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「このミステリーがすごい!」完全読破 No.359
『100人館の殺人』 山口芳宏
「このミス」2011年版 : 投票数0
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2010.8.27 ~ 読終:2010.8.27
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2010年3月>
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“○○館の殺人”といえば、綾辻行人の諸作品を始めとして、本格ミステリの定番的なタイトルです。
それで本作は“100人館”。今までにありそうでなかった“館”なのですね。
“100人館”というだけありまして、殺人事件が起きた館には100人近い人物がいて、つまりは容疑者が100人、被害者候補も100人いるという、とんでもない作品なのです。
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まあとにかく魅力的な設定なのですが、ただこれで本格的な本格ミステリを期待してしまうと、少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
というのも、作者の過去の作品を読んだ人ならわかると思いますが、基本的にパロディー的だったりバカミス的な作風の作家さんなのですよね。
なので本作も、殺人事件が起こる割には結構ユルい雰囲気があるし、別に100人もいなくても成立しそうな内容なのです。
ただ、それを踏まえた上で読んだなら、本格的な本格ミステリとはまた違った気楽に楽しめる魅力を味わえるのではないでしょうか。
それに、冒頭にあるざっと6ページにも渡る登場人物一覧がもうとんでもないインパクトなので、これを見るだけでも充分な価値がありますからね。
> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★★ 気軽に読める度 : ★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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