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2010年7月

2010年7月31日 (土)

『キング&クイーン』 柳広司 > 「このミス」完全読破 No.339

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.339

 『キング&クイーン』 柳広司

   「このミス」2011年版 : 22位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ミステリが読みたい!」 11位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 19位

   読始:2010.6.25 ~ 読終:2010.6.27

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

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柳 広司

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 “ジョーカー・ゲーム”シリーズ(No.162「ジョーカー・ゲーム」No.243「ダブル・ジョーカー」)が「このミス」において2年連続で2位にランクインしている柳広司の、2010年新作です。

 この“ジョーカー・ゲーム”シリーズは頭脳戦が繰り広げられる謀略ミステリなのですが、本作は(タイトルがトランプのカード繋がりとはいえ)このシリーズ作品ではなく、ノンシリーズ(後にシリーズ化されるのかもしれないけど)なのですね。

 とはいえ、帯に「張り巡らされた罠」「究極の頭脳戦」という言葉が書かれていることもあり、“ジョーカー・ゲーム”シリーズと同じような魅力を期待をしてしまいます。

 しかしこれこそが、ネット上であまり良くない感想が多く見られる大きな要因なのではないでしょうか。

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 主人公は女SP。

 ある出来事をきっかけに現在では職を辞しているのですが、ひょんなことからチェスの世界チャンピオンの護衛を引き受けることに。

 そこで、未知なる敵を相手に頭脳戦が繰り広げられたりするものの、“ジョーカー・ゲーム”シリーズのようにじっくりと濃密に読ませるというタイプではありません。

 それに、女SPである主人公のキャラクターがいかにもな感じだったり、実在の有名人を皮肉ったような人物が出てきたりなど、文章の力で登場人物たちを作り上げるというよりは、読者が容易に思い浮かべることが出来るような人物造型といった感じです。

 そして、単純明快なアクションシーンやサスペンス的展開で盛り上げてくれるので、この作品はやはり軽い気持ちで楽しむエンタメ作品的なタイプなのでしょう。

 なので、“ジョーカー・ゲーム”シリーズと比較してしまうとどうしても物足りなさが残ってしまうと思うので、あくまであのシリーズとは別物だと認識した上で、この主人公の活躍を楽しみつつ読むのが良いのではないでしょうか。

 頭脳戦を中心に書かれたのではないことは、「このミス2010年版」の“私の隠し玉”コーナーで、作者自身がこの作品について「美しき孤高のヒロインが活躍する一大アクション活劇……になりますかどうか?」と書いていることからもわかりますしね(ちなみにその時点での仮タイトルは、「このミス」では『ディフェンス』、「本ミス」では『C』となっていました)。

 そしてそういった読み方をしたならば、タイトルの本当の意味が浮かび上がってくる仕掛けも充分に堪能できるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “柳広司” 関連記事 】

  > No.806 「ラスト・ワルツ」
  > No.787 「ナイト&シャドウ」
  > No.679 「楽園の蝶」
  > No.532 「パラダイス・ロスト」
  > No.520 「怪談」

  > No.463 「ロマンス」
  > No.339 「キング&クイーン」
  > No.243 「ダブル・ジョーカー」
  > No.172 「虎と月」
  > No.162 「ジョーカー・ゲーム」


 「赤い森」折原一 <<< PREV/NEXT >>> 「月の恋人~Moon Lovers~」道尾秀介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月28日 (水)

『赤い森』 折原一 > 「このミス」完全読破 No.338

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.338

 『赤い森』 折原一

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.24 ~ 読終:2010.6.25

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年4月>

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 「黒い森」に続くシリーズ2作目です。

 とはいえ、全くの新作というわけでもないのですよね。

 というのも、この作品は大きく3章に別れているのですが、1・2章にあたる作品は、すでにそれぞれが文庫で発売されているのです(「樹海伝説―騙しの森へ」と「鬼頭家の惨劇―忌まわしき森へ」)。

 それに書き下ろしを加えて1冊の本に仕上げた、という作品なのです。

 章ごとに独立して発売されていることからもわかるように、前作「黒い森」を読んでいなくとも楽しむことが出来ると思います。

 ただ、作品舞台は共通しているので、「黒い森」から順に読んだ方がより楽しめるのかもしれませんね(前作を読んでいないので確かなことはわかりません.....)。

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 というわけで、「黒い森」と同様に、樹海とその中に建つ山荘を舞台としています。

 その山荘ではミステリ作家の一家が惨殺されたという伝説があり、その伝説に誘われてか、語り部である民宿の主人の話にいざなわれてか、人々は樹海へと足を踏み入れていくのです。

 サスペンス的な展開になったり、作者らしいミステリ的な仕掛けがあったりしますが、全体的にはホラー的な雰囲気で包まれている感じでしょうか。

 そして、状況がはっきりと把握できないような複雑で困惑を誘う構成にもなっているので、まさに読んでいる自分も樹海に迷っているような気分を味わえましたね。

 ハッキリとした形でのどんでん返しがあるわけでもないし、スッキリとする結末でもないので、この作中の“樹海をさまよっている感”を味わうべき作品なのではないかと思います。

 ちなみに、クライマックス付近には袋とじがありますが、“驚愕のどんでん返しが書かれている”というようなタイプではないので、袋とじだからといってあまり期待値を上げすぎるのではなく、水に濡れてくっ付いてしまったページを剥がす感覚で開け読んだ方が、効果的になるのではないですかね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “折原一”関連記事 】

  > No.691 「潜伏者」
  > No.512 「帝王、死すべし」

  > No.407 「追悼者」
  > No.338 「赤い森」
  > No.325 「倒錯のロンド」
  > No.231 「逃亡者」
  > No.153 「倒錯の死角」


 「明日の空」貫井徳郎 <<< PREV/NEXT >>> 「キング&クイーン」柳広司

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月25日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也

週刊少年ジャンプ NO.34週刊少年ジャンプ 2010年8月9日号 NO.34
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 * 連載版の「奇怪噺 花咲一休」に関しては週刊少年ジャンプ新連載! 「奇怪噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠冶(11.5.15)の方をご覧ください。

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 “第6回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)”のエントリーNo.1として週刊少年ジャンプの2010年34号(7月26日発売)に掲載された読切作品が、「奇怪とんち噺 花咲一休(きかいとんちばなし・はなさかいっきゅう)です。

 原作の小宮山健太(こみやま・けんた)は、“JUMPトレジャー新人漫画賞”や“ストキン炎(ネーム部門)”で最終候補が続いた後、“赤マルジャンプ2010WINTER”に漫画:河田悠也とのコンビによる「奇怪とんち噺 花咲一休」が掲載されて原作者としてデビュー(週刊少年ジャンプ増刊! 「赤マルジャンプ2010WINTER」参照)。

 そして、その同名リニューアル版である本作にて本誌デビューとなりました。

 漫画(作画)の河田悠也(かわだ・ゆうや)は、「KUMA」で“ストキン炎(2009年上半期)”ガリョキンプリンス部門の準プリンスを受賞し(この時のペンネームは元海星)、“赤マルジャンプ2010WINTER”に原作:小宮山健太とのコンビによる「奇怪とんち噺 花咲一休」が掲載されてデビュー(週刊少年ジャンプ増刊! 「赤マルジャンプ2010WINTER」参照)。

 そして、その同名リニューアル版である本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、とんち小僧と妖怪の問答漫画です。

 意地の悪い「お題」を出し、その問いに愚答した人の魂を喰う“物の怪”・カルマ。

 逆に「とんち」の効いた答えを返せた人にはどんな願い事でも一つだけ叶えてくれるのですが、このカルマの問いに対し連戦連勝で願いを叶え続けているのが、とんちの天才“頓才坊主”の花咲一休。

 カルマは一休に勝ち魂を喰うために、一休は「願いの力」で人助けをするために、常に行動を共にしてとんち問答に明け暮れる日々。

 そんな旅のある時、掛け軸の神・赤神様、そして病弱の少年・五郎と出会ったのをキッカケに、この2人を助けるためのとんち問答が繰り広げられることに.....。


 というわけで、主人公のキャラクターや作品設定など赤マル版と変わりはないので、リニューアル版というよりは新エピソードといった感じですね。

 とんち問答を中心にじっくりと読ませる作風ですが、そのとんち問答に持っていくまでの流れの作り方も自然でありつつ惹き付けられるので、本誌初掲載作家とは思えないくらいにとても良質な読切作品でした。

 そして時代ものではあるけれど古臭さを感じさせない絵も、上手さと見やすさを併せ持っているので、この原作と作画の相性は抜群なのではないでしょうか。

 まあ、とんちというのは一種の屁理屈なので、その屁理屈に対して白けたり屁理屈で返したりせず素直に楽しむことが出来るかどうかで、この作品に対する評価も変わってきそうですかね。

 あと、前半は一休とカルマの喧嘩友達のようなコミカルなやり取りで盛り上げ、後半はこの両者の真剣なとんち問答勝負が繰り広げられるという、仲間のようでありながら敵であるという奇妙な関係性が上手く話のメリハリに生かされていたように思います。

 ただ、これは多くの方が思ったことでしょうが、読切作品としてはいいものの、いざ連載となった場合にこのレベルを保ちネタが続くのか、といったところが問題点として挙げられるでしょう。

 でも、原作・作画の分業システムというのは利点だし、1話完結だけでなく中編や長編も出来そうだし、とんち問答に至るまでの物語を面白く膨らませればいいわけなので、最初の2,3クールくらいを乗り切ることができれば心配はないのではないでしょうかね。

 ってまあこれはあくまで“連載となったならば”の話ですが。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

行き行くは 救世の花咲く とんち道!!

☆奇天烈事件も当意即妙! 三千世界、とんちで救世!
         奇々怪々とんち読切C(センター)カラー47P!!

