「このミス2013年版」月別ランクイン候補作品(2012年1月)
もう4年目となる“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2013年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。
この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。
ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。
ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。
なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2013年版」上半期のランクイン候補作品の方をご覧ください。
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>> 2012年1月発売の最有力候補っぽい作品 <<
【 奇面館の殺人 / 綾辻行人 】
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> 奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。
> 館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、
> 妖しく揺らめく<もう一人の自分(ドッペルゲンガー)>の影……。
> 季節外れの吹雪で館が孤立したとき、
> <奇面の間>に転がった凄惨な死体は何を語る?
> 前代未聞の異様な状況下、
> 名探偵・鹿谷門実(ししやかどみ)が圧巻の推理を展開する!
> 名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし。
人気の“館シリーズ”9作目となる新作です。
いわゆる“新本格系”の代表的な作家であり代表的なシリーズで、このジャンルは古臭いものと見られていた時期もありましたが、今ではこのジャンルの新作発表数が減ったこともあってかむしろ新鮮味が感じられますし、本作の場合は“レジェンド復活”という印象が強いのではないでしょうか。
それに、綾辻行人自身もNo.252「Another」が「このミス」2010年版で3位にランクインして復活を遂げていますし、このシリーズは「びっくり館の殺人」(ミステリーランド)以来6年ぶり、最初に講談社ノベルスから発売されたシリーズ作品では「暗黒館の殺人」以来8年ぶりとなるので、上位ランクインの可能性は大いにあるのではないでしょうか。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.517 『奇面館の殺人』 綾辻行人
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「迷路館の殺人」 1988年 7位
> 「霧越邸殺人事件」 1991年版 7位
> 「時計館の殺人」 1992年版 11位
> 「暗黒館の殺人」 2005年版 7位
> 「Another」 2010年版 3位
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>> 2012年1月発売の有力候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
鮫島の貌 新宿鮫短編集
/ 大沢在昌 (15作) <感想記事はこちら>
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>> 2012年1月発売の候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
歪笑小説
/ 東野圭吾 (16作) <感想記事はこちら>
傷 痕
/ 桜庭一樹 (2作)
所轄魂
/ 笹本稜平 (1作) <感想記事はこちら>
ミスター・グッド・ドクターをさがして
/ 東山彰良 (1作) <感想記事はこちら>
ダークルーム
/ 近藤史恵 (1作)
楽園のカンヴァス
/ 原田マハ <感想記事はこちら>
翼をください
/ 田南透
聴き屋の芸術学部祭
/ 市井豊
葬式組曲
/ 天祢涼
絶海ジェイル Kの悲劇’94
/ 古野まほろ <感想記事はこちら>
ディーセント・ワーク・ガーディアン
/ 沢村凜
Coffee blues
/ 小路幸也
歪
/ 堂場瞬一
迷宮警視正
/ 戸梶圭太
素人がいっぱい ラブホリックの事件簿
/ 新野剛志
海に降る
/ 朱野帰子
焔 火
/ 吉村龍一
CUTE&NEET
/ 黒田研二
地獄で見る夢
/ 森岡浩之
隠し事
/ 羽田圭介
美男ざむらい事件帖
/ 芦川淳一
組長刑事 誤認捜査
/ 南英男
ゴールデンラッキービートルの伝説
/ 水沢秋生
クルイタイ
/ 二宮敦人
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「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。
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「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事
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