「2012 本格ミステリ・ベスト10」
![]() | 2012本格ミステリ・ベスト10 探偵小説研究会 原書房 2011-12-05 売り上げランキング : 667 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「このミス」の方が年々ミステリ界の総括的な企画が減ってきて、単なるランキング&読切掲載本と化してきているため、一年の総括・資料的な役割を期待しておととしに初めて「本ミス」も購入したのですが、やはり満足いく内容だったので、昨年に引き続き今年も発売直後に購入しました。
と、ここで、「このミス」と「本ミス」の違いを簡単に説明してみますと、「このミス」の対象となるのはミステリー&エンターテイメント本で、すなわちこんなタイトルに関わらずミステリ本だけが対象となっているわけではないのに対し、「本ミス」の方は、そのタイトル通り、ミステリの中でも“本格ミステリ小説”に限定されたランキングなのです。
なので、同じミステリ本のランキングでもその対象作品は異なるため、それぞれ独自のランキングが作られるので面白いのですが、そのために「このミス」を予想するのと「本ミス」を予想するのとでは、読むべき作品も微妙に変わってくるのです(それぞれの投票者の好みなんかも違っていますし)。
よって、これまで「このミス」の予想はしても「本ミス」の予想はしてこなかったのですが、一昨年&昨年にはベスト20にランクインした内の14作品と、「このミス」と変わらないくらいの作品を読んでいたこともあり、それならば今年こそは「本ミス」の予想もしてみようかと思っていました。
ただ、明らかに「本ミス」であれば高位にランクインするだろう作品をいくつも読み逃していたこともあり、結局は予想をやめてしまったのですが、結果を見たら案の定だったので、予想しなかったのは正解でしたねェ。
それでも来年は予想するかもしれないので、反省の意味も込めまして、一体「本ミス」にランクインした本のうちどのくらい読んでいたのか、そしてもし「本ミス」予想するのであればどの本を読んでいたのだろうか、といったところを、ランキングと共にちょっと見てみたいと思います。
○:事前に読んでいた作品 ●:読みたかったけど読めなかった作品
▲:「本ミス」を予想するのであれば必ず読んでいたであろう作品
×:特に読むつもりはなかった作品
()内は、「このミス」順位
タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想記事です
01位 : ○ 折れた竜骨 / 米澤穂信 (2位)
02位 : ○ メルカトルかく語りき / 麻耶雄嵩 (7位)
03位 : ○ 開かせていただき光栄です / 皆川博子 (3位)
04位 : ● 虚構推理 鋼人七瀬 / 城平京 (27位)
05位 : ○ 鍵のかかった部屋 / 貴志祐介 (17位)
06位 : ● 消失グラデーション / 長沢樹 (6位)
07位 : ▲ 吸血鬼と精神分析 / 笠井潔 (48位)
08位 : ○ 密室殺人ゲーム・マニアックス / 歌野晶午 (投票数0)
09位 : ○ 放課後はミステリーとともに / 東川篤哉 (31位)
10位 : × 赤い糸の呻き / 西澤保彦 (105位)
11位 : ○ 命に三つの鐘が鳴る / 古野まほろ (31位)
11位 : ▲ 龍の寺の晒し首 / 小島正樹 (投票数0)
13位 : ○ 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 / 倉阪鬼一郎 (48位)
14位 : ○ 鬼畜の家 / 深木章子 (35位)
15位 : ○ 生霊の如き重るもの / 三津田信三 (66位)
15位 : × 天帝のあまかける墓姫 / 古野まほろ (52位)
17位 : ● 物の怪 / 鳥飼否宇 (121位)
18位 : ○ 人面屋敷の惨劇 / 石持浅海 (105位)
19位 : ○ 人間の尊厳と八〇〇メートル / 深水黎一郎 (37位)
20位 : ▲ システィーナ・スカル / 柄刀一 (投票数0)
20位 : ○ 私たちが星座を盗んだ理由 / 北山猛邦 (15位)
22位 : ▲ シンフォニック・ロスト / 千澤のり子 (投票数0)
22位 : ▲ 宮原龍雄探偵小説選 / 宮原龍雄 (31位)
22位 : ○ 獅子真鍮の虫 / 田中啓文 (25位)
22位 : ○ 烏丸ルヴォワール / 円居挽 (29位)
26位 : ● 彼女はもういない / 西澤保彦 (投票数0)
27位 : ● 柳生十兵衛秘剣考 / 高井忍 (93位)
27位 : ○ ビブリア古書堂の事件手帖 / 三上延 (24位)
29位 : ● 七人の探偵のための事件 / 芦辺拓 (投票数0)
29位 : ○ マスカレード・ホテル / 東野圭吾 (22位)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というわけで、事前読んでいた作品数を、過去2年と比較してみましょう。
> 2010年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→22作品
> 2011年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→21作品
> 2012年版 : ベスト10→6作品、ベスト20→13作品、ベスト30→17作品
*2012年版はベスト20が21作品(20位が2作品のため)
今年は過去2年と比べて読んだ数自体が少なかったこともあってか、この数字の方もダウンしてしまいました。
ただ、読み逃していた作品のほとんどが、×の作品も含めて、時間さえあれば&タイミングさえ合えば読んでいただろう作品だったので、無理してでも読んでいればよかったな~と思う反面、それらをこれから読むのが楽しみとなるのですけどね。
内容の方にも触れてみますと、まあコーナーや企画など例年と変わりないのですが、やはり「このミス」を見ていると“変わらないこと”の素晴らしさを実感してしまいます.....。
インタビューは、今年は昨年より一人増えて、東川篤哉・深水黎一郎・篠田真由美の3人。
そして今年の特別企画は、短編集ではなく個々の短編作品をランキングにした「2001-2010 新世紀 本格短編 オールベスト・ランキング」という、とても興味深いものでした。
ここのランキングでは、昨年にNo.326「叫びと祈り」で各ランキング誌の上位に入った梓崎優の作品がベスト10に3つもランクインしているので驚きましたが、まだ単独名義では1作品しか発表していないので、新作が本当に待ち遠しくなりますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【「このミステリーがすごい!2012年版」関連記事】
> 「このミステリーがすごい!2012年版」ランキング(順位)予想 (11.11.3)
> 「このミス2012年版」上半期のランクイン候補作品 (10.12.1)
> 「このミス2012年版」下半期のランクイン候補作品 (11.5.18)
> 「このミス2012年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (11.10.30)
> 「このミス2012年版」投票者なりきりベスト6 (11.11.19)
> 「このミステリーがすごい!2012年版」 (11.12.8)
> 「2012 本格ミステリ・ベスト10」 (11.12.6)
> 「このミス2012年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (11.12.10)
> 「このミス2012年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (11.12.12)
> 「このミス2012年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (11.12.16)
> 「この"ランク外作品"がすごい!2012年版」 (11.12.19)
> 「このミス2012年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (12.3.9)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<
« 「このミス2013年版」月別ランクイン候補作品(2011年12月) | トップページ | 【クイーン賞(2011年)>予想&結果】 »
「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事
- 「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想(2021.02.03)
- 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年2月)(2021.01.31)
- 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2021年1月)(2021.01.21)
- 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年1月)(2021.01.09)
- 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年12月)(2020.12.20)











