週刊少年ジャンプ新連載! 「鏡の国の針栖川」 叶恭弘
週刊少年ジャンプ 2011年 7月 25日号 No.31 [雑誌] 叶 恭弘 尾田 栄一郎 岸本 斉史 篠原 健太 大場 つぐみ 竹内 良輔 西尾 維新 藤巻 忠俊 田村 隆平 空知 英秋 集英社 2011 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2011年7月に投入された新連載の第2弾が、2011年31号(7月11日発売)から始まった「鏡の国の針栖川(かがみの・くにの・はりすがわ)」です。
2011年31号の本誌表紙画像 → 「集英社」公式サイト
作者の叶恭弘(かのう・やすひろ)は、「プリティフェイス」(2002-2003)で連載デビューを果たし、「エム×ゼロ」(2006-2008)で2度目の連載。
その後は、“赤マルジャンプ2008SUMMER”に「ドキドキSUMMER BEACH」、“赤マルジャンプ2009SPRING”に「赤ずきんエリーザ」、“ジャンプスクエア2009年8月号”に「L∞P」と、増刊やSQ.に読切作品を掲載。
そして約1年前の“ジャンプNEXT! 2010SUMMER”に「ゴースト・ジム」が掲載され(週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」参照)、本作にて久々の本誌復帰&3度目の連載となりました。
内容の方ですが、学園SFラブコメ漫画です。
高校生の針栖川哲は、小学生時代に車にひかれそうになったところを助けてから友達のような関係になっている同級生の里見真桜に対し、実は熱烈に片想い中。
そんなある日の下校中、真桜に偶然遭遇し心の中で喜ぶ針栖川。しかし真桜が再び車にひかれそうに.....。
かつてと同じように助けたかに見えたものの、なぜか針栖川は真桜が持っていた鏡の中の世界に閉じ込められてしまって.....。
ちょいエロラブコメ作品は、かつての「いちご100%」(河下水希)や「To LOVEる -とらぶる-」(長谷見沙貴・矢吹健太朗)など、ジャンプに必ず1つはあったジャンルなのですが、ここ最近は作品数がゼロという空白のジャンルとなっていました。
なので本作は、「あねどきっ」(河下水希)以来約1年半ぶりの“ちょいエロラブコメ作品”となるのですね。
そして、前作「エム×ゼロ」連載中には「To LOVEる -とらぶる-」に「初恋限定。」(河下水希)と近いジャンルの作品が複数あったのに対し、今回は(少なくとも同ジャンルの新連載が投入されるまでは)ライバルが全くいない孤高の存在となりそうなので、アンケート的にはかなり有利となるのではないでしょうか。
あとは、“鏡の中の世界”というSF設定をいかにラブコメ的ストーリーに絡めて面白くしてくれるのかが、第2話以降に向けての注目ポイントだと思うのですが、連載1作目の「プリティフェイス」も2作目の「エム×ゼロ」も、“SF的な設定”と“秘密を守らなければならない条件”によってラブコメを盛り上げていたので、その点では心配いらないでしょう。
それよりも、「プリティフェイス」ではアンケート(人気)ではなく作者自身の事情(遅筆的なもの)により打ち切りとなったそうで、「エム×ゼロ」の時もそんな感じでの打ち切りだったのではないかとの噂もあるので、作品内容やアンケート人気よりも、作者が週刊連載にどこまで耐えられるのかの方が重要となってくるかもしれませんね。
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