というものでした。


 
  投票受付期間:2010.7.26~8.16

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  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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 【「小宮山健太」関連記事】

  > 「スモーキーB.B.」 小宮山健太 河田悠冶 > 週刊少年ジャンプ新連載!  (13.5.24)

  > 「奇怪噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠冶 > 週刊少年ジャンプ新連載! (11.5.15)
  > 「奇怪噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠冶 <JC1巻買い> (12.1.27)

  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」(赤マルジャンプ2010WINTER) (10.1.10)
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也
     > 週刊少年ジャンプ読切! (10.7.26)


 【「河田悠冶」関連記事】

  > 「大量殺人光線武田」 山本広大 河田悠冶 > ジャンプNEXT!! 2014 vol.5 (14.9.15)

  > 「ある朝起きたら」 西尾維新×河田悠冶 > 週刊少年ジャンプ読切! (14.8.4)

  > 「スモーキーB.B.」 小宮山健太 河田悠冶 > 週刊少年ジャンプ新連載!  (13.5.24)

  > 「奇怪噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠冶
     > 週刊少年ジャンプ新連載! (11.5.15)
  > 「奇怪噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠冶 <JC1巻買い> (12.1.27)

  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」(赤マルジャンプ2010WINTER) (10.1.10)
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也
     > 週刊少年ジャンプ読切! (10.7.26)


 【「第6回 金未来杯」関連記事】

  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 【「2010年後半の読切」関連記事】

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 (10.11.21)/

 < トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド >
  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
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  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)
  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)

  > 「刑事シゲさん」 松田俊幸 (10.10.17)

  > 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築 (10.9.13)

 < 第6回 金未来杯 >
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 その他のジャンプ作品の当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
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2010年7月23日 (金)

『明日の空』 貫井徳郎 > 「このミス」完全読破 No.337

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.337

 『明日の空』 貫井徳郎

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.24 ~ 読終:2010.6.24

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

明日の空 (創元推理文庫)明日の空 (創元推理文庫)
貫井 徳郎

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 貫井徳郎が昨年(2009年)発表した2作品は、「このミス」にはどちらもランクインしなかったものの、No.237「乱反射」が日本推理作家協会賞、「後悔と真実の色」が山本周五郎賞と、両作共に文学賞を受賞しています。

 どちらの作品も、タイプは違うとはいえ濃密な人間ドラマをじっくりと書き上げた傑作です。

 そして2010年最初の作品が本作なのですが、昨年の2作品とは全くの正反対といってよいほどの、軽快でとても読みやすい作風となっているのですね。

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 主人公は、帰国子女の女子高生。

 初めての日本での学生生活に対する不安と緊張。そして友情や恋愛などの青春ドラマ。次第に感じられてくる疑問や違和感。

 事件らしい事件など起きないし、ミステリ的な展開にもあまりならないのですが、最後の最後で驚きの真相が明らかにされるのです。

 そのため、ミステリ的な読み方をするのであれば、この“驚きの真相”が明らかにされるところが注目ポイントだと思うのですが、それほど衝撃的だったりとんでもなかったりするわけではありません。

 とはいえ、この“驚きの真相”は、ただ読者を驚かすだけではなく、これによって作品に込められたメッセージ性が浮かび上がってくるので、その鮮やかさや巧みさはやはりさすがですね。

 なので、あまり“驚きの真相(どれだけ驚かせてくれるのか)”に注目しすぎるのではなく、作風同様に軽い気持ちで読んで軽い気持ちで楽しむのが、この作品の読み方として最良なのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★      人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “貫井徳郎” 関連記事 】

  > No.767 「私に似た人」
  > No.666 「ドミノ倒し」
  > No.605 「灰色の虹」

  > No.569 「微笑む人」
  > No.556 「新月譚」
  > No.337 「明日の空」
  > No.237 「乱反射」
  > No.099 「慟哭」


 「マルドゥック・スクランブル」冲方丁 <<< PREV/NEXT >>> 「赤い森」折原一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月21日 (水)

『マルドゥック・スクランブル』 冲方丁 > 「このミス」完全読破 No.336

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.336

 『マルドゥック・スクランブル』 冲方丁

   「このミス」2004年版 : 16位

   受賞(候補) : 「日本SF大賞」受賞

   総合ランキング : 「2000年代前期SFベスト30」 1位
              「ゼロ年代SFベスト30」 3位
              「2014オールタイム・ベストSF(国内長編部門)」 21位
              「「このミス」20年のベスト・オブ・ベスト」 38位

   年度ランキング : 「ベストSF2003」 1位

   読始:2010.6.21 ~ 読終:2010.6.23

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本(全3巻)
            <2003年5月(The First Compression 圧縮)
                 6月(The Second Combustion 燃焼)
                 7月(The Third Exhaust 排気)>

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
冲方 丁

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 冲方丁といえば、本屋大賞を受賞するなど大ヒットしているNo.305「天地明察」の影響で、“時代小説作家”として注目されています。

 しかし、時代小説を書いたのはこの「天地明察」が初めてで、それまではジャンルの全く違うSF作品やライトノベル小説などで活躍していた作家なのです。

 特にこの“マルドゥック・シリーズ”は、日本SF大賞を受賞しただけでなく、SF作品ながら2作共に「このミス」にランクインするなど、ジャンルを超えての評価をも得ているまさしく代表作なのですね(今では「天地明察」の方が代表作になってしまいましたが.....)。

 そして本作を読んだのが「天地明察」で“本屋大賞”を受賞して間もない、というタイミングだったとはいえ、別に“話題の作家だから”というミーハー的な感じで読んだわけではありませんで、実は2年くらい前に一度中巻の途中まで読んでいたのです。

 そこで中断したまま年月が過ぎてしまったわけですが、今回読む本がない空白の何日間かが出来たこともあって、せっかくだから続きを読もうと思うも、さすがに話を憶えていなかったので、改めて最初から読み直すことにしたのでした。

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 というわけで本作は、バリバリのSF作品です。

 出だしからSF的な世界観が全開で突き進むので、このジャンルを読んだことのない人にはついていくのが大変かもしれません。

 ただそんな方でも、上巻(The First Compression-圧縮)の後半で展開する破壊力抜群のアクションシーンに到達する頃には、この作品の虜になっているのではないでしょうかね。

 そしてこの作品の一番の見せ場ともいうべきなのが、中巻(The Second Combustion-燃焼)の中盤から繰り広げられる、カジノでのギャンブルシーンです。

 それまでのアクションシーンが“動の闘い”だとすれば、この場面は“静の闘い”といったところなのですが、スリル満点の駆け引きやゾクゾクするような人間ドラマが読んでいるこちらまで圧倒するほどに迫ってくるので、“静の闘い”とはいえその迫力はハンパないものなのですね。

 さらに下巻(The Third Exhaust-排気)ではド派手なアクションシーンが怒涛のように炸裂してクライマックスを迎えるなど、とにかくエンタメ度が高くて様々な要素が面白い作品なので、やはりSFというジャンルを超えて読まれてほしい作品でした。

 あと、本作を読んでいて“もっと詳しくその時の状況を知りたいな~”と思っていた話が、ずばり続編のNo.415「マルドゥック・ヴェロシティ」の内容となっているので、この続編も早く読みたいですねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “冲方丁” 関連記事 】

  > No.455 「マルドゥック・フラグメンツ」
  > No.415 「マルドゥック・ヴェロシティ」
  > No.336 「マルドゥック・スクランブル」
  > No.305 「天地明察」


 「ブラックチェンバー」大沢在昌 <<< PREV/NEXT >>> 「明日の空」貫井徳郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月18日 (日)

『ブラックチェンバー』 大沢在昌 > 「このミス」完全読破 No.335

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.335

 『ブラックチェンバー』 大沢在昌

   「このミス」2011年版 : 32位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.18 ~ 読終:2010.6.20

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年3月>

ブラックチェンバー (角川文庫)ブラックチェンバー (角川文庫)
大沢 在昌

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 大沢在昌の“「このミス」2011年版”対象作品の2作目です。

 主人公は警視庁の刑事で、ある犯罪を捜査している中で、その犯罪に関わる裏組織に気づかれ拉致されてしまいます。

 そんな危機的状況を救ったのは、謎の組織“ブラックチェンバー”。

 これをきっかけに警察を辞め組織に入ることになった主人公は、警察に所属していた時とは違ったやり方で国際犯罪を追い始めるのでした.....。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 というわけで、世界を股にかけた裏社会の犯罪を描いた、クライム・サスペンス作品です。

 まあいつもの大沢作品と同じといってしまえばそうなのですが、でもそれだけに“安心のブランド”といった感じで、さすがの面白さでしたね。

 それに今回は“正義と強欲は両立するのか?”といったテーマの元に状況が目まぐるしく変わっていくので、舞台が世界規模なだけに迫力も圧巻です。

 ただ、そういった日本と外国との裏社会犯罪の関係性や情勢、登場する人物の関わりなど、知識として頭に入れていかないといけない部分が多いので、物語が大きく進み始めるまでがなかなか大変でした。

 それに、今回はアクションシーンなどの視覚的に捉える盛り上がりというよりは、会話によって話が展開していくので、どちらかといえば“頭で楽しむ作品”といった感じでしょうかね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★        気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “大沢在昌” 関連記事 】

  > No.1107 「暗約領域 新宿鮫XI」
  > No.1012 「俺はエージェント」

  > No.0945 「夜明けまで眠らない」
  > No.0851 「極悪専用」(後日更新予定)
  > No.0781 「雨の狩人」
  > No.0628 「冬芽の人」
  > No.0553 「鮫島の貌 新宿鮫短編集」

