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2011年8月22日 (月)

『サイコパス』 柴田哲孝 > 「このミス」完全読破 No.448

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.448

 『サイコパス』 柴田哲孝

   「このミス」2012年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2011.4.19 ~ 読終:2011.4.20

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2011年2月>

サイコパスサイコパス
柴田 哲孝

徳間書店 2011-02-16
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 「悪魔は天使の胸の中に」に続く、“プロファイラー エミコ・クルーニル シリーズ”の第2弾です。

 新宿歌舞伎町で、白人女性を狙った連続殺人事件が発生。

 その被害者は、バラバラ死体であったりオブジェのように飾られていたりと猟奇的な殺され方をされているのですが、いずれも“顔を削がれている”という特徴が。

 この奇怪な事件に、元FBI捜査官のエミコ・クルーニルと西新宿署の城島刑事が迫っていきます。

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 かなり魅力的、というか真相がとても気になる導入部から始まる、サイコ・サスペンス作品です。

 この事件の真相や真犯人、そしてそこに至るまでの主人公・犯人・被害者などが絡んだドラマなど、とても期待させられるのですが、ただ思ったほど事件の中枢に深く迫っていくわけではありませんでした。

 どちからというと、主人公(エミコ・クルーニル)の恋愛話や、サイコパスとは一体何なのか、といった部分がメインになっていくのですね。

 なので、真犯人や真相に意外性があるわけではないので、冒頭で示される殺人事件の発覚部分を読んで期待を高めてしまった人ほどガッカリしてしまいそうなので、この主人公(エミコ・クルーニル)の物語、そしてサイコパスについての作者的解釈を楽しむつもりで読むと、大いに楽しむことが出来るのではないでしょうか。

 ただこの主人公(エミコ・クルーニル)は、同姓(女性)に嫌われそうなタイプな気もしますが。


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度  : ★★★     主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★    人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★    感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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