週刊少年ジャンプ新連載! 「SWOT」 杉田尚
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2010年7月に投入された新連載の第1弾が、31号(7月5日発売)から始まった「SWOT(スウォット)」です。
作者の杉田尚(すぎた・なおや)は、2006年34号から始まった「斬」で連載デビューを果たしましたが、残念ながら18週で打ち切りに(JC全2巻)。
その後は、“赤マルジャンプ2008WINTER”に「唐草模様」、本誌2009年52号に「SWOT」が掲載されまして(週刊少年ジャンプ読切! 「SWOT」 杉田尚参照)、後者の同名リニューアル版である本作にて2度目の連載となりました。
それで内容の方ですが、学園不良バトル漫画です。
不良共が抗争を繰り広げる助留沌高校に転校してきた赤髪のガリ勉・学崎強(まなびざき・きょう)は、全国学力テストで必ず10位以内に入るほどの秀才。
しかし、東大進学率100%の超名門と勘違いして、生徒の半分以上が不良というこの高校に来てしまうことに。
勉強の邪魔をされると暴力的になるという性格もあって、学崎をアニキと呼ぶクラスメイト鰯田逃次(いわしだ・とうじ)や元不良の蓮野ねね(はすの・ねね)と共に、自然と不良グループの抗争に巻き込まれていく(というか半ば自分から乗り込んでいく)ことに.....。
というわけで、以前に掲載された読切作品のリニューアル版ですが、主人公の髪の色や鰯田の性格、最初に闘うことになる不良グループなど、細かい部分では違いがありますが、鰯田&蓮野との絡みやその後の展開など、大まかなストーリー的にはほぼ同じ構成となっていました。
まあこうして連載となったのだから読切版の評価が高かったということだと思うのですが、ここ最近の読切から連載に至った作品は、設定やストーリーなど変えることで読切時の魅力が落ちてしまっている場合が多いように見受けられるので、人気があった(であろう)読切版とほぼ同じというのは、かえってプラスになるかもしれませんね。
そして、不良がたくさん出てきて喧嘩しまくる漫画なのにどこかほのぼのとした雰囲気が漂っていたり、普通のなんでもない場面なのにツッコミ所があったりなど、作者独特の魅力も相変わらずでした。
となると、2話以降でどのような展開となっていくのかが、早期打ち切りを回避するためには重要となってくると思うのですが、普通に校内での不良バトルを繰り広げるだけだと、じっくりと読まない人にはいつも同じことをやっているように見えてしまうだろうから、バトル以外の展開やシチュエーションなどでメリハリを付けるとよさそうですかね。
投票受付期間:2010.7.5~7.19
投票受付期間:2010.7.14~8.11
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