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2010年11月

2010年11月30日 (火)

『折れた竜骨』 米澤穂信 > 「このミス」完全読破 No.402

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.402

 『折れた竜骨』 米澤穂信

   「このミス」2012年版 : 2位

   受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞」受賞
            (「本格ミステリ大賞」候補)
            (「山本周五郎賞」候補)

   総合ランキング : 「本格ミステリ・ベスト・オブ・ベスト10(1997-2016)」 7位
              「本格ミステリ・オールタイムベストアンケート」 53位
              「SUGOI JAPAN Award 2015」 ノミネート

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 1位
              「ミステリが読みたい!」 1位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 2位
              「黄金の本格ミステリー」 選出

   読始:2010.11.26 ~ 読終:2010.11.29

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年11月>

折れた竜骨 上 (創元推理文庫)折れた竜骨 上 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2013-07-11
売り上げランキング : 2625

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 米澤穂信といえば、“小市民シリーズ”や“古典部シリーズ”など青春ミステリの印象が強いと思いますし、そうでない作品でも日本を舞台とした若者がメインの話がほとんどです。

 しかし本作は、なんと外国を舞台としているのですから驚きました。

 しかも、時代は12世紀末で、さらには剣と魔法のファンタジー的世界観というのですから、これまでの米澤作品とのギャップが激しいだけに、かなりの驚きと共に楽しみの方も膨れ上がりましたね。

 あと、本作についての前情報をもう一つ。

 これは“「このミス」2010年版”の“私の隠し玉&私のデビュー直前/直後”という作家自身が書き下ろすコーナーにも書かれていることなのですが、デビューする以前の素人時代に自身でホームページを立ち上げ、そこであるミステリ作品を毎週更新していたのだそうです。

 しかし解決編を更新した直後、角川学園小説大賞に応募していた「氷菓」が受賞したという連絡が入っため、即座にホームページを閉鎖することに。

 そしてその「氷菓」で作家デビューし今に至るわけですが、そんなデビュー前にネット上で公開していた“幻の作品”を原型として完成させたのが、本作なのですね(詳しいことは“あとがき”にも書いてあります)。

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 物語は、ロンドンから北東の位置に浮かぶソロン諸島という2つの島を舞台に繰り広げられます。

 この島の領主が招き入れた騎士・弓手・魔術師などの傭兵たち、恐るべき魔術の使い手・暗殺騎士、呪われたデーン人などなど、いかにもファンタジー作品といったキャラクターたちが、次々とこの小さな島へとやってきます。

 そんなファンタジー的な外観で話は進んでいくのですが、話の始めの方で殺人事件が起きると、ある人物が探偵役となり本格ミステリ的展開となるのですね。

 この捜査・推理においては“魔術”という非現実的なファクターが関わってくるわけで、これはいわば“なんでもあり”であるものの、それが上手いこと推理を支える要素の一つとなっていて、本格ミステリとして見事に成立していたのはさすがでした。

 それに、米澤作品はミステリ的に少し捻りが加えられた作品が多いと思うのですが、本作は外観こそこれまでの作品の中で本格ミステリから一番離れているように見えるとはいえ、中身の方は驚くほどにド直球な本格ミステリとなっているのですね。

 中世ヨーロッパが舞台、ということで、現代日本が舞台の作品しか読んでいない人だと少し抵抗があるかもしれませんが、やはり米澤作品らしく軟らかな読み応えですし、キャラも皆立っているので横文字の名前も読んでいくうちに慣れてきて、次第に誰が誰だかわからなくなるのも解消していくだろうから、あまり気にすることはないかもしれません。

 そんな読みやすさに加えて、ファンタジー的な見せ場も迫力満点で、それでいて全編を通してド直球な本格ミステリなのですから、これはホントに見事な“エンタメ本格ミステリ”でしたし、まさに“新境地開拓大成功”といったところでしょうか。

 ぜひともこの系統の作品を今後も発表してもらいたいものです(続編だとなおのこと嬉しいです)。

 なお、東京創元社で「『折れた竜骨』特設ページ」が公開中で、“Webミステリーズ!”では「『折れた竜骨』刊行記念 米澤穂信インタビュー」が掲載されています。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★   鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “米澤穂信” 関連記事 】

  > No.1123 「巴里マカロンの謎」
  > No.1099 「Iの悲劇」(後日更新予定)

  > No.1050 「本と鍵の季節」
  > No.0961 「犬はどこだ」(後日更新予定)
  > No.0942 「いまさら翼といわれても」
  > No.0872 「真実の10メートル手前」
  > No.0828 「王とサーカス」

  > No.0817 「さよなら妖精」
  > No.0777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.0748 「満願」
  > No.0622 「リカーシブル」
  > No.0402 「折れた竜骨」

  > No.0366 「ふたりの距離の概算」
  > No.0365 「遠まわりする雛」
  > No.0315 「蝦蟇倉市事件2(街角で謎が待っている)」
  > No.0250 「秋期限定栗きんとん事件」
  > No.0227 「追想五断章」

  > No.0140 「儚い羊たちの祝宴」
  > No.0076 「インシテミル」
  > No.0044 「ボトルネック」
  > No.0040 「夏期限定トロピカルパフェ事件」
  > No.0039 「春期限定いちごタルト事件」


 「エトロフ発緊急電」佐々木譲 <<< PREV/NEXT >>> 「電氣人閒の虞」詠坂雄二

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月29日 (月)

「このミス2010年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位)

 「このミステリーがすごい!2010年版」が発売されて早くも1年近くが経つので、上位にランクインした作品を読み終えた方も多いのではないでしょうか。

 ただ、ランクインした作品を読んでいくだけというよりも、読んで面白かった作品にタイプが近い本を読んでいく、という方が、どんどんと読む本・好きな本が広がっていくと思うのです。

 なので、「このミス2010年版」のベスト10にランクインした作品にタイプの近いところがある作品を、自分がこれまで“「このミス」完全読破”として読んできた本の中から選んで、「数珠つなぎオススメ本ガイド」として紹介してみたいと思います(“「このミス」完全読破”のナンバリングでいうと、No.1~400の作品が対象です)。

 ただ、1作品につき2作品ずつ紹介していく形なので、“数珠つなぎ”とはいえないかもしれませんが、この企画を何年も続けていけば自然と数珠のように繋がっていくのではないか、ということでご勘弁ください。

 ちなみに、ほとんど同じようなタイプの作品を紹介するには、これまで読んできた冊数が少なすぎるので、一部分で繋がりのある作品を紹介するような形となります。

 そのため、読んだ人が面白く感じた部分で繋がっているとは限らないので、その点をご了承した上で参考にしてみてください。


 *タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです

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   6位 : 粘膜蜥蜴 / 飴村行  <感想記事はこちら>


 2009年に発売された作品の中でも最大の問題作といえそうなのですが、「このミス」の特徴というか懐の深いとことろいうのは、こういったとんでもない問題作でも普通にランクインしてくるところだと思うので、これまでに「このミス」にランクインした問題作を紹介してみましょう。

 まずは、2007年版で驚きの1位となってしまった短編集「独白するユニバーサル横メルカトル」。表題作が日本推理作家協会賞短編部門を受賞したということもあるのでしょうが、その他の作品がとんでもないエログロ全開作品揃いなので、内容的にも順位的にもまさに問題作といえるでしょう。

 続いては、2008年版13位の「バッド・チューニング」。これぞまさしく問題作中の問題作でして、その良い意味でも悪い意味でもあまりにヒドすぎる内容には、せいぜい1割程度の人しか面白いと思えないのではないかと思うのですが、その1割の人は大絶賛するでしょうね。

  独白するユニバーサル横メルカトル / 平山夢明  <感想記事はこちら>

  バッド・チューニング / 飯野文彦  <感想記事はこちら>


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   7位 : 仮想儀礼 / 篠田節子  <感想記事はこちら>


 金儲けのために新興宗教を作りだしたことで狂気の世界へと巻き込まれていく宗教サスペンスなので、宗教が作品に大きく関わってくる作品を紹介してみます。

 まずは、2008年版3位の「女王国の城」。人気の“探偵江神シリーズ”の4作目にあたりますが、本作では新興宗教団体を舞台に本格ミステリ的物語が繰り広げられていきます。

 続いては、少々古いですが、1994年版12位の「慟哭」。この作品は2つの話が並行して語られていくのですが、その一方の話というのが、大きなトラウマを抱えた男が宗教の世界へと嵌り込んでゆく話なのですね。そして最後には驚きの展開が。

  女王国の城 / 有栖川有栖  <感想記事はこちら>

  慟 哭 / 貫井徳郎  <感想記事はこちら>


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   8位 : 暴雪圏 / 佐々木譲  <感想記事はこちら>


 タイトルからもわかるように“雪が降り積もった地”における群像劇警察小説なので、白銀の世界を舞台とした作品を紹介してみましょう。

 まずは、「このミス」で“雪”とくれば真っ先に思い浮かぶであろう、1996年版で1位に輝いた「ホワイトアウト」。この作品は冒険サスペンス小説なのですが、終始雪山で物語が繰り広げられますし、大雪の過酷さと怖さが充分に伝わってきます。

 続いては、2009年版19位の「聖域」。こちらも雪山を舞台にしていながらも、内容の方は本格ミステリでして、雪山だからこそのミステリ的トリックが炸裂しますし、山を巡る人間ドラマとしても読み応え充分です。

  ホワイトアウト / 真保裕一  <感想記事はこちら>

  聖 域 / 大倉崇裕  <感想記事はこちら>


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   9位 : 龍神の雨 / 道尾秀介  <感想記事はこちら>


 二組の兄妹(兄弟)を中心に描くサスペンス的ミステリなので、兄妹(兄弟)がメインとなる作品を紹介しようと思ったのですが、これまでに読んだ中では同じ道尾作品しか思いつかなかったので、道尾作品の中で兄妹がメインとなる作品を紹介してみましょう。

 まずは、2007年版17位の「向日葵の咲かない夏」。兄と妹、そして謎のS君の物語は、ラストで驚きの真相と共にとんでもない展開となっていくのですね。

 続いては、2011年版対象作品の「光媒の花」。短編集に近い連作集なのですが、そのうちの1作が兄と妹の話でして、とても切なく哀しい物語となっているのです.....。

  向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介  <感想記事はこちら>

  光媒の花 / 道尾秀介  <感想記事はこちら>


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   10位 : 秋期限定栗きんとん事件 / 米澤穂信  <感想記事はこちら>


 “小市民シリーズ”第3作であるこの作品は“いつも一緒にいるのに恋人同士ではない高校生男女が主人公の学園青春ミステリ”なので、そのものずばり“いつも一緒にいるのに恋人同士ではない高校生男女が主人公の学園青春ミステリ”を紹介。

 まずは、2003年版2位の「GOTH リストカット事件(夜の章、僕の章)」。とても特殊な趣味嗜好を持つ主人公2人による本格ミステリでして、“小市民シリーズ”の主人公2人と関係性や魅力がかなり近い作品だと思うのです。

 続いては、2009年版20位の「退出ゲーム」。この作品が1作目となる“ハルチカシリーズ”は、“小市民シリーズ”や「GOTH」に比べると現代的な主人公ではありますが、仲は良いのにある共通する部分により恋人にはなりえない関係性や、本格ミステリ的な読み応えなど、似た魅力もありますからね。

  GOTH リストカット事件(夜の章、僕の章) / 乙一  <感想記事はこちら>

  退出ゲーム / 初野晴  <感想記事はこちら>


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 「このミス2010年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) <<<


 【「数珠つなぎオススメ本ガイド」関連記事】

  > 「このミス2012年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (12.3.9)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

  > 「このミス2010年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (10.2.14)
  > 「このミス2010年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (10.11.29)


 【「このミステリーがすごい!2010年版」関連記事】

  > 「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (09.12.13)
  > 「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (09.12.23)
  > 「このミス2010年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (09.12.29)

  > 「このミステリーがすごい!2010年版」 (09.12.9)
  > 「2010 本格ミステリ・ベスト10」 (10.1.22)

  > 「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 (09.11.18)
  > 「このミス」2010年版のベスト10作品をみんなで予想しよう! (09.11.16)
  > 「このミス2010年版」投票者なりきりベスト6 (09.11.28)

  > 「このミス2010年版」上半期終了時のランクイン作品予想 (09.7.23)
  > 「このミス2010年版」下半期のランクイン作品予想 (09.9.3)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月28日 (日)

『災転(サイコロ)』 霞流一 > 「このミス」完全読破 No.393

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.393

 『災転(サイコロ)』 霞流一

   「このミス」2011年版 : 130位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.1 ~ 読終:2010.11.2

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 <2010年3月>

災転(サイコロ) (角川ホラー文庫)災転(サイコロ) (角川ホラー文庫)
霞 流一

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-03-25
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 霞流一の初ホラー長編作品です。

 まあホラーといっても、ミステリ的な謎やその真相がホラー的といった感じなので、これまでの作品とそれほど大きく作風が変わっているわけではないのですけどね。

 それに、“バカミス界の帝王”という称号に恥じることのない、とんでもない破壊力のバカミスであることも変わりありませんでした。

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 物語は、奇怪な死に方をした事故と奇怪に曲がった墓石の謎について、主人公が探っていくところから始まります。

