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2014年2月27日 (木)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2014年3-4月)

 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(2ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 * シリーズ作品のランクイン実績は、2014年版までの記録

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 【 2014年 3月 発売 】


  毒猿 新宿鮫2 / 大沢在昌  <<当ブログ感想記事>>

 << 1992年版 2位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 1位

 ★ 「新宿鮫」に続く“新宿鮫シリーズ”の2作目
   (1作目も1991年版1位、
    3作目「屍蘭」も1994年版15位、
    4作目「無間人形」も1994年版16位、
    6作目「氷舞」も1998年版10位、
    9作目「狼花」も2007年版4位、
    10作目「絆回廊」も2012年版4位にランクイン)

 ★ 凄腕の殺し屋・毒猿が新宿に潜入。
   彼を裏切った台湾マフィアのボス・葉が標的だ。
   孤独な毒猿に心惹かれた奈美は、
   その復讐劇に呑み込まれていく……。
   台湾の敏腕刑事・郭とともに、
   毒猿の爪痕を追う鮫島。
   葉を匿う暴力団・石和組と
   毒猿の全面対決が迫る!
   新宿御苑を舞台にした決戦の果ては!?
   そして奈美の運命は!?
   シリーズ最強の敵が鮫島の前に立ちはだかる。

   * 新装版として再発売

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  霧越邸殺人事件(上・下) / 綾辻行人  <<当ブログ感想記事>>

 << 1991年版 7位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 1位

 ★ 信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」。
   訪れた劇団「暗色天幕」の一行を迎える
   怪しい住人たち。
   邸内で発生する不可思議な現象の数々…。
   閉ざされた“吹雪の山荘”でやがて、
   美しき連続殺人劇の幕が上がる!

   * 版元を変えて完全改訂版として再文庫化

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  砕かれた鍵 / 逢坂剛

 << 1993年版 12位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 8位

 ★ 「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」に続く
   “百舌シリーズ”の3作目

 ★ 警察官が関連する事件が続発した。
   麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補と
   その同僚の巡査部長が射殺され、
   麻薬吸引者の元警察官に婦人警官が刺殺された。
   何か巨大な陰謀が
   警察内部で進んでいる模様である。
   警察庁特別監察官・倉本尚武が乗り出し、
   執念の捜査を開始する。
   そして“ペガサス”という名の
   謎の人物にゆき当たるが…。

   * 再文庫化

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  狩場最悪の航海記 / 山口雅也  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 21位 >>

 ★ 徳川綱吉の治世。
   犬が人間より偉く、
   武士が腹を切る奇怪な国・日本に
   上陸した冒険家ガリヴァーは、
   病に臥せる将軍のため南洋の島へと
   不死の秘薬を持ち帰る旅に出た。
   忍者に海賊、恐竜までが暴れ回る
   旅の果てに明かされる世界の秘密。
   博覧強記の鬼才が技巧の限りを尽くす、
   世界文学に比すべき知と奇想の大冒険物語。

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  真鍮のむし / 田中啓文  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 25位 >>

 ★ 「落下する緑」「辛い飴」に続く
   “永見緋太郎の事件簿 シリーズ”の3作目
   (1作目が2007年版14位にランクイン)

 ★ 天才的なテナーサックスの腕前とは裏腹に、
   世事にはうとい永見緋太郎。
   だが、ひとたび不思議な出来事に遭遇するや、
   音楽を奏でるように見事に謎を解き明かす。
   アメリカで管楽器の盗難事件に
   巻き込まれた永見が見いだした
   人情味溢れる真相他、
   日本のみならずニューヨーク、シカゴ、
   そしてジャズの聖地ニューオリンズなどを
   舞台にした全七編。
   ジャズと不思議に満ちた、
   痛快ミステリ。

   * 「獅子真鍮の虫」を改題して文庫化

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  ばらばら死体の夜 / 桜庭一樹  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 40位 >>

 ★ 神保町の古書店「泪亭」二階に住む
   謎の美女・白井沙漠。
   学生時代に同じ部屋に下宿していたことから
   彼女と知り合った翻訳家の解は、
   訝しく思いながらも何度も身体を重ねる。
   二人が共通して抱える「借金」という恐怖。
   破滅へのカウントダウンの中、
   彼らが辿り着いた場所とは―。
   「消費者金融」全盛の時代を生きる
   登場人物四人の視点から、
   お金に翻弄される人々の姿を
   緻密に描いたサスペンス。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの3月文庫化作品 >>

  杉下右京の事件簿 / 碇卯人  <<当ブログ感想記事>>
  眠り姫とバンパイア / 我孫子武丸  <<当ブログ感想記事>>
  淡雪記 / 馳星周  <<当ブログ感想記事>>

