「このミス2013年版」上半期のランクイン候補作品
2011年11月~2012年4月に発売された作品を対象とした、「このミステリーがすごい!2013年版」上半期のランクイン候補作品を予想をしてみたいと思います。
ただ、まだ対象作品が下半期も含めて全て出揃う前の時点で順位まで予想してしまうのはさすがに無茶なので、今回は、自分がこれまで読み終えることが出来た作品から、「ベスト10入りが確実と予想される作品」「ベスト20入りする可能性が高いのではと予想される作品」などの項目ごとに該当する作品を入れてみたいと思います。
そして、11月の半ば頃に、「上半期~」「下半期~」を元に、最終的な“ランキング(順位)予想”の記事を書く予定です(後日追記:記事を更新しました→「このミステリーがすごい!2013年版」ランキング(順位)予想)。
なお、対象となる上半期(2011年11月~2012年4月)に発売された中ですでに読み終えた作品は、以下の通り(この対象作品は、読み終えるごとに追加していく予定です)。
* このリストのみ、タイトル部分のリンク先は当ブログの感想記事となっています。
【 これまでに読み終えた対象作品一覧 】
> 「彼女が追ってくる」 石持浅海 > 「夢 違」 恩田陸
> 「或るろくでなしの死」 平山夢明 > 「嫉妬事件」 乾くるみ
> 「帝王、死すべし」 折原一 > 「キングを探せ」 法月綸太郎
> 「ホテル・ピーベリー」 近藤史恵 > 「贖罪の奏鳴曲」 中山七里
> 「奇面館の殺人」 綾辻行人 > 「暗闇で踊れ」 馳星周
> 「謎解きはディナーのあとで 2」 東川篤哉 > 「怪 談」 柳広司
> 「ロートケプシェン、こっちにおいで」 相沢沙呼
> 「地層捜査」 佐々木譲 > 「粘膜戦士」 飴村行
> 「歪笑小説」 東野圭吾 > 「星月夜」 伊集院静
> 「パラダイス・ロスト」 柳広司 > 「P K」 伊坂幸太郎
> 「猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数」 北山猛邦
> 「幽女の如き怨むもの」 三津田信三 > 「所轄魂」 笹本稜平
> 「絶海ジェイル」 古野まほろ > 「地の底のヤマ」 西村健
> 「誰がための刃 レゾンデートル」 知念実希人 > 「平蔵の首」 逢坂剛
> 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 東野圭吾 > 「震える牛」 相場英雄
> 「太陽は動かない」 吉田修一 > 「玩具店の英雄」 石持浅海
> 「アウトクラッシュ」 深町秋生 > 「双頭のバビロン」 皆川博子
> 「ミスター・グッド・ドクターをさがして」 東山彰良
> 「衣更月家の一族」 深木章子 > 「千年ジュリエット」 初野晴
> 「猫背の虎 動乱始末」 真保裕一 > 「鮫島の貌」 大沢在昌
> 「楽園のカンヴァス」 原田マハ > 「地獄の門」 法条遥
> 「闇の伴走者」 長崎尚志 > 「新月譚」 貫井徳郎
> 「ファイナル・オペラ」 山田正紀 > 「リライト」 法条遥
> 「インサート・コイン(ズ)」 詠坂雄二 > 「約束の森」 沢木冬吾
なお、これはあくまで素人である当ブログ管理人が個人的に予想しているものです。
なので、「ベスト10入り確実」と言った作品が実際には1票も入らなかったりとか、名前を挙げなかった作品が10位以内に入るなどの可能性は大いに有り得ますので、その点をご了承の上で参考にしていただければと思います。
ちなみに、過去の最終的な予想実績に関しては、以下の記事にて確認ください。
・ 「このミス2012年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
・ 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
・ 「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
・ 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>
* 「ランク入り確率」は、(自分が予想する)ベスト20にランクインする可能性をパーセンテージで表したものです。つまり、100%に近いほど、ベスト20にランクインする可能性が高いと自分が予想している、ということです。なお、数字は適当なので、大体の目安程度に思ってください。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです。
* 下半期(12年5~10月)に発売された作品に関しては、「このミス2013年版」下半期のランクイン候補作品をご覧ください。
* 「このミス2013年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう!という企画用に、「このミス2013年版」対象作品の中から102作激選リストというまとめページも作ってありますので、そちらも参考にしてみてください。
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【 ベスト10入りが確実と予想される作品 】
ここでは、ベスト10入りが確実で、下半期のラインナップ次第では1位も狙えるのでは?と自分が予想した作品を挙げてみました。
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キングを探せ
/ 法月綸太郎 ・・・ランク入り確率 : 75%
“法月綸太郎シリーズ”の最新長編作品です。
