<JC1巻買い> 「LIGHT WING」 神海英雄
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2011年1月期(2010年12月29日発売)のJC(ジャンプコミックス)1巻の2冊目が、「LIGHT WING」です。
ジャンプのここ数年のスポーツ物は、連載期間が2年を超えた「黒子のバスケ」以外にヒット作が出ていないという、かなり鬼門なジャンルです。
その中でも特にサッカー物は、2002年以降に連載された3作品(「NUMBER10」「マイスター」「少年疾駆」)がいずれも早期打ち切りとなるなど、鬼門中の鬼門のジャンルといえるかもしれません。
そんな状況で始まったこの「LIGHT WING」ですが、上記3作品が主にプレー面において現実的な演出に留めていたのに対し、本作の場合はハッタリ的なインパクトのあるとんでも演出を各話に1シーンは入れている、という違いがありました。
過去のサッカー物としての大ヒット作「キャプテン翼」を始め、ここ数年でヒットしたスポーツ物の「アイシールド21」「黒子のバスケ」、掲載誌を変えていまだに連載している「テニスの王子様」などなど、ジャンプで当たったスポーツ物はほとんどこの“超人的とんでもスポーツ”だったので、本作も久々のサッカー物のヒットになるのではないかと注目していました。
しかし、この1巻が発売されるまでに打ち切りとはならなかったものの、もうずっと巻末掲載となっているので、次の改編で打ち切られてしまうのは避けることができなさそうですかね。
ヒットしたスポーツ物作品にあって本作にない要素を考えてみますと、それはコメディ的な魅力なのではないでしょうか。
もちろんコメディ部分はあるものの、この1巻収録分を見直してみても主人公に翻弄される演出がほとんどだし、元々主人公が真面目すぎる熱血タイプということもあるので、その真面目さ・熱血さを中和させるようなコメディ的演出やキャラクターがあれば、とんでも演出や熱い場面もより効果的になったと思うし、サッカー(スポーツ)に興味ない読者にもアピールできたのではないかと思うのですけどね。
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単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「目指すは―― 「最強の証明」 ――それだけ!!」と書かれています。
裏帯の方は、第1話における“1人vs100人”の場面の2コマが使われています。
カバーを外した部分は、作品のロゴが中央に描かれています。
中身の方ですが、各話の間には、天谷吏人・及川累次・佐治雪哉・今泉健太・蘭原柚絵のキャラクタープロフィール<学年・組・出席番号(今泉以外)、サッカー部(クラブチーム)における役割、ポジション(蘭原以外)、背番号(蘭原以外)、前所属チーム、備考>が各1ページ。
ただし、5~6話の間は、月村・佐治・倉橋・森川の4人が並んだラフ画。
そして巻末には、第2巻(2011年3月発売予定)の予告が2ページ。[あの人]の絵も載っちゃってます。
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