「Good-by Morning/宇徳敬子&近藤房之助」 > 懐かしの90年代・中小ヒット曲集 vol.10
1990~1999年に発売された邦楽シングル曲の中から、特大ヒットや大ヒット曲は除いて、中小ヒットした曲を紹介していこうと思います。
一応の基準は、多くの人が一度は耳にしたことがありながらも、今では忘却の彼方に消えていて、こんな機会でもなかったらそのほとんどの人が一生再聴することもなかったのでは、といった曲ということにしましたが、まあオリコン年間ランキングで50位以下って感じでしょうか(例外もあり)。
あとは、紹介だけしても実際に曲を聴けないとなるとあまり意味がないので、Youtubeで動画を見つけることができた曲を紹介していく予定です(動画は自分でアップしているわけではないので、記事更新後に削除されている場合もあります)。
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【 Good-by Morning / 宇徳敬子&近藤房之助 】
発売日 : 1992年11月21日
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宇徳敬子は、「踊るポンポコリン」など数々のヒット曲を持つ“B.B.クィーンズ”のコーラスメンバーとしてデビューし、そのコーラスメンバー3人から成る“Mi-Ke”としても「想い出の九十九里浜」などのヒット曲を発表。
さらに1993年からはソロとして活動し、その高い歌唱力を活かした名曲をいくつも生み出しているのですが、本曲はソロデビューの前年に発表されたコラボシングルです。
コラボ(デュエット)相手は、B.B.クィーンズでも共演した近藤房之助でして、B.B.クィーンズの時は「タッタタラリラ~」の愉快なおじさんキャラではありましたが、実はかなり本格派な日本を代表するほどのブルース歌手なのですね。
そんな二人が、サンディーの「グッドバイ・モーニング」(1976年)をカバーしたのが本曲で、ドラマ「ウーマンドリーム」のエンディングテーマとして起用されヒットしました。
B.B.クィーンズ絡みの2人でありながら「踊るポンポコリン」とは全く正反対といっていいほどのバラード曲なのですが、穏やかながらもじっくりと心の中に染み込んで来る美しいメロディーを、宇徳敬子がこれまた美しいボーカルで歌い上げ、そこに近藤房之助の渋くて力強い歌声が絡むことで、この楽曲と二人の歌い手の魅力がとても心地良く響いてくるのです。
そして、明け方における(まだ生き物が活動を始める前の)静けさや一日が動き出し始める直前のまどろみ感&気だるい感じ、さらには(恋人との別れにより)新たな道を踏み出していこうとする決意の気持ちが絶妙に表現されているので、時代を超えて聴き継がれていくべき名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=0_SOHT9LC1Y
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