そこで出会った少年少女
―ヒョウゴ、シロウ、ユウジン、アンジュらによって、
ボズの運命は大きく変わっていく―。
70年代の香港九龍城、
80年代のカンボジア内戦を経て、
インド洋の孤島での大量殺戮事件にいたるまで
―底なしの孤独と絶望をひきずって、
戦後アジアの50年を生きた男の壮大な神話が、
いま開幕する。
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<< 2014年版 38位 >>
★ 大阪府警薬物対策課の桐尾と上坂は
覚醒剤密売捜査の最中、
容疑者宅で想定外のブツを発見した。
発射痕のある中国製のトカレフ
―迷宮入りしている16年前の
和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使用された拳銃だった。
ふたりは拳銃を調べる専従捜査を命じられ、
射殺事件を担当していた和歌山県警の満井と手を組む。
しかし、満井は悪徳刑事だった。
桐尾と上坂は、事件当時に犯人と目されていた暴力団幹部に、
発見した拳銃と同じものを売りつけるよう、
満井に持ち掛けられる。
金さえあれば、いつでもあの女を抱ける―。
黒い欲望が、刑事を危険すぎる囮捜査に走らせる。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの10月文庫化作品 >>
花窗玻璃 天使たちの殺意
/ 深水黎一郎 <<当ブログ感想記事>>
*『花窗玻璃 シャガールの黙示』を改題して文庫化
残り火
/ 小杉健治 <<当ブログ感想記事>>
回廊封鎖
/ 佐々木譲 <<当ブログ感想記事>>
猫背の虎 大江戸動乱始末
/ 真保裕一 <<当ブログ感想記事>>
*『猫背の虎 動乱始末』を改題して文庫化
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