「このミス」完全読破・500冊突破記念企画「このミステリーがすごい!MDB版」 15位>11位
「このミス」完全読破 500冊突破記念企画
>> 「 このミステリーがすごい!MDB版 」 <<
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”「このミス」完全読破”がついに500冊を突破したということで、100冊突破ごとの記念企画を今回も実施していきたいと思います。
ちなみに、対象となる500冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または過去の“100冊突破ごとの企画”については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。
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そして500冊突破記念企画として実施するのは、「このミステリーがすごい!MDB版」。
これは、これまで読んできた500作品の中から特に面白かったものを50作品選び、それに順位付けをして、カウントダウン方式で発表していこう、という企画です。
選んだ基準は、単純に“読んで面白かったもの”を順番に選んでいったというだけなのですが、ただ“「このミス」完全読破”を始めた時の自分が完全なるミステリ初心者だったこともあり、読んだ時期によって読んで面白いと思ったタイプやジャンルが大きく変わっているのですね。
なので、「読んだ当時の評価」ではなく、「今思い返してみて“あれは面白かった”と思う作品」を順番に選んで行くことにしました(したがって、読んだ直後の評価である“★評価”とはあまりリンクしていません)。
ちなみに、企画名に入っている“MDB”とは、このブログの本元サイトである「マリノス・データ・バンク」の略称です。
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【 15位 : 折れた竜骨 / 米澤穂信 】
折れた竜骨 上 (創元推理文庫) 米澤 穂信 東京創元社 2013-07-11 売り上げランキング : 56027 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
記憶に新しい昨年(2012年版)の2位作品で、日本推理作家協会賞受賞作でもあります。
中世ヨーロッパが舞台というだけでも米澤作品らしくないのに、さらに本格ミステリと“剣と魔法のファンタジー”が融合した世界観ということで、まさに米澤穂信の新境地を開拓した作品といえるでしょうし、面白さも抜群となっていましたね。
[ 2012年版 2位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 14位 : 首無の如き祟るもの / 三津田信三 】
首無の如き祟るもの (講談社文庫) 三津田 信三 講談社 2010-05-14 売り上げランキング : 23270 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
本作をきっかけにして出す長編がことごとく「このミス」ベスト10にランクインしている“刀城言耶シリーズ”の3作目です。
土俗的ホラーの雰囲気も面白いものの、やはり圧巻なのはクライマックスでして、1つのピースを嵌め込むだけで全ての謎が解けてしまう鮮やかさ、そしてその後に続く怒涛の展開には、ただただ圧倒されるしかなかったですからね。
それに、本格ミステリの面白さに最初に気付かせてくれた作品の一つでもあります。
[ 2008年版 5位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 13位 :姑獲鳥の夏 / 京極夏彦 】
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) 京極 夏彦 笠井 潔 講談社 1998-09-14 売り上げランキング : 12231 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「このミス」の常連にもなっている超人気な“百鬼夜行シリーズ”の記念すべき1作目にして、京極夏彦の記念すべきデビュー作でもあります。
序盤から繰り広げられる蘊蓄の嵐にもビックリしましたが、それでもキャラクターやストーリーに惹かれてのめり込んでいきましたし、やはりクライマックスにおける怒涛の展開とバカミスともいうべきとんでもない真相には、衝撃を受けまくってしまいましたからねェ。
[ 1995年版 7位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 12位 : 向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介 】
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) 道尾 秀介 新潮社 2008-07-29 売り上げランキング : 15174 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
道尾作品は今では新作が発売されればすぐさま買って読むようになりましたが、それもこれも最初に読んだ本作の衝撃があってこそなのではないでしょうか。
奇妙で不気味な雰囲気に、おぞましいほどに強烈な狂気が感じられる真相、そして当時の道尾作品の代名詞ともいうべきどんでん返しも刺激的に炸裂と、読後の★評価では本作より上となった作品もあるけれど、やはり今思い返してみて一番インパクトがあり“本当に面白かった!”と感じるのは、なんといっても圧倒的に本作ですからねェ。
[ 2007年版 17位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 11位 : 約束の地 / 樋口明雄 】
約束の地 上 (光文社文庫) 樋口 明雄 光文社 2011-11-10 売り上げランキング : 98210 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
野生鳥獣保護の仕事に就く主人公の活躍を描く作品です。
大自然を舞台にして様々な対立構造が生み出されることで圧巻の人間ドラマがいくつも繰り広げられていきますし、アクションやサスペンスなどエンタメ的な要素も詰め込まれているので、読んでいる間はもう圧倒され続けてしまいましたからね。
残念ながら「このミス」では35位とランクインするまでは票を伸ばせませんでしたが、ランク外であってもこれだけの超傑作が秘められているんだなと実感できた作品でもありました。
[ 2010年版 35位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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