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2010年3月 9日 (火)

『君がいなくても平気』 石持浅海 > 「このミス」完全読破 No.293

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.293

 『君がいなくても平気』 石持浅海

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.2.12 ~ 読終:2010.2.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : ノベルス <2009年12月>

君がいなくても平気 (光文社文庫)君がいなくても平気 (光文社文庫)
石持 浅海

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 石持作品といえば、捻くれた設定や歪な人物描写が特徴なわけですが、最近では特に後者が際立った作品が多くなってきているように感じます。

 そしてこの作品も、探偵役でもワトソン役でも犯人役でもないごく普通の主人公が“自分の彼女が殺人犯”だと知ったら?という前者的な設定もありますが、やはり後者の色が強く出ている、なんとも石持作品らしい仕上がりとなっていますね。

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 内容の方は、ミステリ&サスペンス風味で包んだラブストーリー、といった感じでしょうか。

 一般人である主人公の身近に殺人事件が起こり、自分の彼女がその犯人ではないかと疑うところから始まるストーリーで、倒叙ミステリ的な雰囲気で話が進んでいきます。

 そんな感じで、オーソドックスとは言わないけれど結構よくありそうな外観をしているわけですが、一見普通な主人公の本性や事件の提示の仕方など、とても石持作品らしい歪さで演出されているので、やはり読む人を選ぶというか、好き嫌いがはっきりと分かれるようなタイプでしょうね。

 自分的には、No.112「耳をふさいで夜を走る」の時と同じ理由でとても面白く読むことができました。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★    人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★★   感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “石持浅海” 関連記事 】

  > No.869 「罪人よやすらかに眠れ」
  > No.755 「二歩前を歩く」
  > No.687 「三階に止まる」
  > No.634 「フライ・バイ・ワイヤ」

  > No.558 「トラップ・ハウス」
  > No.544 「玩具店の英雄 座間味くんの推理」
  > No.509 「彼女が追ってくる」
  > No.484 「人面屋敷の惨劇」
  > No.465 「ブック・ジャングル」

  > No.389 「撹乱者」
  > No.383 「見えない復讐」
  > No.350 「この国。」
  > No.297 「リスの窒息」
  > No.293 「君がいなくても平気」

  > No.112 「耳をふさいで夜を走る」
  > No.091 「君の望む死に方」
  > No.089 「心臓と左手 座間味くんの推理」
  > No.070 「月の扉」
  > No.037 「扉は閉ざされたまま」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「球体の蛇」 道尾秀介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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