「このミス」完全読破・500冊突破記念企画「このミステリーがすごい!MDB版」 10位>6位
「このミス」完全読破 500冊突破記念企画
>> 「 このミステリーがすごい!MDB版 」 <<
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”「このミス」完全読破”がついに500冊を突破したということで、100冊突破ごとの記念企画を今回も実施していきたいと思います。
ちなみに、対象となる500冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または過去の“100冊突破ごとの企画”については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。
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そして500冊突破記念企画として実施するのは、「このミステリーがすごい!MDB版」。
これは、これまで読んできた500作品の中から特に面白かったものを50作品選び、それに順位付けをして、カウントダウン方式で発表していこう、という企画です。
選んだ基準は、単純に“読んで面白かったもの”を順番に選んでいったというだけなのですが、ただ“「このミス」完全読破”を始めた時の自分が完全なるミステリ初心者だったこともあり、読んだ時期によって読んで面白いと思ったタイプやジャンルが大きく変わっているのですね。
なので、「読んだ当時の評価」ではなく、「今思い返してみて“あれは面白かった”と思う作品」を順番に選んで行くことにしました(したがって、読んだ直後の評価である“★評価”とはあまりリンクしていません)。
ちなみに、企画名に入っている“MDB”とは、このブログの本元サイトである「マリノス・データ・バンク」の略称です。
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【 10位 : 丸太町ルヴォワール / 円居挽 】
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) 円居 挽 講談社 2012-09-14 売り上げランキング : 70437 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
円居挽のデビュー作にして、「このミス」とは馴染みのない“講談社BOX”から発売されたのに11位にランクインしたほどの評価を得た作品です。
中盤から開始される私的裁判が、大胆な推理と論理の応酬により展開が目まぐるしく変わって迫力満点でしたし、とにかくサービス過剰なほどのどんでん返しの連発が素晴らしすぎで、読んでいる間はニヤニヤが止まらないほどに楽しめましたからね。
[ 2011年版 11位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 9位 : ディスコ探偵水曜日 / 舞城王太郎 】
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫) 舞城 王太郎 新潮社 2011-01 売り上げランキング : 212740 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
舞城王太郎の集大成的なSFミステリ超大作です。
多ジャンルごった煮状態といった感じの作品なのですが、とにかくストーリーも本格ミステリ部分もSF部分も、自分の想像しうる領域を遥かに凌駕するほどに怒涛の展開が繰り広げられて、それに対して成す術なく翻弄され圧倒されまくりでしたからねェ。
[ 2009年版 9位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 8位 :容疑者Xの献身 / 東野圭吾 】
容疑者Xの献身 (文春文庫) 東野 圭吾 文藝春秋 2008-08-05 売り上げランキング : 2005 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
“探偵ガレリオシリーズ”の3作目にして、「このミス」「本ミス」「文春」全て1位&直木賞受賞&本格ミステリ大受賞賞という数々の偉業を成し遂げた作品です。
当時の自分はまだ本格ミステリの面白さにあまり気付いていませんでしたが、それでもアリバイトリックなどには素直に驚かされましたし、なによりクライマックスでは心の底から感動の涙を流してしまったので、東野圭吾の凄さを最初に実感できた作品でもありましたね。
[ 2006年版 1位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 7位 : アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南 】
アルバトロスは羽ばたかない 七河 迦南 東京創元社 2010-07-27 売り上げランキング : 154829 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
No.368「七つの海を照らす星」に続く、シリーズ2作目です。
児童養護施設を舞台にした日常の謎的なミステリ部分も前作共々かなり好きなのですが、本作のクライマックスにおけるまさかの展開には、その瞬間に本を読んでいることを忘れてしまい、現実の世界で感情を鷲掴みにされたような衝撃を受けてしまったほどでしたからね。
[ 2011年版 9位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 6位 : 生ける屍の死 / 山口雅也 】
生ける屍の死 (創元推理文庫) 山口 雅也 東京創元社 1996-02 売り上げランキング : 163677 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
山口雅也のデビュー作で、「過去10年のベスト20」(1998年版で実施)で1位、「20年のベスト・オブ・ベスト」(2008年に実施)で2位ににランクインするなど、長きに渡って「このミス」で評価されている作品です。
“死者が甦る”世界における葬儀屋での殺人事件(つまり被害者も容疑者も探偵役も皆"甦った死者")というとんでもない設定なのですが、そんなぶっ飛んだ展開には圧倒されっぱなしでしたし、それでも本格ミステリとしてキッチリと完成されていることも驚きでしたからねェ。
本格ミステリの面白さに最初に気付かせてくれた作品の一つでもあるので、自分にとってはかなり思い出深い作品となっています。
[ 1989年 8位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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