寡作で有名な作家ですが、新作としては「しらみつぶしの時計」以来3年ぶり、長編作品としてはNo.42「怪盗グリフィン、絶体絶命」以来約6年ぶり、“法月綸太郎シリーズ”の長編としては「このミス」1位に輝いたNo.04「生首に聞いてみろ」以来7年ぶりと、いずれも年数が開いていますね。
そんな待望の新作であるのに加えて、法月綸太郎の長編作品はこれまで9作中7作ランクイン(6作連続ランクイン中)と、「このミス」との相性はバッチリなので、ランクインはもちろん、上位争いにも確実に参戦してくるのではないでしょうか。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.511 『キングを探せ』 法月綸太郎
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奇面館の殺人
/ 綾辻行人 ・・・ランク入り確率 : 75%
“館シリーズ”の6年ぶりとなる新作です。
レジェンド的存在であるシリーズの復活作ですし、内容の方もガッツリとした読み応えのある本格ミステリに仕上がっているので、上位ランクインは間違いないのでは。
ただ、大作感があるわけではないので、1位争いに参戦するまでにはいかないのではないでしょうかね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.517 『奇面館の殺人』 綾辻行人
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パラダイス・ロスト
/ 柳広司 ・・・ランク入り確率 : 80%
“D機関シリーズ”の3作目です。
前2作がいずれも「このミス」2位と高評価で、その2作と変わらぬ面白さだったので、ランクインは確実でしょうね。
ただ、3作目にして新鮮味や新境地などはなかったので、前2作よりは順位が下がってしまうのではないでしょうか。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.532 『パラダイス・ロスト』 柳広司
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【 ベスト20入りするのではないかと予想される作品 】
ここでは、ベスト20にランクインする可能性が高そうな作品を挙げてみました。
ただ、例年11~20位と21~40位辺りの作品の得票数というのはそれほど変わりはなくて、たった1人の投票者のさじ加減一つで大きく順位が変動してしまうほどの差しかないので、ここら辺になってくるとランクインするかどうかは運の要素も大きく関わってくるといってもよいでしょう。
なので、この項目に挙げたのは、「40位以内には確実に入ってくると予想される作品」といった認識で参考にしてもらう感じでちょうど良いのではないでしょうかね。
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夢 違
/ 恩田陸 ・・・ランク入り確率 : 60%
恩田陸の2年ぶりとなる新作は、“夢”をテーマにした幻視サスペンスです。
魅力的な謎と不思議さで世界が覆われているという恩田作品の特徴が見事に生み出されている一方で、賛否両論となる真相や読後のもやもや感も相変わらずなので、好き嫌いが分かれそうな作品ですが、そういった恩田作品は「このミス」と相性が良いので、本作もランクインが期待できるのでは。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.508 『夢 違』 恩田陸
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地の底のヤマ
/ 西村健 ・・・ランク入り確率 : 60%
早くも吉川英治文学新人賞&日本冒険小説協会大賞をダブル受賞している作品です。
まだ「このミス」実績のない作家なので、本作と「このミス」との相性がどんなものか分からないのですが、評価はかなり高いですし、ランクインするならば上位に入ってくる可能性すらありえそうですね。
[ 後日追記 ]
先日発売された“この警察小説がすごい! ALL THE BEST(「このミス」と同じ宝島社のムック本)”において、「このミス」歴代ランクイン作に混じって20位以内に入っていたので、「このミス」ランクインの可能性も高いとみて、ランク入り確率を上げたうえで「ベスト20入りする可能性もあるかも~」欄からこちらに移動させてみました。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.526 『地の底のヤマ』 西村健
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幽女の如き怨むもの
/ 三津田信三 ・・・ランク入り確率 : 60%
長編作品が3作連続でベスト10入りしている“刀城言耶シリーズ”の8作目です。
このシリーズの魅力が溢れる作品だったので、ランクインの可能性は高そうですが、ただ今回はこのシリーズの特徴であるクライマックスにおける多重解決やどんでん返しがないなど、ミステリ的には(このシリーズの中では)異色作となってもいるので、そこで票が伸びない可能性もあるかも。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.534 『三津田信三』 柳広司
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太陽は動かない
/ 吉田修一 ・・・ランク入り確率 : 50%
スケールの大きいエンタメスパイアクション作品です。
