『ブラックチェンバー』 大沢在昌 > 「このミス」完全読破 No.335
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.335
『ブラックチェンバー』 大沢在昌
「このミス」2011年版 : 32位
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2010.6.18 ~ 読終:2010.6.20
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2010年3月>
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大沢在昌の“「このミス」2011年版”対象作品の2作目です。
主人公は警視庁の刑事で、ある犯罪を捜査している中で、その犯罪に関わる裏組織に気づかれ拉致されてしまいます。
そんな危機的状況を救ったのは、謎の組織“ブラックチェンバー”。
これをきっかけに警察を辞め組織に入ることになった主人公は、警察に所属していた時とは違ったやり方で国際犯罪を追い始めるのでした.....。
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というわけで、世界を股にかけた裏社会の犯罪を描いた、クライム・サスペンス作品です。
まあいつもの大沢作品と同じといってしまえばそうなのですが、でもそれだけに“安心のブランド”といった感じで、さすがの面白さでしたね。
それに今回は“正義と強欲は両立するのか?”といったテーマの元に状況が目まぐるしく変わっていくので、舞台が世界規模なだけに迫力も圧巻です。
ただ、そういった日本と外国との裏社会犯罪の関係性や情勢、登場する人物の関わりなど、知識として頭に入れていかないといけない部分が多いので、物語が大きく進み始めるまでがなかなか大変でした。
それに、今回はアクションシーンなどの視覚的に捉える盛り上がりというよりは、会話によって話が展開していくので、どちらかといえば“頭で楽しむ作品”といった感じでしょうかね。
> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★★
衝撃バカミス度 : ★★ 気軽に読める度 : ★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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