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2010年9月25日 (土)

『獣の樹』 舞城王太郎 > 「このミス」完全読破 No.363

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.363

 『獣の樹』 舞城王太郎

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.9.7 ~ 読終:2010.9.8

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : ノベルス <2010年7月>

獣の樹 (講談社文庫)獣の樹 (講談社文庫)
舞城 王太郎

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 舞城王太郎はこれまでそれほど多くの作品を発表しているわけではないのですが、2010年はかなり精力的な活動となっています。

 特に夏に集中していまして、本作を始め、「NECK」「イキルキス」「魔界探偵冥王星O デッドドールのダブルD」と新刊を4作も発表。

 さらには雑誌掲載も多いし、「NECK」の映画版の公開もあるしで、まあホントに凄いですね。

 そして舞城作品といえば、メフィスト賞を受賞した衝撃のデビュー作No.71「煙か土か食い物」を始めとした講談社ノベルスのイメージが強いと思うのですが、最初の刊行形態が講談社ノベルスだった作品としては2003年の「九十九十九」以来7年ぶりとなるのです。

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 それゆえか内容の方も、舞城王太郎の魅力がたっぷりと詰まった作品となっています。

 馬から少年が生まれるというインパクトある場面から始まって、その後も読む者の想像力など遥かに超越するようなとんでもない展開が繰り広げられていくのです。

 まあ予測不能の疾走感に溢れた魅力があるのですが、ミステリ的な要素はそれほど高くなく、物語的な面白さや人間ドラマの方でグイグイと来る感じでしょうかね。

 もちろん好みの分かれる作風ではありますが、でも好きな人にはもうホントにたまらないくらいのワクワク感を味わうことが出来ると思います。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “舞城王太郎” 関連記事 】

  > No.826 「淵の王」

  > No.593 「JORGE JOESTAR」
  > No.363 「獣の樹」
  > No.274 「ビッチマグネット」
  > No.119 「ディスコ探偵水曜日」
  > No.071 「煙か土か食い物」


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