週刊少年ジャンプ読切! 「ボクのアイドル」 河下水希
週刊少年ジャンプ 2010年5月10.17日号 No.21.22 集英社 2010 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
週刊少年ジャンプの2010年21・22合併号に掲載された読切作品が、この「ボクのアイドル」です。
作者の河下水希(かわした・みずき)は、「りりむキッス」(2000-2001年)、「いちご100%」(2002-2005)、「初恋限定。-ハツコイ リミテッド-」(2007-2008)に続く4度目の連載作品「あねどきっ」が昨年(2009年7月)に始まったものの、約半年で打ち切りとなってしまいました。
そして本作が、連載終了後に掲載される最初の(読切)作品ということになるのですね。
ちなみに、同じ週に発売の「少年ジャンプNEXT! 2010 SPRING」には、本作のスピンオフである「アタシのアイドル」が掲載されています(週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SPRING」参照)。
さらにちなみに、5月19日発売の「SQ.19」には、読切作品「(G)(ジーマル)えでぃしょん」が掲載されています(「~のアイドル」とは関係ない作品です)。
内容の方は、校内でアイドルをスカウトしようと奮闘する、学園アイドルラブコメ作品です。
生徒会副書記長の平野晴史(高校2年)は、生徒会での投票によって“アイドル委員”に就任することに。
この“アイドル委員”というのは、文化祭の企画のために、校内女子をスカウトしてオリジナルのアイドルユニットを作り、アイドルオンステージを開催するという役割なのです。
内気で弱気な性格もあって乗り気ではないものの、友人の協力もありスカウト活動に精を出すのですが、ことごとく断られ一人も決まらない状況に....。
そんな中で、隣に住むドジで内気な幼なじみ・相沢桃花にアイドルの素質が眠っていることに気がついて.....。
というわけで、実に河下水希らしい学園ラブコメ作品となっています。
ただ、ヒロインのキャラクターや性格が前作「あねどきっ」とは正反対といってもいいほどなので、その比較により新鮮な感じがありますかね。
なお、本作は主に春史がメインの話なのですが、「ワタシのアイドル」では本作の続きが桃花をメインにして描かれています。
ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、
「ドジでキュートな キミにお願い―」
「☆歌って踊れるアイドル募集!? 学園祭のスターはキミだ!!
新感覚アイドルスカウトラブコメ読切C(センター)カラー45P!!」
というものでした。
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