 とにかく最初から奇怪な雰囲気が漂っているのですが、謎を探っていく過程において、奇怪な人物や奇怪な出来事や奇怪な過去や奇怪な現象が、次から次へと登場してくるのですねェ。

 そんな話が、基本的には軽いタッチで描かれていくものの、笑えてしまうほどにバカらしい造語の数々が飛び出してきたり、思わず目を覆ってしまうような鬼畜的おぞましさがあったり、キャラも行動もぶっ飛び過ぎている人物が出てきたりと、ホントにやりたい放題のハチャメチャぶりなのです。

 文庫ということもあってか大作感はないのですが、バカミス度が全開に放出されている“霞流一的ホラーミステリ”に仕上がっていると思うので、霞流一ファンやバカミスファンの方には大いにオススメでしょう。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★     人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★     感涙ウルウル度 : ★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★   気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “霞流一” 関連記事 】

  > No.671 「落日のコンドル」

  > No.393 「災転(サイコロ)」
  > No.197 「ロング・ドッグ・バイ」
  > No.107 「死写室」
  > No.060 「夕陽はかえる」
  > No.017 「スティームタイガーの死走」


 「撃てない警官」安東能明 <<< PREV/NEXT >>> 「新世界崩壊」倉阪鬼一郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月26日 (金)

>>MDB的コンピCD-26<< 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」

>> MDB的コンピCDとは? <<

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 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」

  * ジャケット&曲名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです


  01 : Dear Snow / 嵐

  02 : A winter fairy is melting a snowman / 木村カエラ

  03 : クリスマス大作戦 feat.紗羅マリー / SEAMO

  04 : my Secret Santa / moumoon

  05 : Can't Wait 'Til Christmas / 宇多田ヒカル

  06 : Rain / YUI

  07 : Winter Moon / NEWS

  08 : Christmas Love / 西野カナ

  09 : 予約したクリスマス / AKB48

  10 : HEART SNOW ~心に降る雪~ / GLAY

  11 : 冬 響 / ゴスペラーズ

  12 : スノウソング / Hey!Say!JUMP

  13 : DEPARTURES / AAA

  14 : R.G.W. / PUFFY

  15 : Eyes On Me / Superfly

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【 iPod用追加曲 】

  00 : あの日のメリークリスマス / 嵐

  00 : ユキウタep. / Skoop On Somebody

  00 : 白いマフラー / DEEP

  00 : Snow Rain / 福田沙紀

   00 : 会いたいロンリークリスマス / ℃-ute

  00 : ユキラブ / Juliet

  00 : 冬空のLove Song / ベッキー♪#

  00 : DEPARTURES / スポンテニア

  00 : Merry X'mas Mr. Lonelyman / 怒髪天

  00 : 初 雪 / Jam9

  00 : 雪のアスタリスク / TRIPLANE

  00 : Winter Wonder Love / 野川さくら

  00 : ジン ジン ジングルベル feat.Pentaphonic / 佐々木希

  00 : Rainy X’mas Day(ジュリエット盤) / 田原俊彦

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 2010年10月~2011年2月くらいに発売された邦楽を対象とした、冬ソングを集めたコンピCD記事を作ってみました。

 この記事の最初の更新は2010年11月なので、まだまだ聴いていない曲やこれから発売される曲が多いので、該当曲が発売されるごとにこまめに追加したり曲順を入れ替えるなどして、だいたい出揃った頃にでも選りすぐって1枚のCDにしたいと思います。

 果たしてこれらの曲の中から、新たな冬ソングのスタンダードナンバーは生まれるのでしょうか?

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 【「“冬の歌”コンピCD」関連記事】

  > 冬の歌 -Winter Song 2011~2012- (11.12.23)
  > 冬の歌 -Winter Song 2010~2011- (10.11.26)
  > 冬 -Winter Song 2008- (08.12.17)
  > 冬 -Winter Song 1991~2006- (07.11.15)


 【「2010年コンピ」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この洋楽を聴け!2010」 (10.12.24)

  > 「Ballad -2010- ~バラード 2010~」 (11.1.13)
  > 「桜・さくら・サクラ -2010-」 (10.2.19)
  > 「夏の歌 -2010-」 (10.6.25)
  > 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」 (10.11.26)

『撃てない警官』 安東能明 > 「このミス」完全読破 No.392

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.392

 『撃てない警官』 安東能明

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞(短編部門)」
                受賞作 『随監』 収録

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.1 ~ 読終:2010.11.1

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年10月>

撃てない警官 (新潮文庫)撃てない警官 (新潮文庫)
安東 能明

新潮社 2013-05-27
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 “第63回日本推理作家協会賞 短編部門”受賞作の「随監」を収録した、連作集です。

 まあタイトルからわかるように警察小説なのですが、いわゆる刑事が主人公ではありません。

 刑事以外の警察官をメインとした警察小説は、今ではすっかり馴染みのものとなっているわけですが、それでは本作の主人公はどういった役職に就いているのかといいますと、主に事務的な仕事をこなす管理部(のエリート)なのですね。

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 管理部なので殺人事件などの捜査に加わることはないのですが、警察内部で起きた事件だったり、刑事が担当するまでもないような事件などについて、調査したり解決に導いたりするのです。

 そういった役職だからこその、他の警察小説とはまた違った、警察内部の人間ドラマや捜査ミステリが繰り広げられるところが、本作の読み所なのではないでしょうか。

 それと、1話目において主人公の身に良くない出来事が起きるのですが、それが原因でその後の主人公の行動に正義感溢れる部分とそれとは正反対ともいえる部分が両立してくるので、主人公のそんな矛盾した精神状態によって物語により味わい深さが出ていましたね。

 ただ個人的には、ほとんどの作品で早い段階から真相がわかってしまったので、ミステリ的な部分では少し物足りなくも感じました。“日本推理作家協会賞短編部門受賞作収録作品”ということでちょっと期待値を上げすぎてしまったのかも。

 それでもその受賞作は、登場する人物が一体どちら側の人間なのか最後までわからない構成が上手くて、他の話とはレベルが違く、さすが受賞作だなと納得してしまいましたね。

 あと、主人公の物語としては本作で完結まで至っていない感じなので、続編の発売が期待できそうです。


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」倉阪鬼一郎 <<< PREV/NEXT >>> 「災転」霞流一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月24日 (水)

「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6

 *「このミステリーがすごい!」では、1990年より翌年度表記に変更(つまり、満年齢から数え年に変更)しているので、この“2011年版”は、2010年(2009年11月~2010年10月)に発売された作品が対象となっています。

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 「このミステリーがすごい!2011年版(2010年)」ランキング(順位)予想に引き続き、これまた3年目の企画となりますが、“投票者なりきりベスト6”を書いてみたいと思います。


 「このミス」では、70人を超える読書家(評論家など)の投票を集計し、その結果をもとにその年のランキングが作られます。

 もう少し詳しく説明すると、投票者は1人につき6作品に投票することができ、その6作品を1位から6位まで順位付けすることで、1位に10点、2位に9点.....、といった具合にそれぞれ点数が付けられます。全投票者が投じた得点を合計し、その結果がランキングとして発表されるというわけです。


 そんな「このミス」投票者になったつもりで自分も6作品選んでみようという企画なのですが、一昨年(2009年版)が37冊、昨年(2010年版)が104冊、そして今年が105冊と、読んだ対象作品は大幅に増えた昨年とほぼ同数となったので、この中から6冊のみを選ぶのは、昨年と同様に困難な作業となります。

 しかも、読後にインパクトの強かった作品や、今の時点で振り返って“面白かったな~”と思う作品、多くの人に薦めたいと思う作品、もう一度読み返してみたい作品、「このミス」で上位に入ってほしい作品などなど、その選択基準によって選ぶ本も大きく変わってくることは間違いないですからね。

 なので、どうやって6作品を決めようかと悩みましたが、ここはもう単純に、今の時点で振り返って“あれは面白かったな~”と思う作品を順位付けして、そのうちの6作品を紹介していこう、ということになりました。

 ただ、6作品だけを紹介するのも、他にも面白かった作品がいくつもあったこともあって寂しいので、これも昨年と同様に、50位からカウントダウン形式で発表していこうと思います(ただ説明を加えているのは上位の6作品のみですが)。

 ちなみに、この記事を書いている時点で読み終えていた、2011年版対象の105作品については、ここに書くとなるとかなりの長さになってしまうので、「このミス2011年版」上半期のランクイン作品予想および「このミス2011年版」下半期のランクイン作品予想にてご確認ください。

 なお、読後すぐに感じた面白さを表した★評価とはリンクしていないランキングとなっているので、その点ご了承ください。

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 * 作品名部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです

 50位 : 屍の命題 / 門前典之    <感想記事はこちら>
 49位 : ふたりの距離の概算 / 米澤穂信    <感想記事はこちら>
 48位 : 主よ、永遠の休息を / 誉田哲也    <感想記事はこちら>
 47位 : 水魑の如き沈むもの / 三津田信三    <感想記事はこちら>
 46位 : リスの窒息 / 石持浅海    <感想記事はこちら>

 45位 : 魔法使いの弟子たち / 井上夢人    <感想記事はこちら>
 44位 : 天地明察 / 冲方丁    <感想記事はこちら>
 43位 : ドゥルシネーアの休日 / 詠坂雄二    <感想記事はこちら>
 42位 : シューマンの指 / 奥泉光    <感想記事はこちら>
 41位 : ボーダー ヒート アイランドⅣ / 垣根涼介    <感想記事はこちら>

 40位 : 北帰行 / 佐々木譲    <感想記事はこちら>
 39位 : 空想オルガン / 初野晴    <感想記事はこちら>
 38位 : 武家屋敷の殺人 / 小島正樹    <感想記事はこちら>
 37位 : スリープ / 乾くるみ    <感想記事はこちら>
 36位 : トロイメライ / 池上永一    <感想記事はこちら>

 35位 : 欧亜純白 ユーラシアホワイトⅠ・Ⅱ / 大沢在昌    <感想記事はこちら>
 34位 : 蝦蟇倉市事件2 / オムニバス    <感想記事はこちら>
 33位 : 攪乱者 / 石持浅海    <感想記事はこちら>
 32位 : 狩久探偵小説選 / 狩 久    <感想記事はこちら>
 31位 : エデン / 近藤史恵    <感想記事はこちら>

 30位 : 白銀ジャック / 東野圭吾    <感想記事はこちら>
 29位 : 球体の蛇 / 道尾秀介    <感想記事はこちら>
 28位 : 蝦蟇倉市事件1 / オムニバス    <感想記事はこちら>
 27位 : ひそやかな花園 / 角田光代    <感想記事はこちら>
 26位 : 琉璃玉の耳輪 / 津原泰水    <感想記事はこちら>

 25位 : 小暮写眞館 / 宮部みゆき    <感想記事はこちら>
 24位 : 貴族探偵 / 麻耶雄嵩    <感想記事はこちら>
 23位 : 琅邪の鬼 / 丸山天寿    <感想記事はこちら>
 22位 : 熱 愛 / 香納諒一    <感想記事はこちら>
 21位 : この国。 / 石持浅海    <感想記事はこちら>

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  20位 : 扼殺のロンド / 小島正樹  <感想記事はこちら>
  19位 : 見えない復讐 / 石持浅海  <感想記事はこちら>
  18位 : 悪の教典 / 貴志祐介  <感想記事はこちら>
  17位 : ラガド 煉獄の教室 / 両角長彦  <感想記事はこちら>
  16位 : マリアビートル / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>

  15位 : 虚 国 / 香納諒一  <感想記事はこちら>
   14位 : 新世界崩壊 / 倉阪鬼一郎  <感想記事はこちら>
  13位 : 光媒の花 / 道尾秀介  <感想記事はこちら>
  12位 : バイバイ、ブラックバード / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>
  11位 : 初陣 隠蔽捜査3.5 / 今野敏  <感想記事はこちら>

  10位 : 死ねばいいのに / 京極夏彦  <感想記事はこちら>
  09位 : オーディンの鴉 / 福田和代  <感想記事はこちら>
  08位 : セカンド・ラブ / 乾くるみ  <感想記事はこちら>
  07位 : 隻眼の少女 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら>

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 【 6位 : 黒と愛 / 飛鳥部勝則 】

黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)
飛鳥部勝則 笹井一個

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 おぞましいほどの世界観に、予測不能のとんでもない展開、驚愕の本格ミステリトリックなど、まあとにかく圧倒させられまくりでした。


  この作品の感想記事はこちら!!
        >> No.388 『黒と愛』 飛鳥部勝則

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 【 5位 : 兇 弾 / 逢坂剛 】

兇弾兇弾
逢坂 剛

文藝春秋 2010-01
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 誰もが前作でシリーズが終わったと思う中、見事なまでに復活させてしまいましたし、クライマックスにおけるド派手な盛り上がりなど、ハンパなく楽しませてもらいました。


  この作品の感想記事はこちら!!
           >> No.314 『兇 弾』 逢坂剛

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 【 4位 : 祈る時はいつもひとり / 白川道 】

祈る時はいつもひとり〈上〉祈る時はいつもひとり〈上〉
白川 道

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 もう何よりも主人公のキャラクターがとても魅力的な作品でして、そのハードボイルドな生き様にはシビれまくってしまいましたねェ。