  > No.0456 「絆回廊 新宿鮫X」
  > No.0435 「氷の森」
  > No.0426 「狼花 新宿鮫IX」
  > No.0419 「新宿鮫 風化水脈(新宿鮫VIII)」
  > No.0417 「やぶへび」

  > No.0404 「女王陛下のアルバイト探偵(アイ)」
  > No.0400 「灰夜 新宿鮫VII」
  > No.0348 「氷舞 新宿鮫VI」
  > No.0335 「ブラックチェンバー」
  > No.0292 「欧亜純白 ユーラシアホワイト」

  > No.0262 「炎蛹 新宿鮫V」
  > No.0171 「無間人形 新宿鮫IV」
  > No.0075 「屍蘭 新宿鮫III」
  > No.0043 「毒猿 新宿鮫II」
  > No.0027 「新宿鮫」


 「マドンナ・ヴェルデ」海堂尊 <<< PREV/NEXT >>> 「マルドゥック・スクランブル」冲方丁

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月15日 (木)

「MDB的ミュージックアウォード2009」 3位>1位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2009」について <<

   *対象 : 2008年12月~2009年11月に発売されたシングル曲


 10位以降を更新するのをすっかり忘れていたので、今さらですが簡単に発表したいと思います。

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【 3位 : Don't say "lazy" / 桜高軽音部 】


Don’t say“lazy”(初回限定盤)Don’t say“lazy”(初回限定盤)
桜高軽音部

ポニーキャニオン 2009-04-22
オリコン年間ランキング : 33位

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 この歌はホントに驚くほどにカッコイイですねェ。

 アニメのキャラクターが歌う、いわゆる“キャラソン”なのですが、そういった枠を超えて聴き継がれてほしいなと思ってしまうくらいです。


 この歌の詳しい感想は、こちらをどうぞ!
    >>> Don’t say“lazy” / 桜高軽音部 (CD)

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【 2位 : WORLD! WIDE! LOVE! / hitomi 】


WORLD! WIDE! LOVE!WORLD! WIDE! LOVE!
hitomi

エイベックス・エンタテインメント 2009-05-20
オリコン年間ランキング : -位

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 出産後最初に発表した作品で、まさにそんな時期だからこそ産まれ得た、とっても幸せで前向きになる曲です。

 まあ自分としては、そういった前向きソングや幸せソングはちょっと照れや抵抗があるのですが、そんな自分でも素直に好きになったくらいなので、そんなとこからもこの楽曲の良さがわかるのではないでしょうかね。


 この歌の詳しい感想は、こちらをどうぞ!
    >>> WORLD!WIDE!LOVE! / hitomi (CD)


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【 1位 : JUVES / Diggy-Mo' 】


JUVES/VEGA(初回生産限定盤)(DVD付)JUVES/VEGA(初回生産限定盤)(DVD付)
Diggy-MO’

SE(SME)(M) 2009-02-04
オリコン年間ランキング : -位

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 というわけで、2009年の1位はこの歌になりました。

 まあこのたたみ掛けてくるかのような衝撃、まともでない狂気、思わず笑ってしまうようなコミカルさなど、まさに奇跡の作品といった感じですからね。

 万人受けは絶対にしないでしょうが、自分的には一生聴き続けていきたいくらいに愛らしい作品となってしまいましたから。


 この歌の詳しい感想は、こちらをどうぞ!
    >>> JUVES / Diggy-MO' (CD)

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 「MDB的ミュージックアウォード2009」 6位 ⇒ 4位 <<< PREV

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 MDB的ミュージックアウォード2009

 ・「MDB的ミュージックアウォード2009」 20位 ⇒16位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2009」 15位 ⇒11位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2009」 10位 ⇒ 7位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2009」 6位 ⇒ 4位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2009」 3位 ⇒ 1位

2010年7月14日 (水)

モヤモヤさまぁ~ず2 > 大江アナ名場面リスト(2010年5-8月)

 「モヤモヤさまぁ~ず2」のアイドル・大江麻理子アナウンサーの、個人的にビビビッと来たシーンを集めてリストにしてみましょう

 今回は、2010年5~8月に放送された以下の回が対象となっています


 > 「原宿・北参道」 「月島・佃・豊州」 「荻窪・浜田山・永福」
 > 「視聴率グイグイランキング」 「見所伝達SP」
 > 「中目黒・三軒茶屋 & 博多」 「水天宮・馬喰横山・浅草橋」
 > 「駒込・田端・博多お土産ハガキ抽選会」 「王子・十条」


 * 中には大江アナに対しての酷い文章や謎の文章などあるかと思いますが
  それらはテロップや三村・大竹のセリフや
  サイコロの目(指令)をそのまま書いたものなのでご了承を

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<< 大江アナ・MDB的名場面リスト(2010年5-8月) >>


【 原宿・北参道 】 (放送日:2010年5月2日、9日)

 ・三村と一緒に竹下通りの方向を間違える大江アナ (1)
 ・素人さんとハイタッチする大江アナ (1)
 ・三村が(偶然会った)ふかわりょうの車の中から
    外に放り投げた帽子を拾ってあげる大江アナ (1)
 ・トゲトゲの遊具の穴に真っ先に
    上半身を突っ込んで声を反響させる大江アナ (1)
 ・店員さんの前で店のサングラスに
    フーフー息をかけさまぁ~ずに注意される大江アナ (1)

 ・久々に接地しているか確認される大江アナ (2)
 ・奇声を上げながらノロノロと
    100万円の自転車に乗る大江アナ (2)
 ・劇“アイツのいない食卓”に参加する大江アナ (2)
 ・ポールダンスに挑戦するも顔面から落ちる大江アナ (2)
 ・犬におっぱいをタッチされる大江アナ (2)

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【 月島・佃・豊州 】 (放送日:2010年5月16日、23日)

 ・“セーラームォーンじゃ”のTシャツを
    薦められるもリアル拒否する大江アナ (1)
 ・“やじんも もんじゃ”のTシャツを購入する大江アナ (1)
 ・そして店内で恥ずかしそうに着替える大江アナ (1)
 ・「堅くて太い男のはし」を
    2回言わされた後でセクハラに気づく大江アナ (1)
 ・ドラキュラの牙をはめることに躊躇する大江アナ (1)
 ・店のおやじさんにドラキュラの牙をはめた姿を見せて
    苦笑いされる大江アナ (1)
 ・もんじゃ屋に入ろうとするさまぁ~ずの2人を
    次々と腕でガードする大江アナ (1)

 ・ジャンケンに負けて“大人サイズのお子様ランチ”を
    食べることになる大江アナ (2)
 ・さまぁ~ずが会話している最中に
    本気で居眠りする大江アナ (2)
 ・目が覚めた後で「あー寒い」と言って誤魔化す大江アナ (2)
 ・笑って前屈みになった拍子に
    額をコップにぶつける大江アナ (2)
 ・大人のおもちゃの一部を風で吹き飛ばす大江アナ (2)
 ・「ごちそうさまでした」と言った後で
    ラムネをがぶ飲みする大江アナ (2)
 ・“無能系ピチピチゴンザレス”についての
    いらない情報を言う大江アナ (2)
 ・“フライキー”がじじいのしょんべんのように
    落下する大江アナ (2)
 ・Pコックがまだ謎なのに
    ピーコックスカッシュを注文する大江アナ (2)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【 荻窪・浜田山・永福 】 (放送日:2010年5月30日、6月13日)

 ・突然三村の洋服(の話題)に触れる大江アナ (1)
 ・前のめりタイプのサンダルを履いて歩く大江アナ (1)
 ・三村(打者)と大竹(投手)の対決を
    歌いながら応援する大江アナ (1)
 ・時間を止める能力を身に付けた三村のセクハラに対し
    鉄壁のディフェンスを見せる大江アナ (1)
 ・カレーの辛さをどんどんアップされる大江アナ (1)
 ・辛いソースをかき混ぜずに
    三村に食べさせてしまう大江アナ (1)
 ・だるまの絵を描く大江アナ (1)

 ・シャボン玉を吹いていたら
    シャボン玉の白いのが顔に付く大江アナ (2)
 ・サングラスをかけてスナイパーに成りきるも
    目標物(ゴミ箱)に当たらない大江アナ (2)
 ・大竹と一緒に
    “韓流の二人”と(三村に)称される大江アナ (2)
 ・違う目標物(下敷き)にやっと当たり
    喜んだ拍子にそのまま後ろに転倒する大江アナ (2)
 ・そして背中一面や髪が砂まみれになる大江アナ (2)
 ・一度体を起したものの大竹に肩を押され
    三村に足を上げられ再度転倒する大江アナ (2)
 ・三村に背中の砂を払ってもらっていたら
    いつの間にかお尻を叩かれている大江アナ (2)
 ・大竹との痴話喧嘩を
    三村に(野球例えで)止められる大江アナ (2)

 ・1000円自販機で
    “YSN製プロジェクターゲーム”を当てる大江アナ (2)
 ・三村が当てた財布を映すカメラに一瞬頭が入り込む大江アナ (2)
 ・“エレクトリク・ギター・シャツ”を当てる大江アナ (2)
 ・乳首の位置を三村に弾かれる大江アナ (2)
 ・“ドラムTシャツ”を当てた大竹、“光るサングラス”を当てた三村と
    セッションする大江アナ (2)
 ・前回描いた“だるまの絵”を額縁に入れてもらう大江アナ (2)
 ・全力でマイケル・ジャクソンに成りきる大江アナ (2)

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【 視聴率グイグイランキング 】 【 見所伝達SP 】 (放送日:2010年6月12日)

 ・「原宿・北参道」の時の“接地”について
    強く否定する大江アナ (視聴率グイグイ)

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【 中目黒・三軒茶屋 & 博多 】 (放送日:2010年6月20日、27日、7月4日)

