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2013年6月 5日 (水)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2013年7-9月)

 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別(3ヶ月ごと)にまとめてみたいと思います。


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 * シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 * シリーズ作品のランクイン実績は、2013年版までの記録

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 【 2013年 7月 発売 】


  折れた竜骨(上・下) / 米澤穂信  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2012年版 2位 >>  ・日本推理作家協会賞受賞
                ・「本格ミステリ・ベスト10」 1位
                ・「ミステリが読みたい!」 1位
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 2位

 ★ ロンドンから出帆し、
   北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
   その領主を父に持つアミーナは、
   放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、
   その従士の少年ニコラに出会う。
   ファルクはアミーナの父に、
   御身は恐るべき魔術の使い手である
   暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。
   いま最も注目を集める俊英が
   渾身の力で放ち絶賛を浴びた、
   魔術と剣と謎解きの巨編!

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  琉璃玉の耳輪 / 津原泰水  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2011年版 17位 >>

 ★ 時は昭和三年―。
   名探偵唐草七郎の一番弟子にして
   閨秀の探偵・岡田明子のもとに舞い込んだ
   摩訶不思議な依頼。
   「三姉妹を探して下さい。
   三人とも左の耳に一粒の琉璃玉が嵌った、
   白金の耳輪をしています」
   阿片窟の女傑、女掏摸、男装の麗人、旅芸人一座、
   変態性慾の男、老刑事、放蕩の貴公子…
   奇想天外、百花繚乱!
   幻の探偵小説が奇才の筆でいま蘇る!
   大発見を語った「尾崎翠フォーラム講演抄録」併録。

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  オー! ファーザー / 伊坂幸太郎  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2011年版 26位 >>

 ★ 一人息子に四人の父親!?
   由紀夫を守る四銃士は、
   ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。
   個性溢れる父×4に囲まれて、
   高校生が遭遇するは、
   事件、事件、事件――。
   知事選挙、不登校の野球部員、
   盗まれた鞄と心中の遺体。
   多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、
   思いもよらぬ物語が、
   あなたの眼前に姿を現す。
   伊坂ワールド第一期を締め括る、
   面白さ400%の長篇小説。

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  月と蟹 / 道尾秀介  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2011年版 27位 >>  ・直木三十五賞受賞

 ★ 「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」
   「叶えてくれると思うで。何でも」
   家にも学校にも居場所が見つけられない
   小学生の慎一と春也は、
   ヤドカリを神様に見立て、
   ささやかな儀式をはじめた。
   お金が欲しい、いじめっ子をこらしめて……
   ねじれた祈りは、やがて大人たちに、
   そして少年たち自身に不穏なハサミを振り上げる──
   鎌倉の風や潮のにおいまで感じさせる瑞々しい筆致。
   少年たちのひと夏が切なく胸に迫り、
   深い余韻が胸を衝く、
   道尾秀介の直木賞受賞作!

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの7月文庫化作品 >>

  長い廊下がある家 / 有栖川有栖  <<当ブログ感想記事>>
  雑司ヶ谷R.I.P. / 樋口毅宏  <<当ブログ感想記事>>
  リライト / 法条遙  <<当ブログ感想記事>>
  福家警部補の再訪 / 大倉崇裕  <<当ブログ感想記事>>
  赤い森 / 折原一  <<当ブログ感想記事>>

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 【 2013年 8月 発売 】


  新参者 / 東野圭吾  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2010年版 1位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 1位
                ・「本格ミステリ・ベスト10」 5位
                ・「ミステリが読みたい!」 5位

 ★ 「卒業」「眠りの森」「どちらかが彼女を殺した」
   「悪意」「私が彼を殺した」「嘘をもうひとつだけ」
   「赤い指」に続く“加賀恭一郎シリーズ”の8作目
   (3作目も1997年版13位、7作目も2007年版9位、
    9作目「麒麟の翼」も2012年版20位にランクイン)

 ★ 日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。
   着任したばかりの刑事・
   加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、
   人情という名の謎。
   手掛かりをくれるのは
   江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。
   「事件で傷ついた人がいるなら、
   救い出すのも私の仕事です」。
   大切な人を守るために生まれた謎が、
   犯人へと繋がっていく。

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  藁にもすがる獣たち / 曽根圭介

 << 2012年版 37位 >>

 ★ サウナの客が残していったバッグには大金が!?
   持ち主は二度と現れず、
   その金で閉めた理髪店を再開しようと考える
   初老のアルバイト。
   FXの負債を返すためにデリヘルで働く主婦。
   暴力団からの借金で追い込みをかけられる刑事。
   金に憑かれて人生を狂わされた人間たちの運命。
   ノンストップ犯罪ミステリー!

