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2010年10月 3日 (日)

『ブレイズメス1990』 海堂尊 > 「このミス」完全読破 No.370

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.370

 『ブレイズメス1990』 海堂尊

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : (「吉川英治文学新人賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.9.24 ~ 読終:2010.9.24

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年7月>

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 No.347「ブラックペアン1988」に続く、シリーズ2作目です。

 まあシリーズといっても、海堂作品は全ての作品に繋がりがあるため、全作品が一つのシリーズといってもいいくらいなのですけどね。

 その中でも特に、記念すべきデビュー作「チーム・バチスタの栄光」を始めとした”バチスタ・シリーズ”や「極北クレイマー」と大きな繋がりがあります。

 とはいえ、それらの作品を事前に読んでいなくても問題なく楽しめますが、話の流れもあるので出来るなら前作だけでも読んでおいた方がより楽しめると思いますけどね。

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 それで内容の方ですが、タイトルからもわかるように、前作から2年後の話となっています。

 舞台となる医大病院に、また新たな個性の強い医師がやってきて、病院内を大きくかき回していくのです。

 この型破り医師と、前作から2年が経って新人医師から抜け出した感のある主人公との物語を基本線に話が進められるため、型破り医師2人の間で主人公が翻弄されていた前作と比べると、幾分シンプルな印象となっていました。

 それでもやはり、医療問題など考えさせられる内容を直球のエンタメ作品として読ませてしまうのはさすがですね。

 そしてやっぱり読後は、他の海堂作品を読み漁りたくなってしまいました。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “海堂尊”関連記事 】

  > No.370 「ブレイズメス1990」
  > No.347 「ブラックペアン1988」
  > No.334 「マドンナ・ヴェルデ」
  > No.319 「ジーン・ワルツ」


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