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2010年7月13日 (火)

『マドンナ・ヴェルデ』 海堂尊 > 「このミス」完全読破 No.334

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.334

 『マドンナ・ヴェルデ』 海堂尊

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : (「山本周五郎賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.17 ~ 読終:2010.6.18

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年3月>

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海堂 尊

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 No.319「ジーン・ワルツ」に続くシリーズ第2弾です。

 とはいっても前作の続きというわけではなくて、その前作の話を別の視点から描いたサイドストーリー的な内容となっているのです。

 そのため、あくまで前作の内容を踏まえたもので、本作を先に読んでしまうと少し説明不足なところがあるのではないかと思われるので、まずは「ジーン・ワルツ」から読んだ方がよいでしょうね。

 ちなみに、同じシリーズに括られるのかはわかりませんが、「医者のたまご」とも大きくリンクしています。

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 というわけで本作も、医学に携わる著者の経歴を活かした医学ミステリです。

 前作では脇役の一人でしかなかった人物を主人公にすることで、その視点の違いにより前作の物語に隠されていた別のドラマが浮かび上がってくるのです。

 なので、“前作の裏でこんなドラマが繰り広げられていたとは!”といった楽しみ方もできますし、本作だからこその前作とは違った“産婦人科や代理母出産などの社会的問題&人間ドラマ”を味わうことができると思います。

 ただ、物語が大きく動き出す(核心部分に到達する)のが結構後の方で、その部分を期待しつつ読んでいるとそれまでの展開が少しじれったく感じてしまうかもしれないので、本の帯などの説明やあらすじ等はなるべく目にせずに読んだ方がいいのではないでしょうかね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “海堂尊”関連記事 】

  > No.370 「ブレイズメス1990」
  > No.347 「ブラックペアン1988」
  > No.334 「マドンナ・ヴェルデ」
  > No.319 「ジーン・ワルツ」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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