 ・オープニングで三村に握手を求められる大江アナ (1)
 ・お葬式っぽい服装を指摘される大江アナ (1)
 ・泡盛コーヒーを試飲する大江アナ (1)
 ・石の階段を四つん這いで昇る後姿を
    エロカメラマン(氏家)に撮られる大江アナ (1)
 ・一人で練習できるピッチングネットを
    ネットごと投げてしまう大江アナ (1)
 ・自分で投げて自分で捕る「U-BALL」の
    戻ってきたボールが腕に直撃する大江アナ (1)
 ・運動後に酔いが回り緊急の給水を行う大江アナ (1)
 ・さまぁ~ずの競馬の騎手マネ遊びを見て
    一人で爆笑する大江アナ (1)
 ・スローモーションで万歳する大江アナ (1)
 ・自分が躓いたのに「気を付けてくださいね」と言う大江アナ (1)

 ・絵を憶えたおやっさんに似顔絵を描かれていた大江アナ (2)
 ・「蜂蜜専門店って書いてありますよ」
    と急に言ってカメラマンを困惑させる大江アナ (2)
 ・シャボン玉の液のみを飛ばす大江アナ (2)
 ・ピロピロを顔に向かって吹かれる大江アナ (2)
 ・ロシアンルーレット銃の弾を落として
    大竹に舌打ちされる大江アナ (2)
 ・博多編のオープニングで
    急に入ってきて段取りの悪さを指摘される大江アナ (2)

 ・大竹が書いていた格言的なものを途中で口に出して
    読んでしまい「なかなか育たない」と言われる大江アナ (3)
 ・エア巨大明太子一本吸い名人が降臨する大江アナ (3)
 ・ココアを飲み熱がった直後に
    「とれ高OKだそうです」と言う大江アナ (3)
 ・三村共々終わり際にしゃべり出す大江アナ (3)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【 水天宮・馬喰横山・浅草橋 】 (放送日:2010年7月11日、18日)

 ・妊娠したと疑われる大江アナ (1)
 ・笑った拍子に大竹の肘に顔をぶつける大江アナ (1)
 ・蜜蜂の防護服を着る大江アナ (1)
 ・ハチミツの付いた人差し指をくわえ舐める大江アナ (1)
 ・檜で出来たっぽいベンチの臭いをかぐ大江アナ (1)
 ・麻婆豆腐の味を聞かれて「まだ大丈夫です」と答える大江アナ (1)
 ・「麻婆の鬼」と化す大江アナ (1)
 ・恋人は麻婆屋かと詮索される大江アナ (1)
 ・直後に放送される選挙特番の番宣をする大江アナ (1)

 ・タオルを首に巻いて歩く大江アナ (2)
 ・屋上からハイテク屋形船を見つける大江アナ (2)
 ・婦人服を紹介する店の人に
    「(女の人が)いないんだよね~」と言う三村に対し
    自分の顔を指で差してアピールする大江アナ (2)
 ・試着しているチョッキを三村・大竹に
    アンナミラーズみたいな形目指して
    微調整される大江アナ (2)
 ・ワニゲームで優勝した後も一人で楽しむ大江アナ (2)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【 駒込・田端・博多お土産ハガキ抽選会 】 (放送日:2010年7月25日、8月1日)

 ・伝説のワキ汗パラダイスの思い出を語る大江アナ (1)
 ・大トカゲをうめき悶え絶叫しながら抱っこする大江アナ (1)
 ・ペットショップのおじさんの驚かしに絶叫し
    ザリガニを放り投げる大江アナ (1)
 ・足をどぶに突っ込んでショックを受けた三村の暴走に
    巻き込まれる大江アナ (1)
 ・ねづっちが降臨するも全然整わない大江アナ (1)

 ・指相撲が得意と豪語する大江アナ (2)
 ・姿が消えたと思ったら急にトイレに行っていた大江アナ (2)
 ・大竹と共に三村の部下になる大江アナ (2)
 ・三村社長の愛人になる大江アナ (2)
 ・突然ポールを使ってブリッジするポールダンサー大江アナ (2)
 ・エロふすまアート用の写真を撮られる大江アナ (2)
 ・小柳ルミ子のお面をかぶって
    “瀬戸の花嫁”を口ずさむ大江アナ (2)
 ・指相撲で大竹に勝利する大江アナ (2)
 ・薄いマリコの似顔絵大江アナ (2)

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【 王子・十条 】 (放送日:2010年8月8日、22日)

 ・ミニ傘を頭上で差しながら歩く大江アナ (1)
 ・カキ氷の盛り方が上手い大江アナ (1)
 ・氷でむせる大江アナ (1)
 ・ホビーショップに入る時につまづく大江アナ (1)
 ・タンメンを食べ「今日求めていたモノです」と言った直後に
    コショウで求めていたモノを打ち消す大江アナ (1)

 ・ストッキングを履いているのに
    「私もビーサンを買う」と言って驚かれる大江アナ (2)
 ・ストッキングのままビーサンを履く大江アナ (2)
 ・お歯黒でニッコリと笑う大江アナ (2)
 ・貸室で涼もうと提案して
    「暑いだろ!」と責められる大江アナ (2)

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 【「モヤモヤさまぁ~ず2」関連記事】

  > モヤモヤさまぁ~ず2 > 大江麻理子アナウンサー

    名場面リスト(2012年7-9月) (13.2.24)
    名場面リスト(2012年4-6月) (12.5.6)
    名場面リスト(2012年1-3月) (12.1.11)

    名場面リスト(2011年10-12月) (11.10.25)
    名場面リスト(2011年7-9月) (11.7.6)
    名場面リスト(2011年4-6月) (11.4.15)
    名場面リスト(2011年1-3月) (11.1.10)

    名場面リスト(2010年9-12月) (11.1.16)
    名場面リスト(2010年5-8月) (10.7.14)
    名場面リスト(2010年1-4月) (10.1.21)

    名場面ベスト10(2009年7-12月) 候補リスト (10.5.9)

    名場面ベスト10(09年上半期) 候補リスト (09.7.20)
    名場面ベスト10(09年上半期) 10位 → 6位 (09.12.17)
    名場面ベスト10(09年上半期) 5位 → 1位 (09.12.25)

    MDB的名場面ベスト10(08年下半期) 候補リスト (09.1.17)
    MDB的名場面ベスト10(08年下半期) 10位 → 6位 (09.2.12)
    MDB的名場面ベスト10(08年下半期) 5位 → 1位 (09.4.10)

    MDB的名場面ベスト10(08年上半期) 10位 → 6位 (08.10.1)
    MDB的名場面ベスト10(08年上半期) 5位 → 1位 (08.10.9)

 > モヤモヤさまぁ~ず2(モヤモヤ大江麻理子アナウンサー) (08.7.23)

 > クイック・ジャパン(QJ) Vol.80 > 「モヤモヤさまぁ~ず2」特集 (08.11.20)

 > ミニミニさまぁ~ず2009 (09.01.15)
 > ミニミニさまぁ~ず (07.12.30)

2010年7月13日 (火)

『マドンナ・ヴェルデ』 海堂尊 > 「このミス」完全読破 No.334

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.334

 『マドンナ・ヴェルデ』 海堂尊

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : (「山本周五郎賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.17 ~ 読終:2010.6.18

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年3月>

マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)
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 No.319「ジーン・ワルツ」に続くシリーズ第2弾です。

 とはいっても前作の続きというわけではなくて、その前作の話を別の視点から描いたサイドストーリー的な内容となっているのです。

 そのため、あくまで前作の内容を踏まえたもので、本作を先に読んでしまうと少し説明不足なところがあるのではないかと思われるので、まずは「ジーン・ワルツ」から読んだ方がよいでしょうね。

 ちなみに、同じシリーズに括られるのかはわかりませんが、「医者のたまご」とも大きくリンクしています。

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 というわけで本作も、医学に携わる著者の経歴を活かした医学ミステリです。

 前作では脇役の一人でしかなかった人物を主人公にすることで、その視点の違いにより前作の物語に隠されていた別のドラマが浮かび上がってくるのです。

 なので、“前作の裏でこんなドラマが繰り広げられていたとは!”といった楽しみ方もできますし、本作だからこその前作とは違った“産婦人科や代理母出産などの社会的問題&人間ドラマ”を味わうことができると思います。

 ただ、物語が大きく動き出す(核心部分に到達する)のが結構後の方で、その部分を期待しつつ読んでいるとそれまでの展開が少しじれったく感じてしまうかもしれないので、本の帯などの説明やあらすじ等はなるべく目にせずに読んだ方がいいのではないでしょうかね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “海堂尊”関連記事 】

  > No.370 「ブレイズメス1990」
  > No.347 「ブラックペアン1988」
  > No.334 「マドンナ・ヴェルデ」
  > No.319 「ジーン・ワルツ」


 「魔法使いの弟子たち」井上夢人 <<< PREV/NEXT >>> 「ブラックチェンバー」大沢在昌

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月12日 (月)

週刊少年ジャンプ新連載! 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平

週刊少年ジャンプ 2010年7月26日号 NO.32週刊少年ジャンプ 2010年7月26日号 NO.32
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 2010年7月に投入された新連載の第2弾が、32号(7月12日発売)から始まった「逢魔ヶ刻動物園(おうまがどき・どうぶつえん)です。

 作者の堀越耕平(ほりこし・こうへい)は、「ヌケガラ」で“手塚賞”(2006年下半期)の佳作を受賞し、“赤マルジャンプ2007SUMMER”に「テンコ」が掲載されてデビュー。

