「このミス」完全読破・500冊突破記念企画「このミステリーがすごい!MDB版」 25位>21位
「このミス」完全読破 500冊突破記念企画
>> 「 このミステリーがすごい!MDB版 」 <<
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”「このミス」完全読破”がついに500冊を突破したということで、100冊突破ごとの記念企画を今回も実施していきたいと思います。
ちなみに、対象となる500冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または過去の“100冊突破ごとの企画”については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。
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そして500冊突破記念企画として実施するのは、「このミステリーがすごい!MDB版」。
これは、これまで読んできた500作品の中から特に面白かったものを50作品選び、それに順位付けをして、カウントダウン方式で発表していこう、という企画です。
選んだ基準は、単純に“読んで面白かったもの”を順番に選んでいったというだけなのですが、ただ“「このミス」完全読破”を始めた時の自分が完全なるミステリ初心者だったこともあり、読んだ時期によって読んで面白いと思ったタイプやジャンルが大きく変わっているのですね。
なので、「読んだ当時の評価」ではなく、「今思い返してみて“あれは面白かった”と思う作品」を順番に選んで行くことにしました(なので、読んだ直後の評価である“★評価”とはあまりリンクしていません)。
ちなみに、企画名に入っている“MDB”とは、このブログの本元サイトである「マリノス・データ・バンク」の略称です。
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【 25位 : 半落ち / 横山秀夫 】
半落ち (講談社文庫) 横山 秀夫 講談社 2005-09-15 売り上げランキング : 39184 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
警察小説の第一人者である横山秀夫の代表作の一つであるのはもちろん、世間的にも一番有名な作品なのではないでしょうか。
内容は連作形式に近いのですが、刑事はもちろん検事・記者・弁護士など章ごとに語り手が変わることで、警察小説の様々な魅力が注ぎ込まれていますし、“空白の二日間”の真相を巡るミステリ的展開も読み応え抜群なので、「このミス」1位にも納得の作品でした。
[ 2003年版 1位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 24位 : テンペスト / 池上永一 】
テンペスト 第一巻 春雷 (角川文庫) 池上 永一 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-08-25 売り上げランキング : 163799 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ここ最近にドラマ化や映画化などで再度盛り上がりを見せている、琉球を舞台とした大河ドラマ的物語です。
壮大で波乱万丈なストーリー展開に、ド派手なエンタメ性、個性的豊かな登場人物などなど、まあ圧倒されるほどの読み応えがあるので、ミステリ要素はほとんどないのにも関わらず「このミス」にランクインしたのにも納得の作品でしたね。
[ 2009年版 11位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 23位 :落下する緑 / 田中啓文 】
落下する緑―永見緋太郎の事件簿 (創元推理文庫) 田中 啓文 東京創元社 2008-07 売り上げランキング : 204548 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
No.129「辛い飴」、No.453「獅子真鍮の虫」へと続く(2012年2月時点)、“永見緋太郎の事件簿シリーズ”の1作目です。
ジャズをテーマにした短編集で、日常の謎系のミステリーももちろん味わい深く面白いのですが、やはり圧巻なのは演奏シーンでして、読みながにして実際に音を聴いている以上の迫力や熱狂や感動を堪能できると思います。
[ 2007年版 14位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 22位 : 影武者徳川家康 / 隆慶一郎 】
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) 隆 慶一郎 新潮社 1993-08 売り上げランキング : 28355 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
タイトルからもわかるように、時代小説の超大作です。
やはりミステリ要素はほとんどないものの、“もしも関ヶ原の戦いの最中に徳川家康が暗殺されていて、その後の家康を影武者が演じていたら.....”という仮説から生み出された物語がもう圧巻の内容でして、そのド迫力なエピソードの数々には最初から最後まで圧倒され続けること間違いなしです。
[ 1989年 9位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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【 21位 : 光媒の花 / 道尾秀介 】
光媒の花 (集英社文庫) 道尾 秀介 集英社 2012-10-19 売り上げランキング : 383 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今回の「25位>21位」で紹介するのは偶然にもミステリ要素のほとんどない作品が多いのですが、本作も道尾秀介のなかではノン・ミステリーに分類されるような作品です(それでも「このミス」では次点の22位)。
哀しく痛々しい気持ちになる話が続くものの、そこから浮かび上がってくる希望の光が感動を呼びますし、ミステリ要素はほとんどないとはいえミステリ的な技巧で物語に刺激が与えられているので、道尾秀介のノン・ミステリー群の中でも一番好きな作品ですね。
[ 2011年版 22位 ] << この作品の感想記事はこちら >>
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