『ブラックペアン1988』 海堂尊 > 「このミス」完全読破 No.347
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.347
『ブラックペアン1988』 海堂尊
「このミス」2008年版 : 23位
受賞(候補) : (「山本周五郎賞」候補)
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2010.7.22 ~ 読終:2010.7.23
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"
読んだ版 : 単行本 <2007年9月>
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この作品は、「このミス」にランクインしていません。
ですが、23位(2008年版)とランクインまであと一歩というくらいの票を集めていますし、続編のNo.370「ブレイズメス1990」がこの度発売されたということで、まずはこの作品から読んでみたのです。
というわけでシリーズ1作目となるわけですが、海堂作品といえばシリーズ内に限らず、全作品に何らかの繋がりがあるという特徴があります。
その中でもこの作品(&このシリーズ)は、デビュー作にして現時点での代表作でもある”チーム・バチスタ”シリーズと大きな繋がりがあるのですね。
まあ繋がりといいますか、”チーム・バチスタ”シリーズの登場人物たちの約20年前を描いているので、そういった意味では同じシリーズの範疇に入れてしまってもよいのかもしれません。
でも実際に読んでみたならば、単なる前日談ではないことがわかるし、独立した面白さがあることもわかるのですけどね。
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内容の方は、もちろん医療(医学)サスペンスです。
”医療サスペンス”というと、堅くて小難しい印象があるかもしれませんが、この作品はそういったタイプとは全く異なります。
とにかく個性溢れるキャラクターが揃っていまして、舞台となる医大で彼らが繰り広げる人間ドラマ&青春ドラマ&医療ドラマが、熱くド派手な盛り上がりとなっているのです。
まあとにかくエンタメ度がハンパないですし、それでいて現役医師ならではの専門知識に裏付けられた医療小説としても面白いですからね。
なので、”チーム・バチスタ”シリーズを読んだ人ならもちろん、読んでいない人でも思いっきり楽しめると思うし、”チーム・バチスタ”シリーズもすぐにでも読みたくなってしまうこと間違いなしでしょう。
> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
【 “海堂尊”関連記事 】
> No.370 「ブレイズメス1990」
> No.347 「ブラックペアン1988」
> No.334 「マドンナ・ヴェルデ」
> No.319 「ジーン・ワルツ」
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