 その後は、“赤マルジャンプ2008WINTERに”「僕のヒーロー」、“赤マルジャンプ2008SUMMER”に「進化ラプソディ」と、赤マルでの掲載が続きました。

 そして2010年02号に「逢魔ヶ刻動物園」が掲載されて本誌デビューを飾り(週刊少年ジャンプ読切! 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平参照)、その同名リニューアル版である本作にて初の連載となりました。


 それで内容の方ですが、擬人化した動物たちが暴れまわる、アニマル・アクション漫画です。

 動物好きの女子高生・蒼井華が、アルバイト飼育員の面接を受けに逢摩(魔)ヶ刻動物園へとやって来ると、そこには人語を操る偉そうなウサギの園長・椎名と、動物園が閉演すると人のような姿へと変化する動物たちが待っていたのです。

 子供の頃にかけられた呪いを解き人間へと戻るために天下一の動物園を目指すウサギ園長と、その園長の不思議な力により人型の姿へ自在に変えられるようになった動物たち、そこに新入り飼育員・ハナを加えたメンバーが、逢魔ヶ刻動物園を舞台に大活劇を演じることに.....。


 読切版との比較で一番変化が目立つのが、ウサギ園長・椎名の造形ですね。

 読切版ではシャープな姿でほとんど笑顔がありませんでしたが、掲載当時に“アニメ映画「サマーウォーズ」のキング・カズマに似ている”と言われていたこともあってか、読切版では幾分ふっくらとしていて、常に悪魔的な笑みを浮かべているキャラクターに変わっていました。

 設定の方では、まず読切版では、動物園の動物たちは人型に姿を変える“魔力”を持っていて、椎名はその魔力を集めることで呪いが解けるため、夜になると人型動物たちと共に魔力を持つ動物を集めに園外へと飛び出していました。

 それが連載版では、動物園の動物たちは椎名の不思議な力によって人型へと自由に変えられるようになっていて、椎名の呪いは天下一の動物園(物言わぬ生命達の声を聞き 世界に轟く園)を造ることにより解けるようになっています。

 設定がシンプルになった分、読切版のように設定説明に多くを費やすことなく読みやすくなりましたが、読切版の設定の方が今後の広がりや見せ場的なものを作りやすかったようにも思いますね。

 あとこの作品のセールスポイントといえば、読切版と同様に擬人化する動物たちだと思うのですが、いかに個性的でインパクトがあって魅力的なキャラクター(外見的な部分も含めて)を生み出して、それを作品内に絡めていけるかが、今後に向けてのポイントになるのではないでしょうか。

 こういった脇役が多くなる作品というのは、“このキャラが主役の話も読んでみたい”と思わせるような魅力ある脇役が何人もいて、その脇役たちの絡みだけでも面白くなる作品が生き残っている傾向にあるので、今後動物たちのどのようなエピソードが出てキャラクターとしての魅力を出せるかが、早期打ち切りを回避するには重要となってきそうですかね。


  

  投票受付期間:2010.7.12~7.26


  

  投票受付期間:2010.7.14~8.11

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 【「堀越耕平」関連記事】

  > 「梅雨ちゃんのけろけろ日記」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ読切! (16.3.21)

  > 「僕のヒーローアカデミア」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ新連載! (14.6.30)

  > 「戦星のバルジ」 堀越耕平 <JC1巻買い> (12.10.17)
  > 「戦星のバルジ」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ新連載! (12.5.19)
  > 「宇宙少年バルジ」(ジャンプNEXT! 2011 SUMMER) (11.8.12)

  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 <JC1巻買い> (10.11.9)
  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ新連載!  (10.7.12)
  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 > 週刊少年ジャンプ読切!  (09.12.14)

  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 <JC1巻買い> (09.12.6)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年7月11日 (日)

「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年7月)

 昨年(2010年版)から始めたこの“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2011年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。

 なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2011年版」下半期のランクイン作品予想の方をご覧ください。 

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 >> 2010年7月発売の最有力候補っぽい作品 <<


 【 悪の教典 / 貴志祐介 】

悪の教典 上悪の教典 上
貴志 祐介

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  > とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、
  > その凶行は誰が止められるのか──
  > ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー


 No.126「新世界より」(2009年版 5位)に続いて上下巻の超大作です。

 貴志祐介の真骨頂でもあるホラー作品ですし、噂によると「このミス」好みのとんでもない内容のようなので、またもや上位にランクインしてくる可能性が高いのではないでしょうかね。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.361 『悪の教典』 貴志祐介


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「黒い家」  1997年版 2位
   > 「天使の囀り」  1999年版 5位
   > 「青の炎」  2000年版 15位
   > 「硝子のハンマー」  2005年版 6位
   > 「新世界より」  2009年版 5位

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 >> 2010年7月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   スリープ / 乾くるみ (1作)  <感想記事はこちら>
   ブレイズメス1990 / 海堂尊  <感想記事はこちら>

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 >> 2010年7月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   あんじゅう―三島屋変調百物語事続 / 宮部みゆき (13作)
   西巷説百物語 / 京極夏彦 (10作)
   叛 撃 / 今野敏 (5作)
   八月の魔法使い / 石持浅海 (4作)
   祈る時はいつもひとり / 白川道 (3作)  <感想記事はこちら>
   小鳥を愛した容疑者 / 大倉崇裕 (3作)
   誘拐犯の不思議 / 二階堂黎人 (3作)
   シューマンの指 / 奥泉光 (2作)  <感想記事はこちら>
   窓の外は向日葵の畑 / 樋口有介 (2作)
   獣の樹 / 舞城王太郎 (2作)  <感想記事はこちら>
   人間競馬 悪魔のギャンブル / 山田正紀 (2作)
   終わらざる夏 / 浅田次郎 (2作)
   ドゥルシネーアの休日 / 詠坂雄二 (1作)  <感想記事はこちら>
   あなたに贈る×(キス) / 近藤史恵 (1作)
   マッカーサーの刺客 / 建倉圭介 (1作)
   特異家出人 / 笹本稜平 (1作)
   評 決 / 深谷忠記 (1作)
   さよなら的レボリューション 再見阿良 / 東山彰良 (1作)
   4444 / 古川日出男 (1作)
   天海の秘宝 / 夢枕獏 (1作)
   かいぶつのまち / 水生大海
   アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南  <感想記事はこちら>
   確信犯 / 大門剛明
   ひそやかな花園 / 角田光代  <感想記事はこちら>
   向日葵は見ていた / 西本秋
   神の棘 / 須賀しのぶ
   白 砂 / 鏑木蓮
   闇ツキチルドレン / 天祢涼
   キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人 / 森川智喜
   浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト / 青柳碧人
   赦 し / 矢口敦子
    / 西川三郎
   音迷宮 / 石神茉莉
   マッカーサー元帥暗殺計画 / 吉本康永
   風が吹けば / 加藤実秋
   ふたつの枷 / 古処誠二
   殺意のマトリクス / 安田和夫
   ダーティ・ママ! / 秦建日子

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  「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年6月) <<<

  >>> 「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年8月)


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月 9日 (金)

>>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 “MDB的コンピCD”のNo.24として、ポカリスエットの1992~2010年に放送されたCMにタイアップされた曲の中から、CD1枚分を激選してまとめてみました(>>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」)。

 ただやっぱり、曲を聴いただけでなく実際に映像を観た上でないとイメージ出来ないと思うし、90年代のなんかだとどんなCMだったかすっかり忘れている方も多いのではないかと思います。

 それにポカリスエットのタイアップをまとめて聴いたりしている方はたぶんすでに多くいらっしゃるとも思うので、今回は特別感をだすということで、ポカリスエットのCM映像(Youtube)も一緒にまとめることにしました(>>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」で紹介した曲のみ)。

 というわけで、前半(1992~1999年)のCM映像は>>MDB的コンピCD-24.1<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」で、後半(2000~2010年)のCM映像はこの記事でご覧ください。

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 【 ミュージック・アワー / ポルノグラフィティ (2000年) 】


 

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 【 Free World / LOVE PSYCHEDELICO (2001年) 】


 

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 【 SONS OF THE SUN / 麻波25 (2002年) 】


 

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 【 それがすべてさ / 福山雅治 (2003年) 】


 

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 【 未来 / Mr.Children (2005年) 】


 

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 【 ハネウマライダー / ポルノグラフィティ (2006年) 】


 

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 【 一粒大の涙はきっと / Hi-Fi CAMP (2009年) 】


 

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 【 生きてゆくのです / DREAMS COME TRUE (2010年) 】


 


 >>> >>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」

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 【「ポカリスエットCM」関連記事】

  > >>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」 (10.7.9)
  > >>MDB的コンピCD-24.1<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」 (10.7.9)
  > >>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」 (10.7.9)


 【「“夏の歌”コンピCD」関連記事】

  > 夏の歌 -2013- (13.6.16)
  > 夏の歌 -2012- (12.7.2)

  > 夏の歌 -2011- (11.6.29)
  > ポカリスエットCMタイアップ曲集 (10.7.9)
  > 夏の歌 -2010- (10.6.25)
  > 夏の歌 -2009- (09.8.5)
  > 夏-アップテンポ・セレクション- (08.7.24)

>>MDB的コンピCD-24.1<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 “MDB的コンピCD”のNo.24として、ポカリスエットの1992~2010年に放送されたCMにタイアップされた曲の中から、CD1枚分を激選してまとめてみました(>>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」)。

 ただやっぱり、曲を聴いただけでなく実際に映像を観た上でないとイメージ出来ないと思うし、90年代のなんかだとどんなCMだったかすっかり忘れている方も多いのではないかと思います。

 それにポカリスエットのタイアップをまとめて聴いたりしている方はたぶんすでに多くいらっしゃるとも思うので、今回は特別感をだすということで、ポカリスエットのCM映像(Youtube)も一緒にまとめることにしました(>>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」で紹介した曲のみ)。

