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2013年9月 4日 (水)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2013年10-12月)

 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(3ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 * シリーズ作品のランクイン実績は、2013年版までの記録

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 【 2013年 10月 発売 】


  小暮写眞館(上・下) / 宮部みゆき  <<当ブログ感想記事>>

 << 2011年版 8位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 7位

 ★ 家族とともに古い写眞館付き住居に
   引っ越ししてきた高校生の花菱英一。
   変わった新居に戸惑う彼に、
   一枚の写真が持ち込まれる。
   それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ
   心霊写真だった。
   不動産屋の事務員、垣本順子に見せると
   「幽霊」は泣いていると言う。
   謎を解くことになった英一は。
   待望の現代ミステリー。

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  民宿雪国 / 樋口毅宏  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 11位 >>

 ★ 大勢に惜しまれながら、
   国民的画家・丹生雄武郎が亡くなった。
   享年九十七。
   彼は一方で寂れた民宿のあるじでもあったが、
   その生涯は未だ多くの謎に包まれている―。
   期待した筋書きを幾度も裏切られる破天荒な構成、
   そして昭和史の裏面を抉りながら
   最終的に物語が辿りつくのは…!?
   小説界が驚倒した空前絶後、衝撃の大傑作。

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  灰色の虹 / 貫井徳郎  <<当ブログ感想記事>>

 << 2011年版 20位 >>

 ★ 身に覚えのない上司殺しの罪で
   刑に服した江木雅史。
   事件は彼から家族や恋人、
   日常生活の全てを奪った。
   出所後、江木は7年前に自分を
   冤罪に陥れた者たちへの復讐を決意する。
   次々と殺される刑事、検事、弁護士……。
   次の標的は誰か。
   江木が殺人という罪を犯してまで求めたものは何か。
   復讐は許されざる罪なのか。
   愛を奪われた者の孤独と絶望を描き、
   人間の深遠を抉る長編ミステリー。

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  貴族探偵 / 麻耶雄嵩  <<当ブログ感想記事>>

 << 2011年版 20位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 6位

 ★ 信州の山荘で、
   鍵の掛かった密室状態の部屋から
   会社社長の遺体が発見された。
   自殺か、他殺か?
   捜査に乗り出した警察の前に、
   突如あらわれた男がいた。
   その名も「貴族探偵」。
   警察上部への強力なコネと、
   執事やメイドら使用人を駆使して、
   数々の難事件を解決してゆく。
   斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、
   かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生!
   傑作5編を収録。

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  烏丸ルヴォワール / 円居挽  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 29位 >>

 ★ 「丸太町ルヴォワール」に続く
   “ルヴォワールシリーズ”の2作目
   (1作目が2011年版11位にランクイン)

 ★ 京都に伝わる稀覯本『黄母衣内記』。
   その所有者が謎の死を遂げた。
   事故か他殺か。
   そして継承を巡り兄弟争いが勃発。
   私的裁判・双龍会が開かれることに。
   その準備の中、
   瓶賀流は伝説の龍師「ささめきの山月」から、
   一人の少女と行動を共にすることを依頼される。
   だがそれは仲間達との敵対を意味していた。

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  放課後はミステリーとともに / 東川篤哉  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 31位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 9位

 ★ 霧ケ峰涼が通う鯉ケ窪学園高校には
   なぜか事件が多い。
   校舎から消えた泥棒、
   クラスメートと毒入り珈琲一族との関わり、
   校外学習のUFO騒動、
   密室状態の屋上から転落した女子…etc.
   それらの謎を解くはずの涼だが、
   ギャグが冴えるばかりで推理はなぜか発展途上。
   解決へ導くのは探偵部副部長なのか、
   それとも意外なあの人か?
   ユーモア学園推理の結末は?

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  ジークフリートの剣 / 深水黎一郎

 << 2011年版 40位 >>

 ★ 天賦の才能に恵まれ、華麗な私生活を送る
   世界的テノール歌手・藤枝和行。
   念願のジークフリート役を射止めた矢先、
   婚約者が列車事故で命を落とす。
   恐れを知らぬ英雄ジークフリートに
   主人公・和行の苦悩と成長が重ね合わされ、
   死んだ婚約者との愛が
   オペラ本番の舞台で結実する。
   驚嘆の「芸術ミステリ」、
   最高の感動作。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの10月文庫化作品 >>

