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2014年4月 9日 (水)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2014年5-6月)

 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(2ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 * シリーズ作品のランクイン実績は、2014年版までの記録

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 【 2014年 5月 発売 】


  砂のクロニクル(上・下) / 船戸与一  <<当ブログ感想記事>>

 << 1993年版 1位 >>  ・日本冒険小説協会大賞受賞
                ・山本周五郎賞受賞

 ★ 民族の悲願、独立国家の樹立を求めて
   暗躍する中東の少数民族クルド。
   かつて共和国が成立した聖地マハバードに集結して
   武装蜂起を企む彼らだったが、
   直面する問題は武器の決定的な欠乏だった。
   クルドがその命運を託したのは謎の日本人“ハジ”。
   武器の密輪を生業とする男だ。
   “ハジ”は2万梃のカラシニコフAKMを
   ホメイニ体制下のイランに
   無事運び込むことができるのか。

   * 版元を変えて再文庫化

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  メルカトルかく語りき / 麻耶雄嵩  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 7位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 2位
                ・「ミステリが読みたい!」 2位
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 8位

 ★ 「翼ある闇」「夏と冬の奏鳴曲」「痾」
   「メルカトルと美袋のための殺人」「鴉」に続く
   “メルカトル鮎シリーズ”の6作目
   (1作目も1992年版12位、2作目も1994年版17位、
    5作目も1998年版16位にランクイン)

 ★ ある高校で殺人事件が発生。
   被害者は物理教師、
   硬質ガラスで頭部を5度強打され、
   死因は脳挫傷だった。
   現場は鍵がかかったままの
   密室状態の理科室で、
   容疑者とされた生徒はなんと20人!
   銘探偵メルカトルが導き出した
   意外すぎる犯人とは―「答えのない絵本」
   他、全5編収録。
   麻耶ワールド全開の問題作。

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  心に雹の降りしきる / 香納諒一  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 9位 >>

 ★ 7年前に行方不明になった少女の
   遺留品が発見された。
   全く期待せずに捜査を再開した
   県警捜査一課の都筑だが、
   数日後、情報をもたらした探偵・梅崎の
   死体が発見される。
   梅崎は一体何をつかんでいたのか…。

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  転迷 隠蔽捜査4 / 今野敏  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 14位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 10位

 ★ 「隠蔽捜査」「果断 隠蔽捜査2
   「疑心 隠蔽捜査3」「初陣 隠蔽捜査3.5」に続く
   “隠蔽捜査シリーズ”の5作目
   (1作目も2006年20位、
    2作目も2008年版4位にランクイン)

 ★ 相次いで謎の死を遂げた二人の外務官僚。
   捜査をめぐる他省庁とのトラブル。
   娘の恋人を襲ったアクシデント……
   大森署署長・竜崎伸也の周囲で
   次々に発生する異常事態。
   盟友・伊丹俊太郎と共に捜査を進める中で、
   やがて驚愕の構図が浮かび上がる。
   すべては竜崎の手腕に委ねられた!
   緊迫感みなぎる超人気シリーズ最強の第五弾。

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  硝子の葦 / 桜木紫乃  <<当ブログ感想記事>>

 << 2011年版 16位 >>

 ★ 母の愛人だった男が、私の夫。
   愛なんて最初からなかったはずなのに。
   夫の事故ですべてが狂い始めた…。
   善悪の彼岸へ近づく日常。
   私たちの“仮面”は崩壊し“怪物”が顔を出す。
   ノンストップ・エンタテイメント長編。

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  無間人形 新宿鮫4 / 大沢在昌  <<当ブログ感想記事>>

 << 1994年版 16位 >>  ・直木三十五賞受賞
                 ・「週刊文春ミステリーベスト10」 3位

 ★ 「新宿鮫」「毒猿」「屍蘭」に続く“新宿鮫シリーズ”の4作目
   (1作目も1991年版1位、2作目も1992年版2位、
    3作目も1994年版15位、
    6作目「氷舞」も1998年版10位、
    9作目「狼花」も2007年版4位、
    10作目「絆回廊」も2012年版4位にランクイン)

 ★ 新宿の街の闇でひそかに
   「アイスキャンディ」と呼ばれる
   新型の覚醒剤が売られていた。
   その密売ルートを追う
   鮫島の前に立ちはだかる、
   暴力団と地方財閥の兄弟たち。
   事件を追いつめる鮫島だったが、
   悪の手は鮫島の恋人・晶にも迫る。
   絶体絶命の危機に落ちた晶。
   果たして鮫島は恋人を救うことができるのか。

   * 新装版として再発売

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  黄金色の祈り / 西澤保彦

 << 2000年版 39位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 7位

 ★ 他人の目を気にし、人をうらやみ、
   成功することばかり考えている「僕」は、
   高校卒業後、アメリカの大学に留学するが、
   いつしか社会から脱落していく。
   しかし、人生における一発逆転を狙って、
   ついに小説家デビュー。
   かつての級友の死を題材に小説を発表するが…
   作者の実人生を思わせる、
   青春ミステリ小説。