  この作品の感想記事はこちら!!
        >> No.352 『祈る時はいつもひとり』 白川道

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 【 3位 : 叫びと祈り / 梓崎優 】

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
梓崎 優

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 これがデビュー作とは思えないくらいの輝きを放っている本格ミステリ作品ですが、やはりなんといっても話ごとに変わる色彩が頭の中に飛び込んでくるような文章が特に素晴らしかったです。


  この作品の感想記事はこちら!!
         >> No.326 『叫びと祈り』 梓崎優

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 【 2位 : 丸太町ルヴォワール / 円居挽 】

丸太町ルヴォワール (講談社BOX)丸太町ルヴォワール (講談社BOX)
円居 挽 純

講談社 2009-11-05
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 これでもか!これでもか!と容赦なく押し寄せてくる本格ミステリ的サービス精神には、心地よいくらいに圧倒されまくりで、作品世界が夢にまで出てきたほどでした。


  この作品の感想記事はこちら!!
          >> No.288 『丸太町ルヴォワール』 円居挽

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 【 1位 : アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南 】

アルバトロスは羽ばたかないアルバトロスは羽ばたかない
七河 迦南

東京創元社 2010-07-27
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 元々前作の日常部分などの雰囲気がとても好きだったこともあり、この作品の衝撃にはまさに心臓を一撃されたかのようで、ホントに本を読んでとは思えないくらいに感情を動かされてしまいました.....。


  この作品の感想記事はこちら!!
       >> No.387 『アルバトロスは羽ばたかない』 七河迦南

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 【「投票者なりきりベスト6」関連記事】

  > 「このミス2013年版」投票者なりきりベスト6 (12.11.21)
  > 「このミス2012年版」投票者なりきりベスト6 (11.11.19)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)
  > 「このミス2010年版」投票者なりきりベスト6 (09.11.28)
  > 「このミス2009年版」投票者なりきりベスト6 (08.11.12)


 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想 (10.11.3)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月22日 (月)

『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎 > 「このミス」完全読破 No.391

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.391

 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎

   「このミス」2010年版 : 39位

   受賞(候補) : 「世界バカミス☆アワード」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 16位

   読始:2010.10.28 ~ 読終:2010.10.28

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : ノベルス <2009年9月>

三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 (講談社ノベルス)三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 (講談社ノベルス)
倉阪 鬼一郎

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 倉阪鬼一郎は、様々なジャンルの作品を毎年発表している多作作家なのですが、その中でもミステリ系作品においては2つのタイプに分類することが出来ます。

 作者自身の呼び方でいうと“ダウナー系”と“アッパー系”で、2009年の作品を例にしてみると、“ダウナー系”が幻想ミステリNo.192「遠い旋律、草原の光」、そして“アッパー系”が本作。

 まあ“アッパー系”というのは、わかりやすくいってしまえば“バカミス”なのですが、そんじょそこらのバカミスとは違いまして、「第三回世界バカミス☆アワード」を受賞しているほどのれっきとしたバカミス作品なのですね。

 2009年を代表するミステリ小説の一つであることは間違いないので、残念ながら「このミス」にランクインしなかったものの、読み逃すことは出来ないと思い、今になって手にしてみたのです。

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 舞台となるのは、タイトルからもわかるように三崎にある二つの館で、やはりタイトルからわかるように連続密室殺人が起こります。

 この連続密室殺人部分を読んでいると、まあバカミスだという先入観がなくとも“何かが変だな”と違和感を覚えずにはいられないのですが、いざ真相が明らかにされてみますと、これがもうあまりのバカらしさに唖然茫然としてしまうのですねェ。

 ただこんなのはまだまだ序の口で、本作の本領はこの後に発揮されるのです.....。

 実はこの真相に関わるある仕掛けも明らかにされるのですが、これがもう驚天動地な衝撃でして、それがまた単発に終わらず次から次に襲ってくるので、唖然茫然を通り越して大興奮状態にまで辿り着いてしまいましたからね。

 作者の生半可ない努力と苦労がこれ以上ないくらいに感じられるのに対し、その結果として出来上ったものがこれだけバカバカしいというのも、改めて考えてみると凄いことで、倉阪鬼一郎という作家のバカミスに掛けるこの執念というか情熱には、感動と感銘と感嘆とを受けずにはいられませんでした。

 もうほんとにとんでもない衝撃を受けてしまったわけですが、こんな自分好みの素晴らしい作品を読み逃しかけていたとは、読み終えた今考えれば末恐ろしいですね。

 とまあ、これだけ絶賛してみたものの、この作品はあくまで“バカミス”なので、読む際には“読む人をかなり選ぶ作品だ”ということを忘れないようお願いします。

 ちなみに、文庫化はまず無理だと思うので、文庫化を待っていると永遠に読むことが出来ないでしょうね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★★☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★★    おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★   気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “倉阪鬼一郎” 関連記事 】

  > No.616 「四神金赤館銀青館不可能殺人」

  > No.592 「不可能楽園〈蒼色館〉」
  > No.502 「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」
  > No.394 「新世界崩壊」
  > No.391 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
  > No.192 「遠い旋律、草原の光」


 「機龍警察」月村了衛 <<< PREV/NEXT >>> 「撃てない警官」安東能明

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月21日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築

週刊少年ジャンプ 2010年12月6日号 NO.51週刊少年ジャンプ 2010年12月6日号 NO.51
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 週刊少年ジャンプ2010年51号(11月22日発売)に掲載された読切作品が、「重装思春機兵ティーンエイザー(じゅうそうししゅんきへい・ティーンエイザー)です。

 作者の渡邉築(わたなべ・きずく)は、赤塚賞(2009年下半期)の佳作を「重装思春機兵ティーンエイザー」で受賞し、今年4月の本誌19号に「メルヘン王子グリム」が掲載されていきなりの本誌デビュー(週刊少年ジャンプ読切! 「メルヘン王子グリム(2010年19号版)」 渡邉築参照)。

 そしてわずか5ヶ月後の41号に再び「メルヘン王子グリム」が掲載されると(週刊少年ジャンプ読切! 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築参照)、今度はその2ヶ月後に赤塚賞受賞作である本作にて今年3度目の本誌登場となりました。


 内容の方は、後ほど追記します。


 
  投票受付期間:2010.11.21~11.29

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 【「渡邉築」関連記事】

  > 「殺せんせーQ(2016年16号出張版)」 松井優征/渡邉築/青戸成
     > 週刊少年ジャンプ読切! (16.3.14)
  > 「殺せんせーQ(2016年10号出張版)」 松井優征/渡邉築/青戸成
     > 週刊少年ジャンプ読切! (16.2.2)
  > 「殺せんせーQ(2016年01号出張版)」 松井優征/渡邉築/青戸成
     > 週刊少年ジャンプ読切! (15.12.5)

  > 「放課後・オブ・ザ・デッド」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ読切! (14.1.20)

  > 「恋するエジソン」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ新連載! (13.2.1)
  > 「恋するエジソン」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ読切! (12.3.31)

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.11.21)

  > 「メルヘン王子グリム」 渡邉築 <JC1巻買い>  (11.7.6)
  > 「メルヘン王子グリム」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ新連載! (11.2.20)
  > 「メルヘン王子グリム(41号版)」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.9.13)
  > 「メルヘン王子グリム(19号版)」 渡邉築 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.4.12)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年11月17日 (水)

『機龍警察』 月村了衛 > 「このミス」完全読破 No.390

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.390

 『機龍警察』 月村了衛

   「このミス」2011年版 : 109位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「SUGOI JAPAN Award 2015」 ノミネート
               * シリーズとしてノミネート

   年度ランキング : 「ベストSF2010」 13位

   読始:2010.10.27 ~ 読終:2010.10.28

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 <2010年3月>

機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
月村 了衛

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 作者の月村了衛は、元々小説家だったわけではありませんで、「ミスター味っ子」「少女革命ウテナ」「NOIR」などテレビアニメの脚本・構成などで活躍してきた人物です。

 そんなアニメ作品に関わる仕事も20年を超えた2010年、本作で作家デビューとなりました。

 ちなみに、公式ブログ「月村了衛の月録」を読んだ感じだと、今現在は作家活動の方に集中しているようですね。

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 舞台は近未来の日本でして、近接戦闘兵器である機甲兵装(全長3mくらいの、人が乗り込む二足歩行マシン的なもの)が登場します。

 その最新型が、タイトルにもなっている“機龍兵(ドラグーン)”なのですが、こういったSF的なところなどに、アニメ脚本家ならではの設定や魅力が感じられますね。

 ただこの作品は、SF的な外観をしているものの、中身の方はド直球と言っても過言ではないような警察小説なのです。

 主人公たちが所属するのは警視庁特捜部なのですが、機龍兵を導入した新設部署ということもあり、警察組織内で敵視されるほどの軋轢をもたらしていますし、外注の傭兵パイロットがいることで部内でも対立関係が出来るなど、警察内部の人間ドラマを描く警察小説の要素が詰め込まれているのです。

 そこにSF設定が加わり、ハードボイルド的・パニックアクション的展開になだれ込んでいくので、様々なエンタメ要素が絡み合った“SFハードボイルドアクション警察小説”なのですね。

 ただ、本作はシリーズの序章的な幕切れとなっているので、現在執筆中という第2弾No.492「機龍警察 自爆条項」の発売が今から楽しみです。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “月村了衛”関連記事 】

  > No.1077 「悪の五輪」
  > No.1051 「東京輪舞」(後日更新予定)
  > No.0994 「機龍警察 狼眼殺手」(後日更新予定)
  > No.1001 「機龍警察 火宅」
  > No.0972 「追想の探偵」

  > No.0909 「水戸黄門 天下の副編集長」(後日更新予定)
  > No.0880 「ガンルージュ」
  > No.0844 「影の中の影」
  > No.0821 「槐(エンジュ)」
  > No.0782 「土漠の花」

  > No.0777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.0722 「機龍警察 未亡旅団」
  > No.0586 「機龍警察 暗黒市場」
  > No.0492 「機龍警察 自爆条項」
  > No.0390 「機龍警察」


 「攪乱者」石持浅海 <<< PREV/NEXT >>> 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」倉阪鬼一郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月15日 (月)

『撹乱者』 石持浅海 > 「このミス」完全読破 No.389

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.389

 『撹乱者』 石持浅海

   「このミス」2011年版 : 130位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.26 ~ 読終:2010.10.27

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : ノベルス <2010年4月>

攪乱者 (実業之日本社文庫)攪乱者 (実業之日本社文庫)
石持 浅海

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 今年の石持浅海は精力的に作品を発表していまして、「このミス2011年版」対象作品としては、本作の前にNo.293「君がいなくても平気」No.297「リスの窒息」、本作の後にはNo.350「この国。」 「八月の魔法使い」 No.383「見えない復讐」と、なんと6作品も発表しているのです。

 しかもどの作品が「このミス」にランクインしても驚かないくらいのレベルにあるのが凄いところですね。

 そしてその中でも本作と「この国。」「見えない復讐」は、テロリズムがテーマの一つとなっているという共通点があるのですが、それぞれの作品によって扱われ方が変わっているので、それを読み比べるだけでも楽しめるのではないでしょうか。

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 それで本作ですが、他の2作がテロから守る側や素人テロリストをメインにしているのに対し、本作はプロのテロリストが主人公なので、一番直球なテロリズム作品といえるかもしれません。

 ただしかし、主人公たちが受ける指令の内容というのが、用意されたレモンをスーパーのレモン売り場に置いてきたりとか、公園の砂場にアライグマを捨ててきたりとか、政府転覆をめざすテロ組織がやることとは思えないような行為ばかり。

 これを実行する主人公たちも、何の目的でこんなことをやるのか不思議に思ったり意見を交わし合ったりするのですが、実行後にある人物によって、指令の本当の目的が明らかにされるわけなのですね。

 という“風が吹けば桶屋が儲かる”的なミステリ話が並ぶ、シリーズものの短編集に近い感じの作品です。

 ただ話が進むにつれて、主人公たちの立場や心境が変化していくことで物語全体が大きく動き出し、クライマックスでは予想だにしなかったような展開となっていくので、短編集っぽくもありながら、やはり長編としても楽しめる連作集なのです。

 それにしても、普通の作家だと、こういった設定のシリーズ短編集的な作品を生み出したなら、第2弾・第3弾と出して人気シリーズに仕立て上げようと考えるのではないかと思うのですが、そんなことを考えていたら絶対に思い付きなどしないであろう展開に持っていってしまう潔さは、少々もったいない気もするけれど、でもやっぱりなんとも石持浅海らしくていいのですよねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★      人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “石持浅海” 関連記事 】

  > No.869 「罪人よやすらかに眠れ」
  > No.755 「二歩前を歩く」
  > No.687 「三階に止まる」
  > No.634 「フライ・バイ・ワイヤ」

  > No.558 「トラップ・ハウス」
  > No.544 「玩具店の英雄 座間味くんの推理」
  > No.509 「彼女が追ってくる」
  > No.484 「人面屋敷の惨劇」
  > No.465 「ブック・ジャングル」

  > No.389 「撹乱者」
  > No.383 「見えない復讐」
  > No.350 「この国。」
  > No.297 「リスの窒息」
  > No.293 「君がいなくても平気」

  > No.112 「耳をふさいで夜を走る」
  > No.091 「君の望む死に方」
  > No.089 「心臓と左手 座間味くんの推理」
  > No.070 「月の扉」
  > No.037 「扉は閉ざされたまま」


