「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2015年7-8月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(2ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2015年版までの記録
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【 2015年 7月 発売 】
<< 2006年版 5位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 5位
★ “神様シリーズ”の1作目
(2作目「さよなら神様」も2015年版2位にランクイン)
★ 小学四年生・芳雄の住む神降市で、
連続して意味ありげな
猫の殺害事件が発生!
芳雄は同級生と探偵団を結成し
犯人捜しを始めることに。
そんなとき、
転入したばかりのクラスメイト鈴木君に
「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ」
と告げられる。
嘘つき? それとも何かのゲーム?
数日後、芳雄たちは
探偵団の本部と称して使っていた古い屋敷で
死体を発見する。
猫殺し犯がついに殺人を!?
芳雄は「神様」に真実を教えてほしい、と頼むのだが・・・・
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<< 2013年版 17位 >> ・「山本周五郎賞」受賞
・「ミステリが読みたい!」 10位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 17位
★ この家は、どこか可怪(おか)しい。
転居したばかりの部屋で、
何かが畳を擦る音が聞こえ、
背後には気配が……。
だから、人が居着かないのか。
何の変哲もないマンションで起きる
怪異現象を調べるうち、
ある因縁が浮かび上がる。
かつて、ここでむかえた最期とは。
怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、
感染は拡大するというのだが──
山本周五郎賞受賞、
戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!
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セブン
/ 乾くるみ
<< 2015年版 36位 >>
★ 「――というわけで、
うちの寿命の三年と九ヵ月を遣うて、
本格的なデスゲームが楽しめるように
舞台を整えさせてもらいました」
私立曙女子高等学院の生徒会室に集まった
七人の生徒たち。
生き残りをかけて互いを出し抜く
頭脳戦がいま、始まる・・・・・・! ?
一見シンプルなトランプの数当てゲームが、
裏の裏を読む心理バトルへと変豹する
「ラッキーセブン」ほか、
ロジカルな企みに満ちた七つの物語。
トリッキーな作品世界に、
二度ならず三度四度と繰り返して読んでしまうこと必至の短編集!
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの7月文庫化作品 >>
鍵のない夢を見る
/ 辻村深月 <<当ブログ感想記事>>
強欲な羊
/ 美輪和音 <<当ブログ感想記事>>
皆勤の徒
/ 酉島伝法 <<当ブログ感想記事>>
クエーサーと13番目の柱
/ 阿部和重 <<当ブログ感想記事>>
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【 2015年 8月 発売 】
<< 2009年版 7位 >> ・「ミステリが読みたい!」 4位
・「闘うベストテン」 7位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 8位
・「本格ミステリ・ベスト10」 18位
★ 「六甲山に小さな別荘があるんだ。
きみと同い年のひとり息子がいるので、
きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」
父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、
別荘に到着した翌日、
一彦とともに向かったヒョウタン池で
ひとりの少女に出会う。
夏休みの宿題、ハイキング、
次第に育まれる淡い恋、そして死。
1952年夏、
六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす
少年たちを瑞々しい筆致で描き、
文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。
才人が到達した瞠目の地平!
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ヨハネスブルグの天使たち
/ 宮内悠介 <<当ブログ感想記事>>
<< 2014年版 15位 >> ・「日本SF大賞(特別賞)」受賞
・「ベストSF2013」 2位
・「ミステリが読みたい!」 3位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 12位
★ ヨハネスブルグに住む戦災孤児の
スティーブとシェリルは、
見捨てられた耐久試験場で
何年も落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9の
一体を捕獲しようとするが―
泥沼の内戦が続くアフリカの果てで、
生き延びる道を模索する少年少女の
行く末を描いた表題作、
9・11テロの悪夢が甦る「ロワーサイドの幽霊たち」、
アフガニスタンを放浪する日本人が
“密室殺人”の謎を追う「ジャララバードの兵士たち」など、
国境を超えて普及した日本製の玩具人形を媒介に
人間の業と本質に迫り、
国家・民族・宗教・戦争・言語の意味を問い直す連作5篇。
才気煥発の新鋭作家による第2短篇集。
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シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官
/ 川瀬七緒 <<当ブログ感想記事>>
<< 2014年版 21位 >>
★ 「147ヘルツの警鐘(法医昆虫学捜査官)」に続く
“法医昆虫学捜査官シリーズ”の2作目
★ 東京・葛西のトランクルームから、
女性の全裸腐乱死体が発見された。
現場に蠅とウジが蝟集していたことから、
捜査本部は法医昆虫学者・赤堀涼子の
起用を決定する。
「虫の知らせ」を頼りに調査を進める彼女は、
珍しい植物の種が
現場で発見されたことに着目する。
赤堀涼子がたどり着いた驚愕の真相とは!?
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの8月文庫化作品 >>
言霊たちの反乱
/ 深水黎一郎 <<当ブログ感想記事>>
* 『言霊たちの夜』を改題して文庫化
光
/ 道尾秀介 <<当ブログ感想記事>>
潜伏者
/ 折原一 <<当ブログ感想記事>>
ツリー(上・下)
/ 高橋克彦 <<当ブログ感想記事>>
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