 というわけで、前半(1992~1999年)のCM映像はこの記事で、後半(2000~2010年)のCM映像は>>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」でご覧ください。


 * 動画により音量が大きく違うので、視聴の際にはご注意を

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 【 いつまでも変わらぬ愛を / 織田哲郎 (1992年) 】


 

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 【 揺れる想い / ZARD (1993年) 】


 

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 【 瞳そらさないで / DEEN (1994年) 】


 

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 【 突然 / FIELD OF VIEW (1995年) 】


 

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 【 心を開いて / ZARD (1996年) 】


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 【 さまよえる蒼い弾丸 / B’z (1998年) 】


 

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 【 GOING TO THE MOON / TRICERATOPS (1999年) 】


 

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 【 Sunny Day Sunday / センチメンタル・バス (1999年) 】


 


 >>> >>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」

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 【「ポカリスエットCM」関連記事】

  > >>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」 (10.7.9)
  > >>MDB的コンピCD-24.1<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」 (10.7.9)
  > >>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」 (10.7.9)


 【「“夏の歌”コンピCD」関連記事】

  > 夏の歌 -2013- (13.6.16)
  > 夏の歌 -2012- (12.7.2)

  > 夏の歌 -2011- (11.6.29)
  > ポカリスエットCMタイアップ曲集 (10.7.9)
  > 夏の歌 -2010- (10.6.25)
  > 夏の歌 -2009- (09.8.5)
  > 夏-アップテンポ・セレクション- (08.7.24)

>>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」

  * 曲名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです


  01 : いつまでも変わらぬ愛を / 織田哲郎 (1992年)

      02 : 揺れる想い / ZARD (1993年)

  03 : 瞳そらさないで / DEEN (1994年)

      04 : 突 然 / FIELD OF VIEW (1995年)

      05 : 心を開いて / ZARD (1996年)

      06 : さまよえる蒼い弾丸 / B’z (1998年)

  07 : GOING TO THE MOON / TRICERATOPS (1999年)

  08 : Sunny Day Sunday / センチメンタル・バス (1999年)

  09 : ミュージック・アワー / ポルノグラフィティ (2000年)

  10 : Free World / LOVE PSYCHEDELICO (2001年)

  11 : SONS OF THE SUN / 麻波25 (2002年)

  12 : それがすべてさ / 福山雅治 (2003年)

  13 : 未 来 / Mr.Children (2005年)

  14 : ハネウマライダー / ポルノグラフィティ (2006年)

  15 : 一粒大の涙はきっと / Hi-Fi CAMP (2009年)

  16 : 生きてゆくのです / DREAMS COME TRUE (2010年)

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 テレビを観ていて一番“夏”を感じさせるものといったら、やはり清涼飲料水のCMなのではないでしょうか。

 特にポカリスエットのCMは、海辺など“いかにも夏!”といったロケーションで初々しい青春ドラマが繰り広げられたり、爽やかでスカッとする映像が流れたりで、いまや夏の風物詩といっていいかもしれません。

 そんなポカリスエットのCMに欠かせないのが、後ろに流れる音楽です。

 映像に負けるとも劣らないくらいの爽やかさ&スカッとさで盛り上げていますし、30秒で一本のドラマを観たような気分にさせられるというこれら“作品としてのCM”を演出する重要な役割を担っていますからね。

 そんなポカリスエットのCMのうち、1992~2010年にタイアップされた曲の中から激選して、1枚のCD分にまとめてみました。

 天気が良い日に海など行楽地に出かける時に聴けば、自然と気分は盛り上がっていくことでしょう。


 .....とはいえ、曲を聴いただけでなく実際に映像を観た上でないとイメージ出来ないと思うし、90年代のなんかだとどんなCMだったかすっかり忘れている方も多いのではないかと思います。

 それにポカリスエットのタイアップをまとめて聴いたりしている方はたぶんすでに多くいらっしゃるとも思うので、今回は特別感をだすということで、ポカリスエットのCM映像(Youtube)も一緒にまとめることにしました(この記事で紹介した曲のみ)。

 というわけで、前半(1992~1999年)のCM映像は>>MDB的コンピCD-24.1<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」で、後半の2000~2010年のCM映像は>>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」でご覧ください。

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 【「ポカリスエットCM」関連記事】

  > >>MDB的コンピCD-24<< 「ポカリスエットCMタイアップ曲集」 (10.7.9)
  > >>MDB的コンピCD-24.1<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.1」 (10.7.9)
  > >>MDB的コンピCD-24.2<< 「ポカリスエットCM映像集 vol.2」 (10.7.9)


 【「“夏の歌”コンピCD」関連記事】

  > 夏の歌 -2013- (13.6.16)
  > 夏の歌 -2012- (12.7.2)

  > 夏の歌 -2011- (11.6.29)
  > ポカリスエットCMタイアップ曲集 (10.7.9)
  > 夏の歌 -2010- (10.6.25)
  > 夏の歌 -2009- (09.8.5)
  > 夏-アップテンポ・セレクション- (08.7.24)

2010年7月 8日 (木)

『魔法使いの弟子たち』 井上夢人 > 「このミス」完全読破 No.333

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.333

 『魔法使いの弟子たち』 井上夢人

   「このミス」2011年版 : 55位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.11 ~ 読終:2010.6.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年4月>

魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫)魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫)
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 井上夢人の9年ぶりとなる長編作品です。

 最初の舞台となるのはある病院の周辺でして、この病院から発生した致死率が100%近い未知のウィルスが蔓延していくにつれ、世間はパンデミック・パニック的な様相となっていきます。

 普通だったらあくまで“物語世界の話”としか感じなかったのでしょうが、ちょうど1年程前に世界規模のインフルエンザ騒動が実際に起きたばかりということもあって、なんかいつ現実に起きても不思議じゃないようで、我がことのように恐怖と迫力を感じてしまいました。

 それで“この作品の情報をなるべく頭に入れずに読みたい”という方は、この記事を見るのはここまでにして、本の帯なども見ずに読み始めた方が良いのではないかと思います。

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 と思わせぶりなことを書きましたが、別にこの先にネタバレ的なことを書くわけではありません。

 この先こそがこの作品のメインテーマとなるので、そっちを主に説明した方がよいのでしょうが、知らずに読んだ方が“パンデミック・パニック小説かと思っていたらこんな展開になってしまうのか!”と驚きと共に楽しめると思うのですよね(現に自分がそうでしたから)。

 というわけで先を説明しますと、物語が進んでいくにつれて、“このウィルスに感染すると確実に死ぬ”という状況の中で奇跡的に命をとりとめた3人の、その後の生活を中心に語られていきます。

 この3人というのが、ウィルス感染の後遺症からかそれぞれ別の特殊能力(超能力)を身に付けていたのです。

 なのでここからはSF的になっていくのですが、先が読めないほどに展開が目まぐるしく変わっていき、アクションシーンやスリルある場面もふんだんに盛り込まれているので、映画のようなエンタメ性の高さがありました。

 そこに人類の中で特別な存在となってしまった人間の様々な感情や葛藤が渦巻くドラマが繰り広げられたりもするので、本の分厚さをあまり感じずにスラスラハラハラと読めるのではないでしょうか。

 ちなみに、夢人.comでは本作の冒頭を立ち読みすることができます。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★      主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “井上夢人”関連記事 】

  > No.571 「ラバー・ソウル」
  > No.333 「魔法使いの弟子たち」


 「粘膜兄弟」飴村行 <<< PREV/NEXT >>> 「マドンナ・ヴェルデ」海堂尊

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月 6日 (火)

『粘膜兄弟』 飴村行 > 「このミス」完全読破 No.332

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.332

 『粘膜兄弟』 飴村行

   「このミス」2011年版 : 37位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ベストSF2010」 19位

   読始:2010.6.11 ~ 読終:2010.6.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 <2010年5月>

粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)
飴村 行

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 「粘膜人間」 No.240「粘膜蜥蜴」に続く、“粘膜シリーズ”の第3弾です。

 シリーズといっても、時代設定や作品世界が同じというだけで、登場人物やストーリーは別物なので、いきなりこの作品から読み始めても全く問題はありません。

 ただ、前作「粘膜蜥蜴」に関する話題に触れられる場面がいくつかあって、そこなんかは前作を読んでいると“ニヤリ”としてしまうと思うので、前作を先に読んでいた方がより楽しめるのではないでしょうか。

 まあ、後から読んでも(その場面を憶えていたなら)“このことを言っていたのか!”と楽しめるとは思いますけどね(ちなみに「粘膜人間」はまだ読んでいないので、後の2作品との強い繋がりがあるのかはわかりません)。

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 それで本作ですが、双子の兄弟を中心にしてとんでもない物語が展開されていきます。

 とにかく先の予想がつかないほどの無軌道暴走ぶりは相変わらずなので、なるべく情報を仕入れないで読むべきだと思いますね。

 しかし、様々なエンタメ的要素がごちゃ混ぜに詰め込まれながらも一級品のエンタメ作品として完成していた奇跡のような前作と比べると、エログロ的にもアクション的にもミステリ的にも破壊力的にも少々控えめな感じでしょうか。

 ただその分、登場人物たちによるバカバカしさ満載のコミカルなやり取りは前作よりアップしていますし、その前作に登場した富蔵に勝るとも劣らないほどに魅力的なキャラクターも出てくるので、そういったこのシリーズのバカバカしい面が好きな方なら、本作も充分すぎるほどに堪能できるに違いありません。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★★★      主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★     感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★   気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “飴村行”関連記事 】

   > No.525 「粘膜戦士」
   > No.452 「爛れた闇の帝国」
   > No.332 「粘膜兄弟」
   > No.240 「粘膜蜥蜴」


 「1Q84 BOOK 3」村上春樹 <<< PREV/NEXT >>> 「魔法使いの弟子たち」井上夢人

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月 5日 (月)