 「黒と愛」飛鳥部勝則 <<< PREV/NEXT >>> 「機龍警察」月村了衛

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月14日 (日)

「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で一番面白かった作品を決める投票を実施中です

 10月から6週に渡って行われた「秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」(ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画)も、とうとう最後の作品の掲載も終わり、全6作品が出揃いました。

 そこで、掲載された6作品の中で一番面白かった作品を決める投票をぜひとも実施しようと思い、各作品の当ブログ記事それぞれに、6作品中1作品のみに票を入れることができる投票を付け加えました。

 ただ、トップを飾った作品なんかは掲載されたのが1か月以上も前で、どうしても掲載されて間もない作品の方が有利になってしまうので、効果があるかどうかわからないけれど、こうして新たに投票専用の記事を書いてみたのです。

 なお、各作品の内容や、漫画家の情報、作品ごとの投票結果(評価)に関しては、それぞれの記事をご覧ください。

 あと注意点ですが、"好きな漫画家だから”という理由だけでの投票はご遠慮ください。

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★第1弾 : 「ベンチ」 岸本斉史

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「ベンチ」 岸本斉史


★第2弾 : 「ばんからさんが通る」 空知英秋

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「ばんからさんが通る」 空知英秋


★第3弾 : 「Moon Walker LTD.」 許斐剛

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「Moon Walker LTD.」 許斐剛


★第4弾 : 「ポー」 うすた京介

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「ポー」 うすた京介


★第5弾 : 「SUCCEED」 秋本治

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「SUCCEED」 秋本治


★第6弾 : 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明


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 * 投票すると、途中経過が表示されます

  投票受付期間:2010.11.14~11.22

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 【「2010年後半の読切」関連記事】

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 (10.11.21)/

 < トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド >
  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)
  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)
  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)

  > 「刑事シゲさん」 松田俊幸 (10.10.17)

  > 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築 (10.9.13)

 < 第6回 金未来杯 >
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 その他のジャンプ作品の当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
               ↓↓↓
 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

週刊少年ジャンプ読切! 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明

週刊少年ジャンプ 2010年11月29日号 NO.50週刊少年ジャンプ 2010年11月29日号 NO.50
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 ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画“秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド”の第6弾(最終回)として、週刊少年ジャンプ2010年50号(11月15日発売)に掲載された読切作品が、「KINTOKI -金目族のトキ-(キントキ・きんめぞくのトキ)です。

 作者の鳥山明(とりやま・あきら)は、説明するまでもないとは思いますが、大ヒット作「Dr.スランプ」、そして世界規模でのスーパー大ヒット作「ドラゴンボール」をジャンプ本誌で連載していた、まさにレジェンドの中のレジェンド的存在の漫画家です。

 「ドラゴンボール」が1995年に連載終了して以降はセミリタイア状態となったため、本格的な連載作品は現在までない状況です。

 ただそれでも1990年代後半にはまだ、「COWA!」(1997年)・「カジカ」(1998年)・「SAND LAND」(2000年)など単行本1巻分の短期連載作品や、「宇宙人ペケ」(1996年)・「TOKIMECHA」(1997年)など2~3話の作品が、ジャンプ本誌に掲載されてはいました。

 「SAND LAND」以降は「ネコマジン」シリーズを年に1~2話発表するくらいでしたが、2000年代後半に入ると新たな活動が見られるようになり、「こち亀」連載30周年記念本「超こち亀」(2006年)に収録の「こちらナメック星ドラゴン公園前派出所」で秋本治と、本誌2007年4・5合併号に掲載された「CROSS EPOCH」「ONE PIECE」の尾田栄一郎と、合作漫画(クロスオーバー作品)を発表。

 さらには“ジャンプSQ.(2008年5月号)”に掲載の「さちえちゃんグー!!」&“ヤングジャンプ(2010年2・3合併号~6号)”に全3回短期集中連載の「JIYA -ジヤ-」という2つの漫画(どちらも作画は桂正和)で原作を務めるなどして、いよいよ本作で久々の単独名義での作品発表となったのですね。

 なお、今年(2010年)には“環境教育教材:2030マガジン『最終戦略 バイオスフィア』”というパンフレットで、描き下ろし漫画「おいしい島のウーさま」を発表しています。

 ちなみに、尾田栄一郎との合作漫画「CROSS EPOCH」は、「ONE PIECE 10th Treasures」(Amazonへのリンク)に収録されています。

 内容の方は、後ほど追記します。

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 【「鳥山明」関連記事】

  > 「銀河パトロール ジャコ」 鳥山明 > 週刊少年ジャンプ新連載! (13.7.10)

  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.11.14)


 【「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」関連記事】

  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)

  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)

  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
     一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年11月13日 (土)

「バナナマンのバナナムーンGOLD」本編&Podcast プレイリスト(2010年11-12月)

 「JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD」本編(ラジオ)&Podcastの、2010年11~12月のプレイリストです

 各話のタイトルは、自分で勝手に付けています(なのでセンスはないです)

 内容を細かく書いてしまうと、これから聴く方の楽しみを奪ってしまうことになるので、話に出てくる主なキーワードを並べるだけにしてみました


 / 放送日(収録日) / 本編 or P-C(Podcast) / 放送(収録)時間 /
 / “タイトル” / 「キーワード」(『』はメッセージ(メール)テーマ) /

 2013年7月1日から、「JUNK」のPodcastの
 更新期間(保存期間)が6か月となったので
 この時期に配信されたPodcast回は
 現在ダウンロードできません

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【 2010年 11月 】


11/05 本編 2:00:00 “『予期せぬ言葉』”

 「エディ・マーフィー風オープニング」「バナナムーンDVD発売」
 「観た人の感想メール(星野ちゃん、ペットボトルの位置)」「日村
 がDVDをまだ観てない事実が発覚」「禁煙5日目の日村」「尖閣
 映像流出問題」「プロ野球ドラフト(斎藤佑樹)」「野球好きなのに
 好きなチームはない日村」「日村の草野球を作りたい発言を急
 に思い出す」「街がクリスマス色に」「フランフラン」「太った日村
 (勝手に服を脱ぐ日村)」「予定と違うメールテーマを読んじゃう
 日村(急遽テーマ変更)」「日村の“好きな子はウンコしない”説」
 「電球切れた暗闇トイレで鍵掛けずウンコする日村(スタッフに
 見られる)」「ヒムペキ兄さん(童謡“たき火”を今風に〈楽園ベイ
 ベー〉)」「マンガの名言」「日村さんそれ違いますよ」「ニャーオ!
 ニャーオ!」「映画舞台挨拶」


11/05 P-C 0:34:55 “映画舞台挨拶のシミュレーション”

 「風邪ひきそうな日村」「禁煙の影響(今のところなし)」「設楽主
 演映画“裁判長!ここは懲役4年でどうすか”舞台挨拶の前日」
 「撮影中の細かい話を忘れている設楽」「日村の役(痴漢役)」
 「質疑応答の実践練習」「日村ルール(手の甲はOK)」「答えが
 グダグダな日村」「シュウマイ!」「間髪入れず作戦」「質問の意
 味が本気でわからない日村」「オークラが説明」「日村分裂罪」
 「不法侵入糞垂れ罪」「仲間・・・由紀恵さんです」「○○罪ツッ
 コミ」「バナナムーンDVDの告知」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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11/12 本編 2:00:00 “『仲間内の流行語』”

 「ブラマヨ小杉結婚」「出産祝い(くわばたりえ、ダブルブッキング
 川元)」「今年もヒムロース来る?」「日村がななはにプレゼント
 しなくなった理由」「今年はオークラータ?シタクロース?」「今度
 は設楽笑わせ企画?」「流行語大賞候補語発表」「バナナムー
 ンの流行語」「設楽流"出たッ!"」「らす!(ラリゴ)」「映画"裁判長~"
 舞台挨拶の報告」「バナナムーンDVDを観て自分をヤな奴だと
 思う日村」「禁煙12日目の日村(制裁期限解除は正月休み明
 け)」「占いで“日村YOU”に改名?」「ヒムペキ兄さん("また君
 に恋してる"を児嶋肯定ソングに)」「メールテーマが裏番組
 (AKB48のANN)と丸かぶり」「マンガの名言」「小山ぁ!ナザ~
 ルぅ!」「ニイルセン」「性欲の化け物」「日村さんそれ違いますよ」
 「下痢状態の違う呼び方」


11/12 P-C 0:29:47 “日村が芸能人と浮名を流すには”

 「結婚報道(ブラマヨ小杉、ゆうこりん、ほしのあき)」「日村の恋
 愛占い(向こう3年結婚ない、近づく女は何か狙ってる)」「芸能
 人とヤったことある?」「最近の設楽統人気」「芸能人と出会うに
 は」「」「一発逆転の可能性」「"結婚してなければ..."と言われる
 設楽」「単独(独身)の日村と他人のものの設楽のどっちに食い
 つくか」「今までセックスした回数比較」「なかなか酔っぱらわな
 い設楽」「華やかな芸能生活」「日村と風俗」「年末の本編企画
 予定」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11/19 本編 2:00:00 “『知らねえよ!!』”

  イベント告知部分のみゲスト:ダブルブッキング

 「日村から設楽に風邪移る?」「手洗い&うがい」「しばらく歯医
 者に行ってなかった日村」「目つむりビンタ制裁」「オークラにも
 巻き添えビンタ」「小室哲哉がTwitterで日村に連絡取りたがっ
 てる情報(お互い連絡先がわからない)」「日村が仕事(みなさ
 んロケ)で初ハワイ(買物の楽しさに気付く)」「砂浜でスパムにぎ
 り3つ」「マラサダにビックリ」「“ダジャレノボ”キャンペーン&イ
 ベント(バナナマンがMC)の告知(ダブルブッキング登場)」「レノ
 ボの山田さんも急遽出演」「日村・設楽がダジャレに挑戦」「マン
 ガの名言」「(ライブ稽古中の)設楽祭と日村祭」「そんなバナナ」


11/19 P-C 1:16:58 “ダブルブッキング生き残り作戦”

  ゲスト:ダブルブッキング

 「ダブルの意外な年齢」「「ウンコマン」「“ダジャレノボ”キャンペ
 ーン&イベント告知」「ダブルの現況(ずっと低空飛行)&ピーク時
 (箱男&AV司会)」「ホリプロとM2の合併話(ホリプロ後輩側から
 の目線)」「ホリプロコムの若手ライブ」「オキシジュン」「ホタテー
 ズ」「ホリプロコム若手の最近のお笑い大会戦績」「黒田の裏の
 顔(性根の腐った所)」「黒田と及川の変な関係」「ダブルのモテ
 度」「お笑い以外の部分からの食い込みの可能性(暗算&パラ
 パラ)」「若手芸人の金銭事情」「コンビニでバイトしてる川元」
 「レッドカーペット終了の影響」「ダブルが単独ライブを出来ない
 理由」「黒田が手品披露」「ガリガリに痩せた黒田」「川元の子供
 への心配」「カラオケバイト芸人黒田」「一瞬で運命が変わる可
 能性」「モミの木も買えません」「ベビーカーもベビーベッドも買
 えない川元」「人でなし黒田&及川」「借金事情」「ダブルが最近
 した仕事(海外ロケ)」「日村が小銭をあげる」「クズ人間を卒業
 するぞ!」「ハナを幸せにするぞ!」「歯医者サボらず行くぞ!」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11/26 本編 2:00:00 “日村の女性誌スキャンダルの真相”

 「週刊女性に“日村がイトリ&岡安と店内ナンパ”記事(隣のペー
 ジが海老蔵)」「日村が記事の内容を断固否定」「でも説明がし
 どろもどろ&内容がないので信じてもらえず」「日村の歯情報:
 来週前歯を入れる予定」「小室哲哉が日村と連絡取りたがって
 る情報の続報(進展なし)」「日村はTM NETWORKが本当に好
 きだったのか?(ゴッドタンのTM NEW NETWORK)」「日村と設
 楽が学生時代に聴いていたアーティストの違い」「日村が設楽
 にTM NETWORKの歌を紹介」「ヒムペキ兄さん(男だからこそ
 歌える“会いたかった”)」「12月17日にヒムペキ兄さんスペシャ
 ル予定」『お前は○○かっ!!!』「マンガの名言」「日村さんそれ違
 いますよ」「オークラのあくび問題(巻添え日村とのジャンケンに
 負け目つぶりビンタ)」


11/26 P-C 0:14:45 “本編(『お前は○○かっ!!!』部分)を編集配信”

 「家に泥棒避けの罠」「設楽の知り合いの家で放火未遂」「にし
 おかすみこ」「クルム伊達」「帰国子女を自慢するババア」「カレ
 ーぐちゃぐちゃ」「オークラがあくび」「あくび問題解決法」「オー
 クラ抵抗」「日村も巻添え」「ジャンケンで決着」「目つぶりビンタ」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【 2010年 12月 】


12/03 本編 2:00:00 “宇宙の不思議な話”

