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2012年1月27日 (金)

<JC1巻買い> 「奇怪噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠冶

奇怪噺 花咲一休 1 (ジャンプコミックス)奇怪噺 花咲一休 1 (ジャンプコミックス)
河田 悠冶 小宮山 健太

集英社 2011-09-02
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 2011年9月期(9月2日発売)のJC(ジャンプコミックス)1巻が、「奇怪噺 花咲一休」です。

 金未来杯優勝という勲章を引っ提げての連載デビューとなったもの、わずか15週で打ち切りとなってしまいました。

 しかも、翌年の金未来杯開催中に打ち切りになるという、なんとも皮肉な結果に.....(ちなみにこの1巻の発売と同じ週に連載終了)。

 連載が始まる前、それこそ読切版が金未来杯エントリー作品として本誌掲載された時から、“読切としては面白いけれど連載には向いていない”という評価を多く見かけましたが、それを踏まえて連載用に修正した部分が、結果的にマイナスになったのではないかな~と個人的には思ってしまいました。

 “連載に向いていない”というのは、とんち問答がメインのオムニバス形式である、そしてそのとんちのネタが高いレベルで続くのか、といった部分にあったと思うのですが、一休とカルマの出会いから始まるストーリーの流れを作ることで、とんち部分に比重をかけない構成に変えたのでしょう。

 ただ、それによってエピソードごとの色合いというか区切りがわかりにくく、途中参入読者に優しくない作りになってしまったのではないかと感じたのです。

 読切の2作品はオムニバスという形式だからこその魅力があったように思ったので、まずは一休とカルマの基本的な設定と、1~3話くらいで完結するシンプルなストーリー&見栄えのするとんちで、たまたまその週のジャンプを読んでみたという人でも楽しめるようなオムニバス形式にしておいて、そのうちに一休とカルマの出会いエピソードやそれぞれにおける旅の目的といった過去話が明かされていくなど、次第に物語が広がっていく(その頃には中編が登場してみたり)といった作りの方が、この作品の魅力が伝わりやすくなったのではないかと、読切版が好きだった自分は考えてしまいますねェ。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「『とんち』問答(バトル)物語 開幕!!」と書かれています。

 裏帯の方は、一休の絵を中央に、1巻に出てくる問答(質問)3題がそれぞれ1コマの絵と共に書かれています。

 カバーを外した部分は、カバーと同じ絵。

 中身の方ですが、各話の間には、前の話に関連した1コマ漫画(ラフ画)が計6つ(その他に単行本ならではの特典は特になし)。

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