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2012年1月 1日 (日)

「このミス」完全読破・500冊突破記念企画「このミステリーがすごい!MDB版」 50位>46位

「このミス」完全読破 500冊突破記念企画


   >> 「 このミステリーがすごい!MDB版 」 <<

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 ”「このミス」完全読破”がついに500冊を突破したということで、100冊突破ごとの記念企画を今回も実施していきたいと思います。

 ちなみに、対象となる500冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または過去の“100冊突破ごとの企画”については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。

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 そして500冊突破記念企画として実施するのは、「このミステリーがすごい!MDB版」。

 これは、これまで読んできた500作品の中から特に面白かったものを50作品選び、それに順位付けをして、カウントダウン方式で発表していこう、という企画です。

 選んだ基準は、単純に“読んで面白かったもの”を順番に選んでいったというだけなのですが、ただ“「このミス」完全読破”を始めた時の自分が完全なるミステリ初心者だったこともあり、読んだ時期によって読んで面白いと思ったタイプやジャンルが大きく変わっているのですね。

 なので、「読んだ当時の評価」ではなく、「今思い返してみて“あれは面白かった”と思う作品」を順番に選んで行くことにしました(なので、読んだ直後の評価である“★評価”とはあまりリンクしていません)。

 ちなみに、企画名に入っている“MDB”とは、このブログの本元サイトである「マリノス・データ・バンク」の略称です。

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 【 50位 : バッド・チューニング / 飯野文彦 】

 

バッド・チューニングバッド・チューニング
飯野 文彦

早川書房 2007-08-25
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 このランキングで最初にお目見えするのがこの作品、ということでこれはとんでもないランキングになってしまいそうですねェ。

 まあとにかく“酷すぎる”としか評価出来ような作品でして、元刑事が事件の謎を追うハードボイルドな内容なのですが、その中身はエログロ全開の酷いものなのです。

 ただ、単にエログロ的展開が書かれているというわけではなく、そこにバカバカしさというか一種のユーモアが紛れ込んでいるため、酷いと思いつつも妙な面白さが感じられてしまうし、インパクトは絶大なので、良い意味での“酷すぎる”作品となりえたのではないでしょうか。

  [ 2008年版 13位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 49位 : 密室殺人ゲーム王手飛車取り / 歌野晶午 】

 

密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
歌野 晶午

講談社 2010-01-15
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 後にNo.226「密室殺人ゲーム2.0」No.481「密室殺人ゲーム・マニアックス」へと続く(2012年1月現在)、“密室殺人ゲーム”シリーズの1作目です。

 実際に殺人事件を犯したうえでそのトリックをAVチャットを使って出題し合うという、かなり特殊な設定の作品ですが、他の作品では現実味がなくて使い辛そうなトリックも、本作の場合はこの設定故に使うことができるし、この設定だからこそ生み出される驚きの展開もあるので、まさに“設定の勝利”な本格ミステリ作品ですね。

  [ 2008年版 12位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 48位 :ラガド 煉獄の教室 / 両角長彦 】

 

ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)
両角 長彦

光文社 2012-03-13
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 “第13回日本ミステリー文学大賞新人賞”受賞作品です。

 そのとんでも系な展開やトリック・演出・文章など、世間的にはそれほど評価されていない作品で、自分的にもその部分はそれほど心に響くものはありませんでした。

 ただこの作品は、事件のあった教室の見取図が通算100枚近くも描かれているのですが、これが次第に思わぬ効果を発揮し始め、最終的にはビックリ仰天させられてしまうので、このオリジナルな面白さはこの作品でしか味わうことが出来ませんからね。

  [ 2011年版 投票数0 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 47位 : Another / 綾辻行人 】

 

Another(上) (角川文庫)Another(上) (角川文庫)
綾辻 行人

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-11-25
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 綾辻行人の大復活作、と言ってしまってもよいでしょうかね。

 ホラーと本格ミステリとが見事に融合した学園青春ミステリ、という雰囲気だけでもかなりの魅力がありますし、それでいてホラー・本格ミステリ・青春物語という要素がいずれもかなりの面白さなので、雰囲気だけでなくその中身も一級品でした。

 ただ、ボリュームが結構あったこともあってか、内容をそれほど憶えていないので、読んで間もない頃だったならもっと上の順位だったかもしれませんねェ。

  [ 2010年版 3位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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 【 46位 : 兇 弾 / 逢坂剛 】

 

兇弾―禿鷹〈5〉 (文春文庫)兇弾―禿鷹〈5〉 (文春文庫)
逢坂 剛

文藝春秋 2012-07-10
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 “禿鷹シリーズ”の5作目です。

 前作で誰もが“シリーズ完結”と思う中、本作でシリーズが復活してしまったのには驚かされました。

 しかも、“シリーズ完結”としか思えない前作を踏まえたうえで、それを最大限に利用してこれほど面白い続編が作られていたので、この演出・設定は今思い返しても本当にお見事だと感じてしまいますねェ。

  [ 2011年版 40位 ]    << この作品の感想記事はこちら >>

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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