  イベント告知部分のみゲスト:ななめ45°

 「NASAの緊急記者会見」「昆虫宇宙人説」「宇宙不思議話」
 「日村が聴いた流れ星の音」「宇宙人は実在するのか?
 (LiLiCoは実在した)」「12月17日にヒムペキスペシャル放送決
 定」「ヒムペキ兄さん(早口言葉で盛り上げるチョコレイト・ディス
 コ)」「“ダジャレノボ”キャンペーンの告知(ななめ45°登場)」
 「設楽と岡安の駅員ネタ対決」「レノボの山田さんが再登場」
 「日村が即興ダジャレに挑戦」「日村が放送中にダジャレノボ投
 稿に挑戦(Twitterのアカウント登録〈@hanashibuiba〉→ダジャレ
 を考案→投稿)」「成功したらレノボから日村・設楽にPCプレゼ
 ント」『これって宇宙人の仕業?&あれって宇宙人?』「とにかく
 使えるマンガの名言」


12/03 P-C 0:48:09 “ななめ45°の持ち芸を発掘”

  ゲスト:ななめ45°

 「“ダジャレノボ”キャンペーンの告知」「岡安の駅員ネタを設楽
 が横取り」「ななめ結成秘話」「ラグビー・ラクビー」「桶川vs秩
 父」「下池は仮入部中」「駅員ネタのきっかけ」「強制人気自慢」
 「ななめの現状」「レッドカーペット終了の影響」「犬&松山千春
 モノマネ(設楽)」「リアルな鳩マネ(土谷)」「下池にカラスモノマ
 ネ特訓」「岡安の音マネをバナナマンも挑戦」「ハゲてきた岡安」
 「バナナマンとの単独ライブ稽古場問題」「バナナマンにホリプロ
 ライブ出演を勧誘」「ななめのライバル(三人組)」「猪モノマネ」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12/10 本編 2:00:00 “『くだらねぇー!』”

 「わざとカミが上手い設楽」「オークラ今日が誕生日」「20歳にな
 った時の目標」「オークラ・日村・設楽がお笑いの道に進むこと
 を決めた時」「小山マネージャーの結婚式」「御祝儀の金額(バ
 ナナマンが5万円は普通か少ないか)」「小山が貰った御祝儀の
 最高金額」「海老蔵会見」「マー君と里田まい」「金持ち日村と貧
 乏小栗旬のどっちと結婚したい?アンケート」「ヒムペキ兄さん
 スペシャルウィーク前夜祭(JUNK2・JUNK ZERO時代の作品集)」
 「リアルな"北の国から"」「"こな~ゆき~"を何度も歌える"粉雪"
 (ご本人ヒムペキバージョン)」「とにかく使えるマンガの名言」
 「今年を象徴する漢字」「日村さんそれ違いますよ」「児嶋の
 Twitter」


12/10 P-C 0:49:51 “放送作家オークラの歴史”

 「オークラ誕生日」「オークラとバナナマンが出合った時期」
 「オークラの体重変動」「作家陣の体重変動」「芸人やめた時期
 (ピンクマニュアルズ,オークラ企画)」「バナナマンとオークラが
 一緒にライブをやることになったきっかけ」「当時の設楽とオーク
 ラの仲」「下北時代の思い出(ドアの前に人糞事件)」「当時の金
 銭事情(オークラいきなり通帳に大金)」「5年遅れの日村」「歯な
 し日村“みじめです.....”」「マック・餃子・ドーナツ早食い」「よく食
 べに行った店」「妖怪大家」「来週の“ヒムペキスペシャル”告知」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12/17 本編 2:00:00 “今夜決定!
               ベスト"ヒムペキ"ソング大賞2010”

 「今日は日村(ヒムペキ兄さん)が司会進行」『あなたが選ぶベス
 トヒムペキソング(1名にレノボPC、5名にバナナムーンDVDプレ
 ゼント)』「CM中ステッカーもヒムペキ」「"アゲ♂アゲ♂EVERY☆
 騎士"を勉強ソングに」「怪談風に盛り上がる“ロード”」「新曲:
 “崖の上のポニョ”を好き嫌いはダメだよソングに」「“ultra soul”
 をより気持ち良く」「“if...”を食べ物しりとりソングに」「新曲:“じょ
 いふる”に勝利の意思込める(キンコメ“優勝するぞ!”アレンジ)」
 「新曲総録音に8時間」「とにかく使えるマンガの名言」「“あー夏
 休み”を レインボーマン風替え歌」「“あゝ無情”に合いの手」
 「新曲:“ココロオドル”に東海道本線駅名全部ブチ込み」「男だ
 からこそ歌える“会いたかった”」「現代版“たき火”(楽園ベイベ
 ー)」「新曲:“アイ・オブ・ザ・タイガー”(ロッキー3)をかっこいい夫
 婦喧嘩に(小山とデュエット)」「“バンビーナ”でお菓子名羅列」
 「新曲:“アルプス1万尺”をくだらなくない替え歌に」「大賞:“ココ
 ロオドル”に東海道本線の駅名全部ブチ込み」


12/17 P-C 0:23:47 “来週の企画会議&正月の出演番組”

 「本編(ヒムペキ大賞)の回顧」「設楽からの労いの言葉」「レノボ
 &スピリッツへの感謝」「去年のヒムロース回顧」「今年もヒムロ
 ース?オサンタ?プレゼント交換?」「ドリームマッチのネタ作り
 中」「ゴッドタン芸人マジ歌選手権」「イロモネアで100万円獲得」
 「正月休みの予定(設楽:ベガス&ロス、日村:5年連続バリ島」
 「ガブガブいっちゃうよ(ホストの零士)」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12/24 本編 2:00:00 “バナナムーン大プレゼント放出祭”

 「クリスマスイブの放送」「地獄スケジュールの真っ只中」「ヒムロ
 ースとシタロースどっちが自腹を切るんだ!? バナナムーン大プレ
 ゼント放出祭」『日村・設楽を笑わせるメール募集』「オヤマンの
 クリクリスイートクリスマス」「とにかく使えるマンガの名言」「設楽
 が笑わせメールに初挑戦」「オークラが牛乳こぼしてスタジオパ
 ニック」「設楽が機材に牛乳吹き出してパニック(故障?)」「腐り
 かけトナカイの真っ黄色ションベン」「キンコメ高橋のSステッカー
 (改めて収録)」「バナナマンと面識ない人の靴下」「便所サンタと
 ヘドロ雪だるまのへそのゴマカルボナーラ」「自腹金額:設楽
 15,400円、日村 44,270円」「来週は“内々紅白歌合戦”」


12/24 P-C 0:31:55 “年末の地獄スケジュール”

 「本編(笑わせメール)回顧」「設楽初参加の感想」「来週の“内
 々紅白歌合戦”に向けて(島田夫妻は来れるのか?)」「最近
 の地獄スケジュール」「コンビによる山の違い」「キレキレだった
 (反応が鋭すぎた)日村」「設楽四十肩疑惑(日村は完全に四十
 肩)」「ワキトリス(発汗大統領)」「オークラの実家(バナナ炎)」
 「日村の実家に行く可能性」「リトル殿設楽」「疲れてると血便が
 出る設楽」「日村の変態発言(星野ちゃんがヒく)」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12/31 本編 2:00:00 “第4回年忘れ
                 バナナムーン内々歌合戦GOLD”

  歌合戦出場ゲスト:
    吉野誠(元芸人“ビーム”)
    えいいち(ゲイバー「でめ金ビーム」勤務)
    ひろせせいは&きむらまさし(プラスとして活動)
    いろハモニカホリウチアイ(別々に活動)
    水崎綾女
    大道絵里子(フリーライター)
    原田あきら
    島田夫妻

 「年越し直後の生放送」「改めて番組とバナナマンについて説
 明」「来週の放送は収録済み」「年末年始出演番組」『内々歌合
 戦、設楽(ごぼう)組対日村(おもち)組どっちがいいか?』「とに
 かく使えるマンガの名言」「来週は“マンガの名言ベストセレク
 ション”」「過去の“内々歌合戦”戦歴回顧」「2丁目で“お会計ェ
 ~”を流行らせてもらうよう えいいちさんにお願い」

  ・設楽チーム1 : “歌舞伎町の女王” by 吉野誠」
  ・日村チーム1 : “まつり” by えいいち」

  ・日村チーム2 : “Lovers Again” by プラス(ひろせせいは&きむらまさし)」
  ・設楽チーム2 : “待つわ” by いろハモニカ&ホリウチアイ」

  ・設楽チーム3 : “First Love” by 水崎綾女」
  ・日村チーム3 : “タッチ” by 大道絵里子」

  ・日村チーム4 : “そして僕は途方に暮れる” by 原田あきら」
  ・設楽チーム4 : “To Love You More” by 島田夫妻」

 「日村組:2,635票-設楽組:2,206票で、日村(おもち)チーム初
 勝利!」「来週は島田秀平ゲスト」「今年も島田夫妻先導の
 “第九”でお別れ」


12/31 P-C  * この回の放送分のPodcast配信はありませんでした

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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 【2010年の「バナナマンのバナナムーン」関連記事】

  > Podcast おすすめ回リスト(2009-2010年) (12.7.30)

  > Podcast ゲスト出演回リスト(2010年) (10.6.30)

  > Podcast 簡易版プレイリスト(2010年) (11.7.1)

  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年1-3月) (10.1.8)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年4-6月) (10.5.10)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年7-8月) (10.7.3)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年9-10月) (10.10.3)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年11-12月) (10.11.13)


 その他の年の「バナナムーン」関連当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
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 >>> 「バナナマンのバナナムーン」関連記事リスト <<<


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2010年11月12日 (金)

『黒と愛』 飛鳥部勝則 > 「このミス」完全読破 No.388

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.388

 『黒と愛』 飛鳥部勝則

   「このミス」2011年版 : 31位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「本格ミステリ・オールタイムベストアンケート」 83位

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 13位

   読始:2010.10.23 ~ 読終:2010.10.25

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)
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 とんでもない作品だったNo.103「堕天使拷問刑」以来約2年ぶりとなる新作は、その前作以上にとんでもない問題作でした(前作といってもシリーズものではありません)。

 心霊番組のロケハンのためにスタッフが訪れたのは、名前の通りに奇妙に傾く“奇傾城”。

 外観も奇妙なら中身の方も怪奇趣味的展示物で溢れる奇妙さで、訪れた側も招いた側も奇妙な人間たちばかりときましたら、やはり奇妙な密室殺人事件が起きるのですね。

 流れ的には本格ミステリの館モノの定番のような感じで進んでいくのですが、核心に迫ったかと思った瞬間、登場人物たちの過去の話へと場面は転換されるのです。

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 そこからはタイトルから想像できるように恋愛が絡んだ話となるものの、そこはもちろん“飛鳥部的”恋愛話なので、一筋縄ではいかないというか、歪みまくっているというか、冷やかさの中に狂気が蔓延している感じなのです。

 そしてそんな過去話を経て再び奇傾城に戻ってからが本作の本領発揮となりまして、事件の真相も、それまで隠されていた真実も、繰り広げられる騒動も、巻き起こる狂乱の世界も、まあ想像を絶するほどのとんでもない描写のオンパレードといった感じで、ただただ圧倒されて茫然自失となるしかないですからね。

 ただ、読み終えた後になって“これはとんでもない作品だったな~”と衝撃がゾクゾクっと襲ってくるのですが、読んでいる間はこんな話なのに(感覚が麻痺してか)結構普通に受け入れてしまっていたという事実が、後から考えるとかなり恐ろしく感じてしまいます.....。

 まあそんな感じなので、途中では“これはさすがにルール違反なんじゃないの?”って憤慨してしまうような驚きの事実が判明するものの、それでもこの作品だったら許せてしまうと思ってしまったほどからね。

 というわけで、狂気と怪奇と禍々しさと変態性とバカミスとがごっちゃ混ぜとなった作品なのですが、それでも本格ミステリーとしても現代ホラーとしても破綻せずに完成しているという奇跡のような作品でもあるので、キワモノ好きな方には大絶賛でオススメです(でも普通のミステリ好きの方にはあまりオススメできません.....)。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★      人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★     感涙ウルウル度 : ★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★    気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “飛鳥部勝則” 関連記事 】

   > No.388 「黒と愛」
   > No.147 「殉教カテリナ車輪」
   > No.103 「堕天使拷問刑」


 「アルバトロスは羽ばたかない」七河迦南 <<< PREV/NEXT >>> 「攪乱者」石持浅海

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月11日 (木)

『アルバトロスは羽ばたかない』 七河迦南 > 「このミス」完全読破 No.387

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.387

 『アルバトロスは羽ばたかない』 七河迦南

   「このミス」2011年版 : 9位

   受賞(候補) : (「日本推理作家協会賞」候補)

   総合ランキング : 「本格ミステリ・オールタイムベストアンケート」 77位

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 5位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 11位

   読始:2010.10.21 ~ 読終:2010.10.22

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年7月>

アルバトロスは羽ばたかないアルバトロスは羽ばたかない
七河 迦南

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 No.368「七つの海を照らす星」に続く、シリーズ2作目です。

 前作と舞台や主な登場人物が同じですが、ストーリーが直接的に続いているというわけではないので、本作から読んでも楽しむことが出来ると思います。

 ただ、登場人物が結構多いうえに関係性や個々の物語がちょっと複雑なので、前作である程度把握しておいた方が話に入っていきやすいと思うし、この後に書く理由もあって、まずは前作から読むことをオススメします。

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 今回も児童養護施設で起こる日常の謎を巡っての騒動が描かれていくのですが、連作集だった前作とは構成の面で大きく変わっていますね。