「このミス」投票者の一部から熱烈に好まれそうな題材を作者自身の新境地として作り上げたということで、上位票の割合が高そうなので、仮に投票者数が少なかったとしてもランクインするくらいにまでは得点数が伸びてくるのではないでしょうか。
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>> No.539 『太陽は動かない』 吉田修一
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千年ジュリエット
/ 初野晴 ・・・ランク入り確率 : 45%
“ハルチカシリーズ”の4作目です。
ランクインこそ1作目のみではありますが、2作目が27位、3作目が33位とランクイン一歩手前に来るくらいに安定した票を集めていますし、本作はシリーズ最高傑作という評価も所々で聞くので、少なくとも30位以内に入るのは確実だと予想。
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>> No.550 『千年ジュリエット』 初野晴
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【 ベスト20入りする可能性もあるかもと予想される作品 】
ここでは、ベスト20入り確実!とは言えなさそうだけど、入らないとは強く言えないような、穴馬的な作品を挙げてみました。
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玩具店の英雄 座間味くんの推理
/ 石持浅海 ・・・ランク入り確率 : 30%
“座間味くんシリーズ”の3作目です。
このシリーズは前2作共に「このミス」にランクインしていて、本作も2作目と遜色ない面白さだったので、それを考慮すればランクインの可能性は高そうですが、ただここ数年の石持作品はあまり票が伸びない傾向にあるので、本作の評価がどうなるのかは予想が難しいところです。
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>> No.544 『玩具店の英雄』 石持浅海
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双頭のバビロン
/ 皆川博子 ・・・ランク入り確率 : 30%
皆川作品の魅力が存分に詰め込まれた本作は、昨年3位のNo.480「開かせていただき光栄です」に比べればミステリ要素が薄い分、上位には入らないとは思いますが、前作の影響による皆川作品再評価の流れもあるので、ランクインの可能性は大いにあるのでは。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.547 『双頭のバビロン』 皆川博子
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約束の森
/ 沢木冬吾 ・・・ランク入り確率 : 25%
「このミス」ランクイン実績どころか、惜しい所まで票を伸ばした経験もない作家なので、票読みが難しいのですが、ハードボイルド的魅力もバイオレンスアクション的もあり「このミス」に好まれそうな内容だし、それでいて感動の要素もあったりするので、意外なほどに票を伸ばしてくる可能性はあるかも。
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>> No.584 『約束の森』 沢木冬吾
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鮫島の貌 新宿鮫短編集
/ 大沢在昌 ・・・ランク入り確率 : 20%
「このミス」で長年に渡って絶大的な支持を受けている“新宿鮫シリーズ”の最新作ですが、長編で人気のシリーズの短編集は長編の時ほど票を集めないパターンが多いので、本作は果たしてそのパターンに当てはまるのでしょうか。
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>> No.551 『鮫島の貌 新宿鮫短編集』 大沢在昌
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地層捜査
/ 佐々木譲 ・・・ランク入り確率 : 20%
2006年版から昨年までの7年間で、警察小説の発表がなかった2009年版以外の6年でランクインしているという、「このミス」との相性抜群作家である佐々木譲の新作です。
新シリーズの開幕となる本作は、地道な捜査と推理を中心とした警察小説なのですが、本格ミステリの読み応えにも似たガッツリとした捜査シーンが評価され票を集めるのか、エンタメ要素が薄めなことでいまいち票が集まらないのか、どちらも考えられるだけに予想が難しい作品ですね。
[ 後日追記 ]
やはり熱い人間ドラマやエンタメ要素が少なめだと、いつものように多くの票は期待できないかな?と思い、ランク入り確率を下げて、「ベスト20入りするのでは~」欄からこちらに移動させてみました。
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>> No.522 『地層捜査』 佐々木譲
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或るろくでなしの死
/ 平山夢明 ・・・ランク入り確率 : 20%
“様々な意味における「死」”をテーマとした短編集です。
平山作品らしい強烈な刺激が特に精神面に襲ってくるような傑作揃いですが、「このミス」1位に輝いた短編集No.47「独白するユニバーサル横メルカトル」は表題作にミステリ要素があったので(日本推理作家協会賞短編部門を受賞)、“「このミス」に好まれる要素”として考えるとランクインまでいくかは微妙かな~と予想しています。