週刊少年ジャンプ新連載! 「SWOT」 杉田尚

週刊少年ジャンプ 2010年7月19日号 NO.31週刊少年ジャンプ 2010年7月19日号 NO.31
佐々木尚

集英社 2010
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 2010年7月に投入された新連載の第1弾が、31号(7月5日発売)から始まった「SWOT(スウォット)です。

 作者の杉田尚(すぎた・なおや)は、2006年34号から始まった「斬」で連載デビューを果たしましたが、残念ながら18週で打ち切りに(JC全2巻)。

 その後は、“赤マルジャンプ2008WINTER”に「唐草模様」、本誌2009年52号に「SWOT」が掲載されまして(週刊少年ジャンプ読切! 「SWOT」 杉田尚参照)、後者の同名リニューアル版である本作にて2度目の連載となりました。


 それで内容の方ですが、学園不良バトル漫画です。

 不良共が抗争を繰り広げる助留沌高校に転校してきた赤髪のガリ勉・学崎強(まなびざき・きょう)は、全国学力テストで必ず10位以内に入るほどの秀才。

 しかし、東大進学率100%の超名門と勘違いして、生徒の半分以上が不良というこの高校に来てしまうことに。

 勉強の邪魔をされると暴力的になるという性格もあって、学崎をアニキと呼ぶクラスメイト鰯田逃次(いわしだ・とうじ)や元不良の蓮野ねね(はすの・ねね)と共に、自然と不良グループの抗争に巻き込まれていく(というか半ば自分から乗り込んでいく)ことに.....。


 というわけで、以前に掲載された読切作品のリニューアル版ですが、主人公の髪の色や鰯田の性格、最初に闘うことになる不良グループなど、細かい部分では違いがありますが、鰯田&蓮野との絡みやその後の展開など、大まかなストーリー的にはほぼ同じ構成となっていました。

 まあこうして連載となったのだから読切版の評価が高かったということだと思うのですが、ここ最近の読切から連載に至った作品は、設定やストーリーなど変えることで読切時の魅力が落ちてしまっている場合が多いように見受けられるので、人気があった(であろう)読切版とほぼ同じというのは、かえってプラスになるかもしれませんね。

 そして、不良がたくさん出てきて喧嘩しまくる漫画なのにどこかほのぼのとした雰囲気が漂っていたり、普通のなんでもない場面なのにツッコミ所があったりなど、作者独特の魅力も相変わらずでした。

 となると、2話以降でどのような展開となっていくのかが、早期打ち切りを回避するためには重要となってくると思うのですが、普通に校内での不良バトルを繰り広げるだけだと、じっくりと読まない人にはいつも同じことをやっているように見えてしまうだろうから、バトル以外の展開やシチュエーションなどでメリハリを付けるとよさそうですかね。


  

  投票受付期間:2010.7.5~7.19


  

  投票受付期間:2010.7.14~8.11

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 【「杉田尚」関連記事】

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「SWOT」 杉田尚 (09.11.21)
  > 週刊少年ジャンプ新連載! 「SWOT」 杉田尚 (10.7.5)
  > <JC1巻買い> 「SWOT」 杉田尚 (10.12.7)


 【「2010年の新連載」関連記事】

  > 「LIGHT WING」 神海英雄 (10.9.18)
  > 「әnígmә【エニグマ】」 榊健滋 (10.9.13)

  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 (10.7.12)
  > 「SWOT」 杉田尚 (10.7.5)

  > 「少年疾駆」 附田祐斗 (10.5.24)
  > 「メタリカメタルカ」 水野輝昭 (10.5.17)

  > 「詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。」 古舘春一 (10.3.1)
  > 「LOCK ON!」 土田健太 (10.2.22)


 その他のジャンプ作品の当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
               ↓↓↓
 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年7月 3日 (土)

「バナナマンのバナナムーンGOLD」本編&Podcast プレイリスト(2010年7-8月)

 「JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD」本編(ラジオ)&Podcastの、2010年7~8月のプレイリストです

 各話のタイトルは、自分で勝手に付けています(なのでセンスはないです)

 内容を細かく書いてしまうと、これから聴く方の楽しみを奪ってしまうことになるので、話に出てくる主なキーワードを並べるだけにしてみました


 / 放送日(収録日) / 本編 or P-C(Podcast) / 放送(収録)時間 /
 / “タイトル” / 「キーワード」(『』はメッセージ(メール)テーマ) /

 2013年7月1日から、「JUNK」のPodcastの
 更新期間(保存期間)が6か月となったので
 この時期に配信されたPodcast回は
 現在ダウンロードできません

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【 2010年 7月 】


07/02 本編 2:00:00 “『自分に酔ってる!』”

 「W杯決勝T」「“TBS&総合”歴代視聴率」「パラグアイ戦」「日村
 ・設楽がなれる日本代表」「ブサイクW杯」「おにぎり」「納得いく
 決着方法」「ヒムペキ兄さん(あゝ無情)」「とにかく使えるマンガ
 の名言」「日村さんそれ違いますよ!!」


07/02 P-C 0:32:02 “関西系居酒屋で絡まれた時の日村の反応”

 「W杯パラグアイ戦の裏番組("バナナ炎"&"ブログ刑事")」「トイ
 ストーリー3を観て泣く設楽」「おもちゃ」「脳天唐竹割り」「先週
 (マツコゲスト)の反響」「おばさんのトド」「ヒョードル」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

07/09 本編 2:00:00 “『根に持ってます!』”

 「豪雨災害」「怖過ぎる特番」「W杯決勝から学べる世界史」
 「選手名」「ビムラ」「人間検定」「珍名日村(名前の由来)」「ヒム
 ペキ(if...)」「日村の借りパク&コソ泥(設楽のベルト)」「とにか
 く使えるマンガの名言」「ドS免許皆伝」


07/09 P-C 0:29:30 “本編(「根に持ってます!」部分)を編集配信”

 「学校の先生」「むかつくプロデューサー」「日村が設楽のベルト
 をいつの間に借りパク」「日村のコソ泥気質」「顔に唾」「日村と
 同姓同名」「下手なイジリ」「猪八戒」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

07/16 本編 2:00:00 “日村の衝撃的なあだ名が発覚!”

  生電話出演:バカリズム

 「バナナムーンDVDの撮影をしながらの放送」「芸歴・同期」
 「腹割り質問トーク」「設楽による日村の初対面の印象」「設楽
 が日村を受け入れた時」「日村幻のあだ名"バイブ"」「情報源
 ・バカリズムに電話で詳細を聞く」『変なあだ名』「W杯決勝」
 「ヒムペキ兄さん(キセキ)」「マンガの名言」「アンジャッシュ児
 嶋に生電話で誕生日祝い(児嶋の声は放送には流れず)」
 「日村さんそれ違いますよ!!」


07/16 P-C 0:29:59 “続・日村の衝撃的なあだ名が発覚!”

 「バイブ」「"ヒムケン"の由来」「本田みずほ」「夏風邪」「"ヒデ"と
 いえばバカリズム」「"バイブ"の説明」「ブイバー」「オークラのあ
 だ名」「ライブ傑作選DVD告知(特典紹介)」「ライブに向けて(内
 々の連絡)」「バナナムーンDVD撮影」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

07/23 本編 2:00:00 “日村の二の線問題再燃!”

 「"バイブ"命名の真相発表」「日村の新芸名(バイブ日村、ゴイ
 ス・ブイバー)」「おちんちん専用石鹸」「芸人KICK実証」「TOKIO
 長瀬からかっこつけ日村情報」「来週井戸田ゲスト」『僕のかっ
 こつけ方』「太った設楽」「ヒムペキ(Progress)」「マンガの名言」
 「それ違いますよ」「臼田あさ美も来週ゲスト」


07/23 P-C 0:35:00 “日村のかっこつけ問題をさらに掘り下げ”

 「"バイブ"命名までの経緯」「ブイバー・ゴイス」「芸人日村とオフ
 日村のイメージのギャップ」「宮根誠司とのカラオケ」「設楽がか
 っこつける時&方法」「日村&小山が出す音」「黙って見てる日
 村」「対策(半ズボン)」「来週ゲスト紹介」「オークラの生き方」
 「ライブに向けエンジンかからない設楽」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

07/30 本編 2:00:00 “『イトリさん、全部教えて日村の真実!』”

  ゲスト:井戸田潤(スピードワゴン)
       臼田あさ美

 「稽古場生活」「出演TV番組の感想(怖い特番、コレアリ)」「おち
 んちん専用石鹸の詳細発表&現物登場」「KICK経緯」「日村か
 っこつけ問題について臼田に聞く」「マンガの名言」「井戸田登
 場」「飲みの席での日村」「後輩に向けた名言」「早脱ぎ対決」


07/30 P-C 1:14:22 “井戸田と共にプライベート日村を考察”

  ゲスト:井戸田潤(スピードワゴン)

 「"イトリ"の由来」「"バイブ"発覚から端を発した騒動回顧」
 「発言泥棒&店泥棒」「男好き疑惑」「設楽の愚痴言わない日村」
 「でも本当は何とも思ってない?」「日村が悪口言うのは設楽&
 オークラの影響?」「相談受けた時の日村」「後輩芸人との接し
 方&評判」「日村が仲良い芸人の特徴」「ホリプロコム一枚岩計
 画とバナナマン」「ピン活動論」「井戸田の才能(先輩への対応)」
 「マネージャー(伊波)への不満」「井戸田が日村を採点」「早脱
 ぎ対決」「パンツ交換」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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【 2010年 8月 】


08/06 本編 2:00:00 “単独ライブの真っ最中(ライブ合宿の裏話)”

 「"勝手にバナナ大賞"殿堂入り」「バナナ1年分」「焼肉1人前の
 定義」「日村の前歯取れちゃった事件」「ライブ合宿中に寝る場
 所(日村ポジション&及川ゾーン)」「設楽の虫歯事情」「日村の
 ガラスの喉」「目ヤニ」「マンガの名言」「日村の歯並び矯正問題
 を相談」「日村の歯抜け写真」「合宿中の食事情」「頭皮にギャツ
 ビー」 「日村&設楽の2人だけで練習をしたくない理由」「寝練
 (ネレン・寝ながら練習)-立ち練-ヒム練(日村と練習)-突ゼリ
 (突然セリフ)」


08/06 P-C 0:14:46 “本編(「前歯事件」部分)を編集配信”

 「日村の前歯が稽古中に抜ける」「直後の日村の心境(設楽見
 解)」「3年前の歯抜け騒動回顧」「歯並び」「歯抜け写真をHPに
 アップ

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

08/13 本編 2:00:00 “衝撃の事実が発覚!
                   日村には奥歯がなかった!”