 施設に関係する大きな事故が起きまして、どうしてそんな事故が起きたのか、というか事故ではなく事件だったのでは?といった謎を探っていく話が作品を通して語られていきます。

 その合間に、この事故が起きる前の段階での、施設を舞台とした4つの日常的な謎と騒動の話が挿入されているのです。

 こちらの短編的な日常の謎の方が、前作同様に単なる謎解きに終わらず、児童養護施設における人間ドラマに結びついているところが鮮やかでしたし、前作よりもクドさが薄まったことにより読み応えがスッキリしたように感じました。

 そしてこれらの短編的な話も事故の謎へのヒントとなっていまして、クライマックスで真相が明らかにされるわけですが、ここで強烈な衝撃が襲ってくるのですねェ。

 この衝撃がホントにとんでもないものでして、自分なんかはその瞬間に本を読んでいることを忘れてしまい、現実の世界で感情を鷲掴みにされたような衝撃を受けたのと同じ感じになってしまったほどですから.....。

 それでこの衝撃というのが前作を読んでいるとより増すと思うので、まずは前作から読むことをオススメします。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★★☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★★    おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “七河迦南”関連記事 】

  > No.601 「空耳の森」
  > No.387 「アルバトロスは羽ばたかない」
  > No.368 「七つの海を照らす星」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月 9日 (火)

<JC1巻買い> 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平

逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)
堀越 耕平

集英社 2010-11-04
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 2010年11月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻が、「逢魔ヶ刻動物園」です。

 ここ最近のジャンプは、特に今年に入ってからのジャンプは、新連載作品にかなり厳しい状況となっています。

 とにかく中堅以上の連載作品ががっちりと人気を確保していまして、現時点で1年以上続いている16作品のうちアニメ化済み&アニメ化が決定しているのが過半数を超える11作品もあるのですからね。

 新連載作品が早期打ち切りを逃れるには、そんな厚くて堅い中堅の壁に食い込んでいかなければならなくて、その厳しさは、2010年に始まった新連載作品がエスカレーターのように順番に打ち切られていっていることからも窺い知れるでしょう。

 それによって現連載作品は順調に連載期間を延ばし、その分固定ファンを増やせるので、1年以上連載している作品と新連載作品とのハンデ差がかなりある状況となっているわけです。

 そんな中でこの「逢魔ヶ刻動物園」を見てみますと、やはり掲載順は後方に位置するようになりましたが、同期の「SWOT」は最後尾が定位置となっているし、中堅の一角「PSYREN」は今期で打ち切りとのアシスタント情報が流れたようだし、始まったばかりの「LIGHT WING」が早くも最後尾近くに落ちていることから考えれば、無事に年を越すことが出来そうな感じですね(あくまで予想ですが)。

 ただ、今期を乗り切ったとしても、来期にはまた激しい打ち切りレースに参戦しなければならない状況になると思うので、中堅所に割って入れるようなインパクトある要素を増やしたいところでしょうか。

 やはりこの作品の魅力の一つが動物たちだと思うのですが、これまで出た動物は容姿的なインパクトがそれほどでもないように感じるので、可愛らしくキュートなキャラとか、男女それぞれに人気が出そうなイケメン・美少女っぽいキャラとか、狙っているのがあからさまなキャラをなりふり構わず投入するくらいしてもいいと思うのですけどね。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「初めてのバイト先は… ウサギが園長!?」と書かれています。

 裏帯の方は、この1巻に収録されている描き下ろしオマケページの説明。

 カバーを外した部分は、カバーと同じ構図ですが、後ろの動物たちが人型に変わっていて、椎名と蒼井華の表情も変化しています。

 中身の方ですが、1-2話の間には、連載に至るまでの椎名の容姿の変化について説明した「椎名誕生まで」

 椎名の容姿は連載までに2度変わっていまして、「鍵人」(田中靖規)のアシスタントだった時に描いた読切ヴァージョン(今回初披露)と、本誌掲載読切ヴァージョンとが載っています。

 4-5話の間には、椎名とハナのプロフィール(誕生日、血液型、身長、好きな物、嫌いな物)。

 その他の話間には、その前の話で中心となった動物の設定画(ラフ画)と簡単な説明(ゴリラコング、知多、加西&ウワバミ)。この設定画は人型ヴァージョンの方が描かれていて、必ず椎名かハナのどちらかも一緒に描かれています。

 そして巻末には、「またのご来園お待ちしてます!!」というセリフと共に描かれている椎名&ハナのラフ画が1ページと、スタッフ(アシスタント)の自画像&一言コメントが1ページ(スタッフはササイシンゴ「CASHA。」)、春日部ヒロキ安原宏和渡辺一平(「AMPHISBAENA -アンフィスバエナ-」)、三余川将「血風学級怪」、“代”から“余”に変わってますね)、根田啓史「世直し伝説!! 世奈押郎」 「死にかけ戦士!! 痩身マン」)、千種利広「誇道-プライド-」)の7人で、実際は4人体制でやってるそうですが、その4人の内訳は書いてありませんでした)。

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 【「堀越耕平」関連記事】

  > 「梅雨ちゃんのけろけろ日記」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ読切! (16.3.21)

  > 「僕のヒーローアカデミア」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ新連載! (14.6.30)

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  > 「宇宙少年バルジ」(ジャンプNEXT! 2011 SUMMER) (11.8.12)

  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 <JC1巻買い> (10.11.9)
  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ新連載!  (10.7.12)
  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ読切!  (09.12.14)

  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 <JC1巻買い> (09.12.6)


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2010年11月 8日 (月)

『空想オルガン』 初野晴 > 「このミス」完全読破 No.386

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.386

 『空想オルガン』 初野晴

   「このミス」2011年版 : 33位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 20位
              「ミステリが読みたい!」 20位

   読始:2010.10.20 ~ 読終:2010.10.21

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

空想オルガン (角川文庫)空想オルガン (角川文庫)
初野 晴 丹地 陽子

角川書店 2012-07-25
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 No.268「退出ゲーム」 No.269「初恋ソムリエ」に続く、“ハルチカ・シリーズ”の3作目です。

 このシリーズは1話ごとに話が変わる連作集で、冒頭では前作までの話の流れを簡単に説明しているので、いきなりこの作品から読んでも楽しむことが出来ると思います。

 ただ、シリーズを通したストーリー的な面白さがある作品ですし、各登場人物たちの本作に至るまでの物語を知っていた方がより楽しめるのは確かなので、“どうしても早くこの3作目から読みたい!”というのでなければ、1作目から順に読むことをオススメしますね。

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 それでこのシリーズは、高校の吹奏楽部が舞台となる青春ミステリなのですが、今回はとうとうコンクールに出場します。

 前2作が、このコンクールに出場するまでの奮闘が描かれていたことを考えれば、青春物語としては本作で大きな山場を迎えた感じでしょうか。

 そしてコンクールに出場となっても、この吹奏楽部の周りではやはり不思議な謎が起きるので、本格ミステリとしての展開となるのも相変わらずなのです。

 ただ、本格ミステリ的には、前2作と比べると少々インパクトが控えめな印象で、青春物語部分も、コンクールという大盛り上がりとなりそうな要素を結構あっさりと描いているので、読み終えた後には、“本格ミステリ部分をもっとじっくりと読みたかった”自分と“青春物語部分をもっとじっくりと読みたかった”自分とがいました。

 物語の展開的にはどちらの要素をもじっくりと読ませるのは難しいだろうし、このシリーズ的にいってどちらか一方に偏るわけにはいかないだろう、ということはわかってはいるのですけどね。

 それでも、青春ミステリにしてはかなりの読み応えがあり捻りの効いている本格ミステリ作品なのは前2作と同様だし、今回は前2作にはなかったタイプの仕掛けが施されていたりもするので、期待通りの面白さだったことには変わりありませんでした。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “初野晴”関連記事 】

  > No.754 「カマラとアマラの丘(向こう側の遊園)」

  > No.550 「千年ジュリエット」
  > No.386 「空想オルガン」
  > No.269 「初恋ソムリエ」
  > No.268 「退出ゲーム」
  > No.199 「トワイライト・ミュージアム(トワイライト博物館)」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月 7日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「SUCCEED」 秋本治

週刊少年ジャンプ 2010年11月22日号 NO.49週刊少年ジャンプ 2010年11月22日号 NO.49
佐々木尚

集英社 2010
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 ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画“秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド”の第5弾として、週刊少年ジャンプ2010年49号(11月8日発売)に掲載された読切作品が、「SUCCEED(サクシード)です。

 作者の秋本治(あきもと・おさむ)は、説明するまでもないとは思いますが、超ロングヒット作「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が現在も本誌で連載中です。

 この「こち亀」は連載デビュー作でもあるので、34年にも及ぶ漫画家人生の中で唯一の連載作品なのですよね(不定期連載作品としては、月刊少年ジャンプに掲載されていた「Mr.Clice」があります)。

 そして読切作品は、70-80年代を中心に数多くの作品を本誌や月刊少年ジャンプ、珍しいところでは“りぼん”の付録などで発表していまして、2000年以降だと、“ジャンプSQ.(2008年2月号)”に「時は...」、“赤マルジャンプ2009WINTER”に「KAKIMARU -かきまる-」が掲載されています。

 なお、ジャンプ本誌に掲載された読切作品としましては、1997年27号の「R・P・G」(“ジャンプ愛読者杯'97”エントリー作品)以来13年ぶりとなります。


 内容の方は、ダム建設の影響を受けた山村が舞台のドキュメンタリー風(SF)漫画です。

 里(さと)の住む(里山に囲まれ自然に恵まれた)小さな村に、建設大臣の熊胆(くまのい)がやって来て、村から6キロ離れた場所にダムを建設する計画を村民に説明。

 これが受け入れられダム工事が始まり、里が高校3年生となった夏に完成。

 しかしその夏の終わり頃、里たちの村は未曽有の大雨に包まれてダムに限度ギリギリまで雨水が集まってしまい、そこにさらに地震が起きた影響でダムが決壊し、濁流が村に向かい始めて.....。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

☆秋本治が挑戦する漫画史史上最異端!! 特別読切センターカラー31P!!

というものでした。


 ↓↓ この読切作品が収録されている単行本はこちら! ↓↓

秋本治SF短編集 (ジャンプコミックス)秋本治SF短編集 (ジャンプコミックス)
秋本 治

集英社 2011-12-02
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 【「秋本治」関連記事】

  > 「こちら葛飾区亀有公園前派出所(新作読切版)」 秋本治
     > 週刊少年ジャンプ読切! (17.09.11)

  > 「SUCCEED」 秋本治 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.11.7)


 【「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」関連記事】

  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)

  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)

  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
     一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年11月 5日 (金)

「このミス2012年版」月別ランクイン候補作品(2010年11月)

 もう3年目となる“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2012年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。

 なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2012年版」上半期のランクイン候補作品の方をご覧ください。 

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 >> 2010年11月発売の最有力候補っぽい作品 <<


 【 折れた竜骨 / 米澤穂信 】
 

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
米澤 穂信

東京創元社 2010-11-27
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  > 領主の父は暗殺騎士の魔術に斃れた。
  > 魔術や呪いが横行する世界で、
  > 「推理」の力は果たして犯人に辿り着くことができるのか?
  > 中世イングランドを舞台にした新境地の大作!


 「このミス」ランクイン率がハンパなく高い米澤穂信の新作が早くも登場です。

 中世のイングランドが舞台の本格ミステリということで、これまでの作品とは全く違った魅力が加わっている大作となっていそうなので、いきなりの本命となる可能性はかなり高そうですね。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.402 『折れた竜骨』 米澤穂信


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「さよなら妖精」  2005年版 20位
   > 「犬はどこだ」  2006年版 8位
   > 「夏期限定トロピカルパフェ事件」  2007年版 10位
   > 「ボトルネック」  2007年版 15位

   > 「インシテミル」  2008年版 10位
   > 「儚い羊たちの祝宴」  2010年版 17位
   > 「秋期限定栗きんとん事件」  2010年版 10位
   > 「追想五断章」  2010年版 4位

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 >> 2010年11月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   長い廊下がある家 / 有栖川有栖 (5作)  <感想記事はこちら>
   廃院のミカエル / 篠田節子 (5作)  <感想記事はこちら>

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 >> 2010年11月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   追悼者 / 折原一 (6作)  <感想記事はこちら>
   エチュード / 今野敏 (4作)
   誇 り / 今野敏(4作)・東直己(2作)・堂場瞬一
   冬の童話 / 白川道 (3作)
   伏 贋作・里見八犬伝 / 桜庭一樹 (2作)  <感想記事はこちら>
   最初の哲学者 / 柳広司 (2作)
   みんなのふこう / 若竹七海 (2作)
   システィーナ・スカル / 柄刀一 (1作)
   人質ゲーム、オセロ式 / 柄刀一 (1作)
   杉下右京の事件簿 / 碇卯人(鳥飼否宇・1作)  <感想記事はこちら>  
   郭公の盤 / 牧野修+田中啓文(1作)  <感想記事はこちら>
   タイムスリップ紫式部 / 鯨統一郎 (1作)
   放課後探偵団 / 梓崎優(1作)、相沢沙呼、他
   下町ロケット / 池井戸潤
   砂の王国 / 荻原浩
   歌舞伎町セブン / 誉田哲也
   偽 憶 / 平山瑞穂
   333のテッペン / 佐藤友哉
   タソガレ / 沢村凛
   錨を上げよ / 百田尚樹
   地のはてから 乃南アサ
   記録の中の殺人 / 石崎幸二
   動機未ダ不明 完全犯罪研究部 / 汀こるもの
   篝火草 / 海野碧
   機械の仮病 / 秋田禎信
   虹色の皿 / 拓未司
   裁く十字架 レンテンローズ / 太田忠司
   鏡の迷宮、白い蝶 / 谷原秋桜子
   テティスの逆鱗 / 唯川恵
   前夜の航跡 / 紫野貴李
   月のさなぎ / 石野晶
   埋 葬 / 横田創
   そこに、顔が / 牧野修
   殺人鬼を飼う女 / 大石圭
   首ざぶとん / 朱雀門出
   羊の十字架 / 黒須紀一郎

