「Bye-Bye-Bye/GO-BANG'S」 > 懐かしの90年代・中小ヒット曲集 vol.09
1990~1999年に発売された邦楽シングル曲の中から、特大ヒットや大ヒット曲は除いて、中小ヒットした曲を紹介していこうと思います。
一応の基準は、多くの人が一度は耳にしたことがありながらも、今では忘却の彼方に消えていて、こんな機会でもなかったらそのほとんどの人が一生再聴することもなかったのでは、といった曲ということにしましたが、まあオリコン年間ランキングで50位以下って感じでしょうか(例外もあり)。
あとは、紹介だけしても実際に曲を聴けないとなるとあまり意味がないので、Youtubeで動画を見つけることができた曲を紹介していく予定です(動画は自分でアップしているわけではないので、記事更新後に削除されている場合もあります)。
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【 Bye-Bye-Bye / GO-BANG'S 】
発売日 : 1991年2月21日
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GO-BANG'Sといえば、「スペシャル・ボーイフレンド」「あいにきて I・NEED・YOU!」「無敵のビーナス」などのヒット曲やボーカル・森若香織のキャラクターから、明るく派手でゴージャスなガールズポップバンドといったイメージがあるのではないでしょうか。
本作も、恋人との別れを唄った歌ではあるものの、湿っぽかったり未練がましかったりするのではないポップソングに仕上がっています。
AメロとBメロでは別れた恋人への感謝の気持ちが、続くサビでは二人の想い出が唄われるのですが、その内容というのが付き合ったばかりの頃のちょっとしたことでもドキドキしてしまうような初々しい想い出エピソードの数々なのです。
このサビのエピソード部分だけ聴けばハッピーソングにしか思えないものの、もうすでに別れてしまった二人だとすでに(A・Bメロから)わかっていること、そして明るい曲調に合わせてあまり感情を出さずささやくように詩を音に乗せる唄い方により、恋人と共に歩んで来た幸せな時間が途切れてしまった喪失感が自分のことのように伝わってきて、普段は恋愛ソングを聴いても特に何とも思わない自分でもゾクゾクするほどに感情を揺さぶられてしまうのですね。
さらにはサビの「Bye-bye Bye-bye みんなBye-bye」の部分から、(恋愛ソング的なバイバイとは)異なる意味のバイバイなんじゃないかと深読みして(違う意味での)ゾクゾク感を味わってしまったりも.....。
そういった歌なので、恋人と別れた直後に聴いたら号泣必至だと思うのですが、別に恋愛ソングとして聴かなくても(ゴージャスなヒットソングとは別のタイプにおける)GO-BANG'Sだからこその名曲なので、ヒットソングというほど知名度は高くないだろうけれどここで紹介してみました。
なお、GO-BANG'Sは1994年に解散し、2009年に『SMAP×SMAP』での一夜限りの再結成を経て、昨年(2013年)からは森若香織のソロユニットとして復活して現在も活動しています。
http://www.youtube.com/watch?v=MLuN-hCO9Nk
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