 「日村が海で熱中症」「首周りビショオ」「設楽の歪な姿勢(整体)」
 「偏平足」「食事も一軍と二軍」「前歯問題その後」「今後の治療
 計画」「歯科衛生士のメール」「奥歯なし発覚」「口開けただけで
 嗚咽」『全ジャンル怖い話』「ヒムペキ兄さん(ヴァケイション)」
 「マンガの名言」「再来週のゲストとして児嶋にオファー予定」


08/13 P-C 0:47:51 “ひつまぶし&日村の奥歯問題”

 「ライブの反省会&回顧」「稽古中の睡眠問題」「蓬莱軒(ひつま
 ぶし)」「設楽こだわりの食べ方」「ひつまぶし旅例え」「歯科衛生
 士のメール」「奥歯がなくなった時の状況を説明」「奥歯の写真
 撮影リベンジ」「今後の治療計画」「歯用ボンド」「反省する日村
 と呆れる設楽」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

08/20 本編 2:00:00 “DVD発売盛り上げ記念・
                  日村を笑わせるメール募集!”

 「日村の奥歯なし発覚の反響」「設楽、日村に対して鬼になる宣
 言」「設楽から日村へのメール」「日村の老後の絵」「歯科医から
 のアドバイスメール」「来週の“日村vs児嶋ダメ人間対決”に向け
 て」「牛乳吹き出し」「臭いの罰ゲーム」「地獄バッタのドロドロ胃
 液」「使えるマンガの名言」


08/20 P-C 0:41:15 “本編(「奥歯問題」部分)を編集配信”

 「日村の奥歯なし発覚の反響」「現時点での歯の状況(弁当の食
 べ方)」「設楽、日村に対して鬼になる宣言」「設楽から日村への
 マジなメール」「日村の老後の絵」「DVD発売イベントでの日村
 (落ち込み&鼻くそ)」「歯科医師からのアドバイスメール」「来週
 の“日村vs児嶋ダメ人間対決”に向けて」「日村を笑わせるメール
 募集!(最初のメール部分のみ)」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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08/27 本編 2:00:00 “日村vs児嶋 ダメ人間頂上決戦2010”

  ゲスト:児嶋一哉(アンジャッシュ)

 「日村鼻くそ全開」「設楽の夏休み(軽井沢)」「日村の夏休み(沖
 縄)」 「日村の歯の治療状況」「歯抜けブイバー日村vs鼻毛マザ
 コン児嶋」『日村と児嶋はどっちがダメか』「設楽を含めた三つ巴
 を狙う児嶋」「ananランキングで設楽優越感」「マンガの名言」
 「前回の対戦回顧」「最新ダメエピソード対決」「牛・豚・鶏肉の区
 別,キャベツとレタスの違い,キノコの種類がわからない児嶋」
 「アンケートの回答対決」「結果発表」


08/27 P-C 1:32:45 “日村vs児嶋 スタッフ投票対決”

  ゲスト:児嶋一哉(アンジャッシュ)

 「本編の"日村vs児嶋 ダメ人間頂上決戦(まさかの逆転劇)"回
 顧」「食に関して常識外れな児嶋」「本編で未公開の"アンケート
 の回答"」「彼氏にするならどっち?」「自分が知っている美味い
 店で食べさせたいのはどっち?」「子供を産むならどっち?」
 「生まれ変わるならどっち?」「悩み事を相談するならどっち?」
 「見た目がかっこいいのはどっち?」「キスするならどっち?」
 「握った寿司を食べるならどっち?」「児嶋へのアドバイス」「2人
 で反省」「ウンコ認識理論」「2年後への誓い」「ビンタ」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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 【2010年の「バナナマンのバナナムーン」関連記事】

  > Podcast おすすめ回リスト(2009-2010年) (12.7.30)

  > Podcast ゲスト出演回リスト(2010年) (10.6.30)

  > Podcast 簡易版プレイリスト(2010年) (11.7.1)

  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年1-3月) (10.1.8)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年4-6月) (10.5.10)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年7-8月) (10.7.3)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年9-10月) (10.10.3)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年11-12月) (10.11.13)


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『1Q84 BOOK 3』 村上春樹 > 「このミス」完全読破 No.331

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.331

 『1Q84 BOOK 3』 村上春樹

   * 文庫化の際に『1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編』 『~後編』に分冊

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.4 ~ 読終:2010.6.10

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年4月>

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 昨年発売されたNo.210「1Q84 BOOK 1・2」が世間を巻き込むほどの大ブームになったことは、まだまだ記憶に新しいと思います。

 その当時は、やはり“BOOK 1&2”という表記だったこともあって、“「ねじまき鳥クロニクル」の時のように後から3冊目が出るのでは?”と噂になったりもしました。

 その後に作者自身が3冊目を執筆中であることを発表し、約1年後にこうして「BOOK 3」という形で発表されたのですね。

 ちなみに、本作はシリーズの3作目というわけではなく、「BOOK 1・2」から話が続いているので、いきなりこの「BOOK 3」から読み始めても話が理解できないでしょう。

 さらにちなみに、「BOOK 1・2」の内容をほとんど忘れていたとしても、読んでいくうちにだんだんと思い出していくような書き方となっているので、読み返さなくても大丈夫なのではないかと思われます(少なくとも自分は大丈夫でした)。

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 というわけで、時間軸的にも前作の続きとなっています。

 ただ前2作とは大きな違いもありまして、前2作で主役(物語の視点)を務めた2人に加えて、今回は新たに3人目が登場。

 といってもこの人物は「BOOK 1・2」にも出てきているのですが、今回は視点の一つとなっていて、この物語のこれまでとは別の面を照らす役割を担っているのですね。

 この人物の視点&物語が加わったことで、さらに様々なエンタメ的要素が加えられ、それら全てが恋愛ドラマへと導かれていくので、作品のスケール感がさらに壮大になっていました。

 ただ、話の終着点がある程度わかっていることもあって、読みながら気持ちは常にそのクライマックスに向けて引きつけられていたので、行き着く先が全く読めなかった“BOOK 1・2”の方が面白かったですし、「BOOK 2」の曖昧なラストで終わった方が自分好みでしたねェ。

 なので、どうやら出るらしい「BOOK 4」が実際に発売されても“読もうかどうしようか?”と思っているのですが、まあ出たら出たでたぶん読むのでしょうね。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★    人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “村上春樹”関連記事 】

  > No.331 「1Q84 BOOK 3」
  > No.210 「1Q84 BOOK 1・2」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年7月 2日 (金)

『ラガド 煉獄の教室』 両角長彦 > 「このミス」完全読破 No.330

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.330

 『ラガド 煉獄の教室』 両角長彦

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : 「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.1 ~ 読終:2010.6.1

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年2月>

ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)
両角 長彦

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 第13回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した作品です。

 とある中学校の教室で起きた、侵入者による生徒殺傷事件。

 犯人はその場で捕まっているものの、事件が起きた時の状況は謎に包まれたまま。

 この謎の真相を探っていくに連れて、事件の様相が次から次へと変化していき、思いもよらぬ衝撃の事実が明らかにされていくのです.....。

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 というわけで、事件の謎を探る過程で真相が二転三転四転五転.....としていく本格ミステリなのですが、この作品の一番の特徴といえば、ページ下部に描かれている見取図でしょう(後日追記:文庫版では主に左ページ)。

 これは事件のあった教室の見取図でして、生徒や犯人が記号化されたうえで配置されていて、事件が起きた時(またはその前後)の状況の新たな真相が明らかになったり推理したりする度に、人の動きがわかるように描かれていくのです。

 この見取図が通算100枚近くも登場するのですが、“事件の様相をわかりやすくするために描かれているのかな~” “それにしてもさすがに数が多すぎるのではないかな~”と思っていると、これが次第に思わぬ効果を発揮し始め、最終的にはビックリ仰天してしまうのですねェ。

 この作品の話の軸である本格ミステリ部分は、かなりとんでも系な展開となったり、漫画的な派手な演出があったり、ラストがあまりすっきりしなかったりと、新人ならではの隙や発展途上さが感じられるし、好き嫌いもはっきり分かれる作風だと思います。

 しかし、この見取図を使った視覚的な効果とそれに挑戦した心意気が素晴らしいですし、実際にこの見取図によって魂を抜かれるほどの衝撃とゾクっとするほどの快感を受けてしまったので、個人的には本編部分も楽しめたものの、この視覚的効果に対して大いなる賞賛をおくりたくなってしまいました。

 ただまあ、この見取図はあくまで作品の主流部分ではないのだろうし、衝撃の図を見ても特に何にも感じない人も結構多くいると思うので、やはり“人を選ぶ作品”であることは変わりないのでしょうけどね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★   気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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「このミス」完全読破:現在読書中の本

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