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  >>> 「このミス2012年版」月別ランクイン候補作品(2010年12月)

  「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年10月) <<<


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月 3日 (水)

「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想

 *「このミステリーがすごい!」では、1990年より翌年度表記に変更(つまり、満年齢から数え年に変更)しているので、この“2011年版”は、2010年(2009年11月~2010年10月)に発売された作品のランキングとなっています。

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 これで3年目となりますが、今年も「このミステリーがすごい!」のランキング(順位)予想をしてみたいと思います。

 昨年はランキングの前に長々と文章を付けてしまったので、今年は注意点のみ書くだけにしておきましょう。

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【 ランキング(順位)予想を見るうえでの注意点 】


 ・これは、あくまで素人である当ブログ管理人が個人的に予想しているものです。

  なので、結果が出てみたら、1位に予想した作品がランク外だったりとか、全くの見当違いな予想であったりする可能性もありえますので、その点をご了承した上で参考にしてみてください。

 ・この予想の対象は、自分がこれまで読んだ作品のみとしているので、読んでいない作品は、ランクインするかもしれないな~と思っていても予想には入れていません。

  これまでに読んだ作品(この予想の対象となる作品)については、ここに書くとかなりの長さとなってしまうので、「このミス2011年版」上半期のランクイン作品予想および「このミス2011年版」下半期のランクイン作品予想にてご確認ください(予想を終えた時点で読み終えたのは105作品)。

 ・「このミス」における“ランクイン”とは20位以内のことをいいますが、今年も昨年と同様に、30位まで予想してそのうち何作がベスト20にランクインするか、といった感じでやってみたいと思います。

 ・過去の予想実績に関しては、「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>および「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>にてご確認ください。

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 【 「このミス2011年版(2010年)」ランキング(順位)予想 】

    *タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです


   01位 : 悪の教典 / 貴志祐介  <感想記事はこちら>

   02位 : 隻眼の少女 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら>

   03位 : マリアビートル / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>

   04位 : 叫びと祈り / 梓崎優  <感想記事はこちら>

   05位 : 写楽 閉じた国の幻 / 島田荘司  <感想記事はこちら>

   06位 : 兇 弾 / 逢坂剛  <感想記事はこちら>

   07位 : 水魑の如き沈むもの / 三津田信三  <感想記事はこちら>

   08位 : 狩久探偵小説選 / 狩久  <感想記事はこちら>

   09位 : 祈る時はいつもひとり / 白川道  <感想記事はこちら>

   10位 : 死ねばいいのに / 京極夏彦  <感想記事はこちら>

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   11位 : シューマンの指 / 奥泉光  <感想記事はこちら>

   12位 : 琉璃玉の耳輪 / 津原泰水・尾崎翠  <感想記事はこちら>

   13位 : この国。 / 石持浅海  <感想記事はこちら>

   14位 : オーディンの鴉 / 福田和代  <感想記事はこちら>

   15位 : 貴族探偵 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら> 

   16位 : 小暮写眞館 / 宮部みゆき  <感想記事はこちら>

   17位 : バイバイ、ブラックバード / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>

   18位 : 初陣 隠蔽捜査3.5 / 今野敏  <感想記事はこちら>

   19位 : アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南  <感想記事はこちら>

   20位 : 魔法使いの弟子たち / 井上夢人  <感想記事はこちら>

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   21位 : 黒と愛 / 飛鳥部勝則  <感想記事はこちら>

   22位 : 熱 愛 / 香納諒一  <感想記事はこちら> 

   23位 : 丸太町ルヴォワール / 円居挽  <感想記事はこちら>

   24位 : 見えない復讐 / 石持浅海  <感想記事はこちら>

   25位 : オー! ファーザー / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>

   26位 : セカンド・ラブ / 乾くるみ  <感想記事はこちら>

   27位 : 撃てない警官 / 安東能明  <感想記事はこちら>

   28位 : 光媒の花 / 道尾秀介  <感想記事はこちら>

   29位 : 綺想宮殺人事件 / 芦辺拓  <感想記事はこちら>

   30位 : 北帰行 / 佐々木譲  <感想記事はこちら>

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 というわけで、1位に予想したのは「悪の教典」です。

 今年は飛び抜けた存在の作品がないため、例年以上の混戦になると思うのですが、そんな時には“インパクト”と“大作感”を持つ作品が頭一つ抜け出しそうなので、この作品はその条件に一番合うのではないかと。

 それに、過去2年は少し捻った1位予想にして、結果1番人気的な作品が1位となっていたので、今年は素直に1番人気的な作品を1位にしてみました。


 2位の「隻眼の少女」は、当初は6~10位くらいに入れようかと考えていたのですが、長年待たされてようやく発売された作品ですし、麻耶作品としては驚くほどにド直球な本格ミステリであることが評価される方に向くかな、と思い、急遽2位という高順位に入れることにしました。

 3位の「マリアビートル」は、4作品も出た2011年版対象の伊坂作品の中でも抜けた存在だと思うし、ランクインしているシリーズ1作目No.381「グラスホッパー」を超える内容だったこと、作者の過去のランクイン実績、有利となる発売時期、そして世間一般の評判などから、1位に近い順位に入るのは確実でしょう。ただ他の伊坂作品にも票が流れるだろうから、1位にはならずこのぐらいの位置になるのではないかと。

 4位の「叫びと祈り」は、新人のデビュー作ではありますが、読み応えのある内容で評価も高いですし、デビュー作で高順位(4位)にランクインした2009年版のNo.127「告白」(湊かなえ)と比べると、評価の高さは共通しているのに一般的な知名度には雲泥の差があるので、多くの人に知ってもらいたいという意味合いでの票も集まりやすいのでは。

 5位の「写楽 閉じた国の幻」は、物語部分が中途半端に終わっていて早くも続編がほのめかされるなど作品の完成度としてみると評価は落ちると思いますが、ただ写楽の謎を追うという本格ミステリ部分はやはり素晴らしいですし、ここ最近の島田作品と比べてかなりの高評価を得ているようなので、過去の実績からすると上位にくるのでは。

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 6位の「兇弾」は、過去の4作中2作がランクイン(残りの2作のうち1作もあと一歩の22位)と「このミス」と相性の良い“禿鷹シリーズ”の作品ですし、前作で誰もが完結したと思う中で、その設定をを上手く利用した上で見事なまでに復活させてしまったし、クライマックスにおけるとんでもないアクションシーンも「このミス」好みだったと思うので、ベスト10内も狙えるのではないかと思いまして。

 7位の「水魑の如き沈むもの」は、長編作品が2作連続でベスト10入りしているシリーズ作品ですし、本格ミステリ大賞を受賞するなど以前の作品に劣らない評価を受けているので、3作連続となる可能性は高いのでは。

 8位の「狩久探偵小説選」は、“数十年前に活躍した作家の作品集”枠での候補作品で、ミステリ歴が浅い自分にはこの作家&作品集の価値や評価がわからず、もしかしたらほとんど票が入らないのかもしれません。ただ、調べた感じだとカルト的な人気を持つ作家だったようだし、作品集が出るのは52年ぶりとなるし、「このミス」投票者の多いSRの会にも関係があったようだし、実際に読んでみたら納得の面白さだったので、思い切ってこの順位に予想してみました。

 9位の「祈る時はいつもひとり」は、今年のハードボイルド系の中でも抜けた作品なのではないかと個人的に思いましたし、シリーズ5作品全てが「このミス」で5位以内に入っている“探偵・沢崎シリーズ”(原尞)に似た魅力もありましたし、白川作品自体も過去に2作ベスト10入りしているので、この作品も思い切ってベスト10に予想してみました。

 10位の「死ねばいいのに」は、“百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)”とは違ってシンプルな作風ながら、タイトルと同様に内容も強烈なインパクトがありますし、ミステリ的な展開にもなっていくので、「このミス」好みの作品なのではないかと思いまして。

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 11位の「シューマンの指」は、物語性とミステリ要素が見事に絡み合っているので、今年の“職業・趣味系ミステリ枠”の中で最上位に入るのではないでしょうか。

 12位の「琉璃玉の耳輪」は、昭和初期に書かれた尾崎翠の映画脚本を津原泰水が小説に仕立て上げてしまったという制作過程が「このミス」に好まれそうだし、内容的にもなかなかの完成度だったことから、票が集まるのではないかと。

 13位の「この国。」は、作品全体の完成度としては、同期間内に発売されたNo.297「リスの窒息」No.383「見えない復讐」の方が上かもしれないけれど、「このミス」では短編(連作)集に収録された一部の作品に対する評価で票が入る場合もあるので、となると1・2話目の本格ミステリ的魅力が際立っている本作が今年の石持作品の中で最上位に、そしてこのくらいの順位になるのではないでしょうか。

 14位の「オーディンの鴉」は、パニックサスペンス作品が「このミス」で評価されている作家ですし、とにかく中盤以降の緊迫感溢れる展開が凄まじいので、ランクインするのではないかと予想。

 15位の「貴族探偵」は、「隻眼の少女」の方に票を持っていかれるとは思いますが、それでもシリーズ短編集である本作の方を評価する投票者も結構いそうですし、収録作「こうもり」がまた凄い短編だったので、2作同時ランクインもありえそうですからね。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 16位の「小暮写眞館」は、ドラマ部分がメインとはいえミステリ要素もありますし、過去の実績からしてもランクインは堅そうな気も。

 17位の「バイバイ、ブラックバード」は、ミステリ要素がほとんどないので「マリアビートル」の方に票が集まりそうですが、ただこの作品もかなりの魅力とインパクトを持っているので、ランクインするくらいには票が流れてくると思うのです。

 18位の「初陣 隠蔽捜査3.5」は、「このミス」でも評価が高い“隠蔽捜査シリーズ”のスピンオフ的な作品ですが、短編だからこその面白さがありましたし、それでいてこのシリーズの魅力は変わらないし、安楽椅子探偵的な感じもあったので、スピンオフ的作品であってもランクインしてくるのではないでしょうか。

 19位の「アルバトロスは羽ばたかない」は、一撃のインパクトでは今年の1位だと思いますが、そこに至るまでのミステリ的評価がどうなるかわからないのと、前作には1票も入っていなかったので、ランクインしたとしてもこのくらいの順位になるのではないかと。

 20位の「魔法使いの弟子たち」は、パニックサスペンスかと思いきや.....、といった予想外の展開など読み応え抜群ですし、9年ぶりの長編ということで、「このミス」では“○年ぶり”というのが高ポイントになる傾向にあるようなので、ランクインするのではと予想。

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 21位の「黒と愛」は、今年一番の問題作と言っていいような超絶本格ミステリ作品で、20位以内に予想したかったのですが、2009年版のNo.103「堕天使拷問刑」に引き続いて次点となるのも面白いかな、と思いまして。

 22位の「熱愛」は、渋みの効いたハードボイルド作品として票を集めそうで、発売時期の影響でNo.309「虚国」よりこちらの方が上になるかと予想したのですが、ただある程度票割れするとなればランクイン一歩手前くらいになるのではないかと。

 23位の「丸太町ルヴォワール」は、「このミス」とは縁遠いラノベ系の講談社BOXから出た作品ではありますが、大学ミス研を中心に票が入りそうな感じがするので。

 24位の「見えない復讐」は、今年出た石持作品の集大成的な内容だったので、同期間内に6作も出ていなければ(票割れを気にしなくてもよかったなら)20以内に予想したのですけどね。

 25位の「オー! ファーザー」は、今年の伊坂作品の中では「マリアビートル」「バイバイ、ブラックバード」に次ぐ3番手と予想するも、ランクインしてもおかしくない作品だと思っていますが、ただ3作同時ランクインするほどのインパクトはなかったかな~って感じなので。

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 26位の「セカンド・ラブ」は、あのNo.68「イニシエーション・ラブ」の続編であることを逆手に取った仕掛けが素晴らしかったですが、ただ乾作品はその「「イニシエ~」しかランクインしていないなどそれほど「このミス」と相性が良いわけではないので、ランクインまではいかないのではないかと。

 27位の「撃てない警官」は、日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「随監」を収録している連作集ですが、受賞作を収録した単行本が受賞後に出た場合の「このミス」ランクイン率がハンパないので(詳しくは「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年10月)<当ブログ記事>参照)、ランクインの確率は高いかと思いましたが、実際に読んでみたらランクインまではいかないかな~って感じだったので、この位置に。