   * 版元を変えて再文庫化

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの5月文庫化作品 >>

  三題噺 示現流幽霊 / 愛川晶  <<当ブログ感想記事>>
  星月夜 / 伊集院静  <<当ブログ感想記事>>
  パラドックス13 / 東野圭吾  <<当ブログ感想記事>>
  琅邪の虎 / 丸山天寿  <<当ブログ感想記事>>
  薔薇を拒む / 近藤史恵  <<当ブログ感想記事>>
  サヴァイヴ / 近藤史恵  <<当ブログ感想記事>>
  人 質 / 佐々木譲  <<当ブログ感想記事>>

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 【 2014年 6月 発売 】


  OUT(上・下) / 桐野夏生  <<当ブログ感想記事>>

 << 1998年版 1位 >>  ・日本推理作家協会賞受賞
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位

 ★ 深夜の弁当工場で働く主婦たちは、
   それぞれの胸の内に
   得体の知れない不安と失望を抱えていた。
   「こんな暮らしから脱け出したい」
   そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を
   外へと導いたのは、
   思いもよらぬ事件だった。
   なぜ彼女たちは、
   パート仲間が殺した夫の死体を
   バラバラにして捨てたのか?
   犯罪小説の到達点。
   ’98年日本推理作家協会賞受賞。

   * 推理作家協会賞全集として版元を変えて再文庫化

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  鎮魂歌 不夜城II / 馳星周

 << 1998年版 5位 >>  ・日本推理作家協会賞受賞
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 6位

 ★ 「不夜城」に続く“不夜城シリーズ”の2作目
   (1作目も1997年版1位にランクイン)

 ★ 新宿の街を震撼させた
   チャイナマフィア同士の銃撃事件から二年、
   警察の手すら届かない
   歌舞伎町の中国系裏社会を牛耳るのは、
   北京の崔虎、上海の朱宏、
   そして、銃撃事件で大金を手に入れた
   台湾の楊偉民だった。
   勢力図も安定したかと思われた矢先、
   崔虎の手下の大物幹部が狙撃され、
   歌舞伎町は再び不穏な空気に包まれた!
   崔虎は日本人の元刑事に
   犯人を探し出すよう命じるが、
   事態は思わぬ方向へと展開していく…。
   事件の混乱に乗じ、劉健一は生き残りを賭け、
   再び罠を仕掛けた!
   ―驚異のデビュー作『不夜城』の二年後を描いた、
   傑作ロマンノワール。

   * 推理作家協会賞全集として版元を変えて再文庫化

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  楽園のカンヴァス / 原田マハ  <<当ブログ感想記事>>

 << 2013年版 6位 >>  ・山本周五郎賞受賞
                ・「本屋大賞」 3位
                ・「ミステリが読みたい!」 5位
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 6位

 ★ ニューヨーク近代美術館の
   学芸員ティム・ブラウンは、
   スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。
   MoMAが所蔵する、
   素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。
   その名作とほぼ同じ構図、
   同じタッチの作が目の前にある。
   持ち主の大富豪は、
   真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、
   ヒントとして謎の古書を手渡した。
   好敵手は日本人研究者の早川織絵。
   リミットは七日間―。
   ピカソとルソー。
   二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、
   いま、明かされる。

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  ラバー・ソウル / 井上夢人  <<当ブログ感想記事>>

 << 2013年版 13位 >>

 ★ 洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、
   社会との繋がりだった鈴木誠。
   女性など無縁だった男が、
   美しいモデルに心を奪われた。
   偶然の積み重なりは、
   鈴木の車の助手席に、
   美縞絵里を座らせる。

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  向こう側の遊園 / 初野晴  <<当ブログ感想記事>>

 << 2013年版 37位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 10位

 ★ いずれ迎える別離。
   それでも一緒にいたかった。
   廃墟となった遊園地、
   ここは秘密の動物霊園。
   奇妙な名前の丘にいわくつきのペットが眠る。
   弔いのためには、
   依頼者は墓守の青年と交渉し、
   一番大切なものを差し出さなければならない。
   ゴールデンレトリーバー、天才インコ、そして…。
   彼らの“物語”から、
   青年が解き明かす真実とは。
   人と動物のあらゆる絆を描いた、
   連作ミステリー。

   * 「カマラとアマラの丘」を改題して文庫化

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの6月文庫化作品 >>

  炎蛹 新宿鮫5 / 大沢在昌(* 新装版として再発売)  <<当ブログ感想記事>>
  春から夏、やがて冬 / 歌野晶午  <<当ブログ感想記事>>
  所轄魂 / 笹本稜平  <<当ブログ感想記事>>
  彼女が追ってくる / 石持浅海  <<当ブログ感想記事>>
  怪 談 / 柳広司  <<当ブログ感想記事>>


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 “「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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