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2012年2月17日 (金)

「このミス」完全読破・500冊突破記念企画「このミステリーがすごい!MDB版」 20位>16位

「このミス」完全読破 500冊突破記念企画


   >> 「 このミステリーがすごい!MDB版 」 <<

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 ”「このミス」完全読破”がついに500冊を突破したということで、100冊突破ごとの記念企画を今回も実施していきたいと思います。

 ちなみに、対象となる500冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または過去の“100冊突破ごとの企画”については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。

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 そして500冊突破記念企画として実施するのは、「このミステリーがすごい!MDB版」。

 これは、これまで読んできた500作品の中から特に面白かったものを50作品選び、それに順位付けをして、カウントダウン方式で発表していこう、という企画です。

 選んだ基準は、単純に“読んで面白かったもの”を順番に選んでいったというだけなのですが、ただ“「このミス」完全読破”を始めた時の自分が完全なるミステリ初心者だったこともあり、読んだ時期によって読んで面白いと思ったタイプやジャンルが大きく変わっているのですね。

 なので、「読んだ当時の評価」ではなく、「今思い返してみて“あれは面白かった”と思う作品」を順番に選んで行くことにしました(したがって、読んだ直後の評価である“★評価”とはあまりリンクしていません)。

 ちなみに、企画名に入っている“MDB”とは、このブログの本元サイトである「マリノス・データ・バンク」の略称です。

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 【 20位 : 第三の時効 / 横山秀夫 】

 

第三の時効 (集英社文庫)第三の時効 (集英社文庫)
横山 秀夫

集英社 2006-03-17
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 “F県警強行犯シリーズ”の1作目です(2作目は未だ発売されず....)。

 横山秀夫といえば、警察小説ではあまり書かれないような部署に脚光を当てて評価されてきたわけですが、本作は直球ともいうべき事件捜査部署が舞台となっているのです。

 それ故か、警察小説としてのド真ん中の魅力がド迫力に描かれていきますし、強行犯係の各班(特に班長)がいずれもかなりインパクトあるキャラクター揃いで人間ドラマの方も読み応え抜群で、それでいてミステリ要素が込められたストーリー展開も面白いので、500作の中で読んだ横山作品3作のうち本作が一番読後の★評価は低いものの、このランキングでは一番上の順位になったのですね。

  [ 2004年版 4位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 19位 : 重力ピエロ / 伊坂幸太郎 】

 

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎

新潮社 2006-06
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 今ではベストセラー作家となっている伊坂幸太郎の、出世作の一つともいうべき作品です。

 ある兄弟を中心に語られていく作品で、そのテーマ性はとても重く深刻であるものの、語り口や登場人物たちのやり取りなどはとても軽快で前向きなのですよね。

 この“重さ”と“軽さ”の融和により物語がより印象深く魅力的になっていますし、何よりこの作品に醸し出されている雰囲気がとても居心地良く心に染みたので、やはりこの500作中に読んだ伊坂作品における自分の中で一番の作品です。

  [ 2004年版 3位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 18位 :GOTH リストカット事件(夜の章、僕の章) / 乙一 】

 

GOTH 夜の章 (角川文庫)GOTH 夜の章 (角川文庫)
乙一

角川書店 2005-06-25
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 高校生の男女が主人公の学園青春ミステリ連作集です。

 “学園青春”とはいえ、キャラクターも文体もどこか冷めた印象があるのですが、それが“冷静なる狂気といった感じで刺激的ですし、読んでいくと物語世界にも主人公2人にも不思議と愛着が湧いてくるのですね。

 そして最終章では予想外の展開となり、さらに先にはぶっ飛ぶほどの衝撃が待ち構えているので、ミステリ小説を読み始めの頃に手にした作品ではあるものの、いまだに強い印象が残っています。

  [ 2003年版 2位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 17位 : 新世界より / 貴志祐介 】

 

新世界より(上) (講談社文庫)新世界より(上) (講談社文庫)
貴志 祐介

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 後にNo.361「悪の教典」で「このミス」1位に輝く貴志祐介の、SF超大作です。

 「ハリー・ポッター」を思わすようなSF世界から始まって、ファンタジー的な物語が広がっていくのですが、やはり貴志作品だけあって、徐々に妖しげなミステリアスさやグロテスクさが湧き起こってくるのです。

 そして真骨頂ともいうべきホラー的展開にも突入するなど、SF作品という枠には収まらないくらいに様々な要素が魅力的に込められていますし、とにかく作品世界のスケールがとんでもないですからね。

  [ 2009年 5位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 16位 : 名もなき毒 / 宮部みゆき 】

 

名もなき毒 (文春文庫)名もなき毒 (文春文庫)
宮部 みゆき

文藝春秋 2011-12-06
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 No.77「誰か」に続く、シリーズ2作目です。

 純粋なまでに“良い人”が主人公で、その妻も負けず劣らずの“良い人”なのですが、タイトルにもあるように様々なタイプの“毒”がこの“良い人”夫婦に襲いかかってきます。

 その内の一つがとてつもない猛毒でして、ホラーサスペンスを思わすようなとんでもない迫力でしたし、そんな猛毒を前にして“良い人”である主人公がどう立ち向かっていくのか、といったところも読み応え抜群でしたね。

  [ 2007年版 6位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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