『主よ、永遠の休息を』 誉田哲也 > 「このミス」完全読破 No.324
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.324
『主よ、永遠の休息を』 誉田哲也
「このミス」2011年版 : 109位
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2010.5.3 ~ 読終:2010.5.11
読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2010年3月>
主よ、永遠の休息を (中公文庫) 誉田 哲也 中央公論新社 2016-03-18 売り上げランキング : 8462 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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主人公は、警察署の記者クラブに詰めている新聞記者。
偶然出くわしたコンビニ強盗をきっかけに、過去に起きた陰惨な事件へと導かれていきます。
一方でそのコンビニで働く若い女性の視点による話も、新聞記者の話と交互に語られていくのですが、この両者の話が次第に重なっていくことで、過去の事件の真相が徐々に浮かび上がっていくのです.....。
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とても魅力的な構成のミステリなのですが、作者が匂わすヒントに対して裏切りのない展開が続くので、正直なところ“ミステリ作品としてはちょっといまいちかな~”なんて思いながら途中まで読んでいました。
ところがクライマックスを迎えると、ミステリとは別の意味での驚愕な展開へと到達するのですねェ。
その場面における迫力というのが、そこに至るまでの物語なども全て背負った上でのものだけに、圧倒されるほどの凄まじさなのです。
この場面に限らず、作品内に登場する事件自体も、そして事件に絡んでくる出来事も、とても重く切なくやりきれないものですし、後味の良い終わり方ではないので、万人に好まれる内容ではないと思われます。
ただ、作品の雰囲気自体は軽快さもあって読みやすいので、少しダークなミステリ小説を読みたいな~なんて時に手にしてみてはいかがでしょうか。
> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★★
熱アクション度 : ★★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★★ 感涙ウルウル度 : ★★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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