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2012年2月20日 (月)

『レザボア・ドッグス』 スティーヴ・ブシェミ・コレクション Vol.01

スティーヴ・ブシェミ・コレクション Vol.01

 『レザボア・ドッグス』   ( 1992年 アメリカ )

 監督 : クエンティン・タランティーノ
 出演 : ハーヴェイ・カイテル
      ティム・ロス
      マイケル・マドセン
      スティーヴ・ブシェミ
      クエンティン・タランティーノ

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 自分が一番好きな映画俳優・スティーヴ・ブシェミの出演映画を紹介していこうと思います。

 まずその第1弾は、なんといっても自分が一番最初にブシェミの魅力に気づいた作品「レザボア・ドッグス」しかないでしょう。


 大学生だった当時にバイト先で、自分とは違う大学で映画の評論的なことを学んでいた女子と知り合ったのですが、ポルノ映画を芸術的な観点でもって一人で観に行ってしまうような、結構ぶっ飛んだ人でした。

 自分もちょうど、ハリウッドの大作オンリーだったのが、ミニシアター系の少々マニアックな作品にも興味を持ち始めた頃だったので、その子の影響を受けてよりそっちのマニアックな方に進んでいくことになりました(まあ、ポルノ映画にまではさすがに行きませんでしたが)。

 そんな中で観たタランティーノ監督の第2作目「パルプ・フィクション」が、最初はあまりピンと来なかったのだけど、時間が経つにつれて「うわぁ~なんなんだこれは.......」ってな感じでもの凄いハマり込んでしまったので、これはもう監督第1作も観るしかないってことで手にしたのがこの「レザボア・ドッグス」でした。


 それで観てみたらもう、「パルプ・フィクション」の時以上の衝撃を受けてしまいましたからね。

 まずは、おっさん達が下らない話を延々続けた末の、あのテーマ曲が流れだす瞬間や、そこからタイトルバックが出てくるまでの流れなど、もうそこだけで1本分の映画を観ただけの価値ありってくらいのカッコ良さですから。

 さらにタイトルバックが終わった途端に場面が吹っ飛んでいて、「一体何が起きたんだ?」って観ていてわけがわからなくなる展開も素晴らしすぎです。

 展開でいうと、今になって見直してみたら、状況が分からないところから始まって、仲間たちが集まって来る度に詳しい状況が判明してきたりする構成が、ミステリ的でよく出来ていますねェ。

 ただそれよりも、かなり残酷な場面をカッコ良く魅力的に見せてしまう演出や、暗号名を決める時のやり取り、そして妙に熱くて渋カッコいい男たちの世界など、一場面一場面がもう無性に惹きつけられるのです。

 そんな中で、見事なまでに揃っている個性的なキャラクター達の魅力も忘れてはなりませんで、この映画を元にして、ハーヴェイ・カイテルやティム・ロスなど出演者の他作品を漁り始め、映画的視界を大きく広げることになったくらいですから。


 そして一番この映画を観た影響でハマり込んでしまったものというのが、もちろんスティーヴ・ブシェミなのです。

 ブシェミの役の上での魅力といえば、こずるくて小悪党でひ弱で情けなくていかがわしさ満点なのに、妙に人間味溢れてて憎めないようなキャラだと思うのですが、この作品にはその魅力が詰め込めるだけ詰め込まれているようですからねェ。

 ホントに、観る映画の幅を広げてくれたし、ブシェミの魅力を知ることが出来たしで、今の自分が出来上がるのに最も貢献してくれた、自分にとっては最も重要な作品だ言っても過言ではないでしょう。


  > ブシェミ主演度    : ★★★
  > ブシェミ魅力度    : ★★★★★
  > ブシェミ悲惨度    : ★★
  > ブシェミインパクト度 : ★★★★
  > 作品好き度      : ★★★★★

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 【スティーヴ・ブシェミ・コレクション】

  > Vol.01 「レザボア・ドッグス」 (12.2.20)
  > Vol.02 「ファーゴ」 (12.2.23)
  > Vol.03 「デスペラード」 (12.3.30)
  > Vol.04 「アルマゲドン」 (12.8.24)
  > Vol.05 「コン・エアー」 (14.5.14)

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