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  少年検閲官 / 北山猛邦

 << 2008年版 29位 >>

 ★ 旅を続ける英国人少年クリスは、
   小さな町で家々の扉や壁に
   赤い十字架のような印が残されている
   不可解な事件に遭遇する。
   奇怪な首なし屍体の目撃情報も飛び交う中、
   クリスはミステリを検閲するために育てられた
   少年エノに出会うが…。
   書物が駆逐される世界の中で繰り広げられる、
   少年たちの探偵物語。
   本格ミステリの未来を担う
   気鋭の著者の野心作、
   「少年検閲官」連作第一の事件。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの8月文庫化作品 >>

  舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 / 歌野晶午  <<当ブログ感想記事>>
  ポリス猫DCの事件簿 / 若竹七海  <<当ブログ感想記事>>
  群衆リドル Yの悲劇’93 / 古野まほろ  <<当ブログ感想記事>>
  爆発的 / 鳥飼否宇  <<当ブログ感想記事>>
  魔女は甦る / 中山七里  <<当ブログ感想記事>>

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 【 2013年 9月 発売 】


  開かせていただき光栄です / 皆川博子  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2012年版 3位 >>  ・本格ミステリ大賞受賞
                ・「本格ミステリ・ベスト10」 3位
                ・「週刊文春ミステリーベスト10」 3位
                ・「ミステリが読みたい!」 3位

 ★ 18世紀ロンドン。
   外科医ダニエルの解剖教室から
   あるはずのない屍体が発見された。
   四肢を切断された少年と顔を潰された男。
   戸惑うダニエルと弟子たちに
   治安判事は捜査協力を要請する。
   だが背後には詩人志望の少年の辿った
   恐るべき運命が……
   解剖学が最先端であり偏見にも晒された時代。
   そんな時代の落とし子たちが
   可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む、
   本格ミステリ大賞受賞作。
   前日譚を描く短篇「チャーリーの災難」と
   解剖ソングの楽譜を併録。

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  マリアビートル / 伊坂幸太郎  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2011年版 6位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 3位

 ★ 「グラスホッパー」に続くシリーズ2作目
   (1作目も2005年版18位にランクイン)

 ★ 幼い息子の仇討ちを企てる、
   酒びたりの元殺し屋「木村」。
   優等生面の裏に悪魔のような心を
   隠し持つ中学生「王子」。
   闇社会の大物から密命を受けた、
   腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。
   とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。
   疾走する東北新幹線の車内で、
   狙う者と狙われる者が交錯する――。
   小説は、ついにここまでやってきた。
   映画やマンガ、あらゆるジャンルの
   エンターテイメントを追い抜く、
   娯楽小説の到達点!

   単行本未収録掌編「ついていないから笑う」特別収録

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  グランド・ミステリー / 奥泉光

 << 1999年版 7位 >>  ・「週刊文春ミステリーベスト10」 5位
                ・「本格ミステリ・ベスト10」 7位

 ★ 昭和16年12月、
   真珠湾攻撃の直後、
   空母「蒼龍」に着艦したパイロット
   榊原大尉が不可解な死を遂げた。
   彼の友人である加多瀬大尉は、
   未亡人となった志津子の依頼を受け、
   榊原の死の真相を追い始めるが--

   (一巻本として新装刊行)

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  三百年の謎匣 / 芦辺拓

 << 2006年版 14位 >>  ・「本格ミステリ・ベスト10」 8位

 ★ 「.殺人喜劇の13人」「歴史街道殺人事件」「時の誘拐」
   「地底獣国の殺人」「探偵宣言 森江春策の事件簿」
   「十三番目の陪審員」「不思議の国のアリバイ」
   「怪人対名探偵」「和時計の館の殺人」「時の密室」
   「赤死病の館の殺人」「グラン・ギニョール城」
   に続く“森江春策の事件簿シリーズ”の13作目
   (1作目も1992年版20位、3作目も1997年版17位、
    12作目も2003年版9位、
    18作目「綺想宮殺人事件」も2011年版10位にランクイン)

 ★ 名探偵・森江春策のもとを訪れ
   遺言状の作成を依頼した老人は、
   帰りに密室状態の路地で殺害された。
   老人から森江に託された大型の書物、
   それは世界に1冊しかないという奇書だった
   ――博覧強記の連鎖ミステリ

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  ブラックチェンバー / 大沢在昌  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

 << 2011年版 32位 >>

 ★ 警視庁の河合は
   〈ブラックチェンバー〉と名乗る組織に
   スカウトされた。
   この組織は国際犯罪を取り締まり奪った
   ブラックマネーを資金源にしている。
   その河合たちの前に、
   人類を崩壊に導く犯罪計画が姿を現す。

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 << 「このミス」で41位以下または0票だった
             当ブログ読了済みの9月文庫化作品 >>

  ダークゾーン(上・下) / 貴志祐介  <<当ブログ感想記事>>
  花の鎖 / 湊かなえ  <<当ブログ感想記事>>
  ブルー・ゴールド / 真保裕一  <<当ブログ感想記事>>
  見えない復讐 / 石持浅海  <<当ブログ感想記事>>

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