「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2015年1-2月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(2ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2015年版までの記録
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【 2015年 1月 発売 】
<< 2012年版 16位 >> ・「ミステリが読みたい!」 14位
★ 高級外車窃盗団を追う
築地署の刑事・游二(りゅうじ)の前に、
その女は立ちふさがった。
ティファニーのショウウインドーに.
30カービン弾をぶちこみ、消えた女。
魔に取り憑かれたかのように、
彼は女を追い始める。
宝石店襲撃、刑事殺し、
高級車炎上、ビル爆破……
息もつかせぬ緊迫の展開。
著者渾身の傑作!
銃弾で描いた狂恋。
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殺人喜劇の13人 / 芦辺拓
<< 1992年版 20位 >> ・「鮎川哲也賞」受賞
・「週刊文春ミステリーベスト10」 7位
★ “森江春策の事件簿シリーズ”の1作目
(3作目「時の誘拐」も1997版17位、
12作目「グラン・ギニョール城」も2003版9位、
13作目「三百年の謎匣」も2006版14位、
18作目「綺想宮殺人事件」も2011版10位、
22作目「異次元の館の殺人」も2015年版10位にランクイン)
★ 縛り首、毒殺、密室、連続殺人の恐怖!
古びたアパート「泥濘荘(ぬかるみそう)」へ
転がり込んだミニ・コミ誌仲間の13人。
格好の根城を得た喜びもつかの間、
縛り首や毒死、密室とあらゆるやり方で、
1人また1人と殺されてゆく──。
残った仲間の誰が犯人なのか。
友人たちを救おうとする
名探偵・森江春策の推理は?
第1回鮎川哲也賞を受賞した本格長編推理。
* 版元を変えて再文庫化
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ロシア幽霊軍艦事件 名探偵 御手洗潔 / 島田荘司
<< 2002年版 29位 >> ・「本格ミステリ・ベスト10」 7位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 16位
★ 「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」「御手洗潔の挨拶」
「異邦の騎士」「御手洗潔のダンス」「暗闇坂の人喰いの木」
「水晶のピラミッド」「眩暈」「アトポス」「龍臥亭事件」
「御手洗潔のメロディ」「Pの密室」「最後のディナー」
「ハリウッド・サーティフィケイト」
に続く“御手洗潔シリーズ”の15作目
(4作目が1988年5位、6作目が1991年版10位、
7作目が1992年版5位、8作目が1993年版15位、
10作目が1997年版15位、
16作目「魔神の遊戯」が2003年版16位、
28作目「星籠の海」が2014年版9位にランクイン)
★ 箱根のホテルに飾られていた
一枚の古い写真。
そこには、芦ノ湖に浮かぶ
帝政ロシアの軍艦が写っていた。
その軍艦は嵐の夜に突如として現れ、
軍人たちが降りると
忽然と姿を消してしまったというのだ。
山間の湖にどうやって
軍艦が姿を現せるというのか。
御手洗と石岡は、
この不可解な謎に挑むことになり…。
名探偵・御手洗潔の推理によって、
歴史に隠された壮大なロマンと
清冽なる感動が浮かび上がる、
傑作長編ミステリー。
* 版元を変えて再文庫化
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの1月文庫化作品 >>
犯罪ホロスコープ 2 / 法月綸太郎 <<当ブログ感想記事>>
ロートケプシェン、こっちにおいで / 相沢沙呼 <<当ブログ感想記事>>
七色の毒 刑事犬養隼人(*改題して文庫化) / 中山七里 <<当ブログ感想記事>>
密室殺人ゲーム・マニアックス / 歌野晶午 <<当ブログ感想記事>>
暗闇で踊れ / 馳星周 <<当ブログ感想記事>>
葬式組曲 / 天祢涼 <<当ブログ感想記事>>
やぶへび / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事>>
御手洗潔と進々堂珈琲(*改題して文庫化) / 島田荘司 <<当ブログ感想記事>>
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【 2015年 2月 発売 】
64(ロクヨン) (上・下) / 横山秀夫 <<当ブログ感想記事>>
<< 2013年版 1位 >> ・「週刊文春ミステリーベスト10」 1位
・「ミステリが読みたい!」 2位
・「本屋大賞」 2位
★ 『警察発表』に真実はあるのか。
<昭和64年>に起きたD県警史上最悪の
翔子ちゃん誘拐殺人事件をめぐり、
刑事部と警務部が全面戦争に突入。
狭間に落ちた広報官・三上義信は
己の真を問われる。
怒濤の展開、
驚愕の傑作ミステリー!
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<< 2014年版 10位 >> ・「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞
・「ミステリが読みたい!」 5位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 14位
★ 介護に追い詰められていく人々、
正義にしがみつく偽善者、
恨みも憎しみもない殺人、
正しい者は一人もいない。
人間の尊厳、真の善と悪を、
今も生きるあなたに問う!
圧倒的な筆致で、
社会の中でもがき苦しむ人々の
絶望を抉り出す、
堂々たる社会派、
見事に裏切ってくれる本格推理、
魂に揺さぶるミステリー小説の傑作に、
驚きと感嘆の声!
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漂流街 / 馳星周
<< 1999年版 26位 >>
★ 日系ブラジル人マーリオ。
反対する祖父を殴り倒して出稼ぎにきた日本。
たどり着いた自動車工場。
過酷な労働、安い賃金。
クソのような日々。
今は、ヤクザがらみの風俗の下働き。
店の女ケイがそそる。
ケイの客。関西ヤクザの大物。
チャンスだった。奪った。金とヤク!
逃げた。殺した。
追われている…警察に、中国人に、ヤクザに。
マーリオのたった一人の闘い!
怒りと絶望を道づれに
暗黒小説が疾走する。
* 新装版として再文庫化
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの2月文庫化作品 >>
闇の伴走者 醍醐真司の博覧推理ファイル / 長崎尚志 <<当ブログ感想記事>>
冬芽の人 / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事>>
玩具店の英雄 座間味くんの推理 / 石持浅海 <<当ブログ感想記事>>
ノエル -a story of stories- / 道尾秀介 <<当ブログ感想記事>>
誤審死(*改題して文庫化) / 麻野涼 <<当ブログ感想記事>>
名も無き世界のエンドロール / 行成薫 <<当ブログ感想記事>>
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