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「このミス」完全読破 300冊突破記念企画 第5弾
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“「このミス」完全読破・100冊突破ごとの記念企画”のリストは、「このミス」完全読破 説明&読破本リストをご覧ください。
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”「このミス」完全読破”で感想を書いた作品がとうとう300冊を突破したということで、100&200冊を突破した時と同様に記念企画を実施していきたいと思います。
そして今回は、「○○!!セレクション」と題しまして、項目ごとに個人的な好みで10作以内選んで、ランキングではなく順不同で紹介してみましょう。
なお、対象となるのは、“「このミス」完全読破”のNo.1~300の300作品です(その300冊の内訳に関しては、「このミス」完全読破 説明&読破本リストをご覧ください)。
第5弾は、「とんでもねぇ!!セレクション」。
「このミス」には、思わず“とんでもねぇ!!”と叫んでしまうような、常識外れで奇怪で衝撃的な作品が毎年のようにランクインしてきます。
そういった作品というのは好き嫌いがはっきりと分かれるため一般受けすることはないものの、好きな人にとっては崇められるほどに大絶賛されてしまうのですよね。
そんな“とんでもねぇ!!”という作品を選んでみたのですが、良質なミステリ&エンタメ作品を紹介する本やサイトなどは数多くあるものの、こういった“一部の人に好まれる常識外れな作品”が紹介される機会はあまり多くないと思うので、今回は選りすぐることなく、Part.1とPart.2の2回に分けて計20作品を紹介してみましょう(それでも泣く泣く外した作品もありますが.....)。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
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迷路館の殺人 / 綾辻行人 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
“館の中身が巨大な迷路になっている”という舞台設定だけで充分とんでもないのですが、そこで巻き起こる連続殺人事件も衝撃的なラストも、舞台負けすることのないとんでもなさなのです。
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生ける屍の死 / 山口雅也 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
“死者が甦る”という世界の中で殺人事件が起こるわけですが、被害者が死者なだけでなく容疑者たちも死者で、その謎を探る探偵役も死者と、登場人物はとにかく死者だらけ。
しかもその死者たちが作中をこれでもかと暴れまわるのですから、このとんでもなさはさすがに歴史に残る作品だけあるのです(ちなみに「このミス20年のベスト・オブ・ベスト」2位作品です)。
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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 / 麻耶雄嵩 <<感想記事はこちら!>>
“トンデモ系ミステリ”の代表といえる作品で、まあその笑っていいのか怒っていいのか驚いていいのか悩んでしまうとんでもない事件の真相には、かつてない衝撃を受けること間違いなしでしょう。
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殺戮にいたる病 / 我孫子武丸 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
“アッと驚く”系の作品としても人気が高いのですが、全編に渡ってエログロ描写が溢れていますし、クライマックスも頭をぶん殴られたような衝撃なので、まあとにかくとんでもない作品なのですね。
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姑獲鳥の夏 / 京極夏彦 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
京極夏彦のデビュー作にして“京極堂シリーズ”の第1作です。
このシリーズをこの作品で初めて読む人なんかは、その終わりの見えない蘊蓄の嵐に“とんでもねェ!!”と叫んでしまうのではないかと思われるのですが、その嵐を抜けた先に待ち受けている事件の真相というのが、さらに輪をかけたとんでもなさなのですからねェ。
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黒い仏 / 殊能将之 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
「翼ある闇」と並ぶ“トンデモ系ミステリ”の代表といえる作品なのですが、名作No.16「ハサミ男」とは全くタイプの異なるクライマックスの衝撃は、とんでもなさすぎて魂と気力を抜かれること間違いないでしょう。
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疾 走 / 重松清 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
少年の身に降りかかる数々の試練を描いた人間ドラマなのですが、主人公を様々な方法でとことん不幸に陥れるので、その激しすぎる描写により読んでいて圧倒されるほどのとんでもなさとなっているのです。
あと、表紙のとんでもなさもNo.1でしょうね(ぜひ書店等で上下巻を並べてご覧ください)。
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Q&A / 恩田陸 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
質問と答えの会話のみで真相へ近づいていくという魅力的な構成なのですが、終盤に近づくにつれて、その内容は予期せぬとんでもない方向に突き進んでゆくのです.....。
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神様ゲーム / 麻耶雄嵩 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
子供向けの体裁をとった作品(単行本版のことです)とは思えないくらいの戦慄的な衝撃が切れ味鋭く炸裂するので、“とんでもない作家・麻耶雄嵩”の中でも最もとんでもない作品なのではないでしょうか.....。
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痙攣的 モンド氏の逆説 / 鳥飼否宇 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
前衛的芸術をテーマにした連作短編ミステリ、なのですが、それら短編が進む先に待ち受ける総括的な話というのが、想像を絶するようなとんでもないぶっ飛びぶりなのです.....。
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続き(Part.2)は、とんでもねぇ!!セレクション Part.2をご覧ください。
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