「背徳の瞳 ~Eyes of Venus~/V2」 > 懐かしの90年代・中小ヒット曲集 vol.02
1991~2000年に発売された邦楽シングル曲の中から、特大ヒットや大ヒット曲は除いて、中小ヒットした曲を紹介していこうと思います。
一応の基準は、多くの人が一度は耳にしたことがありながらも、今では忘却の彼方に消えていて、こんな機会でもなかったらそのほとんどの人が一生再聴することもなかったのでは、といった曲ということにしましたが、まあオリコン年間ランキングで50位以下って感じでしょうかね(例外もあり)。
あとは、紹介だけしても実際に曲を聴けないとなるとあまり意味がないので、Youtubeで動画を見つけることができた曲を紹介していく予定です(動画は自分でアップしているわけではないので、記事更新後に削除されている場合もあります)。
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“V2”というアーティスト名は、知らない人が見たら“V6の2人版?”って思ってしまうでしょうが、これは小室哲哉とYOSHIKIという二大ビッグスターによる、このシングル作品のみのために結成されたユニットです(一応ライブビデオも発売)。
この作品が発売された1992年におけるそれぞれの状況としましては、まず小室哲哉はTMNの活動がメインでまだプロデュース業が本格化する前、YOSHIKIはもちろんXの中心メンバーとして活躍中でした(X JAPANに改名する約半年前)。
TMN(TM NETWORK)とX(X JAPAN)の音楽的なタイプが大いに異なっていましたし、2人共にそれぞれのグループの枠を超えるほどの人気を誇っていたので、この2人のユニットというのは意外性がありつつもかなりのワクワク感がありました。
実際に聴いてみましたら、方やエレクトロポップロック、方やビジュアル系メタルバンドと、所属するグループ・バンドの音楽的な基本タイプはやはり違うものの、どちらもクラシック的な要素を取り込んでいるという共通点があったためか、その部分を共通項にしてそれぞれの異なる音楽要素が化学反応したかのうような、まさにこの2人だからこそ生み出された素晴らしい曲だったのですね。
そして今の時代に聴いても、やはり音楽的にもビジュアル的にも2人のカリスマ性が感じられて、思い出補正はあるかもしれないけれど、とんでもないユニットだったんだな~と改めて実感できました。
ちなみにこの曲は、そんな特別なユニットということもあって、CDで聴くにはこのシングル盤を入手するしかなかったのですが、今年発売された小室哲哉のソロ作品ベストセレクションアルバムTK BEST SELECTION IN EPIC DAYS(Amazon.co.jp)に収録されたことで、ようやく苦労せずに聴くことが出来たのです。
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