 28位の「光媒の花」は、ランクイン率のかなり高い道尾作品といえど、やはりミステリ要素を前面に押し出していないと票を集めにくいと思うし、ミステリ要素の少ない作品揃いの今年の対象作の中で最もミステリ度が高め(収録作のいくつかがミステリ的)な本作でも、ランクインまではいかないのではないかと予想したのですが。

 29位の「綺想宮殺人事件」は、読む人をかなり限定するであろう大蘊蓄本格ミステリ作品ですが、こういうタイプが好きな人ならたまらない内容だろうし、ある程度の票は集めるのでは。

 30位の「北帰行」は、今回はお得意の警察小説ではないですし、発売から9ヶ月以上経ってもインパクトが残るほどではなかったと思うので、発売時期が8~10月だったら20位以内に予想していたかもしれませんね。


 30位以内に予想しなかった作品についても簡単に説明してみますと、まずNo.366「ふたりの距離の概算」(米澤穂信)は、昨年には3作品同時ランクインを果たすなど「このミス」ランクイン率のかなり高い作家ではありますが、この“古典部シリーズ”に限っては前4作全てがランク外だし、本作も本格ミステリ的には少し弱いかな~と思ったので。

 東野作品は、昨年1位などもありハードルが上がっていると思うのですが、今年出た3作品(No.285「カッコウの卵は誰のもの」No.342「プラチナデータ」No.377「白銀ジャック」)はその高いハードルを超えるまではいっていない感じだったし、票を集めやすい本格ミステリタイプでもなかったので、今年はあまり上の方には入らないのではないかと。


 あと、まだ読んでいないけどもしかしたらランクインするかもしれないな~と思う作品は、「ピストルズ」(阿部和重)、「蒼林堂古書店へようこそ」(乾くるみ)、「神の棘Ⅰ・Ⅱ」(須賀しのぶ)、「エコイック・メモリ」(結城充考)、、「ダブル」(深町秋生)、「ジークフリートの剣」(深水黎一郎)、「灰色の虹」(貫井徳郎)、「ウラジオストクから来た女 函館水上警察」(高城高)、「郷愁という名の密室」(牧薩次)といったところです。

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 というわけで、「このミステリーがすごい!2011年版」の予想を行ってみましたが、いかがでしたでしょうか。

 ランキングが発表された後には、予想の結果や反省を行う<反省会>をアップする予定なので、そちらもどうぞお楽しみに(後日追記:アップしました→「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> )。

 あとは、“自分がもし「このミス」投票者だったら?”ってことで個人的なベスト6を発表する「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6も更新しているので、もしよかったらそちらもぜひご覧になってみてください。

 それから、 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう!という企画も実施しているので、そちらもぜひともご参加ください。

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 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想 (10.11.3)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年11月 1日 (月)

「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう!

 * 投票受付は終了しました。

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 「このミステリーがすごい!2011年版」対象作品の発売も10月31日をもって終了したということで、昨年(2010年版)に引き続いて今年もこの企画を実施してみましょう。


 その名も、“「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう!”


 これは、当ブログで用意しました投票専用ページに、「このミス2011年版」において10位以内にランクインするだろう、と予想する10作品を記入していただくだけという、非常に簡単なものです。

 そして、その結果(どの作品に何票入ったのか)や途中経過、さらには各投票者の予想や最優秀的中者なども、この記事内で発表していく予定です。

 まあ、「このミス」の予想をしてみよう!と思うような人はそう多くはなくて、昨年も投票していただいた方は10名ほどでした。

 なるべく多くの方に参加してもらった方が面白い企画ですので、予想しようかするまいか迷っているような方は、この企画を盛り上げるためにも、ぜひとも気軽に参加してみてください。

 なお、投票期間は11月30日(火)までの予定ですが、その前にネット上で本物のランキングが流出したような場合は、その時点で終了といたします。

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【 投票する上での注意点 】


 ・「このミス2011年版」の対象となるのは、奥付表記で2009年11月~2010年10月に発刊された広義のミステリー作品です(「このミス」発行元の宝島社から発売された作品は対象外)。

 ・この投票では、国内編のみが対象となっています(海外編の予想は実施しません)。

 ・出来れば10作品ピッタリご記入いただきたいですが、別に10作品に満たなくても構いません

 ・“面白かった作品を選ぶ”のではなく、あくまで“予想”なので、読んでいない作品でも評判などから予想できるので、今年の対象作品をあまり読んでいないという方でも気軽にご参加ください。

 ・昨年とは違って、今年は投票者全員の予想をこの記事内で随時発表していきます。その方が、これから予想しようと思っている方や、ランキング発表前にランクイン有力作品を読みたいという方に、とても参考になると思いますからね。

 ・今年は、昨年のように“対象作品の中から100作を激選したリストにチェックを入れていく”という形式ではなく、予想する10作品(作者名&作品名)を記入していく形式にしました。

 ・順位予想ではないので、ベスト10に入るだろうと予想する10作品を順不同でご記入ください(もし順位も予想したいという方がいらっしゃいましたら、作者名・作品名の前や後にでもご記入ください)。

 ・自分のブログやホームページ・Twitter・読書メーターなどのアドレスを載せたい場合は、名前記入欄に名前と一緒にアドレスも記入してください。

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  なお、投票専用ページの他に、“対象作品の中から100作を激選したリスト”のページも作りましたので、予想の参考にしたり投票の際のコピペなどにご利用ください(もちろんこのリストに載っていない作品を予想しても全く問題ありません)。

 → 「このミス2011年版」対象作品の中から100作激選リスト(別ウインドウで開きます)


       こちらのページにて投票をお願いします(別ウインドウで開きます)
                        ↓↓↓↓↓

>>> 「このミス2011年版」ベスト10作品をみんなで予想しよう!投票専用ページ <<<

  * 投票の受付は終了しました。以下は投票者の予想結果です。


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 【 ベスト10予想・集計ランキング(最終結果) 】

 
  * 2票以上入った作品のみ掲載 (1票のみ・・・・23作品)
  * 作品部分のリンク先は、Amazonの詳細ページ
  * ()内は、「このミス」の順位結果 (外:48位以下)

  * 12月1日(水)0時に投票締め切り (総投票数:10)


 > 10票  
         悪の教典 / 貴志祐介  <感想記事はこちら> (1位)

 > 9票  
         マリアビートル / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら> (6位)

 > 8票
         隻眼の少女 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら> (4位)

 > 6票
         叫びと祈り / 梓崎優  <感想記事はこちら> (3位)

 > 5票
         水魑の如き沈むもの / 三津田信三  <感想記事はこちら> (7位)

 > 4票  
         シューマンの指 / 奥泉光  <感想記事はこちら> (5位)
         アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南  <感想記事はこちら> (9位)

 > 3票
         灰色の虹 / 貫井徳郎 (20位)  
         死ねばいいのに / 京極夏彦  <感想記事はこちら> (12位)
         ふたりの距離の概算 / 米澤穂信  <感想記事はこちら> (33位)

 > 2票  
         黒と愛 / 飛鳥部勝則  <感想記事はこちら> (31位)  
         セカンド・ラブ / 乾くるみ  <感想記事はこちら> (44位) 
         写楽 閉じた国の幻 / 島田荘司  <感想記事はこちら> (2位)  
         琉璃玉の耳輪 / 津原泰水・尾崎翠  <感想記事はこちら> (17位)
         謎解きはディナーのあとで / 東川篤哉 (24位)
         カッコウの卵は誰のもの / 東野圭吾  <感想記事はこちら> (外)
         オーディンの鴉 / 福田和代  <感想記事はこちら> (130位)
         貴族探偵 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら> (20位)
         球体の蛇 / 道尾秀介  <感想記事はこちら> (130位)
         夜行観覧車 / 湊かなえ  <感想記事はこちら> (62位)
         小暮写眞館 / 宮部みゆき  <感想記事はこちら> (8位)

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【 投票者別ベスト10予想・結果発表】


 最終的に10名の方(当ブログ管理人も含む)に投票いただいたわけですが、正解数の内訳はこんな感じとなりました。

  > 7作:1名、 6作:3名、 5作:3名、 4作:1名、 3作:2名

 というわけで、激戦の中頭一つ抜け出した「かめのて」さんが、7作品的中で優勝となりました!

 以下は、投票者それぞれの予想と結果です。

 ○:ベスト10入り、▲:11~20位にランクイン、×:ランク外(22位以下)
 ()内は、このミス順位結果 (外:投票数0)

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★ エントリーNo.1 「ま」さんのベスト10予想

 × セカンド・ラブ (44位)          × カッコウの卵は誰のもの (外)
 ○ シューマンの指 (5位)          ○ 隻眼の少女 (4位)
 × 私の家では何も起こらない (109位) × 光媒の花 (22位)
 ○ 悪の教典 (1位)             × 夜行観覧車 (62位)
 × 新世界崩壊 (外)             × ふたりの距離の概算 (33位)

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★ エントリーNo.2 「けんじ(当ブログ管理人)」のベスト10予想

 ○ マリアビートル (6位)           ○ 叫びと祈り (3位)
 × 兇弾 (40位)                ○ 写楽 閉じた国の幻 (2位)
 × 狩久探偵小説選 (24位)        × 祈る時はいつもひとり (外)
 ○ 悪の教典 (1位)              ○ 隻眼の少女 (4位)
 ▲ 死ねばいいのに (12位)         ○ 水魑の如き沈むもの (7位)。

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★ エントリーNo.3 「かめのて」さんのベスト10予想

 ○ マリアビートル (6位)           ○ 叫びと祈り (3位)
 ○ シューマンの指 (5位)          ○ アルバトロスは羽ばたかない (9位)
 ○ 悪の教典 (1位)              ○ 隻眼の少女 (4位)
 ▲ 死ねばいいのに (12位)         × 球体の蛇 (130位)
 ▲ 北帰行 (15位)              ○ 水魑の如き沈むもの (7位)

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★ エントリーNo.4 「ライム」さんのベスト10予想

 ○ マリアビートル (6位)           × 謎解きはディナーのあとで (24位)
 ○ 悪の教典 (1位)              ▲ 丸太町ルヴォワール (11位)
 ○ 叫びと祈り (3位)              × 夜行観覧車 (62位)
 ○ アルバトロスは羽ばたかない (9位)  ○ 小暮写真館 (8位)
 ▲ 灰色の虹 (20位)              × ふたりの距離の概算 (33位)

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★ エントリーNo.5 「silver cloud」さんのベスト10予想

 ○ マリアビートル (6位)           ▲ 灰色の虹 (20位)
 × スリープ (55位)              × 謎解きはディナーのあとで (24位)
 ○ シューマンの指 (5位)           ▲ 貴族探偵 (20位)
 ○ 悪の教典 (1位)              ○ 隻眼の少女 (4位)
 ○ 叫びと祈り (3位)              ○ 小暮写真館 (8位)

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★ エントリーNo.6 「予想屋」さんのベスト10予想

 × 闇の喇叭 (147位)             ○ 悪の教典 (1位)
 × トロイメライ (109位)            ▲ 琉璃玉の耳輪 (17位)
 ○ マリアビートル (6位)            ▲ 灰色の虹 (20位)
 × 天地明察 (91位)              × カッコウの卵は誰のもの (外)
 ○ シューマンの指 (5位)           × 球体の蛇 (130位)

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★ エントリーNo.7 「御陵みかげ」さんのベスト10予想

 × 黒と愛 (31位)                ▲ 神の棘Ⅰ・Ⅱ (13位)
 ○ マリアビートル (6位)            ▲ 琉璃玉の耳輪 (17位)
 × 見えない復讐 (外)             ▲ 貴族探偵 (20位)
 ○ 悪の教典 (1位)               ○ 隻眼の少女 (4位)
 ○ 写楽 閉じた国の幻 (2位)         ○ 水魑の如き沈むもの (7位)

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★ エントリーNo.8 「上小野田中生」さんのベスト10予想

 ○ マリアビートル (5位)            × オーディンの鴉 (130位)
 ○ 悪の教典 (1位)               × 郷愁という名の密室 (69位)
 × ウラジオストクから来た女 (33位)     ○ 隻眼の少女 (4位)
 ○ 叫びと祈り (3位)              ○ 水魑の如き沈むもの (7位)
 ▲ ダブル (14位)                × 百発百中 (91位)

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★ エントリーNo.9 「つるきち」さんのベスト10予想

 × 黒と愛 (31位)                ○ 叫びと祈り (3位)
 ○ マリアビートル (6位)            ○ アルバトロスは羽ばたかない (9位)
 × セカンド・ラブ (44位)            × オーディンの鴉 (130位)
 ○ 悪の教典 (1位)               ○ 隻眼の少女 (4位)
 × エデン (33位)                ○ 水魑の如き沈むもの (7位)

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★ エントリーNo.10 「推夢」さんのベスト10予想

 × 粘膜兄弟 (37位)               × 白銀ジャック (91位)
 ○ マリアビートル (6位)             ○ 隻眼の少女 (4位)
 ○ 悪の教典 (1位)                × Nのために (109位)
 ▲ 死ねばいいのに (12位)           × あんじゅう (外)
 ○ アルバトロスは羽ばたかない (9位)    × ふたりの距離の概算 (33位)

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 【「ベスト10作品をみんなで予想しよう!」関連記事】

  > 「このミス2012年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (11.10.30)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス」2010年版のベスト10作品をみんなで予想しよう! (09.11.16)


 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想 (10.11.3)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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