「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2014年9-10月)
「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(2ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事
* シリーズ作品のランクイン実績は、2014年版までの記録
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【 2014年 9月 発売 】
ソロモンの偽証 第I部 事件(上・下) / 宮部みゆき <<当ブログ感想記事>>
<< 2013年版 2位 >> ・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位
・「本屋大賞」 7位
・「AXNミステリー 闘うベストテン」 10位
★ クリスマスの朝、
雪の校庭に急降下した十四歳。
その死は
校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。
目撃者を名乗る匿名の告発状が、
やがて主役に躍り出る。
新たな殺人計画、
マスコミの過剰報道、
そして犠牲者が一人、また一人。
気づけば中学校は
死を賭けたゲームの盤上にあった。
死体は何を仕掛けたのか。
真意を知っているのは誰!?
* 第II部(上・下)は10月、第III部(上・下)は11月発売
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怪盗グリフィン、絶体絶命 / 法月綸太郎 <<当ブログ感想記事>>
<< 2007年版 8位 >>
★ ニューヨークの怪盗グリフィンに、
メトロポリタン美術館が所蔵する
ゴッホの自画像を盗んでほしいという
依頼が舞いこんだ。
いわれのない盗みはしないグリフィンに、
依頼者は「ターゲットは贋作」と告げる。
“あるべきものを、あるべき場所に”が信条の
グリフィンがとった大胆不敵な行動とは!?
……ところが事件は
これだけでは終わらなかった。
グリフィンを待ち受けていたのは――!!
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<< 2011年版 17位 >>
★ 1971年。
スペインとフランスの国境に
またがった地方、バスク。
この地でフランコ政権からの独立を目指し
武力闘争を続ける過激派組織
ETA“バスク祖国と自由”に、
日本赤軍のメンバー吉岡良輝が合流した。
男は組織の切り札となり、
首相暗殺テロに身を投じる―。
* 「エウスカディ」を改題して文庫化
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紙の月 / 角田光代
<< 2013年版 26位 >>
★ わかば銀行から
契約社員・梅澤梨花(41歳)が
1億円を横領した。
梨花は海外へ逃亡する。
彼女は、果たして逃げ切れるのか?
あまりにもスリリングで
狂おしいまでに切実な、
角田光代、待望の長篇小説。
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特異家出人 / 笹本稜平
<< 2011年版 40位 >>
★ 失踪した老人は、
葛飾区青戸七丁目在住の有村礼次郎、
八十四歳、出身は鹿児島県。
現在の場所で暮らすようになったのは
二十年ほど前のことで、
近所の不動産屋の話では、
家と土地は即金で購入したという。
それなら金回りはいいはずで、
古びた家屋は建て直すものと思っていたら、
たまに修繕をしながら住み続け、
車を持つでもなく、
家具調度に贅沢をするでもなく、
世間によくいる侘びしい独居老人の暮らし向きを
続けていたらしい―
特殊班捜査係が動く。
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの9月文庫化作品 >>
風化水脈 新宿鮫8 / 大沢在昌(* 新装版として再発売) <<当ブログ感想記事>>
熱 愛 / 香納諒一 <<当ブログ感想記事>>
平蔵の首 / 逢坂剛 <<当ブログ感想記事>>
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【 2014年 10月 発売 】
ソロモンの偽証 第II部(上・下) / 宮部みゆき <<当ブログ感想記事>>
<< 2013年版 2位 >> ・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位
・「本屋大賞」 7位
・「AXNミステリー 闘うベストテン」 10位
★ もう大人たちに任せておけない――。
保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、
一人の女子生徒が立ち上がった。
校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、
隠された真実を暴くため、
学校内裁判を開廷しよう!
教師による圧力に屈せず走り出す
数名の有志たち。
そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。
その手捌きに一同は戦慄した……。
* 第I部(上・下)は9月、第III部(上・下)は11月発売
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<< 2007年版 4位 >> ・「日本冒険小説協会大賞」受賞
・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位
★ 「新宿鮫」「毒猿」「屍蘭」「無間人形」
「炎蛹」「氷舞」「灰夜」「風化水脈」
に続く“新宿鮫シリーズ”の9作目
(1作目も1991年版1位、2作目も1992年版2位、
3作目も1994年版15位、4作目も1994年版16位、
6作目も1998年版10位、
10作目「絆回廊」も2012年版4位にランクイン)
★ 大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の
取調べにあたった鮫島は
麻薬ルートの捜査に乗り出し、
盗品を専門に売買する「泥棒市場」の
存在を突き止める。
この組織の背後には鮫島の宿敵、仙田がいた。
一方、鮫島と同期でキャリアの香田は
新設の組織犯罪対策部の理事官へ異動。
香田は外国人組織の撲滅のため
暴力団と手を組むことを画策していた。
シリーズ最大の問題作!
* 新装版として再発売
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<< 2013年版 18位 >>
★ 良識を示そうとした浮浪者が
誰にも相手にされずに迎える
「或るはぐれ者の死」、
他国で白眼視されながら生きる
故郷喪失者の日本人が迎える
「或る嫌われ者の死」、
自らの欲望に女の子を奉仕させようとした
くだらない大人が迎える
「或るろくでなしの死」、
過去の栄光をよすがに
ダメな人生をおくるぼんくらが迎える
「或る英雄の死」…。
本人の意志や希望と関係なく
不意に訪れる7つの“死”を描いた傑作短編集!
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<< 「このミス」で41位以下または0票だった
当ブログ読了済みの10月文庫化作品 >>
ミスター・グッド・ドクターをさがして / 東山彰良 <<当ブログ感想記事>>
二十五の瞳 / 樋口毅宏 <<当ブログ感想記事>>
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