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>> No.513 『或るろくでなしの死』 平山夢明
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楽園のカンヴァス
/ 原田マハ ・・・ランク入り確率 : 20%
世間の評価がとても高く、山本周五郎賞受賞&直木賞候補という実績もあるので、ランクインの可能性は高そうだし、上位に入る可能性すらありそうですが、ただ作風的な面で「このミス」で票を集めるタイプではないのではないかな~と個人的には思うのですよねェ。
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>> No.551 『楽園のカンヴァス』 原田マハ
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贖罪の奏鳴曲
/ 中山七里 ・・・ランク入り確率 : 20%
弁護士が主人公の法廷ミステリでありながら、倒叙形式のサスペンスなど様々なエンタメ要素が贅沢に盛り込まれていますし、評判も良いようなので、“「このミス」大賞”出身作家3人目となるランクインを本作で果たす可能性はあるのでは。
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>> No.516 『贖罪の奏鳴曲』 中山七里
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新月譚
/ 貫井徳郎 ・・・ランク入り確率 : 15%
今回は恋愛小説なので「このミス」の対象にはならなそうではありますが、ただ何となくサスペンス風味の恋愛小説といった感じの作風でしたし、作家の成功&成長物語としても面もあるので、ある程度の票は集めるのではないかと予想。
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>> No.556 『新月譚』 貫井徳郎
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歪笑小説
/ 東野圭吾 ・・・ランク入り確率 : 15%
“○笑シリーズ”の4作目です。
過去のシリーズ3作はいずれも「このミス」ではほとんど票は入っていませんが、今回は出版業界を舞台とした連作短編集となっているので、同じく業界の裏側を描いたNo.22「超・殺人事件」で5位にランクインした実績もあることから、ある程度の票は集めそうな感じがしないでもないかも。
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>> No.526 『歪笑小説』 東野圭吾
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ナミヤ雑貨店の奇蹟
/ 東野圭吾 ・・・ランク入り確率 : 15%
今年の東野作品の本命といえば普通なら上の「歪笑小説」よりも本作の方だと思うのですが、ただ2006年版1位のNo.45「容疑者Xの献身」以後にランクインした東野作品は“ガリレオシリーズ”と“加賀恭一郎シリーズ”のみということを考えれば、ファンタジー風ミステリである本作はあまり票が伸びないのではないかと思うのですよね。
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>> No.537 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾
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所轄魂
/ 笹本稜平 ・・・ランク入り確率 : 10%
“所轄vs本庁”をテーマにした警察小説ですが、警察官親子の物語や本庁から来る悪徳刑事のキャラクターなどが絡むことで、ありがちな展開にはならずにこのテーマの魅力を出していたので、No.301「越境捜査」(2008年版 25位)並みの票を集める可能性はあるかも。
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>> No.535 『所轄魂』 笹本稜平
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リライト
/ 法条遥 ・・・ランク入り確率 : 10%
SF作品ではありますが、ミステリ的な読み応えや仕掛けがあるので、ランクインまでは厳しいかもしれないけれど、ダークホース的存在になる可能性はないこともないかも?
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.582 『リライト』 法条遥
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【 未読のランクイン確率が高そうな作品 】
ここでは、まだ読んでいない作品の中で、過去の実績や評判などからランクインする可能性のありそうな作品を挙げてみました。
なお、ここに挙げた作品は、読み終えた後には削除し、ランクインしそうだと思ったら上のいずれかの項目に追加する予定です。
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現時点では特になし
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