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 【 2014年 4月 発売 】


  盤上の夜 / 宮内悠介  <<当ブログ感想記事>>

 << 2013年版 10位 >>  ・日本SF大賞受賞
                 ・創元SF短編賞(山田正紀賞)受賞作収録
                 ・「SFが読みたい!」 2位

 ★ 彼女は四肢を失い、
   囲碁盤を感覚器とするようになった──。
   若き女流棋士の栄光をつづり、
   第1回創元SF短編賞で
   山田正紀賞を贈られた表題作にはじまり、
   同じジャーナリストを語り手にして紡がれる、
   盤上遊戯、卓上遊戯をめぐる6つの奇蹟。
   囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋……
   対局の果てに人知を超えたものが現出する。
   デビュー作品集ながら直木賞候補となり、
   日本SF大賞を受賞した、
   2010年代を牽引する新しい波。

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  11 eleven / 津原泰水  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 12位 >>  ・Twitter文学賞(国内部門) 1位
                 ・「SFが読みたい!」 4位
                 ・「ミステリが読みたい!」 7位

 ★ 百年に一度生まれ、
   未来を予言するといわれる
   生き物「くだん」。
   鬼の面をした怪物が
   「異形の家族」に見せた
   世界の真実とは(「五色の舟」)
   ―各メディアで
   ジャンルを超えた絶賛を受け、
   各種ランキングを席巻した
   至極の作品集がついに文庫化!
   津原泰水最高傑作短篇との呼び声が高い
   「五色の舟」を始め、
   垂涎の11篇を収録。
   文庫版オリジナル、
   著者による自作解題も併録。

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  屍蘭 新宿鮫3 / 大沢在昌  <<当ブログ感想記事>>

 << 1994年版 15位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 7位

 ★ 「新宿鮫」「毒猿」に続く“新宿鮫シリーズ”の3作目
   (1作目も1991年版1位、2作目も1992年版2位、
    4作目「無間人形」も1994年版16位、
    6作目「氷舞」も1998年版10位、
    9作目「狼花」も2007年版4位、
    10作目「絆回廊」も2012年版4位にランクイン)

 ★ エステサロンを経営する
   美貌の女社長・藤崎綾香。
   彼女は成功を手にするため、
   あらゆる手段を取ってきた。
   殺人、闇ビジネス……。
   看護婦のふみ枝は、
   綾香に代わり汚れ役を演じてきた。
   新宿鮫を恐れた女たちは、
   鮫島の動きを封じるため罠を仕掛ける。
   鮫島に汚職、そして殺人の容疑が!
   美しさに隠された犯罪者の
   「心の闇」が浮かび上がる。
   シリーズ最大のサスペンス!

   * 新装版として再発売

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  私たちが星座を盗んだ理由 / 北山猛邦  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 15位 >>

 ★ 難病の女の子を喜ばせるため、
   星座を一つ消して見せる
   男の子を描く表題作ほか、
   5つの物語のすべてに
   驚愕のどんでん返しが待つ、
   ファンタジックな短編集。
   優しく、美しく、甘やかな世界が、
   ラストの数行で残酷に反転する衝撃は、
   快感ですらある。
   まさに、ミステリの醍醐味!

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  電氣人閒の虞 / 詠坂雄二  <<当ブログ感想記事>>

 << 2010年版 20位 >>

 ★ 「電気人間って知ってる?」
   一部の地域で根強く語られている
   奇怪な都市伝説。
   真相に近付く者は次々に死んでいく。
   語ると現れ、人の思考を読むという
   電気人間は存在する!?
   ライターの柵馬朋康もまた
   謎の解明に乗り出すが、
   複数の仮説を拒絶する怪異は、
   彼を出口の見えない困惑の迷宮に誘う――。
   ミステリか、ホラーか。
   ジャンルの枠を軽妙に超越する
   鮮烈の問題作!

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  鬼畜の家 / 深木章子  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 35位 >>  ・ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞

 ★ 「おとうさんはおかあさんが殺しました。
   おねえさんもおかあさんが殺しました。
   おにいさんはおかあさんと死にました。
   わたしはおかあさんに殺されるところでした……」
   保険金目当てで家族に手をかけてゆく母親。
   その母親も自動車もろとも夜の海に沈み、
   末娘だけが生き残ることになった。
   母親による巧妙な殺人計画、
   娘への殺人教唆、資産の収奪……
   信じがたい「鬼畜の家」の実体が、
   娘の口から明らかにされてゆく。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの4月文庫化作品 >>

  扼殺のロンド / 小島正樹  <<当ブログ感想記事>>


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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