「逃がし屋」 岡本喜道 > 週刊少年ジャンプ読切!
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週刊少年ジャンプ2013年28号(6月10日発売)に掲載の読切作品が、「逃がし屋(にがしや)」です。
作者の岡本喜道(おかもと・よしみち)は、名義変更等ないのであれば受賞歴はなし(少なくとも手塚賞・赤塚賞・JUMPトレジャー新人漫画賞の受賞歴はなし)。
そして、「逃がし屋」が“ジャンプNEXT! 2012SUMMER”に掲載されてデビューを果たし(週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2012SUMMER」参照)、その同名リニューアル版である本作にて本誌デビューとなりました。
内容の方は、煙の逃がし屋逃走アクション漫画です。
逃がし屋(ジェノ)は、突然訪れてきたポニーによる“(自分を)逃がしてほしい”という依頼を受諾。
ポニーは、マフィアの潜入捜査をおこなっていた警察官で、マフィア内部の助力者として信頼していた殺し屋・アリアに裏切られたため、マフィアから逃げている最中とのこと。
大人数で迫り来るマフィアに対し逃がし屋は、想像したものに姿形を変える“具現煙(クリエイティブスモーク)”を生み出す魔法のステッキを使って逃亡劇を開始.....。
「NEXT版」との比較ですが、主人公である逃がし屋の容姿・性格・能力など変わりはないものの、他の登場人物や細かな舞台設定などは全く異なるので、「本誌読切版」は「NEXT版」の別エピソードといった感じがあります。
ただ、裏切り者だと思っていた人物が実は逃がし屋への依頼者だったりとか、敵集団を一掃する方法、一部のセリフなど共通する部分もあるので、「NEXT版」を大幅にリニューアルした作品と見ることも出来るのかも。
その他の細かな違いとしては、殺し屋の服装はほとんど変わりないものの「本誌読切版」では新たにスカーフを付けていたり、具現煙を生み出す道具が「NEXT版」でのパイプ(タバコ)から「本誌読切版」ではステッキに変わっていたり(「NEXT版」ではステッキは登場せず)、「本誌読切版」では具現煙の使用回数が一日3回という制限が加わっていたり(「NEXT版」では制限に関する説明はなし)、「NEXT版」では逃がし屋が早い段階で“ジェノ”と名乗っていたのに対し「本誌読切版」では最後から2コマ目でようやく名前が判明する、などありました。
扉絵に付けられている煽り文は、
「その窮地 逃がしてやるよ!!」
「☆気鋭の作家が描く「逃がし」の哲学!!
疾風怒涛のハードボイルド逃走読切Cカラー47P!!」
というものでした。
投票受付期間:2013.6.7~6.16
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