  神君幻法帖 / 山田正紀  <<当ブログ感想記事>>
  婢伝五稜郭 / 佐々木譲  <<当ブログ感想記事>>

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 【 2013年 11月 発売 】


  叫びと祈り / 梓崎優  <<当ブログ感想記事>>

 << 2011年版 3位 >>  ・ミステリーズ!新人賞受賞作収録
                ・「本格ミステリ・ベスト10」 2位
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位
                ・「ミステリが読みたい!」 5位

 ★ 砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、
   スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、
   ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…
   ひとりの青年が世界各国で遭遇する、
   数々の異様な謎。
   選考委員を驚嘆させた
   第五回ミステリーズ!新人賞受賞作
   「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、
   美しいラストまで一瀉千里に突き進む
   驚異の連作推理誕生。
   大型新人の鮮烈なデビュー作。

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  桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 / 奥泉光  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 17位 >>

 ★ 人気ユーモア・ミステリー、
   待望の文庫化!
   大学の怪事件に挑むヘタレ教員・クワコーと
   奇人ぞろいの文芸部員。
   教員の自虐と女子学生の暴言が衝突するとき
   謎は解かれる。
   全3編。

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  ロマンス / 柳広司  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 35位 >>

 ★ ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、
   殺人容疑をかけられた親友・多岐川嘉人に
   上野のカフェーに呼び出される。
   それが全ての事件のはじまりだった。
   華族社会で起きた殺人事件と
   共産主義活動家の摘発。
   そして、禁断の恋…。
   退廃と享楽に彩られた帝都の華族社会で
   混血の子爵・麻倉清彬が辿りついた衝撃の真実。

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  贖罪の奏鳴曲 / 中山七里  <<当ブログ感想記事>>

 << 2013年版 37位 >>

 ★ 弁護士・御子柴礼司は、
   ある晩、記者の死体を遺棄した。
   死体を調べた警察は、
   御子柴に辿りつき事情を聴く。
   だが、彼には死亡推定時刻は
   法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった―。
   「このミス」大賞受賞作家による新たな傑作誕生。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの11月文庫化作品 >>

  謎解きはディナーのあとで 2 / 東川篤哉  <<当ブログ感想記事>>
  ブック・ジャングル / 石持浅海  <<当ブログ感想記事>>
  廃院のミカエル / 篠田節子  <<当ブログ感想記事>>
  千年ジュリエット / 初野晴  <<当ブログ感想記事>>
  迎撃せよ / 福田和代  <<当ブログ感想記事>>

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 【 2013年 12月 発売 】


  ジェノサイド(上・下) / 高野和明  <<当ブログ感想記事>>

 << 2012年版 1位 >>  ・山田風太郎賞受賞
                ・日本推理作家協会賞受賞
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 1位
                ・「ミステリが読みたい!」 4位

 ★ イラクで戦うアメリカ人傭兵と
   日本で薬学を専攻する大学院生。
   二人の運命が交錯する時、
   全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。
   アメリカの情報機関が察知した
   人類絶滅の危機とは何か。
   一気読み必至の超弩級エンタメ!

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  刑事さん、さようなら / 樋口有介

 << 2012年版 25位 >>

 ★ ――この手が汚れても、かまわないと思った。
   ―― 首を吊った警官、河原で殺された風俗ライター。
   二人をつなぐ“女A”を追い続ける警部補が行き着いたのは、
   寂れた歓楽街の焼き肉屋だった。
   「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する、
   美しくも哀しき愛の物語。
   警察組織の歪みに迫る最新書き下ろしミステリー

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの12月文庫化作品 >>

  攪乱者 / 石持浅海  <<当ブログ感想記事>>
  純平、考え直せ / 奥田英朗  <<当ブログ感想記事>>
  トワイライト博物館 / 初野晴  <<当ブログ感想記事>>
      * 「トワイライト・ミュージアム」の加筆修正版


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 【 「このミス2014年版」で1~40位に入った文庫オリジナル作品 】


  ビブリア古書堂の事件手帖4 / 三上延  <<当ブログ感想記事>>

 << 2014年版 19位 >>

 ★ 「ビブリア古書堂の事件手帖」「ビブリア古書堂の事件手帖2
   「ビブリア古書堂の事件手帖3」に続く
   “ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ”の4作目

 ★ 珍しい古書に関係する、
   特別な相談―謎めいた依頼に、
   ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。
   その家には驚くべきものが待っていた。
   稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の
   膨大なコレクション。
   それを譲る代わりに、
   ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと
   持ち主は言う。
   金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の
   数奇な人生が絡んでいた。
   そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。
   美しき女店主とその母、
   謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが―。

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 “「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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