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2012年10月15日 (月)

<JC1巻買い> 「恋染紅葉」 坂本次郎×ミウラタダヒロ

恋染紅葉 1 (ジャンプコミックス)恋染紅葉 1 (ジャンプコミックス)
ミウラ タダヒロ 坂本 次郎

集英社 2012-10-04
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 2012年10月期(10月4日発売)のJC(ジャンプコミックス)1巻の1冊目が、「恋染紅葉」です。

 読切版の本誌掲載から間を開けずに連載となったことからも期待の高かった作品ですが、現在では本誌巻末近くの掲載が続いているので、打ち切りに向けてのカウントダウン状態となっている可能性は高そうです。

 本作が連載スタートとなった時の状況を振り返ってみますと、前々クールの「ニセコイ」(古味直志)、前クールの「パジャマな彼女。」(濱田浩輔)、そして本作と、3クール連続でラブコメ作品の新連載を投入、しかも前年に始まった「鏡の国の針栖川」(叶恭弘)が終わって間もないという、ラブコメ飽和状態の中でのスタートでした。

 本誌での読切掲載から即連載となったことからも、読切版の評判が高かったことが窺えるのですが、やはりこれだけ同ジャンルの新連載が続くと、どうしても後続になればなるほど不利になってしまいますからね。

 あと、読切版における一番の魅力というのが、ごく一般的な冴えない高校生がアイドル女優と恋愛体験をするという、主人公と同世代の男性読者にとっては感情移入しやすい夢のような設定&展開だったのではないでしょうか。

 ただ、連載版ではすぐに主人公・葛城翔太がモテモテ状態になりましたし、次第にアイドル女優・紫之宮紗奈側の恋愛感情を描く比率が多くなってきたので、あくまで目線は翔太=読者となるように徹して、紗奈側の感情は読者から見ても曖昧にし、両想いを最終クリアとした恋愛ゲーム的な展開だった方が、この設定に合っていたのではないかな~と思ってしまいました。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に、「アイドル女優とまさかの恋―!?」と書かれています。

 裏帯の方は、作中の3コマを使った内容紹介と、収録されている読切版の紹介。

 カバーを外した部分は、表紙と同じ絵。

 中身の方ですが、各話の間には、複数の紅葉が流れるように描かれた絵とタイトルロゴ。

 本編の後には、本誌2012年09号に掲載された読切版「恋染紅葉」を収録。

 そして巻末には、2巻(11月2日発売)の告知が2ページ。

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